ネオジオ
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ネオジオ | |
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メーカー | SNK |
種別 | 据置型ゲーム機 |
世代 | 第4世代 |
発売日 | 1990年 |
CPU | MC68000 |
対応メディア | ロムカセット |
対応ストレージ | PCカード |
コントローラ入力 | ケーブル |
次世代ハードウェア | ネオジオCD |
ネオジオ(NEOGEO或いはNEO・GEO)は、SNKが開発[1]、販売及びレンタルしていた家庭用ゲーム機及び業務用ゲーム機のこと、並びに両機で使用されているシステムウェアの総称[2]。
キャッチコピーは「スゴいゲームを持って帰ろう」。イメージキャラクターは、黒い燕尾服に黒マントと黒シルクハットに笑い顔をイメージさせる切れ込みの入ったのっぺりした仮面姿の「ゲーマント」。
目次 |
[編集] 概要
元々ネオジオは家庭用向けとして開発が進められたが、後に業務用(アーケード用)にも流用されることになった…という、当時としては非常に珍しい経緯を辿ったゲーム機器並びにシステムウェアである。以降、具体的な説明は後述にて説明する。
[編集] 特徴
- ロムカセット(家庭用の場合)
- 2枚の基板が1つのプラスチック製カートリッジにパッケージングされている。その大きさはスーパーファミコンやメガドライブのそれと比べると2倍以上大きく、その分記憶されている情報も膨大である。
- 当時メジャーであったスーパーファミコンとは違い、カセットの形状は国内外共通で、さらに国外版のカセットは日本版の本体でプレイすること(或いはその逆)が可能になっている。
- メモリーカード
- ゲーム中のセーブデータは、PCMCIA規格準拠のPCカードのメモリで保存される。容量は8Kバイト。ただし、スコアの記録程度のものが大半でセーブデータを積極活用するようなソフトは極少数に留まった。
- 格闘ゲームではゲームオーバーになったステージの時点でセーブして、いきなりラスボス戦から始める事も可能である。また、一部作品の隠し要素を使用する際は、メモリーカードが必要になる場合が多い。
- 業務用でも一部の筐体にはメモリーカードのスロットが装備されているため使用することができ、家庭用カセット版でプレイしたゲームの続きを業務用でプレイすること(或いはその逆)が可能となっている。
- 起動時のアニメーション
- 家庭用カセット版及び業務用を起動すると、最初に「NEO・GEO」或いは「NEOGEO」の黒文字の言葉と白色の背景が同時に現れ、その後、その文字と背景の色が反転した後に「~ PRO-GEAR SPEC」という白文字の言葉と「SNK」という前述の言葉とは違うフォントで表された青文字の言葉が追加されて出てくる。
- この起動時のアニメーションは、他社作品にも限らず全ての作品に共通して使用されている。
- なお、「~」の部分は以下より説明する。
- MAX 330 MEGA
- ネオジオの初期作品から『メタルスラッグ2』まで「~」の部分を表していたのがこの言葉で、フォントは「PRO-GEAR SPEC」と同じである。
- 「MAX 330 MEGA」の意味である「最大330メガ」は当初、搭載できるロムカセットの最大容量であると言われていたが、この数字は本体がROM へアクセスする速度が最大330メガビット/秒であることを示している(※ネオジオの箱に記載されている)。
- GIGA POWER
- 表現力を増す為にロムカセットの容量はさらに巨大化していく。それを表すために『リアルバウト餓狼伝説2』より、この言葉が「MAX 330 MEGA」に代わって表示されていく。
- ただし、フォントは「MAX 330 MEGA」と違って別物となっている。
- また、この表示から「NEO・GEO」の表示も「・」が抜けて「NEOGEO」と表示されるようになったが、『リアルバウト餓狼伝説2』以降の一部作品においても「NEO・GEO」と表示される作品は存在した。
- 後期のソフトは300メガビット以上の容量であり、2003年発売の『ザ・キング・オブ・ファイターズ2003』においては、716メガビットもあった。
- 起動時のBGMの音色
- 前述の通り、起動時については、アニメーションは全作品共通であるものの、一部メーカーの作品においてBGMだけは音色が異なる。なお、それ以外のメーカーの作品においてはSNK作品と共通の音色である。
- 音色が異なるメーカーは以下の通り。
- アルファ電子時代の作品も含む。ADK時代辺りから再び音色が変更されている。
- 起動画面で表示される「PRO GEAR」の「R」のフォントも異なる。
- (ネオジオ向けに)開発したゲームは『作戦名(オペレーション)ラグナロク』のみであるが、家庭用には移植されていない。
- 開発したゲームは『ストライカーズ1945 PLUS』のみであるが、家庭用には移植されていない。
- ザウルス
- 音色が異なっているのは『ステークスウィナー ~GI完全制覇への道~』のみ。これはエイティングの『ぱにっくボンバー』と同じ外注先のイレブン社開発である為、音色はSNK作品で流れる音色にドラム音を加えたものとなっている。
- 続編の『2』はSNK作品と同じ音色である。
- サミー工業(現:セガサミーホールディングス)
- 開発したゲームは『ビューポイント』のみである。
- 音色が異なっているのは『ギャラクシーファイト ~ユニバーサル・ウォーリアーズ~』のみである。
- 参入第1弾として開発・発売した『ミラクルアドベンチャー』のみ、SNK作品と共通の音色である。
- 開発したゲームは『テクモ ワールドサッカー'96』のみであるが、この作品は海外のみの販売である。
- ナスカ
- なお、この会社がSNKに吸収合併された後も、この会社の作品を題材とした一部の作品(『2』よりシリーズ化した『メタルスラッグ』(ただし『3』まで)など)にも同じ音色が使われている。
- ビデオシステム
- フェイス
- 音色が違うのは『ぐるりん』のみであるが、家庭用には移植されていない。
- 夢工房
- 音色はエイコム時代から変更されていないが、『雀神伝説』のみホワイトボード(サントス)開発の為、音色が全く違う。
- 100メガショック
- ネオジオ発売からわずか2年後の1992年より、『龍虎の拳』を初めとした100メガビットを越える容量を使用した作品が登場してきたため、それらの作品に対してのキャッチコピーとして使用されたのがこの言葉である。
- カートリッジ内のROMに記憶できる容量が増えた事や、対戦型格闘ゲームのブームによりキャラクタのスプライトパターンや効果音が増えた事により、ついにカートリッジは100メガビット以上を記録する様になったと同時に、そのキャッチコピーで宣伝されたの一部の作品には、ネオジオ起動時のオープニングの後に、「THE 100 MEGA SHOCK!」という言葉が流れるアニメーションが収録されたり、業務用のインストや家庭用カセット版のパッケージにその言葉を使用したロゴが記された。[3]
- しかし、その宣伝もつかの間、新たな作品が出るにつれ、キャッチコピーを使用し始めてからわずか数年後には、200メガビット以上の作品が登場するようになったため、この言葉も90年代後半の作品を皮切りに使われなくなっていった。
[編集] 仕様
CPU | メイン:16bit/68000 (12MHz)、サウンド用:8bit/Z80 (4MHz) |
メモリ | RAM:【68000】64Kバイト、【Z80】2Kバイト、【VRAM】68Kバイト |
サウンド | Yamaha YM2610(周波数固定ADPCM6音 周波数可変ADPCM1音 FM4音 PSG3音 ノイズ1音) |
表示発色数 | 65,536色(同時発色4,096色) |
スプライト表示数 | 380 |
[編集] 周辺機器
- メモリーカード NEO-IC8
- RFコンバータ FCG-8
- RGBケーブル FCG-9
- ACアダプタ POW-CD-J
[編集] 販売展開
[編集] 業務用ネオジオ:MVS
- 従来は、ゲームセンターの業務用ゲーム機(アーケードマシン)においては、ゲーム内容の差し替えは内部基板の交換に依っていたが、基板が嵩張ることから製造や流通のコストを押し上げる要因とも成っており、また小さなゲームセンターにとっては、ゲーム内容の入れ替えが大きな負担となっていた。
- この問題に対して業務用ゲーム機メーカーのSNK側が出した回答の一つが、家庭用ゲーム機のように、汎用のハードウェアを作成し、ソフトウェアをROMカートリッジ化した上で、ゲーム機内のスロットに投入する事で、簡単にゲームの差し替えを行えるようにするという物であった。システム基板とソフトウェアの供給媒体との分離自体はこの頃にはカプコンのCPシステムなどで既出の手法であったが、供給媒体をカートリッジとして交換を容易にしたほか、1台の基板で複数のソフトウェアを導入し切り替えることが可能な作りにするという独自の要素を導入した。また、初期タイトルのソフトウエアは3万円程度と、業務用としては非常に安価に設定された(この価格は、初期の家庭用のソフトウエアと同額である)。
- これにより開発された業務用ネオジオである、通称「Multi Video System(略称:MVS)」においては、ソフトウェア交換が楽なうえに一台のゲーム機で複数ゲームを提供できる事から、スーパーマーケットなどに併設されているような小規模なゲームコーナーや、玩具店・書店の店頭にゲーム機を設営する際に、その省スペース性が受けて普及した。なお、ソフトウエアごとのインカムを別々に集計する機能が備わっているため(後期型の1カートリッジタイプを除く)、不人気タイトルを容易に特定でき、適切なタイトル変更が行える仕様だった。また、前述した「ソフトの交換が楽で非常に安価」というのが実現できたのも、ソフトウェアの媒体がカートリッジ(カセット)であったためである。
- 1990年に発売されたハードであるものの、日進月歩の歩みでハードの移り変わりが激しいこの業界において、2004年までに家庭用ネオジオと共に14年間もソフトを供給し続けた点は十二分に称えられる功績である。
[編集] 家庭用ネオジオ:AES
- 業務用のMVSがリリースされた一方、MVSと同時開発していた家庭用ネオジオ(通称「Advanced Entertainment System(略称:AES)[4]」)もリリースされることになった。発売当時、他の家庭用ゲーム機メーカーが「そこそこのハードウェアでそこそこの表現力」を行える家庭用ゲーム機をリリースしていく中、「ゲームセンター向けハードウェアと同じ品質を行える家庭用ゲーム機」・「ゲームセンターでヒットしていたゲームがほぼそのまま家庭で遊べる」という2つの特徴により、特に金銭に糸目をつけない熱心なゲームファンに支持された。しかしながらそういう特徴であるが故に、非常に高性能かつ高価な物と成ったため、「レンタルゲーム機」として当時急速に日本全国に普及していたレンタルビデオ店で貸し出す事業を行った[5]。
- この事業で一定の成功を収め、更に消費者側から“購入できるネオジオを”との声もあった事から、家庭用ゲーム機販売事業へ参入、高級ゲーム機としての市場を開拓すべく1991年7月1日より一般販売が開始される。当時の他機種のハード本体の価格は定価1万円前半~2万円前半、ソフトが5千~1万円程度だったのに対し、ネオジオは本体が58,000円、ロムカセットソフトも3万円以上した(初期タイトルのロムカセットソフトの価格は、業務用ロムカセットソフトと同額であった)。これは(当時の他機種の価格をも考えた上でだが)ネオジオのゲームを1本買うだけで他機種の本体が2台買える計算である。ソフトがこのような価格設定となった理由は、大容量のロムカセットを使用していた点と製造拠点の確保に由来する。
- 当時はアーケード基板と家庭用ゲーム機とはまだまだ性能差が大きく、移植されるのも当然ある程度の期間(半年から一年)を経た後にされるのが当たり前だった。その時代に「アーケードとまったく同じものが、アーケード稼動二ヵ月後に家庭で遊べる[6]」という絶大なバリューを持ったネオジオの登場は、全国のゲームファンに衝撃を与えた。もちろん、発売されるゲーム自体がヒットしていないと売りにはなりえないが、カプコンの『ストリートファイターII』のヒットを発端とした格闘ゲームブームにうまくはまり、格闘ものを中心にヒットしたことにより格闘ゲームファンからも支持を受けることとなる。また、標準で同梱されるコントローラーがジョイスティックを採用する据え置き型であったこともこのゲーム機の性格を雄弁に物語っている。
- 今日では発売元だったSNKは既に倒産、事業や版権がSNKプレイモアに移行しているが、ゲームセンター用ハードウェア共々愛好する向きは絶えない。
[編集] ネオジオCD
詳細はネオジオCDを参照
[編集] ネオジオ生産終了の理由
2004年、SNKプレイモアは『サムライスピリッツ零スペシャル』を最後にネオジオの生産を終了させたが、生産終了の最大の理由は、海賊版、エミュレーターなどのコピー問題である。当然、SNKや後継会社のSNKプレイモアはこの問題に対策を施したが、発売から10年以上も経っていたこともあって、ハードはすでに隅々まで解析されてしまっていた。それゆえに、知識のある人間によってコピーガードなどのプロテクトは簡単に解除されたり、会社側がさらにセキュリティを強化しようとしても、今度はソフトの互換性に問題が生じることとなってしまった。以上のことなどを踏まえ、SNKプレイモアはネオジオの生産終了を発表、つまり、事実上ネオジオの歴史に幕を閉じることとなってしまった。 [7]
[編集] 生産終了後
[編集] アーケード向け作品
- 生産終了後、SNKがネオジオ向けに開発していた作品を初めとする、SNKプレイモアが現在、権利を所有しているアーケード向けの作品の大半については、サミー(現:セガサミーホールディングス)が開発したプラットフォームである「ATOMISWAVE」へ移行することになり、事実上、このプラットフォームが「MVSの後継」という立場を担うこととなったが、わずか2年後で、SNKプレイモアはプラットフォームをタイトーの「Taito Type X」に変更してる。(詳細は「ATOMISWAVE」の項にて)
[編集] NEOGEO オンラインコレクション
- 2005年、SNKプレイモアはプレイステーション2(以下:PS2)向けとして、『NEOGEO オンラインコレクション』というシリーズを発表、高額なネオジオ向け製品が完全移植の下、安価にプレイステーション2で楽しめるということで、歓迎したファンは多かった。しかし第1弾として発売された『餓狼 MARK OF THE WOLVES』(以下:餓狼MOW)は、ネオジオ作品を知るユーザーからしてみれば、完全移植とあまり呼べるものではなかった。この作品はSNK時代の作品であるものの、オープニングに出てくる「SNK」及び「SNK Presents」のロゴが「SNK PLAYMORE Presents」に差し替えられており、また「基本操作説明」の画面も収録されていないなど、シリーズタイトルや謳い文句とはかけ離れたような移植だったために、このような理由が挙げられた。
- ファンからして一応完全移植と呼べるようになったのは第3弾である『THE KING OF FIGHTERS オロチ編』からである。しかしながら、第3弾以降の一部の作品においても、表現などの問題もあって修正せざるを得なくなってしまったものもあった。逆に、第2弾の『月華の剣士1・2』以降の作品には、第1弾である『餓狼MOW』にあったギャラリーモードが無く、故にPS2用に少し変更を加えただけの、いわゆるベタ移植というネオジオ版ほぼそのままの移植だったためか“内容の魅力は『餓狼MOW』のほうが上”と評するユーザーもいる。また、このシリーズは発売延期が多く、このことについてユーザーからよく指摘されており、一方のSNKプレイモア側は「諸般の事情」としか説明せず、具体的な延期理由については明らかにしていない。
[編集] アンオフィシャル製品
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- 2005年12月7日、NG:DEV.TEAMというドイツのゲーム開発チームにより、『LAST HOPE(ラストホープ)』という横スクロールアクションシューティングゲームを家庭用ネオジオ向けに製作されていることが発表された。この作品は非ライセンス、つまりアンオフィシャルではあるのだが、ネオジオ向けとしては久々の全くの完全新作であった。
- このニュースはいくつかの個人ニュースサイトで取り上げられ、ファンからしたら衝撃的な出来事だった。翌年の10月には、日本向けにも発売されたが、家庭用ネオジオソフト史上もっとも高額な値段となっていて(500ユーロまたは675ドル、つまり、日本円に換算すると約8万円である)、手出しするユーザーはあまりいなかった。また、販売数量は限られていたため、手にしているユーザーはそう多くはない。しかしながら、ネオジオCD版やドリームキャスト版の発売が予定されていることが発表され、その後、家庭用ネオジオ版に続いてドリームキャスト版が発売され、2007年11月には、ネオジオCD版もリリースされた。ネオジオCD向け作品のリリースは、『ザ・キング・オブ・ファイターズ'99』以来となる。
- 家庭用ネオジオにパッケージおよびジャケットについてだが、SNKプレイモアがネオジオのロゴ及び文字を商標登録しているために、許可・または許可に至るまでの手続きがない限り使用できないためであろうか、それらの表記は一切使用されず、代わりに家庭用ネオジオを示す「AES」の文字が表記されており、CD版に至ってはカセット版と見分けがつけられるようにするためか「AES CD」と表記されている。ドリームキャスト版のジャケットも同様の形で、渦巻き模様のロゴと「Dream Cast」の文字が表記されていない。
- MVSコンバーター
- 業務用であるMVS版の専用カートリッジを家庭用ネオジオROMカセット版の本体で使用することが可能になる変換機器である。最初にコンバーターを家庭用の本体のカセット差込口に差し、そのコンバーターの上にMVS版のカートリッジを差すという、至って簡易的な構造となっている。なお、家庭用本体にはBIOS(バイオス)というものが搭載されており、これには日本向け・米国(というよりは英語圏)向け・欧州向けがあるが、例えば日本向けのBIOSが内蔵されている家庭用本体を使うと、日本版あるいは海外版などと関係なく、全てのソフトが日本版の家庭用向けの状態でプレイできるようになる。この例えは米国向け・欧州向けについても当てはまる[8]。家庭用ROMカセット版の海外版を使用した場合も同様のことができ、海外でしか発売・販売されていないMVS版・家庭用ROMカセット版の作品のほとんども日本版の家庭用向けの状態でプレイできる。こういったシステムの特徴をも利用することにより、業務用でしかリリースされていない作品を家庭用モードでプレイすることが可能になる、というわけである。ただ、業務用の本体と家庭用の本体は同じ基板であり互換性があるので大まかな問題ないものの、やはり相性というものがあるようで、一部が乱れて表示されてしまうものもあれば、全くプレイすることが不可能な状態のものもある。
- 現在、「phantom-1」と「NEO SUPER SNK MVS CONVERTOR」という二つのコンバーターがリリースされており、特に「NEO SUPER SNK MVS CONVERTOR」は日本でもネット通販で販売されていることが確認されている[1]。ネオジオの生産終了が告げられた後、特に中古市場において家庭用ROMカセット版がMVS版比べて高額に取引されており、家でやりたい作品があっても高すぎて手にすることができなくなったユーザーにとっては格好のアイテムとなり、取り扱ったネット通販などのほとんどにおいて品切れ状態が続いている。そういう経緯もあり、今や貴重なレアアイテムなっているようで、オークションに出されるたびに通常価格を軽く超えて取引されていることが多々ある。
- 当然だが、カートリッジ(カセット)形式なので、ネオジオCD版では使用できない。
[編集] ゲーム
- ネオジオのゲームタイトル一覧 (MVS版・家庭用カセット版・CD版 共通)
- ネオジオCDのゲームタイトル一覧
- Multi Video Systemのゲームタイトル一覧
[編集] 参考文献
- ALL ABOUT SNK対戦格闘ゲーム 1991-2000 (発行:スタジオベントスタッフ、発売:電波新聞社)
- ザ・キング・オブ・ファイターズ完全読本 (発行:日経BP社、発売:日経BP出版センター)
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ ネオジオの基となるハードウェアはネオジオのサードパーティーとなるアルファ電子(後のADK)が開発した。詳細はこちら。
- ^ この項目では家庭用カセット版を中心に説明していくが、家庭用カセット版と業務用ネオジオとの(細かな一部のプログラムとソフト媒体の互換性を除く)共通しているところも併せて説明する。
- ^ なお、容量が100メガビット以下で、ビッコムというメーカーが開発した98メガビットの対戦2D格闘ゲーム『ファイトフィーバー』も、起動時のアニメーション後に「THE 100 MEGA SHOCK!」のアニメーションが流れるため、100メガビット未満であるものの「100メガショック」作品であるとされる。
- ^ 後述のネオジオCDにも当てはまる通称ではあるが、業務用が通称の「MVS」で呼ばれるのに対し、家庭用は通称でなく「ネオジオ」と呼ばれることが多かったため、あまり浸透していないのが実情である。
- ^ レンタル事業は、後に一般販売と平行に行われ、ネオジオCDが発売された1994年に終了した。
- ^ MVSと同様のCPUやチップを使用しているため、ソフトウェアにわずかな変更を施すことで容易に家庭用ゲーム機として使用できる。
- ^ このことについては、「ザ・キング・オブ・ファイターズ完全読本」内でも、SNK時代からのSNKプレイモア社員によって語られている。
- ^ だが、ネオジオも他の家庭用ゲーム機と同様に、各々の国で販売するにあたって、各々の国のアナログテレビジョン方式の規格に準じて製造されており、例えば、NTSCという方式の国では、その方式によって家庭用ゲーム機及びソフトも作られているため、同じゲーム機のソフトでも他の方式にそって作られているソフトは、NTSC方式に準じて製造された本体では使えない可能性が高いので注意が必要である。
[編集] 外部リンク
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据え置き型 | マイクロソフト: Xbox(ソフト) - Xbox 360(ソフト) エポック社: カセットビジョン - スーパーカセットビジョン バンダイ: アルカディア - プレイディア(ソフト) - ピピンアットマーク SNK: ネオジオ(ソフト) - ネオジオCD(ソフト) 3DO社: 3DO(ソフト) アタリ: Jaguar - Atari 2600 |
携帯型 | エポック社: ゲームポケコン バンダイ: ワンダースワン(ソフト) - ワンダースワンカラー - スワンクリスタル SNK: ネオジオポケット(ソフト) - ネオジオポケットカラー アタリ: Atari Lynx |
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