ホンダ・アコードハイブリッド
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アコードハイブリッド(Accord Hybrid)とは本田技研工業が製造・販売していたハイブリッド乗用車である。インサイト、シビックハイブリッドに続く3車種目のハイブリッド車である。
[編集] 概要
北米向け7代目アコード(日本では4代目インスパイアとして販売されている)をベースとし、アメリカで2004年12月に発売開始された。
基本は北米向けアコードV6であるが、ハイブリッド化にともなってエンジン、トランスミッションに変更が加えられている。エンジンはJ30A型 SOHC i-VTEC 3,000ccで、インスパイアやエリシオンと同様に「可変シリンダーシステム(VCM)」が採用される。低負荷では3気筒運転をするとともに、最高出力が標準型の179kWから190kWへと向上されている。トランスミッションは5ATであるが、エンジンとの間にモーターを収めるために薄型のものが採用されている。
米国のConsumer Reports誌のテストによると、アコードハイブリッドの燃費は標準型のV6エンジンを搭載したアコードの燃費に比べ、平均で1ガロンあたり1マイルしか改善されなかった。
2007年6月、販売不振から同年中の生産中止が決定した。販売開始以来、全米で約2万5千台を売り上げていた。