ソニックウィングス
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ソニックウィングス(SONIC WINGS)は、1992年にビデオシステムが製作した縦スクロール方式のシューティングゲームである。シリーズ化もされ、家庭用ゲーム機への移植版も出ている。
発売当時は、格闘ゲームブーム真っ盛りだった。そんな中にもかかわらず、このゲームは異例の大ヒットとなった。
海外でのタイトル名はAERO FIGHTERS(エアロファイターズ)となっている。欧米では「ソニック」がセガの登録商標であり、商標問題が発生するため変更せざるを得なかったと言われている。
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[編集] シリーズ一覧
- ソニックウィングス
- 1992年に発売、縦画面。 各面の長さが通常のシューティングゲームより短く、展開がスピーディーでメリハリが効いているのが最大の特徴である。 また、ショットがパワーアップすることもあるが、一定の弾数を撃つと元の状態に戻る。プレイヤーが操作できる機体は、参加した4カ国(それぞれの国ごとがチームとなっている)から選び、プレイヤー1・2でそれぞれ異なり全8種類。サブウエポンやボンバーの種類が多彩で、敵のボスキャラクターも非常に個性的となっている。ステージは7面で構成されており、それを2周すればオールクリアとなる。各キャラクターによってエンディングが異なる。
- 家庭版では、1993年7月30日にスーパーファミコン版が発売された。もちろんアーケード版とは違って、縦長画面ではないが、スーパーファミコン版にしては移植度がかなり高い方である。隠しモードとして、タイムアタックモードが存在する。また、最近では、ハムスターから「オレたちゲーセン族」シリーズの1つとして、2005年7月21日にプレイステーション2版が発売されている。特典が豊富でかつ安価だが、その再現のほどにはかなり問題がある。また、以下に紹介する続編のアーケード版の復刻版も同社の同シリーズでリリースされる予定である。
- ソニックウィングス2
- 1994年7月に発売された続編。この作品と後述する続編の『3』は、SNKのアーケード筐体:Multi Video System(MVS)用に製作されている。そのため、MVSのモニター制限により縦画面から横画面へと変更された。展開のテンポは前作と変わらず健在で、操作についても前作と変わっていないが、ショットのフルパワーアップ状態が3段階になり、元の状態に戻る条件も、時間制限から弾発制限となった。また、操作できる機体はプレイヤー1・2共に全8機が扱えるようになった。ただし、同じ機体を同時に選択することはできない。参加する国(チーム)の数も、4カ国から5カ国へと増えた。ステージは全部で10面である。
- 家庭版では、1994年8月26日にネオジオ版とネオジオCD版が同時発売された。
- 最終ボスは全3種類おり、そのうちランダムで1体だけ出現するようになっている。
- ソニックウィングス3
- 1995年10月に発売された『2』の続編。前作と同様に、MVS用に製作されている。基本システムと操作系は変わっていないが、追加システムとして、新たにルート分岐システムが採用されている。このシステムは、プレイヤーがコースを選択するのではなく、ボスの倒し方によって自動的に決定される、という仕組みになっている。プレイヤーが操作できる機体の数も8機から10機へと増えたが、機体がジェット機から、レトロなレシプロ機へと変更された。これらの10機に加え、セレクト画面である隠しコマンドを入力すると、隠し機体(キャラ)が2体(2人)出現する。エンディングはキャラの他、コースによっても違ってくることもある。前2作品と違って難易度がかなり高くなっている。また、BGMも流れるようなった。基本操作の説明が機体選択後に出てくる。全2周でオールクリアとなる。このシリーズの特徴であるスピーディーな展開は健在である。
- 家庭版では、1995年11月17日にネオジオ版とネオジオCD版が同時発売された。
- ソニックウィングス スペシャル
- 1996年7月5日にセガサターン用ソフト、同年8月30日にプレイステーション用ソフトとしてビデオシステムが開発、メディアクエストから発売された。
- シリーズ総集編作品で、初代の設定を下敷きに初代、『2』、『3』を融合させつつ新ステージを盛り込んだ作品となっている。システムはコンシューマ向けにアレンジされており、特定のステージをクリアするとステージが選択できたり別機体が使用できるようになっている。
- 後にハムスターから「Major Wave」シリーズ内の「アーケードヒッツ」第4弾として、2002年8月29日にプレイステーション版が復刻されている。またハムスター製作のiモード携帯向けのコンテンツ「ゲーム発掘島」にBOSSRASHモードのみが移植されている。
- ソニックウィングス リミテッド
- 1996年に稼動。アーケード版最後の作品でソニックウィングス・スペシャルの逆移植作。初代のように縦画面が採用されている。難易度は、前作より少し甘めになっている。BGMは一部を除いてスペシャルと同じ。細かい設定や演出が盛り込まれており、ビルを爆破すると、その中から人々が手を振って助けを求めているという演出が入る。また、その人の数もランダムに変わっていく。ゲームオーバーになりコンティニューすると、その場から続けるか、ステージの初めからやり直すかを選択することができる。
- ソニックウィングス アサルト
- 1998年3月19日にニンテンドウ64用として発売された、シリーズ唯一の家庭用のみの作品。また、シリーズ唯一の3D作品ともなっている。そして、シリーズ全体の最後の作品でもある。ニンテンドウ64ということで、グラフィックは非常に良く、操作性も良い。また、難易度は、シューティングゲームとしては高いほうである。隠しモードで、全てのステージが自由に選択できるようになる。最初に操縦できる機体(キャラ)は4体(4人)だが、隠し機体(キャラ)が2体(2人)存在、各キャラのカバーボイスが収録されている。また、デスマッチ以外のモードでは、各機体ごとに2種類のカラーリングが用意されている。その他、各ステージごとに作戦内容が記されていたり、ボスやザコキャラの名前まで出てくるなど、演出が凝っている。
[編集] メインストーリー(プロローグ)
- ソニックウィングス
- 時は19XX年。今、なぜか地球が滅亡の危機に晒されようとしていた。
- 世界各国の主要都市を何者かに占領され、国連側も必死で防衛線をはるが、相手の圧倒的な軍事力の前にはなす術がなかった。
- だが、ここに世界各国から8人の戦士達が立ち上がった。
- 各々は自分自身の意志で、それぞれの目的の為に戦闘機に乗り込み大空へ飛び立った。
- ソニックウィングス2
- かつて世界の破壊を目論んだ謎の組織は、8人の戦士の活躍によって壊滅した。
- しかしその2年後、強力な軍隊が突如出現!世界各地を次々と占領していった。そして、その軍隊は2年前に各地を襲った軍隊が使用していた超兵器を装備していた。
- …謎の組織は壊滅していなかったのだ。
- 国連から依頼を受けた国際秘密救助隊のリヴァー・N・ホワイト隊長は、組織の撃滅を指令。
- そしてここに平和を取り戻すために戦士達が集結したのである。
- ソニックウィングス3
- 前回の戦いから3カ月後のある夜…
- アメリカ西部の都市の上空に不思議な光が現われた後、数機の大型戦闘機が突如現われ、都市を攻撃。同じような事件は世界各地で起こり、どの国もその軍隊に攻撃を受けたのだ。国際秘密救助の基地もその軍隊の攻撃の為、大打撃を受けていた。
- 飛び立つ間もなく炎上する戦闘機。わずかに残った使用可能な最新鋭機も敵の策略のため電子機器が使えなくなってしまった。ここで敵が使用していたのは古いレシプロ機。しかも実戦では使用されなかった試作機も含まれていた。
-
- 報告を受けた隊長のリヴァー卿は、決断を下す。
-
- “使用可能な全て武器を用いて反撃せよ。地下格納庫に保管されている古い兵器の使用も許可する。”
- ソニックウィングス スペシャル/リミテッド
- 来たるべき近未来。一見平和な世界の蔭で暗躍する「組織」があった。
- その「組織」の実体は謎に包まれており、各国の必死の捜査でわかった事は、「組織」の狙いが世界秩序の破壊である事、彼等の兵器には未知の科学力が導入されている事、そして「組織」の名が「ファタ・モルガナ」であるという事のみであった。
- 「ファタ・モルガナ」に対抗すべく結成されたのが、超国家的組織「プロジェクト・ブルー」である。
- 表向きは国連軍特殊部隊の一つになっているが、実体は世界各国から集まった戦闘エキスパートの集団である。
- 「プロジェクト・ブルー」の戦いは秘密裏に続いたが、事態は急変する事になった。世界各国の軍隊の中枢を掌握した「ファタ・モルガナ」が一斉に世界規模のクーデターを起こしたのだ。事態は一刻を争う。
-
- 隊長のリヴァー・N・ホワイト卿の命令が下る。
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- “全兵器使用許可。総攻撃開始!”
-
- 敵は世界各地で彼等を待ち受けている。
- ソニックウィングス アサルト
- 世界平和を守るために設立された、国連軍平和維持部隊「プロジェクトブルー」。
- 彼らは長年にわたり、秘かに世界の危機を救っていた。世界征服をもくろむ謎の巨大軍事組織「ファタ・モルガナ」の世界征服計画を幾度となく阻止したのも、「プロジェクトブルー」だった。
- 数々の計画の失敗を分析し、単なる軍事的侵略では、「プロジェクトブルー」の反撃を回避できないと悟った「ファタ・モルガナ」は新たなる作戦を発動した。
-
- 1ヵ月後…
- 南極で一発の特殊爆弾が炸裂した。それによって南極の氷の大半が一瞬にして溶け、ニューヨークや東京など、世界の主要都市は水没。そして、それに呼応して、「ファタ・モルガナ」の大兵力は侵略を開始したのだ。
- 直ちに「プロジェクトブルー」は追撃体制に移ったが、地上部隊は移動すら困難な状況に陥っており、海上部隊も避難民の救出を優先せねばならなかった。
-
- 「ファタ・モルガナ」を追撃できるのは航空部隊のみ。
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- “他部隊の支援は期待できない。我々が最後の希望なのだ!”
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- 悲痛な出動命令を受けて、次々に飛び立つ空の戦士たち。
- ある者は平和のために、ある者は自分の実力を試すために、そして、ある者は復讐のために…
-
- 今、音速の騎士たちの戦いが始まろうとしていた。
[編集] 登場キャラクター
キャラ名の隣に書かれたカッコ内は所属国(チーム)名。 所属国は出身国や国籍のある国ではなく、使用している機体の国の様子である。
[編集] 初代から登場するキャラクター
- ブラスター・キートン(アメリカ)
- 初代、『3』に登場(『2』、『リミテッド』のキートンは、名義上の理由から別述に載せている)。軍人。やんちゃで強気な性格。初代ではプレイヤー1専用だった。
- 続編以降はロボットになった姿「メカキートン」として登場するが、『3』では名前を本名に戻している。しかし、『2』以降のロボット姿はそのままである。『スペシャル』では再び人間として登場しているが(設定が初代に準じている為)、クリア後の追加機体用のキャラとしてメカキートンも登場している。『スペシャル』のアーケード移植作『リミテッド』では再び「メカキートン」になっている。
- 双子の弟も軍人。 1周目にてキートンが星になってしまったために、2周目は弟がプレイヤーになるという話(初代)に登場している。
- キース・ビショップ(アメリカ)
- 初代のみ登場。黒人のパイロット。家族がいる。初代ではプレイヤー2専用。2ではあるエンディングに隠しキャラとして登場。その時はパイロット教官であった。なのに仕事が嫌いらしい。
- 野球好き。
- 緋炎(日本)
- シリーズ内全作品に登場。正義感の強い忍者。御前(外見は丁髷を結った殿様風)からの命をうけ戦っている様子。このシリーズの看板キャラ的存在である。初代ではプレイヤー1専用。
- 真尾まお(日本)
- シリーズ内全作品に登場。『アサルト』では隠しキャラとして登場する。緋炎と同様にシリーズの看板キャラ的存在、並びに、ヒロイン的存在である。初代ではプレイヤー2専用。
- 初代の設定では、人気アイドル歌手なのだが実は時間を停める能力を持っており、“1日司令官”の仕事中にその能力を買われて無理矢理参加させられた。なお乗っている機体はオートパイロットで、本人の意思とは関係なく飛行している。このため、「この飛行機止まんないよう」、「…どうしてこの飛行機勝手に飛んでるの?」といった発言が見られる。
- 『2』では自称「歌って踊れる超音速アイドル」になっており、ステージ衣装で登場、何故か帽子は変わっていない。また、性格が弾け気味な感じになっている。
- 『3』では、映画の撮影中で忙しくなっているときに呼び出されたらしく、少々ご機嫌ナナメである。映画の撮影衣装のままという設定らしく和服と袴の女学生のような格好である、以前と変わらず帽子は前と同じで脱いでいない。帽子は彼女にとって、すでにトレードマーク化していた。
- 『スペシャル』/『リミテッド』では再び初代の時のコスチュームで登場。ただし一部アレンジされている。また『スペシャル』ではクリア後の追加機体で『3』のコスチュームでも登場する。また、乗っている機体がオートパイロットという設定が初代から受け継がれており、「この飛行機止まんないよう(お約束ですから)」という発言から、製作スタッフの遊びと思われる要素が見られる。
- なお同社作品『すくすく犬福』にゲスト出演している。
- コウフル・ザ・バイキング(スウェーデン(初代、『リミテッド』)、ドイツ(『3』))
- 初代、『3』、『リミテッド』に登場。伝説の海賊「バイキング」のような格好をしているが、実は名前通り、「バイキング」の末裔。上半身はほぼ裸。初代ではプレイヤー1専用。
- 『3』ではホワイト卿と組んでいる。さらに実は高名な科学者であるということも判明した。また、かなりのテレビゲーム好きらしい。
- 『リミテッド』では今までの格好に加え、白衣を着ており、ネクタイまでしている。
- ひ弱なヤツが嫌い。また、体を鍛えすぎたため、本人いわく、“宇宙空間でもマスク(酸素)なしでも平気”らしい。
- ティービー A-10(スウェーデン)
- 初代、『リミテッド』に登場。ロボットだが、ちゃんとした意思を持っている。自称「世界最強の戦闘マシン」。頭にねじ巻きのようなものを取り付けられている。初代ではプレイヤー2専用。
- プライベート(?)では、コウフルと一緒にテレビゲームをしたりするらしい(対戦もしたりするらしい)。また、好きな食べ物(?)が直流電流とのこと。
- 再登場した『リミテッド』でも、「世界最強の戦闘マシン」を謳っている。
- ヴィリアム・シド・プライド(イギリス)
- 初代のみ登場。初代ではプレイヤー1専用。その初代では婚約者を敵にさらわれた。2ではあるエンディングで隠しキャラとして登場。メカキートンに食事をご馳走している。
- 特技はアーチェリー。
- リヴァー・N・ホワイト卿(イギリス(初代)、ドイツ(『3』)、国連(『リミテッド』))
- 初代、『3』、『リミテッド』に登場。高齢のベテランパイロット。シリーズ設定ではプロジェクト・ブルーの総司令官でもある。初代ではプレイヤー2専用。『3』ではコウフルと組んでいる。
- 『リミテッド』では、何故かアレックスが飼っていた猫:ピクタスを連れている。このことから察するに、ホワイト卿はアレックスの祖父と思われる。
- なおラビット王国の王様や犬福の神様に良く似ているが他人の空似らしい。また、(名前もおろか、実態も違うだろうと思うが、)バニーランドの王様であるらしい。
[編集] 『2』から登場するキャラクター
- メカキートン(アメリカ)
- (名義上としては)『2』、『3』、『スペシャル/リミテッド』に登場。初代のエンディングで事故に遭ったキートンがロボットになっている姿である。(この姿を本人はけっこう気に入っているらしい。)
- 『3』では待望の漢の武器ドリルが実装された。
- なお『スペシャル』ではメカキートンは隠しキャラである。
- シルバー大尉(アメリカ)
- 『2』、『スペシャル/リミテッド』に登場。ベテランの軍人。スキンヘッド。ヒゲがトレードマーク。フリントというインコを飼っている。このインコは以前、大尉の戦友だったランディが飼っていたのだが、ランディは殺害されてしまう。大尉はこのインコのためも含めて、ランディの仇を討ちに行くのだった。
- シリアス系に見えるが実はあるエンディングではホワイティの中の人になっている。
- 『リミテッド』では、『2』の時に仇をとる敵を間違えていたのか、再びランディの仇をとりに向かう。
- 『スペシャル』のエンディングのひとつではランディは「実は生きていた」ことが明かされる。
- シンシア&エレン(国連管轄(『2』、『リミテッド』)、イギリス(『3』))
- 『2』、『3』、『リミテッド』に登場。シンシアはどこかの家系のお嬢様でまだ子供。戦争だというのに、おかまいなしに気にせずはしゃいでいる。エレンは、そんなシンシアのお目付け役。シンシアの家系に仕えているらしく、彼女のことを“シンシアお嬢様”と呼んでいる。たぶん、ほとんど(全部?)の操縦は彼女が行っているものと思われる。エレンはともかく、何故シンシアがこの時、国連管轄に配属されているのかは不明である。
- 『3』では、エレンの結婚式当日に呼び出されて参加させられている。そのため、エレンはウェディングドレスの姿で参加する破目に。女同士だから気持ちがわかるのか、シンシアはエレンに同情している。
- 『リミテッド』では、エレンの衣装がまた変わっている。
- シンシア&エレンは同社作品『爆裂クラッシュレース』の登場キャラクターである。ただし設定や外見は微妙に異なる。
- なお、『アサルト』でのエレンについては、後述の『アサルト』のキャラ欄にて説明する。
- ホワイティー(国連管轄(『2』)、ロシア(『3』)、?(『リミテッド』))
- 初代以外の作品全てに登場。動物キャラ。大阪梅田のミニ水族館で育ち、関西弁を話す。そのせいか、出しゃばりで、調子に乗る性格で、時々天狗になることも。
- 弾けっぷりがすごく、自身のことを(自称)「天才イルカ」と思っている。
- 『3』では、色々な建物を壊したことに関して少し気にかけているが、すぐさま開き直っている。
- 『リミテッド』でも建物を壊したことを気にかけているが、“文化財じゃないから”(本人談)ということで、やっぱり開き直っている。おまけに面倒くさそうに“放っとこ”と漏らしている。
- まおと同じで、『アサルト』では隠しキャラとして登場する。
- アンジェラ(フランス)
- 『2』、『リミテッド』に登場。本職は歌劇のスター女優だが、ゲーム中では自由・平等・博愛の為に空を翔ける騎士を自称する。台詞的には、正義っぽいことを言うが、言い方の大半がキザっぽい。グラフィックが昔の少女マンガっぽく、それを考えると、ある意味イロモノキャラとして作った可能性は高いと思われる。
- なお『3』ではあるエンディングにゲスト出演している。
- 『リミテッド』で久々の登場も、性格はあまり変わっていない。
- 年齢は25歳。
- アーサー(イギリス)
- 『2』のみ登場。赤ちゃん。なのに探偵(らしい)を本職としており、どんな事件でも解決するらしい。自称「噂の名探偵」。シャーロック・ホームズのイメージのような格好をしているが、下半身はオムツに靴下、ミルクが入ったほ乳瓶を手にしている。赤ちゃん言葉を使うこともあるが、大半はまともな言い方である。赤ちゃんなのにまともに操作している、という設定はある意味すごい。
- 乗機であるAV-8ハリアーは父・ヴィリアムのものである。また、アーサーは父の機体を勝手に使ったためにかなり叱られたという。
[編集] 『3』から登場するキャラクター
- ブレイザーズ(アメリカ)
- 『3』のみ登場。ギル、グレン、グリンダの3人によるチーム。『3』で操縦するレシプロ機:P61「ブラックウィドウ」はグリンダが所有している。ギルとグレンは同社の『闘神(正確な文字は神の下に人)ブレイザーズ』の登場キャラクター。グリンダは『3』が初出。
- 『3』では、ギルの師匠の娘が、ある秘伝書を盗まれたと同時に敵にさらわれている。
- グリンダ(別述)は後に『アサルト』に単独参加している。
- チャイカ&プーシカ(ロシア)
- 『3』、『リミテッド』に登場。双子の美人姉妹。見分け方として、メガネをかけている方がチャイカである。2人の参加した目的は、父親の薬代を稼ぐことである。
- 『リミテッド』でも『3』の時と同じ理由で参加。ただ、プーシカの性格が少し弾け気味になっている。
- マーカム(ドイツ)
- クールで渋い男。言葉少なめである。初出は同社の対戦格闘ゲーム『タオ体道』。なお実はモデルは『ターミネーター2』のT-1000とのこと。
- アレックス&ピクタス(イギリス)
- アレックスは少年パイロット。ピクタスはアレックスが飼っている猫。ゲーム中の発言から察するに、どうやらアレックスは父親を亡くしていた・・・と思いきやエンディングで(以下略)。
- 北白川小兎美
- 『3』の隠しキャラ。初出は同社のシューティングゲーム『ラビオレプス』。『ラビオレプス』では敵に捕まっていたが、3では自らUSAGIを駆って姉を助けに出撃。
- 『スペシャル』でも隠しキャラとして登場。
- 謎の男
- 『3』の隠しキャラ。エンディングで明らかになるその正体は同社作品『スパイナルブレイカーズ』の主人公ワッフル大佐。
- 『スペシャル』でも隠しキャラとして登場。
[編集] 『リミテッド』から登場するキャラクター
- ボルク・ザ・“ノーデット”(ロシア)
- 『リミテッド』、『アサルト』に登場。冷酷な男で眼帯をしている。『リミテッド』では、自分を裏切った者達が敵の組織にいるらしく、その者達を倒すべく参加したらしい。また、『アサルト』での参加も同様の理由である。
[編集] 『アサルト』から登場するキャラクター
- ホーク
- 『アサルト』では主人公的存在。長髪で(髪は束ねている)美形キャラだが、熱血漢あり負けず嫌いな青年。また、陽気な一面も持つ。学生兼プロジェクトブルー戦闘隊練習生。負けず嫌いな性格のため、プロジェクトブルーでは同期の誰よりも腕を上げるために努力しているので、成績はいつもトップクラスである。
- 参加理由は、努力してトップクラスの成績を収めても、教官から“お前らはまだまだヒヨっ子だ!”などと言われているため、(ホーク自身が)世界を救い、そしてその実力を教官に認めさせることである。
- (『アサルト』内での)身長が明かされているキャラの中で、彼が一番低い。(ホークの身長は165cm。なお、(身長が明かされている)他のキャラは全員170cm台。)
- グリンダ
- 『アサルト』では単独参加。その理由は本人いわく、“なんとなく”。
- エレン
- プレイヤーにステージの状況などを伝えるなどのナビゲーターをやっている。なので『アサルト』ではプレイヤーキャラではない。本当は参加予定だったのだが、シンシアが戦闘機の中で遊んでいた際に、シンシアが戦闘機を壊してしまったため、参加できなくなった。(このときシンシアはおたふく風邪で寝込んでいた。)
[編集] 登場する機体
カッコ内は操縦者。機体によっては操縦者が違ってくることもあるが、機体の型や内容自体は変わっていないと思われる。
[編集] 初代から登場する機体
- FA-18(キートン(初代))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は25秒間保てる。サブショットは「スネークナパーム」、特殊武器の「F.A.E.」は気化爆弾である。
- F-14(キース(初代)、シンシア&エレン(『2』))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は、初代では15秒間保ち、『2』では87発撃った時点で終了する。サブショットは「フェニックスミサイル」、特殊武器「トマホーク」は一斉発射する。
- 特殊武器は『2』のみ、自家用ロケット5発からの支援爆撃となっており、威力はすばらしいものの、発動から敵弾消滅までタイムラグがあるため、緊急回避にならないこともある。
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- FS-X(緋炎(初代、『2』、『スペシャル/アサルト』))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は、初代では18秒間保ち、『2』では87発撃った時点で終了する。サブショットは「忍者ミサイル」、特殊武器は「忍者ビーム」、と言った何処のシューティングゲームでも見られるようなミサイルとビームである。
- 『アサルト』での持ち弾は、クナイショット、スターズ、まきびし、忍者ビーム、である。
- なお緋炎の機体は飛騨の名工が作ったカスタム機である。なお『スペシャル/アサルト』では「真・FSX」
- F-15(まお(初代、『2』))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は、初代では10秒間保ち、『2』では40発撃った時点で終了する。サブショットは「ガルレーザー」、特殊武器「E・ウェイブ」は時を止める性能を持っており、“特殊”という言葉が最もふさわしいといえる武器と言える。
- AJ-37(コウフル(初代))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は40秒間保てる。サブショットは「メタルストーム」、特殊武器の「トールハンマー」は誘導弾である。
- JAS-39(ディービー(初代))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は30秒間保てる。サブショットは「フロートマイン」、特殊武器は「グランドナパーム」。
- A-V8(プライド(初代))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は25秒間保てる。サブショットは「クロスミサイル」、特殊武器は「援護爆撃スペシャル」。
- IDS(ホワイト卿(初代))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は60秒間保てる。サブショットは「ナパームディスペンサー」、特殊武器は「リングボム」。
[編集] 『2』から登場する機体
- F-117(メカキートン(『2』))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は54発撃った時点で終了する。
- 特殊武器は「サテライトレーザー」。発動から敵弾消滅までタイムラグがあるため、緊急回避にならないこともある。サブウェポンのスネークナパームは『2』のみ演出が違う。
- A-10(シルバー大尉(『2』))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は54発撃った時点で終了する。機動力は低いが、サブウェポン、特殊武器ともに火力はすさまじい。
- YF-23(ホワイティー(『2』))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は95発撃った時点で終了する。
- サブウェポンに敵弾を消す力がある、初心者向けの機体。
- ラファール(アンジェラ(『2』))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は54発撃った時点で終了する。機動力はあるが、火力はかなり低い。
- AV-8(アーサー(『2』))
- 特徴として、ショットのフルパワーアップ状態は54発撃った時点で終了する。
- 『スペシャル』では溜め押しでの垂直上昇により、一瞬無敵化出来る。
[編集] 『3』から登場する機体
- F4U「コルセア」(キートン)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は3段階に分けられており、各段階とも380発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器は「巨大キートン大暴れ」という分かりやすい名前であり、『スペシャル』ではボタン連発により、大型ビーム砲を発射するまでとなった。
- P61「ブラックウィドウ」(ブレイザーズ)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は3段階に分けられており、各段階とも380発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器は「タイニーティムロケット」。
- 零式艦上戦闘機 52型丙(緋炎)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は3段階に分けられており、各段階とも280発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器「科学忍法“火の鳥”」は、ある意味『科学忍者隊ガッチャマン』を思い出させてくれるようなネーミングである。
- 特殊水上攻撃機 晴嵐(まお)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は2段階に分けられており、各段階とも100発撃ち終えると1段階戻る。
- 特殊武器は、F-15と同じで「E・ウェイブ」。特殊武器発射の瞬間からボタンを押しっぱなしにすることで攻撃力がある6発の光球を機体周囲に固定することが可能。押し続ける限り、ステージ終了か被弾まで有効だが、敵弾が見づらくなるため時間停止が終了したら切り離したほうがよい。
- IL2「シュトルモビク」(チャイカ&プーシカ)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は2段階に分けられており、各段階とも300発撃ち終えると1段階戻る。フルパワー時のタワーミサイルの攻撃力はすさまじいため、ボス戦に温存するべき。ショットがV字ということもあり、ゼロ距離射撃が効果的。
- 特殊武器は「スーパーマトリョーシカ」。出現パターンが3種類あり、発動時間≒攻撃力が変わる。(短いときは一瞬で帰ってしまう)。『スペシャル』でさらにパターンが増え、謎のロシア文字を撒き散らしていく。
- ポリカルポフ I-16(ホワイティ)
- 最大の特徴は、溜め撃ちが可能となっている。その他の特徴として、フルパワーアップ状態は4段階に分けられており、各段階とも240発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器は「ジェットスクリュー」。
- Do335「プファイル」(マーカム)
- 「ポリカルポフ I-16」と同じで、溜め撃ちが可能となっている。溜めれば溜めるほど持続時間が延びるが、射程は短くなる。その他の特徴として、フルパワーアップ状態は3段階に分けられており、各段階とも330発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器は「マーカムフラッシュ」。
- Ju87「スツーカ G」(コウフル&ホワイト卿)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は4段階に分けられており、各段階とも450発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器は「1トン爆弾」という分かりやすい名前である。
- ワールウィンド(アレックス&ピクタス)
- こちらの機体も溜め撃ち可能となっている。その他の特徴として、フルパワーアップ状態は3段階に分けられており、各段階とも360発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器は「グランドスラムボマー」。
- ソードフィッシュ(エレン&シンシア)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は1段階のみで、200発撃ち終えると元に戻る。サブウェポンの威力は強力だが、軌道が独特なため当てるには慣れが必要。
- 特殊武器「ハーフピークMk14特殊魚雷」という、字の如く魚雷である。
- AKA-USAGI(小兎美)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は2段階に分けられており、各段階とも270発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器は「ラビオ乱舞」
- なおAKA-UASAGIは同社のシューティングゲーム『ラビオレプス』の自機。ソニックシリーズでの初出は正確には初代のSFC版の隠し機体である。
- ディアブローン(謎の男)
- 特徴として、フルパワーアップ状態は8段階と幅広いが、各段階ともたった80発撃ち終えると1段階戻る。特殊武器は「援護射撃」と「バリア」の2つを持っているが、この2つはランダムで2分の1の確率でどちらかが出てくる仕組みになっている。
- なおディアブローンは同社のシューティングゲーム『ターボフォース』の自機。
[編集] 『リミテッド』から登場する機体
一部過去の作品に登場した機体の名前が愛称付きで出てくるが、全く違う機体なのか後付されたのかは不明である。
- F117N「シーホーク」(メカキートン)
- A-10「サンダーボルトII」(シルバー大尉)
- 真・FS-X(緋炎)
- F-15DJ「イーグル」(まお)
- Ka-50「ホウカム」(ヴォルク)
- IL-102「シュトルモビクII」(チャイカ&プーシカ)
- ラファール M(アンジェラ)
- F-14「トムキャット」(エレン&シンシア)
- AJ-37「ヴィゲン」(コウフル)
- F-104「スターファイター」(ティービー A-10)
- YF-23A(ホワイティ)
- AV-8B「ハリアーIIプラス」(ホワイト卿)
[編集] 『アサルト』から登場する機体
- F-14B「トムキャット」(ホーク)
- 持ち弾の種類:メインウェポン「20mm機関砲」、サブウェポン「フェニックスミサイル」、スペシャルウェポン「トマホークミサイル」、ディフェンスウェポン「チャフ」。(「チャフ」には攻撃力がない。)
- SU-35「スーパーフランカー」(ボルク)
- 持ち弾の種類:メインウェポン「ファイヤーボール」、サブウェポン「ファイヤーアロー」、スペシャルウェポン「ファイヤーウェーブ」、ディフェンスウェポン「空中機雷」。
- A-10A「サンダーボルトII」(グリンダ)
- 持ち弾の種類:メインウェポン「30mm機関砲」、サブウェポン「4連射ロケット」、スペシャルウェポン「スーパーFAE(気化爆弾)」、ディフェンスウェポン「チャフ」。
- X-29A「A.T.D.」(ホワイティ)
- F-15J「エンジェル」(まお)
[編集] 関連項目
- ジェット機
- レシプロ機
- ビデオシステム(ゲーム会社)
- ハムスター(ゲーム会社)
- オレたちゲーセン族(ハムスターがリリースする、過去のアーケード作品の復刻版シリーズ)
- 彩京(ゲーム会社、本作の開発スタッフが独立して創業)
[編集] 外部リンク
- ハムスター
- オレたちゲーセン族
- ソニックウィングス レビュー (英語)