京成船橋駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京成船橋駅(けいせいふなばしえき)は、千葉県船橋市本町1丁目にある京成電鉄本線の駅である。駅名板と旅客向け案内は「京成」を省略し、「船橋」で統一されている。
目次 |
[編集] 駅構造
かつては、ホームとホームをつなぐ橋も、地下道もない地上駅であった。しかし、列車の本数が多く、成田寄りの「船橋1号踏切」は「開かずの踏切」になることもしばしばあり(朝ラッシュ時、JR線との乗り換え客が待ちきれず突破していくため「マラソン踏切」とも呼ばれていた)、これを解消するべく、高架化工事が進められてきた。2006年11月25日に線路が高架化されたため、駅周辺の鉄道との平面交差はなくなり、現在では、渋滞はほぼ解消されている。
なお、ホーム上のLED式発車標は、東芝製の旧式のものが使われていた。しかし高架化に伴い、新デザインの京三製作所製のものが設置されている。この更新に伴い、放送装置も更新されたが、合成音声の種声はそのままである。
2007年11月17日に2階コンコース部分が完成し、長期にわたって行われてきた高架工事も、1階部分工事を残すだけとなった。
[編集] のりば
1 | ■■本線 上り | 上野・都営浅草線・京急線方面 |
2 | ■■本線 下り | 京成成田・成田空港・東成田・芝山千代田方面 |
[編集] 利用状況
2007年度の1日平均乗降人員は88,106人。京成線内64駅中では他社線からの乗り入れ客がある押上に次いで第2位である。 当駅以東の京成線利用者が都心に出る際に、JR船橋駅で総武快速線に乗り換えた方が便利なため、乗り換え客が多く、乗降人員を押し上げている。
[編集] 駅周辺
船橋駅周辺も参照されたい。
ペデストリアンデッキと再開発ビル「Face」により、京成線とJR・東武の駅舎が接続されている。さらに2007年11月17日には、駅コンコースにも直結されて、利便性が大いに向上した。JR・東武の駅舎の南口では、京成線への乗り換えの案内が矢印で書かれているが、この案内の場合、信号のある横断歩道を渡るために乗り換える時間がかかってしまうため、「Face」を通じた乗換えが一番便利である。なお、「Face」とコンコースをつなぐ通路は「Face」2階通路と同様に、早朝深夜帯に限り閉鎖される。
[編集] 路線バス
近接するJR船橋駅からの路線バスが利用できる。こちらもを参照されたい。
[編集] 歴史
- 1916年(大正5年)12月30日 - 開業。
- 2004年(平成16年)11月27日 - 上り(上野・押上方面)ホームを高架化。
- 2006年(平成18年)11月25日 - 下り(成田方面)ホームを高架化。これに伴い駅前踏切を廃止。
- 2006年(平成18年)12月10日 - この日のダイヤ改正で1・3号以外のスカイライナーが停車を開始する。
- 2007年(平成19年)11月17日 - コンコースをこれまでの地平から高架の2階に移設。
[編集] その他
- 西口は遠隔操作になっており、無人対応。21時に閉鎖される。それ以降は、東口を利用することになる。
- 駅の近辺は、JR・東武駅周辺、特に北口の比較的洗練された雰囲気と異なり、下町的な雰囲気が特徴だった。
- 以前の京成線の車内アナウンスでは、当駅でのJR線と東武線への乗り換え案内を行っていなかったが、最近では行われるようになった。
- 2006年12月10日のダイヤ改正により、1・3号を除くすべてのスカイライナーが当駅に停車するようになった(モーニングライナーとイブニングライナーは従来通り通過)。なお、当駅発着の特急券は、一律大人500円・小児250円となっている。乗降口が限定されており、上り2号車・下り8号車からの乗降になる。
[編集] 隣の駅
- 京成電鉄
- ■■本線
[編集] 関連項目
京成本線 |
---|
京成上野 - 日暮里 - 新三河島 - 町屋 - 千住大橋 - 京成関屋 - 堀切菖蒲園 - お花茶屋 - (押上方面<<)青砥 - 京成高砂(>>金町方面・新鎌ヶ谷方面) - 京成小岩 - 江戸川 - 国府台 - 市川真間 - 菅野 - 京成八幡 - 鬼越 - 京成中山 - 東中山 - 京成西船 - 海神 - 京成船橋 - 大神宮下 - 船橋競馬場 - 谷津 - 京成津田沼(>>千葉中央方面) - 京成大久保 - 実籾 - 八千代台 - 京成大和田 - 勝田台 - 志津 - ユーカリが丘 - 京成臼井 - 京成佐倉 - 大佐倉 - 京成酒々井 - 宗吾参道 - 公津の杜 - 京成成田 - (駒井野信号場)(>>東成田方面) - 空港第2ビル - 成田空港 |