マカオ国際空港
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マカオ国際空港(-こくさいくうこう Macau International Airport 澳門國際機場)は、中華人民共和国本土の南海岸にあるマカオ特別行政区にある国際空港。
マカオ国際空港 Macau International Airport |
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IATA:MFM - ICAO:VMMC | ||||
概略 | ||||
空港種別 | 公共 | |||
空港管制 | CIVIL GOVERNMENT | |||
運営者 | マカオ国際機場管理公司 | |||
開港日 | 1995年11月 | |||
所在地 | マカオ | |||
海抜 | 20ft (6 m) | |||
位置 | 北緯22度08分58.40秒 東経113度35分29.61秒 |
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滑走路 | ||||
方向 | ILS | 全長 | 全幅 | 表面 |
16/34 | YES | 10,544ft (3,214m) |
148ft (45m) |
舗装 |
目次 |
[編集] 概要
マカオでは、第二次世界大戦中に極めて小規模な滑走路が存在していたほか、戦後の一時期にキャセイパシフィック航空によって飛行艇による港澳路線を就航していた。ほかにも、以前からフェリーターミナルの屋上から、マカオ-香港間を結ぶヘリコプター便が就航していた。近代的なジェット旅客機の離発着可能な空港としてポルトガルの植民地時代の1995年11月に、マカオ唯一の国際空港としてタイパ島の東側埋立地に当空港が開港した。
開港から数年の間は、宗主国のポルトガルのフラッグ・キャリアのTAPポルトガル航空が、ポルトガルの首都であるリスボンとの間に直行便を「国内線」として運航させていた。またマカオ国際空港を本拠地とするマカオのフラッグ・キャリアとしてマカオ政庁やTAPポルトガル航空が出資してマカオ航空が創業された。
空港東側の海上の人工島に滑走路があるため、ターミナルビルや駐機場があるタイパ島側から航空機は誘導路橋を渡って離発着を行う。混雑している香港国際空港、広州白雲国際空港の利用を避けた格安航空会社が多数乗り入れている。
近年のマカオへの観光客の急増に対応して、発着便を増加させるため、誘導路の改修及び旅客ターミナルの拡張工事をする予定がある。
[編集] 就航航空会社
- マカオ航空(大阪/関空 、バンコク、北京、長沙、成都、桂林、貴陽、海口、杭州、高雄、昆明、マニラ、南京、ソウル/仁川、上海、深圳、台北、アモイ、東京、大阪)
- ビバ・マカオ(ジャカルタ、マレ、東京/成田〔チャーター便〕)
- 海南航空 (北京)
- 上海航空 (上海)
- アモイ航空 (アモイ、杭州)
- エバー航空 (台北、高雄)
- 復興航空 (台北、高雄)
- フィリピン航空(マニラ)
- セブパシフィック航空(マニラ、セブ)
- エアアジア (クアラルンプール、コタキナバル)
- タイ・エアアジア (バンコク)
- タイガー・エアウェイズ (クラーク、シンガポール)
- 高麗航空 (平壌) 不定期便
[編集] 航空管制
GND | 121.725MHz,121.975MHz |
TWR | 118MHz |
HONGKONG RDR | 119.1MHz,126.3MHz |
ATIS | 126.4MHz |
[編集] 航空保安無線施設
局名 | 種類 | 周波数 | 識別信号 | 空港からの設置距離 |
JIUZHOU | VOR | 117.2MHz | ZAO | 5.9マイル |
MACAU | VOR | 116.4MHz | MCU | 空港内設置 |
MACAU | DME | MCU | 空港内設置 |
[編集] 交通機関
現在はバス(澳門新福利公共汽車有限公司、澳門公共汽車有限公司)とタクシーのみであるが、新交通システムの澳門軽軌鉄路の建設が計画されている。なお、マカオの半島部のバスの運賃は2.5パタガ均一であるが、空港バスは3.3パタガ均一である。
[編集] 航空管制
[編集] 記念切手
1995年12月8日にマカオの郵政事業を管轄するマカオ郵政署が記念切手4種と記念小型シート1種を発行した。いずれもマカオ空港の設備とマカオ航空機がデザインされたものであったが、切手に描かれたマカオ航空の機体は全てボーイング747であり、実際に導入したことのない機体(エアバス機しか同航空は使用していない)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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