ホセ・クルーズ

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ホセ・クルーズ（・シニア）（José Cruz (Sr.) , 1947年 8月8日 - ）はアメリカ・メジャーリーグで活躍した野球選手。外野手。左投左打。プエルトリコ出身。ニックネームは「Cheo」で、多くのファンからは「チェオ・クルーズ」と呼ばれ、親しまれた。現在はコーチ。前パドレス（2007年 8月1日にウェーバー）のホゼ・クルーズ・ジュニア（1974年生）と、シンシナティ・レッズのエンリケ・クルーズ（1981年生）は息子。1980年代に日本ハムでプレイしたトミー・クルーズ（1951年生）と巨人でプレイしたヘクター・クルーズ（1953年生）はいずれも弟。

[編集] 人物・来歴

セントルイス・カージナルスに入団し、1970年 9月19日にメジャーデビュー。1975年にヒューストン・アストロズに移籍し、13シーズンにわたって主力打者として活躍。移籍2年目の1976年に打率.303、28盗塁を記録。以後、打率3割を6回、30盗塁以上を5回記録。本拠地アストロドームが広いこともあって本塁打はシーズン最多でも17本であったが、好打者として活躍し、1980年と1985年にはオールスターに出場。1983年と1984年にはシルバースラッガー賞を受賞。チームが地区優勝した1986年頃から年齢的な衰えが目立ち、1987年に打率.241に終わると、その年限りでニューヨーク・ヤンキースに移籍。1シーズンプレイし、1988年限りで現役を引退した。

マイナーリーグや祖国プエルトリコのウィンターリーグの監督を経て、1992年から古巣アストロズでコーチを務める。現在は一塁ベースコーチを務める。現役時代の背番号「25」は永久欠番だが、現在は自身が着用している。2003年にはテキサス州の野球殿堂入りを果たした。2006年に行われた第1回ワールド・ベースボール・クラシックでは祖国プエルトリコ代表のコーチを務めた。

[編集] 受賞歴・記録

シルバースラッガー賞2回（1983年、1984年）
オールスター出場2回（1980年、1985年）
月間MVP1回（1984年7月）

[編集] 年度別打撃成績

年	球団	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	塁打	四球	三振	盗塁	打率
1970年	STL	6	17	2	6	1	0	0	1	7	4	0	0	.353
1971年	STL	83	292	46	80	13	2	9	27	124	49	35	6	.274
1972年	STL	117	332	33	78	14	4	2	23	106	36	54	9	.235
1973年	STL	132	406	51	92	22	5	10	57	154	51	66	10	.227
1974年	STL	107	161	24	42	4	3	5	20	67	20	27	4	.261
1975年	HOU	120	315	44	81	15	2	9	49	127	52	44	6	.257
1976年	HOU	133	439	49	133	21	5	4	61	176	53	46	28	.303
1977年	HOU	157	579	87	173	31	10	17	87	275	69	67	44	.299
1978年	HOU	153	565	79	178	34	9	10	83	260	57	57	37	.315
1979年	HOU	157	558	73	161	33	7	9	72	235	72	66	36	.289
1980年	HOU	160	612	79	185	29	7	11	91	261	60	66	36	.289
1981年	HOU	107	409	53	109	16	5	13	55	174	35	49	5	.267
1982年	HOU	155	570	62	157	27	2	9	68	215	60	67	21	.275
1983年	HOU	160	594	85	189	28	8	14	92	275	65	86	30	.318
1984年	HOU	160	600	96	187	28	13	12	95	277	73	68	22	.312
1985年	HOU	141	544	69	163	34	4	9	79	232	43	74	16	.300
1986年	HOU	141	479	48	133	22	4	10	72	193	55	86	3	.278
1987年	HOU	126	365	47	88	17	4	11	38	146	36	65	4	.241
1988年	NYY	38	80	9	16	2	0	1	7	21	8	8	0	.200
通算	19年	2353	7917	1036	2251	391	94	165	1077	3325	898	1031	317	.284

[編集] エピソード

1980年、1981年、1986年は選手として、1997年～1999年、2001年、2004年、2005年はコーチとして、アストロズが進出したすべてのプレイオフに寄与。
アストロズ時代の1,870試合出場は長らく球団記録であったが、2001年に自身が指導した後輩クレイグ・ビジオによって更新された。
三塁打80とサヨナラ本塁打6本は現在でもアストロズの球団記録（2006年終了時点）。
トミー、ヘクターとは1973年にカージナルスに3人で在籍。ただしトミーは3試合の出場（打席機会なし、守備は1試合のみ）で、ヘクターは11試合の出場（安打0、守備は5試合）で、三兄弟同時出場はなかった。
息子の同名ジュニア及びエンリケとは、メジャーで同じチームに在籍したことはないが、ジュニアが2006年のワールド・ベースボール・クラシックの代表チームに選出され、そこでは同じユニフォームに袖を通した。

[編集] 関連項目

この項目「ホセ・クルーズ」は、野球選手に関する書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています（PJ野球選手）。

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