トレッビア川
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Trebbia | |
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延長 | 115 km |
水源の標高 | 1,406 m |
平均流量 | 40 m³/s |
流域面積 | km² |
水源 | プレラ山 |
河口 | ポー川 |
流域 | リグーリアおよびエミーリア |
トレッビア川(Trebbia)は、イタリア北部の川で、ピアチェンツァ近郊でポー川の左岸に合流する支流である。
リグーリアのアペニン山脈にあるプレラ山(Monte Prelà)に発し、ジェノヴァ県とピアチェンツァ県を通過して、約115km流れる。
河口は平野(ポー川の流れから数キロ)にあり、エミリア=ロマーニャ州の川で最も平均流量が多く(平野にある河口への流出を評価した場合レーノ川を上まわる)、 この川の谷であるトレッビア渓谷はアペニン北部で最も長い。
流域の主な町はオットーネ、ボッビオ、Perino(コーリに所属する)、リヴェルガーロ、San Nicolò(ロットフレーノに所属する)、及びピアチェンツァ。
主な支流はアヴェート川で、トレッビア川の水は基本的にこの川からである。
ボッビオに至ると、川は自然主義の価値が大きな開けた谷間に流入し、多くの旅行者と水上スポーツ(カヌー/カヤック、ラフティング)の熱中者を惹きつける。
リヴェルガーロを越えると、トレッビアはポー平原に出る。
この川の岸に沿って2回の戦闘が行われた。
最初はトレビアの戦い(紀元前218年)、ハンニバルが執政官ティトゥス・センプロニウス・ロングス率いるローマ軍を倒した。
1799年の戦闘ではフランス革命戦争時、ロシアのアレクサンドル・スヴォーロフ将軍が、ジャック・マクドナルド率いるフランス軍を破った。