ルイス・ジョンソン (ベーシスト)
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ルイス・ジョンソン | |
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基本情報 | |
出生日 | 1955年4月13日 |
出身地 | アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル | ファンク、R&B, ソウル、(ジャズ) |
職業 | ミュージシャン。音楽プロデューサー |
担当楽器 | ベース |
活動期間 | 1970年代前半 - |
レーベル | A&Mレコード、キャピトル・レコード、スターリックス・ヴィデオ、ハル・レオナルド |
共同作業者 | ザ・ブラザーズ・ジョンソン |
著名使用楽器 | |
ミュージックマン・スティングレイ | |
ルイス・ジョンソン(Louis Johnson、1955年4月13日 - 、ロサンゼルス出身)はアメリカのミュージシャン。20世紀最高のベーシストの1人。ザ・ブラザーズ・ジョンソンのメンバーとして、またセッションミュージシャンとして1970年代、1980年代の数々のヒットアルバム(世界一売れたアルバム『スリラー』もその1つ)に参加している。彼の特徴あるサウンドは、レオ・フェンダーが彼のために作り出したミュージックマン・スティングレイとスラップ奏法から生み出される。
彼は多くのアーティストのよく知られたレコードに参加している。マイケル・ジャクソンのアルバム『オフ・ザ・ウォール』、『スリラー』、『デンジャラス』そしてヒット曲「ビリー・ジーン」と「今夜はドント・ストップ」。ジョージ・ベンソンのアルバム『ギヴ・ミー・ザ・ナイト』にも参加している。また、ハーブ・アルパートの1979年のアルバム『ライズ』に参加した3人のベーシストの1人である。
彼は驚異のテクニックから「サンダー・サム(嵐の親指)」とあだ名された。スラップベーシストはあだ名が付けられることが多いが、ジョンソンはその先駆けである。彼の奏法はラリー・グラハムにより主流となり、この二人がスラップベースの祖父と言われている。
彼の特に卓越したスラップベースはスタンリー・クラークのアルバム『タイム・エクスポージャー』、グローヴァー・ワシントン・ジュニアの「ハイドラ (Hydra)」、ジョージ・デュークの『ガーディアン・オブ・ザ・ライト』、『シーフ・イン・ザ・ナイト』、ジェフリー・オズボーンの『ジェフリー・オズボーン』、『ステイ・ウィズ・ミー・トゥナイト』等で聴ける。
アール・クルーの「キコ」では特にすばらしいサム・プレイが聴ける。この曲ではプラッキングは一切使わず、右手親指でのスラッピングによるカウンター・ポイントと左手中指でのミュートテクニックによるカウンター・ポイントで、複雑でファンキーなベースラインを生み出している。このドラムのようなパーカッシヴなサウンドにベースの音を乗せるテクニックは「スラップ・チョーク」と呼ばれた。
彼のスタイルはプラッキングとサムピング、そして独特なファンキーサウンドを奏でるミュージックマン・スティングレイとの組み合わせにより生み出されたものである。
[編集] 競演
ルイス・ジョンソンは下記のアーティストのレコーディング、ライヴに参加している。
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[編集] ソロ活動
年 | タイトル | 規格 | レーベル | 備考 |
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1981 | パッセージ | アルバム | A&M | |
1985 | キンキー/シーズ・バッド | シングル | キャピトル | ヨーロッパ限定ソロ・リリース |
1985 | エヴォリューション | アルバム | キャピトル | ヨーロッパ限定ソロ・リリース |
1985 | スターリックス・マスター・セッション | ヴィデオ | スターリックス | 教則ヴィデオ。ハル・レコードよりDVDで再発 |