デビルメイクライシリーズ
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デビルメイクライシリーズ(Devil May Cry Series) は、カプコンがプレイステーション2で発売したアクションゲーム、またその作品から始まる一連のシリーズ。略称は「DMC」。
「Devil May Cry」を日本語に意訳すると、「悪魔も泣きだす」となる。これは、第1作『デビルメイクライ』公式サイト上のコラムで、ディレクターの神谷英樹によって語られており、公式化している[1]。 当初は「Devil May Care」というタイトルであったが、同名の映画があったため改題することとなった。この場合は「向こう見ずな」や「楽天家な」という意味。
また1では、ゲームの初めと終わりでダンテの構える店の名前が変わるが、タイトルがまだ決まっていなかった頃に、EDで「In the Red」という名前を使っていた。こちらは「赤字」という意味である。
なおこの項目では、便宜上第1作『デビルメイクライ』を「1」、第2作『デビルメイクライ2』を「2」、第3作『デビルメイクライ3』を「3」、『デビルメイクライ3』に追加要素を加え、廉価版として発売された『デビルメイクライ3 スペシャルエディション』を「3SE」、第4作『デビルメイクライ4』を「4」と略するものとする。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 概要
シリーズは第4弾まで発売されており、ハードの性能を生かした美麗な映像と、銃による射撃、大剣等による連続打撃をいかにスタイリッシュに行い敵を蹴散らすかという独特の爽快感が魅力である。簡単な操作でコンボを繰り出すことが可能だが、硬派で厳しいゲームバランスを特徴としており、ゲーム雑誌では「初心者には厳しい」と指摘もされていた。
基本的にゲームは英語音声・日本語字幕である。海外でも高い評価を得ており、アクションといえばFPSという風潮の欧米市場でも大きなヒットを飛ばした。
ゲームソフトは1作目と2作目がPS2、3作目がPS2とPC、4作目はPS3、Xbox 360で発売され、PC版も2008年7月24日に発売予定である[2]。またPSPでの発売も予定されている。実写映画化の報もあったが、現在の企画進行状況は不明。
[編集] シリーズ
- デビルメイクライ(PS2)(2001年)
- デビルメイクライ2(PS2)(2003年)
- デビルメイクライ3(PS2)(2005年)
- デビルメイクライ3 Special Edition(PS2、Windows XP/2000)(2006年)
- デビルメイクライ4(PS3、Xbox 360、Windows Vista/XP)(2008年)
[編集] 主要キャラクター
- ダンテ - 声:ドルー・クームス(1) / マット・カミンスキー(2) / ルーベン・ラングダン(3, 3SE, 4)
- デビルメイクライシリーズの主人公。伝説の魔剣士スパーダと、人間の母親エヴァの間に生まれた半人半魔である。それゆえ人間の姿のままで並外れた技や怪力を自在に操り、心臓や脳を傷つけられた程度では死なない。また、自分の意思で完全な魔人の姿になることが可能。作品によってモデルチェンジはあるが、基本的に赤を基調としたロングコート、大剣、大型二丁拳銃がダンテのパーソナリティとして定着している。
- 名前の由来は詩人であり『神曲』の登場人物でもある、ダンテ・アリギエーリ[3]。
- 粗野な男だが、父が持つ正義の心と母の優しさをしっかりと受け継いでおり、両親のことを誇りに思っている。人間の可能性を信じており、弱きを助け、自分なりの正義を貫き権威には媚びない。半魔ながら潜在能力はスパーダ以上ともされる。ハードロックが好み。
- 『デビルメイクライ』と同様に神谷秀樹がディレクターをつとめた『ビューティフルジョー』をはじめ、他メーカーのゲームである『真・女神転生III-NOCTURNE』にもゲスト出演している。
- ネロ - 声:ジョニー・ヨング・ボッシュ(4)
- 悪魔の右腕を持つ、「4」の主人公。名前の由来はイタリア語の「黒」、またはローマ帝王「暴君ネロ」と思われる(サビニ族の言葉で「果敢な男」の意も)。その実力から周囲に一目置かれている魔剣教団の若き戦士。厭世的で皮肉屋、協調性に欠け、単独行動任務を任される傾向にある。天涯孤独で、キリエやクレドとは家族のような関係。とある任務で腕に傷を負ったのをきっかけに右腕が悪魔化した。
- 大剣「レッドクイーン」と大型拳銃「ブルーローズ」、そして悪魔の右腕「デビルブリンガー」を使用して戦う他、物語の進行によって「閻魔刀」も使用。本来の利き腕が左右どちらなのかは分からないが、ゲーム中では剣や銃を左手で扱う(アクターのジョニーは右利きのためかなり難儀したらしい)。
- 正確な年齢はダンテやバージルよりも若いらしく、ダンテから「坊や」と呼ばれている。
- スパーダの血族であるらしいことがほのめかされているが、現在は「出生に秘密がある」とだけしか明かされていない。
- トリッシュ - 声:サラ・ラフルール(1, 2) / ダニエル・バージオ(4)
- ダンテをマレット島へと案内する長身の美女。魔帝ムンドゥスが作り出した電撃を自在に操る悪魔で、姿はダンテの母親に酷似している。マレット島での一件後はダンテの相棒になった。その後の物語となるアニメ版では世界を見て回る旅に出かけた事になっており、「4」ではダンテとは別行動でフォルトゥナへ潜入する。
- 性格は気まぐれで奔放。知識欲旺盛。思い立ったらすぐ行動に移したりもする。
- 名前は『神曲』に登場するベアトリーチェに由来する[3]。「2」では隠し操作キャラとして使用可能。使用武器は「スパーダ」と「ルーチェ&オンブラ」、水中用の「ナイトメア・γ」。主なアクションは「1」のダンテを踏襲しており、ラウンドトリップ使用時の素手の時は、イフリート装備時のダンテの動きを模した物になっている。
- スパーダ
- バージルとダンテの父親。額に第三の目がある。二千年前、悪魔でありながらムンドゥス率いる悪魔の軍勢と戦い、人間界を守った伝説の魔剣士。その後、魔界もろとも自らの強大すぎる力や魔へと変じた者達も封印し、以後は人間界を見守りつつ生涯を終えたとされている。現代においては半ばおとぎ話のように捉えられ信じる者は少数だが、4の舞台であるフォルトゥナやここにある魔剣教団では、スパーダの事績を信じ、神として崇めている。
- 正義に目覚めたのがどのタイミングであったかなど、詳しいことは不明。また、スパーダが正義に目覚めるきっかけを作ったのはエヴァではない(エヴァは人間であり、2000年前にはまだ生まれてもいない)。尚、テメンニグル、フォルトゥナなど、その生涯で様々な因縁・伝説を残している。
- ゲームでは「1」や「3」のクリア特典で、その姿を模してプレイ可能。容姿は右目にモノクル、髪型はオールバックの貴族風男性の姿で、その胸のスカーフ部にパーフェクトアミュレットが飾られているのも確認できる。1の基本装備は「閻魔刀」と「ルーチェ&オンブラ」。魔人化すると魔剣士スパーダの姿になる。3では使える武器はダンテと変わらないが、リベリオンのグラフィックのみがフォースエッジに置き換わる。
- 閻魔刀やリベリオンなど、ダンテとバージルが扱う武器は元々彼が所有していたものである。また彼が生前使っていた最強の剣は彼と同じ名前を冠している。
- 「スパーダ」とはイタリア語で「剣("spada")」の意味。しかしアメリカ人が発音しにくいという事で、"r"を入れ、表記は"sparda"となっている[3]。
- バージル - 声:ダン・サウスワース(3, 3SE)
- ダンテの双子の兄。名前は、古代ローマの大詩人で『神曲』の登場人物でもあるウェルギリウスに由来する[3]。外見は髪を後ろになでつけている点以外はダンテとそっくりだが、開発陣のコメントによると、ダンテよりも若干頬が細いらしい。
- ダンテとは違い冷徹で目的のためなら手段を選ばない。愛刀の閻魔刀から繰り出される剣術は冷酷無比にして華麗。母の死と己の無力を感じたことから、力こそ世の全てと信じ、自らは悪魔として生きる道を選び、ダンテと袂を分かつ。設定では銃火器を使わないことをポリシーとし、ゲーム中では幻影剣という強力な遠距離用の技を適宜使用する。「3」ラストで母の仇でもある魔帝ムンドゥスに戦いを挑むものの敗れ、その後1において「魔界騎士 ネロ・アンジェロ」としてダンテに敵対することとなる。
- 「3」ではあくまで敵キャラで、あるミッションで特定の操作をすると限定的に使用できるのみであったが、「3SE」で使用可能になった(バージルモード)。ダンテとミッションに違いはなく、敵として出現するバージルの衣装や台詞が若干異なる。
- ルシア - 声:フランソワーズ・グラリュースキー(2)
- 「2」に登場する、ダンテとは別のもう一人の主人公。詳細は『デビルメイクライ2』を参照。
- レディ - 声:カリ・ワーグレン(3, 3SE, 4)
- 「3」、「4」に登場する、オッドアイを受け継ぐアーカムの娘。カリーナ=アンをはじめ、多数の近代兵器を巧みに駆使して戦う。レディ(お嬢さん)はダンテが呼んだもので、アーカムと決別する際に捨てた本名メアリは、おそらく『神曲』に登場する聖母マリアからと思われる。悪魔になるために母を生贄にした父と、父を変貌させた「悪魔」そのものをすべて滅ぼす決意を持つデビルハンター。最初はダンテもその例外ではなかったが、最終的に和解。後にダンテとバージルに敗れ瀕死の重症を負った父と再会し、止めを刺したものの涙を流している自分に気付く。
- ダンテとの作中のやりとりから、彼女がきっかけでダンテがかつてのスパーダと同じ志を持ったと考えられる。1より後の話であるアニメや4では、ダンテとはデビルハンターの仲間として友人のような付き合いをしている模様。ただ大金をダンテに貸しており、彼が仕事を終えると報酬の大半を取り立てる。また、事件が自分の手に負えなくなるとダンテに押し付けて多額の仲介料を巻き上げる悪癖がある。
- 4でダンテ達が行動を起こしたのは賞金首の悪魔達が魔剣教団に捕らえられて横取りされ、ハンター稼業の支障になっているという彼女による調査依頼からであった。
[編集] アイテム
- アミュレット
- ダンテ、バージルが持つ母の形見のお守り。3ではダンテのものは銀色で、バージルのものは金色であるが、時間軸上3の後である1では両方とも銀である。これは製作者側が3において差別化を測ったためと思われる。2つ揃う事でパーフェクトアミュレットとなり、魔剣スパーダの力が解放される。更にスパーダはテメンニグルを封印した際、人間界と魔界をつなぐための鍵の役割も持たせていた。
- また、2で登場したデビルハーツは設定画面で「アミュレット」と表記されているが、母の形見であるアミュレットとは全くの別物。ゲームシステムに大きく関わっており、3つのアミュレット(属性、移動、付加能力)の組み合わせにより様々な戦いが出来るようになっている。
- オーブ
- 悪魔の血や生命力などが結晶化した魔石。効果によりその色が異なる。敵を倒すことで入手し、入手と同時に使用。また、レッドオーブは時空神像に捧げることで新たな力が入手可能になる。
- スター
- 錬金術によって生み出された魔石。体力を回復させる「バイタルスター」とデビルゲージを回復させる「デビルスター」があり、使用時は任意で決められる。ただし、使うとデビルハンターランクが下がるので注意が必要。
[編集] ゲームシステム
- モード
- シリーズ全作通して存在するゲーム難易度設定。最初はノーマル(加えてイージー)のみで、難易度をクリアしていくごとに上位の難易度を選択可能になる。
- 最高難易度とされる「Dante Must Die(通称DMDモード)」の難しさは他の難易度の比ではなく、敵の性能が数倍にまで跳ね上がり、敵の行動パターンの増加、強敵の出現するタイミングの早さ、敵がデビルトリガーを発動するなど、プレイヤーをおおいに苦しめる。初代である「1」ですらクリアしたプレイヤーは全体の一割に満たないと言われる。しかし、一瞬たりとも気を抜くことのできないスリル等はまさにカプコンの名作である『魔界村』や『ロックマン』といったレトロ作品に通ずるものがあり、このモードこそがDMCという作品の真の魅力と評するファンもいる。
- 難易度表記は以下の通り。
- EASY
- 最も簡単なモード。敵の性能も低く、最初から体力回復アイテムを所持、プレイヤーの初期体力が高いなどプレイヤー側に有利になっている。最初から出現しているか、ミスを何度もしてしまうと出現するパターンである。「1」では強制的にAUTOMATIC(ボタンを連打するだけで自動的にコンボが発動する)となり、3ではAUTOMATICにするかどうかプレイヤーが選べる。「2」には存在しない。
- NORMAL
- 標準の難易度。全モードの基準となる難易度。
- HARD
- NORMALをクリアすることで出現する。
- VERY HARD
- 3SEにのみ存在する、HARDをクリアすると出現する難易度。
- DANTE MUST DIE!
- ダンテ死すべし。最高難易度。通称DMDモード。1~4名称は共通している。
- LUCIA MUST DIE!
- 「2」のルシアディスクでの最高難易度。難易度はDMDと同じ。
- HUMAN
- 「4」におけるEASY。AUTOMATICはオプションで全難易度に適用されるため、普通の易しいモード。
- DEVIL HUNTER
- 「4」におけるNORMAL。
- SON OF SPARDA
- 「4」におけるHARD。
- HEAVEN OR HELL
- 「3」から登場した特殊難易度。プレイヤーも敵も「あらゆる攻撃で一撃で死ぬ」。
- HELL AND HELL
- 「4」で登場した特殊難易度。敵の強さはSON OF SPARDAに準拠するが、プレイヤーキャラクターのみ即死する。ゴールドオーブがステージ開始時に3つ支給され、それが尽きるとコンティニューできずゲームオーバーとなる。
- ミッション
- このゲームの進行は全てミッション制で行われており、目標を達成するとミッションクリアとなり、次のミッションへ移行する。またミッション内に隠されたミッションをシークレットミッションと呼称し、クリアすると、ブルーオーブのかけらが手に入る。
- 2以降、自由にミッションと難易度を選択できるシステムが加わり、以前クリアした特定のモードをプレイし直すことが容易になった。
- スタイリッシュランク
- 戦闘中に敵を攻撃したり倒したり、逆に敵の攻撃をかわした時、挑発した時などに、画面右上に表示されるランクの事。低い方からD・C・B・A・S(SS・SSS)と高くなる。スタイリッシュポイント(ゲーム中の内部パラメータ)の入る行動を起こす毎に加算され徐々に上がっていく。作品ごとにポイントが加算される行動は違うが、敵を攻撃する、倒すといったものは共通。3からはランクの下にランクゲージが追加、4からはクリアしたステージのみ累計ポイントが表示され、より視認しやすくなった。
- 作品ごとにランクのアルファベットに応じた単語、もしくは英文になっているのが特徴。
- 「2」は単語よりも英文の色が強いが、これは開発当初ランクが上がる毎に、ダンテがその言葉を喋るといったアイデアが盛り込まれていたものの名残。製品版ではこのアイデアは採用されていない。
- 挑発
- 特定ボタンを押すことにより挑発モーションを行う。大きな隙ができるが、敵の近くで行えばデビルトリガーゲージが大きく回復(3以降ではスタイリッシュゲージも上昇)するため、コンボと上手く織り交ぜれば早くデビルトリガーを発動しコンボ評価引き上げに活用できる。「2」で一旦なくなったが「3」以降復活した。また、「3」以降では挑発時のスタイリッシュランクによって台詞やモーションが変わる。尚、体験版と製品版では一部の台詞と、発音が異なる。
- バージルにも挑発モーションは用意されており、ボス戦の物とは異なる。バージルはダンテと違い装備している武器によって変わるのが特徴。
- デビルトリガー
- 略称DT。デビルメイクライにおいて、メインキャラおよび悪魔が発動する魔力のこと。プレイヤーキャラが使用するものは、姿の変化などを含め魔人化と通称する。画面上ではライフの下に残量がゲージとして表示されており、一定量以上蓄積されると発動可能。ゲージは、ダンテ達が敵に攻撃したり攻撃を受けたりする、敵の近くで挑発するなどで回復。発動中は攻撃力、防御力が上昇し、徐々にライフが回復する。武器によって移動速度上昇などの特殊効果があり、ある程度の攻撃ではダウンしないスーパーアーマー状態になる。
- ネロのデビルトリガーは、背後に悪魔の姿をしたオーラを召喚し、ネロの斬撃や銃撃に合わせて追撃を行う「ドッペルゲンガースタイル」に近い性能。防御力上昇率は低いが、バスターやスナッチなどの性能上昇、独自コンボの存在など、攻撃側面に特化している。
- 基本的にニューゲーム時には発動不可で、ストーリー進行により解禁される。
- なお、一部のマップや高難易度において、敵も使用する。
- チャージショット
- ボタン長押しで行える溜め銃撃で、通常より強力な攻撃が行える(3ではスタイルと武器が限定される)。バージルの場合はDTゲージを使用して自分の周囲に円陣幻影剣を配置する。ネロのチャージショット3では時間差で撃ちこんだ弾丸が爆発して敵に大きなダメージを与え、また更なる攻撃チャンスに繋げやすいため、重要な攻撃手段になり得る。
- デビルハンターランク
- シリーズ全作を通して存在する、ミッション終了後にリザルトでのステージ中の評価。低い方からD・C・B・A・Sの5種類で、評価によってレッドオーブを入手できる。基本的には被ダメージ・取得オーブ数・ステージクリアまでのタイム、2以降はスタイリッシュポイントも評価対象で、アイテム(4ではスーパーモード)使用は概算ポイントにペナルティが与えられる。また、すべてがSランク評価の最高評価はSSランクと俗称され、オーブ追加ボーナスがある(1のみ)。
- コスチューム
- モードをクリアしていくことにより、キャラクターの衣装にバリエーションが増える。「2」ではディーゼル社とのコラボレーション衣装。また、「4」には現在隠しコスチュームは存在しない。
- 初代からお馴染みであるのが、姿は変わらないがDTゲージが減らなくなる「スーパーダンテ」と、ダンテの風貌ががらりと変わる「伝説の魔剣士(Legendary Dark Knight)」。後者は魔人化時の姿と戦闘テーマ曲イメージからスパーダ本人の姿だと後の製作者コメントがあるが、ゲーム中でははっきりと明示されていない。
[編集] その他
- ジャックポット(Jackpot)
- ダンテが使っていた決め台詞。直訳すると「大当たり」だが、これには「ついに決着が付く」という意味もある。一般的にはスロットで777が出たときなどに叫ばれる。(実際、パチスロ「デビルメイクライ3」でも777がそろった時使用されている。)
- 4ではM20にてラスボスにバスターでトドメを刺すと、ネロがこの台詞を叫ぶが、他にも「Checkmate!」(チェックメイト!)と叫んでいることからジャックポットはシリーズの恒例を意識していて、ネロの決め台詞はこのチェックメイトだと思われる。
- デビルメイクライ(Devil May Cry)
- ダンテが営む便利屋の名前であり、このゲームの題名。その意味は「悪魔も泣きだす」。スラム街に位置し、幾度となく破壊されている(大抵がダンテのせい)、職業上災難が多い場所。ダンテの趣味が所々に現れており、事務所兼自宅といった模様。何故か椅子が倒れていることが多く、いつも蹴り上げて立てている。
- 1の最後には「デビルネバークライ(Devil never cry)」に改名されたが、続編では「May」に戻っている。これは小説2巻で言及され、ドラマCD1巻では「Never」はトリッシュとダンテの事務所であり、自分(トリッシュ)が離れることが多い現在は今までの名前に戻しておいて欲しい、とダンテに彼女が頼んだという理由が明らかにされた。余談だが、3の事務所内の電話は何故かコードが無く、受話器と本体が繋がってもいない(しかし、TVアニメ版では受話器と本体は何故かコードが繋がっていた)。
- ピザ(pizza)
- ダンテの大好物で、しばしば食事の風景も登場する。食べかけを悪魔に踏まれたりレディに取り上げられたりと受難は尽きない。
[編集] 悪魔と涙について
この作品ではタイトル「Devil May Cry」が示すように、涙と悪魔の関連性がテーマの1つとして語られている。1~3においてダンテは必ず「Devils never cry.(悪魔は泣かない)」と語っていることからわかるように、作中少なくともダンテは、「涙を流すか流さないか」を悪魔と人間の線引きとしているように思われる。ダンテは自分自身をどう思っているのかは定かではないが、1では明らかに涙を流している描写があり、3でもそれらしきシーンがあったため、ダンテの定義に従えば、彼自身も悪魔ではないということになる。
また1の直後に発売された1の攻略本によれば、ダンテが以下のように語っている。
『感情を高ぶらせて流れ落ちる涙は、他人を想う心を持つ人間の特権であり、証明なのだ。もしも涙が流せたなら、そいつはもう悪魔なんかじゃない』
しかし、レディは前述の様に「家族を想って泣く悪魔もいるのかもしれない(→Devil may cry)」と語っているので、キャラクターによって考え方は違うようにも見受けられる。また、ダンテは自身の便利屋の名前を3のエンディングから1のエンディングまで「Devil May Cry」にしていたことから、上のような考えを持つようになったのは、1でトリッシュが涙を流した以降と推測される。
余談だが、2では悪魔の涙が固まったものという設定のホワイトオーブが登場する。3にもホワイトオーブは登場するが、悪魔の魂が固まったものという設定になっている。
[編集] 小説版
[編集] 後池田信也
スニーカー文庫。平成14年、5月1日発行。後池田信也・著作。カプコン・監修。挿絵・三輪士郎(1巻)。
- 「デビルメイクライ3」ゲーム本編とコミック版以前の、ダンテが店を構えずに便利屋として働いていたころが舞台(エピローグは3の後、1の直前)。ゲームでは語られなかった、ダンテの愛銃となるエボニー&アイボリーの誕生秘話などが描かれる。1巻は、ゲーム1作目のディレクターである神谷英樹が綿密に監修を行っている。
- 当作品と3におけるバージルの設定を照らし合わせると矛盾する点が現れることから、一部パラレル世界化してしまった。
- アニメーションにおけるダンテの「トニー」やストロベリーサンデーの元ネタでもある。
- 小説版2巻はゲームにおける2の少し前の物語になっており、一部2に繋がる描写が見られる。
[編集] 登場人物
- トニー・レッドグレイブ
- 裏の様々な荒事を引き受ける「便利屋」。両刃の大剣と、二挺拳銃を使う。魔除けのアクセサリをぶら下げた紅いコートとワンオフの鹿皮ブーツを愛用し、ストロベリーサンデーとジン・トニックを愛する。煙草は嫌い。個人で組織にも抗う凄腕の持ち主でありながら、報酬に関わりなく気に入った仕事しか受けない気紛れ屋。
- 正体はいわずもがなダンテ。父の形見である剣が「今はその名を隠し、目を眩ませ、生き延びよ」と言う言葉を聞き、悪魔から逃れるために名前を偽っている。作中後半で悪魔を狩るために本名を宣言する。
- ギルバ
- 自称賞金稼ぎ転向組の新人便利屋。頭を包帯で巻き、目と口以外の相貌は窺えない。日本刀を愛用し、エンツォの紹介でボビーの穴蔵に現れる。悪魔を目にしても落ち着いた態度を崩さない。殺人を嫌うトニーとは対照的に、目標を確実に皆殺しにする非情さを持ち合わせていた事で、トニーを嫌っていた便利屋達の支持を得る。
- その正体はバージル(ギルバはこれのアナグラムである)。最後の戦いの際、同じアミュレットをつけていることに気付き、刻まれた名前を見て初めてバージルと判断した。
- なお悪魔やショットガンを用い、魔帝ムンドゥスと繋がりがあるような描写があるが、これは3におけるバージルの孤高を好み銃器を嫌い、魔帝に戦いを挑む姿勢と矛盾することから現在はパラレル設定と考えられる。
- ニール=ゴールドスタイン
- 「45口径の芸術家」とまで言われた銃職人だったが、現在は裏稼業相手に銃のアキュライズを手がけている初老の女性。気が強く、気に入らない仕事は引き受けない頑固さも持つ。トニーの銃、エボニー&アイボリーの生みの親。ロックという死別した息子がおり、ダンテと死んだ息子を重ねて見ていた。最期はギルバに致命傷を負わされるも、火事の中、気力で完成させた双銃をダンテに託して逝った。
- エンツォ・フェリーニョ
- ダンテのギルド仲間。酒場「ボビーの穴蔵」にさまざまな仕事を持ってくる仲介屋で、情報屋として名が通っている。「Devil May Cry」の事務所を見付けてくるなど、その後もダンテとは幾度となく関わっていく事になる。
- コミック版にも彼は登場しており、ゲームの1作目と3作目(SE含む)の取扱説明書、そして”ビューティフルジョー・新たなる希望”のゲーム中のとある一場面では、彼のダンテに対してのコメントが載せられているが、小説版と漫画版では服装等の設定が若干異なる様である。
- ベリル
- 小説版2巻に登場する赤毛の女性デビルハンター。ナイフやサブマシンガン、対戦車ライフル等数多くの武器を使いこなす。生涯を賭けて追い求めていた呪われし魔具「獣の首」入手の助力を成り行きで出会ったダンテに求める。獣の首の魔力に巻き込まれ、ダンテと共にパラレルワールドに飛ばされてしまう。
[編集] 安井健太郎版
- 「4」のノベライズ。著者はラグナロクシリーズの安井健太郎、挿絵はトリニティ・ブラッドなども担当したTHORES柴本。
- スニーカー文庫より、2008年夏発売予定。
[編集] コミック版
メディアファクトリーより刊行。1巻は平成17年2月28日、2巻は平成17年7月31日発行。茶屋町勝呂著作。カプコン完全監修。
全3巻予定、現在2巻まで出版されている。3巻の発売日は未定だが、2巻が発売してから随分経っており、アニメや4が完成している今となっては発売する可能性は極めて低いと言えるだろう。
3の一年前の物語となる、公式オリジナルストーリー。1巻はダンテ、2巻はバージルが主人公。ゲームでは示唆されるのみだった2人の因縁が明らかになる。また、ゲーム内では特に語られない世界観についても、謎を解く鍵が作中に数多く散らばっている。3のヒロイン・レディも未だ一般人ながら登場し、ともに戦いに赴く彼らの運命とクロスオーバーする。
コミックスにおけるダンテは、ゲーム中の勇み肌な性格とは幾分異なり、暗く冷めた性格の持ち主に描かれている。父スパーダを「冷酷な悪魔」と評し、何かのはずみに狂的な表情を見せることが多く、ジョーク交じりの口調も明るいというよりはシニカルである。
[編集] 携帯電話ゲーム
256K ver.2対応のVアプリを2005年4月1日より525円で配信開始。「3」の少し後のダンテの狩人としての動きを描く。
[編集] テレビアニメ
2007年6月14日~9月6日に、WOWOWにて毎週木曜PM23:00~23:30(JST)放送。原作のキャラクター・設定を用いてアニメオリジナルのストーリーを描く。時間軸としては、1の後、4の前。全12話。 少しひねくれた色男(ダンテ)の事務所に、突如舞い込んだおしゃまな少女パティと、それを取り巻くスタイリッシュな住民たちとのエピソードを、ほぼ1話完結で放映している。 典型的なハードボイルドの下敷き&話運びでは有るが、それ故に安心して見られる事と、質の高いアニメにより概ね好評である。
[編集] 登場人物
- ダンテ
- 声:森川智之
- 主人公。伝説の魔剣士スパーダの息子の一人で、魔帝ムンドゥスを倒した最強のデビルハンターだが、普段はやる気のない男で、気の向かない依頼は引き受けず、事務所Devil May Cry(本作での事務所は3で最初に登場したモデル)も散らかりっぱなし。食事はジン・トニックにピザ(オリーヴ抜き)、ストロベリーサンデーのみという体たらく(トリッシュからピザは控えろと言われているらしいが)。借金まみれのくせに週休六日主義を公言して憚らない。私生活はかなりズボラ。レディからも多額の借金をしており、仕事を終える度に取り立てられている。本人曰く、女・子供には優しいという。だがひとたび悪魔を前にすれば、愛用のリベリオンとエボニー&アイボリーを構え『R指定』と称して敵を圧倒する。
- パティ・ローエル
- 声:福圓美里
- アニメ版のヒロイン。ダンテが仕事で助けたブロンドヘアーの少女で、ダンテを慕っているらしくDevil May Cryに通い詰めている。孤児院暮らしで、母は悪魔に殺されたと聞かされている。何かとおせっかい焼きな性格で、おしゃれでおしゃま。大人ぶっているが、コーヒーは苦手。TVドラマが大好き。ダンテとは対照的に賭けに強い。当初は顔にそばかすがあったのだが、終盤に入ると見られなくなった。ほぼ毎回衣装や髪型が変わる。
- J・D・モリソン
- 声:大塚明夫
- 律儀な性格の情報屋。悪魔に対しても理解があるらしく、「ダンテ向きの仕事」もよく持ってくる。ダンテが車を持っていないので、よく移動の手段としてのアシの役割をしている。TVやジュークボックスの修理もこなす器用な男。
- レディ(メアリ・アン・アーカム)
- 声:折笠富美子
- 「3」のヒロインにして、多彩な銃を操るデビルハンター。Mission2より登場。ダンテに多額の金を貸しており、たびたび取立てに来る。同時に仕事を持ってきたり、協力して仕事に臨むこともあるようだ。「3」から随分と大人びた性格になったが、時々かつての直情的な性格が出てくることも。第4話では偶然にもトリッシュ・パティと同じように服の代金をダンテに払わせようとした。
- トリッシュ
- 声:田中敦子
- 「1」のヒロインにして、涙を流す悪魔。Mission4より登場。ダンテの相棒。知識欲旺盛と自負する通り、現在は事務所を離れ世界を回っている(その気紛れな行動に、ダンテは彼女を元相棒と呼ぶが、アニメより未来にあたるシリーズ4作目では共に仕事をしている)。二丁拳銃ルーチェ&オンブラでダンテに引けをとらない銃技に、雷を操る力も持つ。
- シド
- 声:野沢那智
- 戦う力も大した能力もない(人間の皮を被って人のふりをする事はできる)下級悪魔。ぎょろりとした目をはじめ、不気味な姿をした小男だが、人間に化けているのか本来の姿なのかは不明。たびたびダンテの前に現れてはどうにか逃げていく。しかし、彼には何か狙いがあるようだが…。
- ニーナ・ローエル
- 声:久川綾
- パティの母親。悪魔に殺されたとされているが…?
- フレディ
- 声:星野充昭
- ダンテの行き着けのカフェ「Freddie」のマスター。ストロベリーサンデーも手作りらしい。モデウス、ダンテにその味について苦言を呈された際にはしばらく店を閉めるなど、ナイーブな性格である。
- シンディ
- 声:かかずゆみ
- Freddieのウェイトレス。ローラースケートで移動する。ダンテのような男が好みであると言うが、それは自分に好意を寄せる男、アイザックへの成長の要求でもあった。アイザックからのアタックはまんざらでもない様子。
- パティ・ローエル(別人)
- Mission1のゲストキャラクター。後半に登場。
- ヴィンセント
- 声:関智一
- Mission2のゲストキャラクター。バイクチームの頭。茶髪のロングヘアー。ハイウェイに巣食う悪魔「レッドアイ」に取り殺された兄の敵討ちを巡り、ダンテとバイクレースをすることに。ニトロによる加速をバイクに搭載しているが、ダンテによって転倒させられる。
- ミッシェル
- 声:西凜太朗
- Mission2のゲストキャラクター。ヴィンセントの兄。悪魔「レッドアイ」とバイクレースで勝負して死亡したという。
- ブラッド
- 声:野島裕史
- Mission3のゲストキャラクター。眼鏡をかけた優男風の男性で、流れ者らしい。人間の愛に興味があるらしく、恋愛小説を愛読している。アンジェリナの恋人。近頃、キャピュレット・シティーで多発している通り魔事件の疑惑を掛けられていて、『彼を殺してくれ』とキャピュレット・シティー市長から依頼されたダンテは彼と接触することになる。
- その正体は悪魔だが、大した力は持っていない様で、魔界では虐げられていた(ただし、簡単な治癒能力ぐらいは持っている)。魔界にいる主からある儀式のために送り込まれたというが…
- アンジェリナ・ヘイゲル
- 声:桑谷夏子
- Mission3のゲストキャラクター。ブラッドの恋人。彼女も眼鏡を掛けている。キャピュレット・シティーの市長、マイク・ヘイゲルの一人娘。幼くして母を失っていて、父親から過保護な扱いを受けている。
- マイク・ヘイゲル
- 声:福田信昭
- Mission3のゲストキャラクター。キャピュレット・シティーの市長でアンジェリナの父。ブラッドが悪魔だと思っていて、彼がアンジェリナと付き合うことを認めようとしない。
- アイザック
- 声:てらそままさき
- Mission5のゲストキャラクター。シンディに想いを寄せる男。金髪で筋肉隆々の身体をしているが、パティにすら弱そうと評されている(ただし、二階から飛び降りたりして足を骨折してもすぐ歩き回ったり、何度痛い目にあってもダンテのストーキングをやめなかったり、タフな一面もある模様)。家系は祖父の代から平和主義らしいが、一応銃は持っている。
- シンディが好むダンテをストーキングするうち、ダンテを取り巻く異常な世界に足を踏み入れ…
- エレナ・ヒューストン
- 声:朴璐美
- Mission6のゲストキャラクター。かつて伝説のロック・クイーンと呼ばれた女性ロック・ボーカリスト。優れた歌の才能を持っていて、人を惹きつける不思議な魅力があったという。しかし、思うように自分の曲が売れず苛立っていたときに、急に曲が売れるようになり、彼女の曲を聴いたファンと彼女自身に異変が起こり始める……
- ダンテの事務所Devil May Cryのジュークボックスに入っていたレコードが彼女の初期の曲で、ダンテもその曲を気に入っていたらしいが、レコードが擦り切れてしまっていたため、曲名もタイトルもわからないまま聞くことが出来なくっていた。アニメ内ではそのレコードのタイトルは、1.『Mermaid ROCK』 2.『It's my Rock'n'Roll』と表示されていたが、後に発売されたサウンドトラックでは曲名は『FUTURE IN MY HANDS』となっていた。
- ティム
- 声:梅津秀行
- Mission6のゲストキャラクター。エレナの幼なじみの男性。エレナの歌に魅了された1人で、彼女の曲を多くの人に聞いてもらうため、マネージャーとして尽力する。しかし、売れ始めるとエレナは彼から離れていってしまい、別れることとなった。それからも彼女のレコードは大切に保管している。
- 現在はトレジャーハンターをやっていて、最近発見された北の廃墟の宝探しをする際にダンテに護衛を依頼することになる。
- ケーリー・マルケス
- 声:うえだゆうじ
- Mission7のゲストキャラクター。細目の男性。妹に指輪を買ってあげるなど、妹想いな面もあるらしい。親友を殺した罪で刑務所“デビルプリズン”の特別房に収容されるが…
- リン
- 声:柚木涼香
- Mission7のゲストキャラクター。ケーリーの妹。サファイア色のおさげ髪(ダンテ談)をしている。兄が殺人罪で収監されてしまったが、無実を信じていて、ケーリーを助けてほしいとDevil May Cryに依頼に来る。
- 偶然か必然か、本作のエンディングテーマを歌っている歌手と名が同じ。
- クラウド
- 声:志村和幸
- Mission7のゲストキャラクター。ケーリーの親友で彼に殺されたらしいが…
- プレシオ
- 声:飯塚昭三
- 顔そのものが仮面で液状の体を持つ悪魔。詳しい行動原理は不明だが、どんな願いでも叶えると語っている(実際には全く叶えようとしない)。しかし、額の第3の赤い目が開いている時に“死んでほしい”と言う願いを叶える様である。緑色の酸液を吐いて攻撃する他、その体も時に酸液と化す。物に化けたりもできる様だ。
- アーネスト
- 声:谷山紀章
- Mission8のゲストキャラクター。とある街で教師をしていて、ダンテを幼馴染の「トニー」と呼ぶ。しかし、ダンテの正体を知った彼は・・・。
- マーグレット
- 声:麻生美代子
- Mission8のゲストキャラクター。アーネストやトニーの先生。
- エリーゼ
- 声:岡村明美
- Mission8のゲストキャラクター。アーネストの妻。
- ジョー
- 声:家中宏
- Mission9のゲストキャラクター。通称・“ゴールド・アーム・ジョー”。黄金の腕を持つと言われるギャンブラー。常に丁寧語で話す紳士風の男性。
- サンタクロース
- 声:仲木隆司
- Mission9のゲストキャラクター。通称・“サンタクロース”(本名は不明)。老人ギャンブラー。人の心を見透かすというポーカーの達人。見た目もサンタを思わせる外見だが、由来はいつも袋一杯に金を持って帰るということから。
- アマンダ
- 声:高島雅羅
- Mission9のゲストキャラクター。通称・“ラッキー・アマンダ”。女神の幸運を持つと言われるギャンブラー。セレブを思わせる派手な雰囲気の女性。ブラフ(はったり)を言うとき、髪の毛をいじる癖があるらしいが…
- ポール
- 声:木内秀信
- Mission9のゲストキャラクター。元々は真面目な人間だったが、突然人が変わったようにギャンブルにのめりこむようになったという。一見 臆病でびくびくしているが、ギャンブルでは高い手を狙った行為が目立ち、異常な程の強運を持っている。
- サラ
- 声:玉川紗己子
- Mission9のゲストキャラクター。ポールの妻で、彼を助けてほしいと、Devil May Cryに依頼に来る。
- バアル
- 声:中田譲治
- Mission10のゲストキャラクター。悪魔。在りし日のスパーダの弟子である、強面の男。白髪の白ずくめで、ダンテいわく「牛乳屋」。スパーダと志を同じくしたが、彼の没後はダンテを狙い、より強く、またモデウスのためにも力を追求していた。しかしそれをシドに利用される形になる。本来の姿は純白の騎士のような姿。二刀流である。
- モデウス
- 声:三木眞一郎
- Mission10のゲストキャラクター。悪魔。在りし日のスパーダの弟子にして、バアルの双子の弟だが、似ても似つかぬ黒ずくめの優男(したまつげに共通点がある)。ダンテと同様、ストロベリーサンデーが大好き。兄を遥かに凌ぐ剣の才能を持っていたが、兄の生きがいを奪わぬために剣を置いた。彼もまたシドに利用される。本来の姿は漆黒の騎士のような姿。兄と違い剣は1のダンテの武器・アラストルに似た意匠の一本のみ。どことなく彼自身の人間時のデザインもビューティフルジョーに登場する“変身前アラストル”に似ている(担当声優はアラストルのキャストも担当している)。作中で涙を流した。
- サイモン
- 声:小西克幸
- Mission11のゲストキャラクター。黒髪の長髪にサングラスをかけている男性。コーヒーは飲めないらしいが…
- エンツォ・フェリーニョ
- 声:松本保典
- ドラマCD第1巻に登場するダンテの旧友。アニメ版よりも以前、ダンテの店の名前が「Devil Never Cry」だった頃のダンテとトリッシュにとある依頼を仲介した。その頃は悪魔の存在を信じておらず、その依頼から発展した事件の出来事がきっかけで悪魔の存在を信じるようになった。
- その後アニメの頃には悪魔絡みの品(魔具)を扱う質屋のような仕事をしており、ダンテは彼に借金の形として1や3などで手に入れた魔具を預けているようである(つまり今まで入手した武器などは全てエンツォに預けていた)。この設定は「ダンテは今まで手に入れた魔具をどうしている」と言うシリーズ当初からのファンの疑問に対応した物。
- アグニ&ルドラ
- 声:たてかべ和也&肝付兼太
- ドラマCD第1巻に登場する2組1対の剣型の双子の悪魔。アグニは炎の、ルドラは風の力を持つ喋る剣。かつて「3」において、ダンテと戦い彼に力を貸した。エンツォの店に置かれていたのだが、他の魔具とは違い質草としてではなく、勝手に喋ってうるさいという理由で売り払われたらしい。
- マクレーン
- 声:堀内賢雄
- 刑事。ドラマCD第2巻「Strawberry Sandae Murder's case」に登場。とある事件で容疑者となったダンテの取り調べを担当した。
- 非常に生真面目で融通の利かない性格。しかし少々愚直で、暴走しがち。
[編集] 登場悪魔(声優無しで名がはっきりしている者)
- レッド・アイ
- ハイウェイに現れる赤い一つ目の謎の悪魔。
- ベルフェゴール
- 高位の悪魔らしい。
- アビゲイル
- 魔王と同等かそれ以上の力を持つとされる大悪魔。名前の由来はアビゴルと思われる。
- この他にも多数の名も無き悪魔が登場する。どれもデビルメイクライらしく、個性的な者達ばかりである。
[編集] スタッフ
- 原作:カプコン
- 企画:丸山正雄(マッドハウス)、春名慶(ショウゲート)、永田勝治(メディアファクトリー)、峯崎順朗(WOWOW)
- エグゼクティブプロデューサー:臼井久人(ショウゲート)、岩崎篤史(メディアファクトリー)、北浦宏之(WOWOW)
- プロデューサー:伊平崇耶、新田達弘、片桐大輔、里見哲朗
- スーパーバイザー:小林裕幸
- シリーズ構成:井上敏樹
- 構成協力:榊一郎
- キャラクターデザイン・総作画監督:阿部恒
- 悪魔デザイン:箕輪豊
- プロップデザイン:木村雅広
- 美術監督:青木勝志
- 色彩設定:児玉尚子
- 撮影監督:太田和亨(レアトリック)
- 3DCGI:井野元英二(ORANGE)
- オフライン編集:西山茂(REAL-T)
- 音響監督:中嶋聡彦
- 音響制作:テクノサウンド
- 音響スーパーバイザー:三間雅文
- 音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
- 録音:田上祐二(アオイスタジオ)
- 録音スタジオ:アオイスタジオ
- 音楽:rungran
- 音楽プロデューサー:佐々木史朗、井上裕香子
- アニメーションプロデューサー:淡野真
- ラインプロデューサー:酒井俊治
- 助監督:川村賢一
- アニメーション制作協力:ジャスト(第3・7話)、プラム(第4話)、ジェイ・シー・エフ(第5話)、FRONTLINE(第8話)
- アニメーション制作:マッドハウス
- 監督:板垣伸
- 製作:Devil May Cry製作委員会(カプコン、WOWOW、ショウゲート、マッドハウス、メディアファクトリー)
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ『d.m.c』
- 作曲:はまたけし、編曲:rungran
- エンディングテーマ『I'll be your home』
- 作詞・歌:及川リン、作曲・編曲:はまたけし
[編集] エピソード
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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Mission:01 | Devil May Cry | 井上敏樹 | 板垣伸 | 阿部恒 | |
Mission:02 | Highway Star | 菅正太郎 | 板垣伸 | 川村賢一 | 菊池聡延 |
Mission:03 | Not Love | 森橋ビンゴ | 中山堅 | 浦和文子 木下勇気 |
|
Mission:04 | Rolling Thunder | 阿保孝雄 | 川村賢一 | 土橋昭人 水川弘理 |
|
Mission:05 | In Private | 菅正太郎 | そえたかずひろ | 牧野吉高 | 金子匡邦 |
Mission:06 | Rock Queen | 榊一郎 | 室井ふみえ | 山本善哉 | |
Mission:07 | Wishes Come True | 井上敏樹 | 稲垣隆行 | 滝沢潤 | |
Mission:08 | Once Upon a Time | 菅正太郎 | 鶴岡耕次郎 | 福多潤 | 宮前真一 |
Mission:09 | Death Poker | 井上敏樹 | 川村賢一 | Shin Hyung-sik Kim Dae-hoon |
|
Mission:10 | The Last Promise | 菅正太郎 | 板垣伸 | 高橋亨 | 日向正樹 木村雅広 |
Mission:11 | Showtime! | 森橋ビンゴ | 板垣伸 川村賢一 |
阿部恒 | |
Mission:12 | Stylish! | 田崎聡 日向正樹 |
[編集] パチスロ
詳細はデビルメイクライ3 (パチスロ)を参照
2007年6月よりロデオからパチスロ機、「デビルメイクライ3」がリリースされ全国のパチンコ・パチスロ店に設置されている。
[編集] 関連ゲーム作品
- ビューティフル ジョー - ダンテ等がゲストキャラとして参戦。
- CAPCOM FIGHTING Jam - ジェダのエンディングでダンテが登場。
- 真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス - 主人公の敵としてダンテが登場。
- SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS - ダンテ、トリッシュ、ルシア、バージル、ネロ・アンジェロ、グリーンオーブがカードとして登場。
- 戦国BASARAシリーズ - アラストルなど一部の武器が登場。
- ストリートファイターシリーズ - ダンテ、ネロの一部の技は、このシリーズに登場する必殺技を元にしている。
[編集] 脚注
- ^ 「Devil May Cry」(デビルメイクライ)/ COLUMN - 1.はじめまして 「Devil May Care」のタイトルについても語っている。
- ^ ベンチマーク機能付きの体験版が『デビルメイクライ4』公式サイトで配布されている(ベンチマークのみのバージョンも同時に配布)。
- ^ a b c d 「Devil May Cry」(デビルメイクライ)/ TECHNIQUE - 3.「名前の由来」
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- カプコン公式サイト
- アニメ公式サイト
- アニメデビルメイクライWOWOW特設サイト
- パチスロ デビルメイクライ3
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メインタイトル | Devil May Cry - DMC2 - DMC3(3SE) - DMC4 |
その他 | 小説版 - コミック版 - アニメ版 - パチスロ |