下新田信号場
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下新田信号場(しもしんでんしんごうじょう)は、群馬県桐生市にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)両毛線およびわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の信号場である。
北緯36度24分21秒東経139度19分14秒(日本測地系)
両毛線とわたらせ渓谷線の線路上の分界点でもある。尚、営業上(運賃計算上)の境界は桐生駅で、桐生駅-下新田信号場間はJR東日本とわたらせ渓谷鐵道の二重戸籍区間である。
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[編集] 構造
桐生駅より岩宿駅方向に約1.7kmにある信号場。岩宿駅方よりわたらせ渓谷線が両毛線に合流する。
構内配線図の通り、本信号場は「単線分岐型」+「単線交換型」の信号場である。
桐生駅方から進むとわたらせ渓谷線を分岐した直後に両毛線の交換設備が設置されている。
上記のような配線のため、わたらせ渓谷線の列車同士の交換・待避は不可能である。
尚、桐生駅から当信号場までの間は見かけ上複線となっているが、南側の線路は桐生駅~JR東日本高崎総合訓練センター間の引込線である。したがって南側の線路には営業中の列車は走行しないため、この区間は単線である。
[編集] 信号場の速度制限
- わたらせ渓谷線側への分岐は45km/hの速度制限、直後の安全側線のポイント通過には50km/hの速度制限を受ける。
- 両毛線桐生側交換設備の分岐は両開きポイントのため、両方向の列車とも60km/hの速度制限を受ける。
- 両毛線岩宿側交換設備の分岐は片開きポイントのため、桐生→岩宿方向の列車のみ60km/hの速度制限を受ける。
[編集] 周辺
- わたらせ渓谷線下新田駅およびJR東日本高崎総合訓練センターが隣接している。
- 信号場の岩宿駅側には東武桐生線の陸橋が架かる。信号場内に連絡線を設け、東武線をJR桐生駅まで乗り入れさせる構想がある。
[編集] 訓練センター
訓練センター内には留置線も多数設置され、臨時列車が桐生発着で運行される時に車両の待機スペースになっているほか、広い構内のため、廃車車両の置き場にもなっている。かつて、総武線や常磐線の103系・横須賀線や総武快速線、東海道線の113系がここで解体されていたほか、高崎線211系へのグリーン車組み込みで余剰となったサハ211が多数留置されていた。(サハ211は全車長野総合車両センターに回送された)
[編集] 歴史
- 1909年4月15日 - 足尾鉄道開業による列車の分岐に対応するために設置。
- 1913年10月13日 - 国が足尾鉄道を借入れ。足尾線に改称。
- 1918年6月1日 - 足尾鉄道買収、国有化。
- 1987年4月1日 - 国鉄民営化により東日本旅客鉄道に承継。
- 1989年3月29日 - JR足尾線廃止。わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線開業。
- 1992年3月14日 - わたらせ渓谷線下新田駅新設。
[編集] 隣の施設
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