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ドダイ改(ドダイかい)は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』および劇場版『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の兵器。モビルスーツを載せて飛行させるためのサブフライトシステム(以下S.F.S.)である。
[編集] 概要
グリプス戦役において、主にエゥーゴやカラバが運用した。
爆撃機からS.F.S.に転用したドダイYSとは異なり、完全にS.F.S.用として設計されている。そのため、武装などは特に見受けられない。劇中では、カミーユ・ビダンが搭乗するガンダムMk-IIや、クワトロ・バジーナが搭乗する百式、アムロ・レイの駆るリック・ディアスなどがドダイ改に乗って出撃・戦闘するシーンがある。また、ドダイ単独で戦闘することはなく、MS側から無人操縦している。ティターンズ側のMSでも操作可能で、『機動戦士Zガンダム』第15話で、カツ・コバヤシの操るガンダムMk-IIを搭載していた当機が、ロザミア・バタムの操るギャプランに奪われて使用された。さらに機首のコクピットから搭載MSを遠隔操縦することも可能で、『機動戦士ガンダムZZ』第35話では、ハヤト・コバヤシがドダイ改のコクピットから、搭載しているジムIIIのビームライフルを遠隔操縦し、ラカン・ダカランの操るザクIIIに対して攻撃を仕掛けている。
戦闘以外にも物資運搬目的で使用されることもあり、『Z』第18話ではルオ商会からアウドムラへの補給物資の輸送に使用され、『ZZ』第35話ではコンテナを搭載し、コロニー落としの標的になったダブリン市民を救助するために使用された。
[編集] 補足
- アニメ『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場する「ドダイツー」と間違われることがあるが、まったくの別物である。
- 映画『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』の劇中で、カミーユがドダイ改で出撃するシーンがあるが、これを漫画化した『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』の中では、カミーユの台詞は「ドダイ」なのに対し、画はドダイ改ではなく、ベースジャバーになっている。
[編集] 関連項目