ヴェスレイ・スナイデル

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ヴェスレイ・スナイデル

名前
本名	ヴェスレイ・スナイデル
カタカナ	ヴェスレイ・スナイデル
ラテン文字	Wesley SNEIJDER
基本情報
国籍	オランダ
生年月日	1984年 6月9日（24歳）
出身地	ユトレヒト
身長	170cm
体重	67kg
選手情報
在籍チーム	レアル・マドリード
ポジション	MF
背番号	23
利き足	右
代表歴
出場	47
得点	11 2008年 6月13日現在
■Template（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

ヴェスレイ・スナイデル（Wesley Sneijder、1984年 6月9日 - ）は、オランダ・ユトレヒト出身の同国代表、のサッカー選手でポジションはMF。現在はスペイン、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードに所属。

[編集] 経歴

ユトレヒトで祖父、父もプロ選手であったというサッカー一家に生まれた。兄、弟と共にサッカー選手を志し、1992年にアマチュアのDOSというクラブからアヤックスの下部組織に入団。10年後の2002年12月22日、18歳にしてプロデビューを対エクセルシオール・ロッテルダム戦で果たす。そのシーズンリーグ、カップ計23試合に出場し5ゴールという活躍を見せた。その活躍が当時の代表監督ディック・アドフォカートの目に止まり2003年 4月30日の対ポルトガル戦でオランダ代表デビューを果たしている。

翌2003-2004年シーズン、その卓越したパススキルを存分に発揮しセンターハーフのレギュラーに定着しシーズン計38試合に出場し10ゴール、チームのリーグ制覇に大きく貢献。このシーズンはオラニエ（Oranje,オランダ代表の愛称）としても飛躍のシーズンとなり、2003年10月11日のEURO2004予選対モルドバ代表戦で代表初得点を記録すると、同年11月19日にはEURO2004予選プレーオフ対スコットランド第2戦で1得点3アシストという大活躍。チームをEURO2004出場に導き、自身も本大会のメンバーに選出された。予選終盤での活躍とは裏腹に本大会ではシステムが4-4-2から4-3-3へ変更され中盤の枚数が減り、フィリップ・コクー、エドガー・ダーヴィッツ、クラレンス・セードルフといった百戦錬磨のベテランを揃えていたためベンチを暖める時間が長かった。チームは準々決勝で開催国ポルトガルに敗れベスト4で大会を去っている。

2004-2005年シーズン、2005-2006年シーズンと引き続きアヤックスでのプレーを続け、チームの司令塔として若いチームの象徴の1人として奮闘するものの、ライバルであるPSVアイントホーフェンが名将フース・ヒディンクの下絶頂期を迎えており、クラブレベルでの特筆した成果を収めることができなかった。それでもオラニエでは新たに監督に就任したマルコ・ファンバステンからも信頼を与えられ2006年ドイツW杯予選の対フィンランド代表戦、対アンドラ代表戦でゴールを挙げる活躍を見せチームの本大会出場に少なくない貢献をし、自身も本大会メンバーに選出された。かつてのチームメイトラファエル・ファン・デル・ファールトと攻撃的MFのポジションを争い、死のグループと呼ばれたグループCを突破したが、ベスト16で敗退を喫した。

2006-2007年シーズン、クラブでエースナンバー背番号10を与えられると、卓越したパスセンスに加えゴールを狙う積極性が増し、FKやミドルレンジからのシュートでゴールを量産、リーグで18得点という成績を叩きだした。世界有数のMFとして成長を果たした彼の下には幾つかのトップレベルのチームからオファーが届き、最終的に2700万ユーロという移籍金でバレンシアCFとの獲得レースを制したレアル・マドリード（リーガ・エスパニョーラ）へ加入。デイビッド・ベッカムの着けていた背番号23を受け継ぎ、ルート・ファン・ニステルローイ、アリエン・ロッベン、ロイストン・ドレンテら同胞と共にリーガ制覇とチャンピオンズ・リーグ制覇を目指すこととなった。

2007-2008年シーズン、新監督ベルント・シュスターが標榜するスペクタクルなサッカーのグティと組む「ダブル司令塔」による実現が期待され、アトレティコ・マドリードとのマドリード・ダービーでリーガデビューを果たすと、続くビジャレアルCF戦で2得点、UDアルメリア戦で1得点を挙げファンからの信頼を早くも勝ち取った。その後もチームの中心選手として活躍し、レアル・マドリードのリーガ2連覇に貢献した。シーズン終了後にはEURO 2008のオランダ代表に選出され、グループリーグ初戦のイタリア戦では1ゴール・1アシストの活躍で勝利に貢献した。

[編集] プレースタイル

長短の正確なパスを繰り出す展開力が魅力の中盤の司令塔。特にロング、ミドルレンジの浮き球のパスの正確性は目を見張るものがある。攻撃的なCHを最も得意とするが、組み立てに特化した4-3-3の中盤の底、4-4-2の左右のSHでのプレーも可能とする。SHでプレーをする場合直線的なスピードに欠けるため縦への突破は期待できないが正確なクロスからゴールを演出することができる。

飛び出しはプレイのレパートリーにはないが、それでも毎シーズン多くのゴールを記録できるのは正確で強力なミドルシュートを装備しているためである。珍しいスイッチキッカー（両足でプレースキックが蹴れる）でもあり、フリーキックの技術も世界トップクラス。無回転シュートも得意としている。

デビュー当初は小柄な体からフィジカルの脆弱さが指摘されたが、年月をかけて当たり負けしないフィジカルも身に付け、将来のアヤックスの主将候補とも言われた熱い闘志も持つ。とはいえ守備の局面での貢献には限界があり、より攻撃に特化したセンターハーフであると言える。

[編集] 人物・エピソード

闘志が空回りすることもあり、2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのユヴェントス戦で体の小ささを煽ったパベル・ネドベドを危険なタックルで病院送りにしてしまった。
ラファエル・ファン・デル・ファールトとはアヤックスユース時代からの友人。

[編集] 所属クラブ

アヤックス　2002-2007
- 2002 - 03 17試合 4得点
- 2003 - 04 30試合 9得点
- 2004 - 05 30試合 7得点
- 2005 - 06 19試合 5得点
- 2006 - 07 30試合 18得点
レアル・マドリード　2007-
- 2007 - 08 29試合 9得点