ドラゴン・キッド
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ドラゴン・キッド | |
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プロフィール | |
リングネーム | ドラゴン・キッド |
ニックネーム | 神の子 究極龍2世 |
身長 | 161cm |
体重 | 70kg |
誕生日 | 1976年2月2日 |
出身地 | 愛知県東海市 |
所属 | DRAGON GATE |
トレーナー | ウルティモ・ドラゴン |
デビュー | 1997年 |
ドラゴン・キッド(1976年2月2日 - )は日本のプロレスラー。DRAGON GATE所属、愛知県東海市出身。身長161.8cm、体重70kg。覆面レスラーでありその素顔を窺う事はできない。本名非公開であるがデビュー以前の過去の経歴は公開しており、その正体は元FMWレフェリーの中村伸能(なかむらのぶよし)であると言われている。Typhoon所属。
目次 |
[編集] 経歴
身長が低かったためにプロレスラーになれず、結局FMWでレフェリーとしてデビュー。しかし夢を捨てきれず、遠縁の新崎人生の紹介で身長制限のないウルティモ・ドラゴンが設立した闘龍門に応募し、メキシコに渡る。ウルティモ・ドラゴンから彼の後継者に指名され、龍のマスクを授かりドラゴン・キッドとして1997年にデビュー。逆上陸後は身軽さを活かしたスピード感溢れる臨場ファイトやSUWAやダークネス・ドラゴン(現、K-ness.)との抗争で人気を博す。2004年には闘龍門最強決定戦EL NUMERO UNOで優勝を果たす。当初は正規軍、2002年からは新M2K、2004年からはDo FIXERに所属している。常にユニットの2番手に位置付けられていた事も相まって、結果を出しながらも団体の中心になかなか定着できず、マグナムTOKYOや土井成樹などから度々叱咤されている。最近では、天龍源一郎との試合に絡みながら(実際には、天龍が怪我のためタッグにて試合はできていないが)龍魂を引き継ぐものとして期待されており、当然ながらマスク剥ぎをされたら敗北が確定である。
2006年11月16日に急性虫垂炎で緊急入院。 2007年3月4日、名古屋国際会議場で復帰。見事に引き締まった上半身をあらわにするようなコスチュームに変更した。
[編集] 得意技
- ドラゴン・ラナ
- コーナートップから前方回転しながら相手に飛びつくウラカン・ラナ。ここ一番でしか披露しない切り札。キッドのウラカン・ラナはスピードが速く、丸め込み技というよりも相手の頭部を叩きつける技に近い。
- ウルトラ・ウラカン・ラナ
- スワンダイブ式のウラカン・ラナ。主なフィニッシュホールドで横須賀享が最も苦手とする技。キッドのウラカン・ラナはスピードが速く、丸め込み技というよりも相手の頭部を叩きつける技に近い。
- 横須賀享はこの技を喰らったら「絶対」敗北するというジンクスに付きまとわれていたが、「ジャンボの勝ち」で反撃した際にキッドの顎に命中させキッドはフラフラな(酔っ払い)状態になりその後ジャンボの勝ちを3発喰らわされ「ワールドライナー」で止めを刺され敗北を喫してしまった。
- デジャ・ヴ
- 2回転式のコルバタ。
- ジャメ・ビュ
- 逆立ち状態から足で相手の頭を挟み、そこから体を振り上げてデジャ・ヴを仕掛ける。
- クリスト
- デジャ・ヴの途中で回転を止めて腕の関節を取り、中腰になった相手の頭を首4の字で締め上げる関節技。相手を十字に架けられたキリストに見立てて命名。K-ness.はこれの切り返し技を開発しキリストを裏切ったイスカリオテのユダから「ユダ」と命名、ユダを切り返してクリストに移行すると「クリスト・アゲイン」となる。
- バミューダ・トライアングル
- いわゆる三角飛び式のラ・ケブラーダ。コーナーを利用し、場内からトップロープを越えてムーンサルトを浴びせていく技。
- ドラゴンズ・レイ
- 相手と背中合わせの状態から後方にジャンプし、相手の肩に飛び乗りウラカン・ラナを決める技。
- ミステリオ・ラナ
- 相手の肩に飛び乗り、肩車になってから、自分の体を半回転させ、ウラカン・ラナを決める技。
- ロザリオ
- 相手の首に巻きつくように肩に飛び乗り、腕をロックしてそこを支点としコルバタの回転を始める技。
- フェニックス・スプラッシュ
- リングに背を向けた状態でコーナーに登り、体を捻りながら450°回転して体を浴びせていく技。ハヤブサの使うものと同じ。
- ジーザス
- 相手をコーナー近くにロープと水平になるように寝かせ、エプロンに出てスワンダイブ式にロープに飛び乗り、体を90度捻りながらコーナーの逆側のロープに向かってジャンプし、両太ももの裏側でロープにバウンドさせ、その勢いを利用してムーンサルト・プレスを仕掛ける技。
- メサイア
- デジャ・ヴの途中でDDTに切り替える技。以前はドラゴンDDTと呼ばれていた。ブレーンバスターの切り返しとしても使われる。
- バイブル
- デジャ・ヴの途中で十字固めに切り替えて、フォールをとりにいく技。
- スーパーフランケンシュタイナー(with斎藤了)
- コーナーで相手を斎藤が肩車をして、そこにキッドがスワンダイブで飛びつき行う。落差は3メートル近くになる荒業。最近では斎藤了以外のメンバーともこの技を使用する。
- スタナー
- 主にカウンターに使っていて、ブレーンバスターの体制に持ち上げられた時に首に体を反転させて相手の首を掴み、そのまま尻から落ちる。主に相手の顎にダメージを与える技。
[編集] タイトル
- DRAGON GATE
- 闘龍門
- El Numero Uno 2004 優勝
- その他
- NWA 世界ウエルター級選手権 第43代王者
- UWA 世界6人タッグ選手権 第19代王者(マグナムTOKYO、斎藤了組)
- UWA 世界6人タッグ選手権 第26代王者(望月成晃、新井健一郎組)
- UWA 世界6人タッグ選手権 第30代王者(新井健一郎、セカンド土井組)
[編集] エピソード
- 抗争終結後SUWAに裏切られた際に『信じてたのに~』と迷言を発し、その後は何かと裏切られる度にいじられる。
- 公式その他の資料によって第1期生だったり第2期生だったりと表記されるが、1期生と2期生は入門は同時期でありメキシコに渡った時期で区分されており、1期生よりも遅く2期生よりも早く渡墨したキッドは正確にはどちらにも属さない。(「1.5期生」と呼ばれることもある。)
- 大食漢であるが、これはもともと太りにくい体質で並みのレスラーと同程度の食事ではすぐに筋肉が落ちて痩せてしまうため。(普通の食生活をしていると体脂肪率が10%を軽く切るくらいになってしまうくらい)
- 普段の試合は緑のコスチュームだが、大一番のときには白のコスチュームを使用する。
- 体格と身体能力から、スイーター・ボム(SUWA)、ユダ(K-ness.)、KOBEワールドライナー(横須賀享)などドラゴン・キッドにしか掛けられない技がいくつも開発されており通称「キッド潰し」の技といわれている。
- かなりのドラゴンボール(漫画)好きであるが、マニアぶりはK-ness.よりは劣ると公言している。
- 寝坊、遅刻魔であり、そのたびに後輩であるはずの斎了こと斎藤了から本気で怒られている。
- 海外での評価が非常に高く、ドイツのWXWのタイトル王座を奪取する等、CIMAからは『世界のDK』と言われている。しかし子供っぽいところや背が低いことなどで日本では主にいじられキャラである。
- マイクパフォーマンスが下手でよく噛む。また、喋り方が子供っぽい。
- 岡村社長からDoFIXERとフロリダ・エキスプレスとの敗者チーム髪切り、マスク剥ぎの完全決着を決定された際、マグナムTOKYOにドラゴン・キッドを封印してピーターパンにしろといわれたことがある。
- ハヤブサ&ドラゴン・キッド オフィシャルブログ Road to “Trust!”tour 2007の〔2007年11月12日(月)〕に添付してある風邪薬の写真の名前のところに薄っすらではあるが伸能様と書かれている。
[編集] 関連書籍
- ど~んとドラゴン・キッドくん(講談社・ISBN 4063239284)