ラゾーナ川崎プラザ
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ラゾーナ川崎プラザ(ラゾーナかわさきプラザ)は、神奈川県川崎市のJR川崎駅西口前の旧東芝川崎事業所(かつての本社でもあった。2000年閉鎖)の跡地に、2006年9月28日に開業したショッピングモールである。駅自体は川崎区にあるが、ラゾーナ川崎プラザは幸区堀川町にある。東芝不動産株式会社と三井不動産株式会社の共同出資による施設である。現在の土地は東芝との賃貸契約である。
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[編集] 概要
LAZONA(ラゾーナ)とはスペイン語の“Lazo”(絆)と“Zona”(地域)の合成語である。大屋根の設計はスペインの建築家リカルド・ボフィルが担当し、広い敷地と自然採光を活かし買物中にも中央広場から空が見えるなど明るく開放感のある構造になっている。随所に旧東芝工場正門看板などの遺構があり、屋上には出雲大社の分社が移設されている。
施設地下には、雨水流出を抑制する構造が施されており、貯留量は93.94平方メートル(貯水面積62.84平方メートル)となっている。
ラゾーナ裏側の駐車場には水路があり、2007年6月、カルガモの親子が住み着いている。
- 所在地:〒212-8576 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地1
[編集] 経緯
JR川崎駅には東口と西口の2つの出口があるが、これまで西口の駅前には東芝の工場が立地しており、京急川崎駅が東口方面にあり、商業施設の大半は東口側に立地していたため、これまで駅の利用客のほとんどは東口を利用しており、西口を利用するのは幸区方面へ向かう路線バスの利用客や産業振興会館などごく一部だけであった。
西口側は工場移転により空いた土地を活用する再開発事業が盛んに進められており、明治製菓跡地にソリッドスクエアの開業、川崎市主導の都市再生事業として進められたバスターミナルの整備やミューザ川崎の開設に続き、地権者の東芝と三井不動産が主導して進められた再開発事業の中核商業施設がこのラゾーナ川崎である。駅西口に直結する利便性と、東口の既存施設に劣らない大規模さを兼ね備えた商業施設の誕生により、川崎駅を訪れる人の流れが今後大きく変わることが予想されるとともに、これまで「東京と横浜の通過点」と思われがちでかつ工業地帯というマイナスイメージが根強かった川崎に人を呼ぶきっかけとなることも期待されている。
東芝の工場跡地に建設されたため、同施設内のエレベーター、エスカレーターは、東芝エレベーター製のものが使用されている。テナントであるビックカメラ内のエスカレーターについては、ビックカメラが費用負担し、日立製が使われている。
建設時の仮称は運営がららぽーとであるために「ららぽーと川崎」であったが、完成時に設計段階で決まっていた「ラゾーナ」に変更されている。
[編集] 店舗
- メンズ … 現時点で店舗なし
- レディス … 31店舗
- メンズ & レディス … 29店舗
- キッズ … 9店舗
- 服飾雑貨 … 30店舗
- 生活雑貨 … 18店舗
- ベビー用品 … 1店舗
- 楽器・書籍・CD … 3店舗
- 家電量販店 … 1店舗
- ホームセンター … 1店舗
- カフェ & レストラン … 39店舗
- ダイニング・セレクション(フードコート) … 13店舗
- グラン・フード(食物販ゾーン) … 85店舗
- スーパーマーケット … 1店舗
- シネマコンプレックス … 1店舗
- アミューズメント … 1店舗
- サービス … 17店舗
[編集] 関連項目
- 日本のショッピングセンター一覧
- 川崎駅
- ららぽーとマネジメント(当施設の運営委託先)