レクサス・ES
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ES(イーエス)はトヨタ自動車が生産し、同社がレクサスブランドで展開しているミドルサイズラグジュアリーセダンである。車名の由来はExecutive Sedanの頭文字からきている。
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[編集] 概要
トヨタ自動車がレクサスブランド立ち上げの際に、LSとともに最初からラインアップに入っていた車種であり、ES単体で初年度だけで約5000台を販売した。
従来、日本国内ではTOYOTAブランドでウィンダムとして販売されてきた車種であるが、4代目をもって日本での販売は終了となり、現在は同社が生産するカムリに統合される形で日本市場からは姿を消している。
日本にレクサスが導入された現在でも、ESは海外専売車となっており、日本国内での導入はされていない。ラインアップ上はGSと同様、LSとISの中間に位置する車種である。
また、RX(日本名「トヨタ・ハリアー」)と並び、レクサスの最量販車種でもある。
[編集] 歴史
[編集] 初代 VZV21L(1989年-1991年)
1989年登場。カムリプロミネントのレクサスブランド版として発売された。カムリプロミネントとはフロントグリルなどの仕様が異なり、LSに似たイメージが演出された。車名エンブレムはテールランプに装着されている。
[編集] 2代目 VCV10L(1991年-1996年)
1991年登場。この車の日本のトヨタブランド版が初代ウィンダムである。日本にはない5速MT車の設定もあった。
[編集] 3代目 MCV20L(1996年-2001年)
1996年登場。
1999年にはウィンダム同様にコーチエディションが設定される。
[編集] 4代目 MCV30L/MCV31L(2001年-2006年)
2001年登場(MCV30L)。ATが5速化され、ハードトップからセダンに変更される。日本仕様であるウィンダムはこの代で消滅した。
[編集] 5代目 GSV40L(2006年- )
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2006年2月、シカゴモーターショーで展示。同年4月に北米で発売開始され、順次アジア諸国でも発売されている。製造はトヨタ自動車九州で行われているが、左ハンドル仕様のみなので日本だけでなく、オセアニア・東南アジアでも販売されていない。6速ATとなり、シーケンシャルシフトマチックを搭載、他のレクサス車同様スマートエントリー(プッシュスタート)機能を採用し、14スピーカーのマークレビンソンプレミアムサウンドシステムが設定される。ナビゲーションは日本でHDD方式が主流になりつつあるが、1世代前のDVD方式が採用されている。
また、本モデルは一部グレードにて、ブラックルーフを外装天井部分全体に採用しており、またサンルーフ(ムーンルーフ)自体も通常の前席サンルーフだけではなく、後席にもサンルーフが付いているなど2枚ルーフ構成となっているものもあることから、グレードによっては非常に珍しい特徴を有している車種でもある。
2006年10月、ES用メーターがグッドデザイン特別賞受賞。[1]
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
レクサス ロードカータイムライン 1980年代- | |||||||||||||||||||||
タイプ | 80s | 1990年代 | 2000年代 | ||||||||||||||||||
9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
セダン | IS 200/300 | IS 250/300/350/220d | |||||||||||||||||||
ES 250 | ES 300 | ES 300 | ES 300/330 | ES 350 | |||||||||||||||||
GS 300 | GS 300/400/430 | GS 300/430/450h/350/460 | |||||||||||||||||||
LS 400 | LS 400 | LS 430 | LS 460/460L/600h/600hL | ||||||||||||||||||
クーペ | SC 300/400 | SC 430 | |||||||||||||||||||
Fシリーズ | IS F | ||||||||||||||||||||
クロスオーバーSUV | RX 300 | RX 330/350/400h | |||||||||||||||||||
SUV | GX 470 | ||||||||||||||||||||
LX 450 | LX 470 | LX 570 |