伊達斉村
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伊達 斉村(だて なりむら、1775年1月6日(安永3年12月5日) - 1796年9月13日(寛政8年8月12日))は、仙台藩第8代藩主。伊達氏第24代当主。第7代藩主・伊達重村の次男。正室は鷹司輔平の娘。子は伊達周宗(長男)、伊達斉宗(次男)。
幼名は式三郎。通称は総次郎。号は桂山という。寛政2年(1790年)、父・重村から家督を譲られ、第8代藩主に就任した。官位は従四位下、左近衛権少将。
武芸よりも詩文を好む教養人であった。寛政8年(1796年)、岩松壽隆(喜惣治)が深山幽谷の中に埋もれている作並の湯(現在の作並温泉・岩松旅館)を開き、世の多くの人々を助けたいと願い出てきたため、それを許可したとの逸話がある。
同年、江戸より帰国の途中で病にかかり、帰国後に病没した。享年23。死後、家督は長男・周宗が継いだ。
[編集] 系譜
伊達宗家 |
歴代当主 |
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平安末期 - 戦国末期
朝宗 | 宗村 | 義広 | 政依 | 宗綱 | 基宗 | 行朝 | 宗遠 | 政宗 | 氏宗 | 持宗 | 成宗 | 尚宗 | 稙宗 | 晴宗 | 輝宗 |
陸奥仙台藩主(松平陸奥守家)
政宗 | 忠宗 | 綱宗 | 綱村 | 吉村 | 宗村 | 重村 | 斉村 | 周宗 | 斉宗 | 斉義 | 斉邦 | 慶邦 | 宗基 |
明治 - 現在 |
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