八戸市営バス
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八戸市営バス(はちのへしえいバス)は、青森県八戸市の八戸市交通部が運営している公営バス。
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[編集] 営業所
[編集] 沿革
- 1932年 - 八戸市営バス営業を開始。
- 1943年 - 市営バス事業を五戸鉄道(現・南部バス)に統合。
- 1948年 - 五戸鉄道から市内路線の営業権と車両を譲り受け、市営バス事業再発足。
- 1968年 - ワンマンバスを運行開始。
- 1981年 - バス運行総合管理システムを運用開始。
- 1990年 - 一日乗車券を発売開始。
- 1991年 - 7月~12月、いすゞBU04・3両によるペインティング・バスを運行。
- 199x年 - 八戸市営バスが運行していた階上線(三日町~階上駅・大蛇間、階上分署前~階上駅・大蛇間)を南部バスへ移管。
- 1995年 - お買い物回数券を発売開始。
- 1997年 - 八戸市営バス・南部バス・十和田観光電鉄バスの3事業者との回数券相互乗車制度を開始。
- 2002年 - 南部バスと共同で新幹線シャトルバスの運行を開始。音声合成装置(ネプチューン<現:レゾナント・システムズ>製)の導入。
- 2003年 -
- 八戸市営バス事業検討委員会設置。
- 観光貸切事業廃止。
- 種差海岸遊覧バス「ワンコインバス・うみねこ号」運行開始。
- 2004年 -
- 新幹線シャトルバス廃止(同年4月)。
- 日曜朝市循環バス「ワンコインバス・いさば号」運行開始(同年9月)。
- 行先表示幕のLED化が開始。保有車両の完全冷房化達成。
- 2005年4月 - 是川団地線(支所経由・笹子経由)、高専線(一日市行)、新工場街線(大平洋金属行)、八戸駅線(西売市経由)を南部バスへ移管。一部車両を南部バスへ譲渡。
- 2005年5月 - 市内循環線のバス到着予測情報提供開始。
- 2006年4月 - 大橋循環線・日計線(八太郎経由)を南部バスへ移管。
- 2007年3月 - 車いすスロープ付き大型ワンステップバス(いすゞ・エルガ)2台を導入。大型の新製車の投入は約15年ぶり。
- 2007年4月 - 通勤定期乗車券に青森県内の路線バス事業者としては初となるエコ定期機能を導入。
- 2008年1月 - 新型サーマル印字式整理券発行機(レシップ製)を導入し、旧来型機種を順次置き換え。
- 2008年4月 -
- 八戸駅線を南部バスとの共同運行化(内舟渡経由を除く)。
- 労災病院通乗り入れ路線(鮫線・岬台団地線等)を均等ダイヤ化。
- 多賀台団地線・日計線の経路を再編。
- 「ガス会社前」バス停を廃止。
- 休校日ダイヤ設定を撤廃。
- 方向幕車全廃により、全車LED表示化が完了。
[編集] 車両
- ほとんどがいすゞ自動車で日野自動車を数台保有している。
- 日野自動車は中型バスのみである。
- ツーステップバスがほとんどであるが、最近ではワンステップバスの新規投入も行われている(なおノンステップバスについては、八戸市内では傾斜のきつい坂道を多く抱えており、車体を擦りやすいなどから1台も投入されていない)。
- 近年では車両購入費用の経費削減を目的として、淡路交通(1998年度~2000年度)・東京都営バス(2000年度~2002年度<その後、石原慎太郎東京都知事の指摘により売却・譲渡が禁止されたため、投入が停止されている>)・国際興業バス(2006年度以降)からの中古車両も投入されている。
[編集] 特徴
- 青を基調とした車体カラーリング。
- 車両の側面にナンバープレートと同じ車番を挿入(ただし「八戸200」代の一部車両では「八戸22」代の車号のものとの重複を避けるため、所定の車号に+2000を足した「2000番台」としている)。
- 後乗り前降り、運賃後払いの整理券方式(ただし、一部路線では均一制運賃となる)。
- 車内でセット回数券(1,000円)と1日乗車券(大人券600円のみ)を販売。運賃箱に備え付けの自動券売機で購入のこと。
- R340三日町交差点付近の停留所を「三日町」+副呼称に統一している。
- (副呼称は「さくら野前」、「BeFM前」、「中央通り」。)
- GW期間中は本八戸駅・三日町~こどもの国を臨時運行(なお、2006年度以降は運行されていない)。
- お盆期間中は三日町・鮫~東霊園を臨時運行。
[編集] 備考
音声合成ネプチューン(現:レゾナント・システムズ)
運賃表示器小田原機器
運賃箱・LED行先表示レシップ(ただし運賃箱は三陽電機製作所時代の頃に製造され、乗車券自動販売機が搭載されている)
整理券発行機レシップ(<LED行先表示器の操作盤に連動>)かつては奈良工業及び小田原機器の機種も使われたが、2008年5月までに全車レシップのものに統一された。)
案内板京三製作所(バーをバスが通過すると、到着するバスが案内板に表示される)この案内板は「多賀台団地」、「平庭団地」、「中居林」、(以下電光掲示板)「本八戸駅」、「八戸駅」に設置されている。
[編集] 運行路線
- 路線の詳細については各営業所の記事を参照のこと。
[編集] 回数券・乗車券の種類
- 市営バス1日乗車券(大人600円・小人300円)
- 土曜・日曜・祝日・毎月25日に使用可能。
- 八戸市営バス全路線で使用することができる(ただし南部バス・十和田観光電鉄では使用できない)。
- 大人券については車内でも販売されている。
- 八戸えんじょいカード(大人700円・小人350円)
- 普通回数券(50円~400円券)
- 11枚綴り。10枚分の料金で販売。
- セット回数券(500円・1,000円・2,000円)
- 500円は550円分、1,000円は1,100円分、2,000円は2,200円分の回数券がセットされている。
- 1,000円のセット回数券は車内販売も扱う。
- お買い物回数券(1,000円)
- 1,300円分の回数券がセットされている。ただし、使用できるのは10時~16時30分の間に降車する場合に限る。
- 通学回数券(60円~150円券、200円券、300円券)
- 13枚綴り。10枚分の料金で販売。
- 通学者専用。購入の際には各学校発行の通学証明書又は身分証明書が必要。
- 各回数券は南部バス、十和田観光電鉄と相互利用できる。ただし、「ワンコインバス・うみねこ号」と「ワンコインバス・いさば号」は使用できない。
- こども探検エコパスポート(小学生のみ100円)
[編集] 関連グッズ
- 「八戸市営バス オリジナルチョロQ」(2002年11月23日発売:直接販売・通信販売共に完売)
- 「走る!八戸市営バス型携帯ストラップ」(2007年9月16日発売)