スタンバイ (パソコンショップ)
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株式会社スタンバイ(Stand-by) とは、かつてでんでんタウン内に存在していたパソコンショップ(家電量販店)。SRGタカミヤの関連会社[1]でもあり、資本面で支援を受けていた。
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[編集] 概要
[編集] 好調期
店舗のイメージカラーは緑で、青をイメージカラーとしていたソフマップとはライバル心を剥き出しにして争っていた。ソフマップがある商品を値下げすると同じ日のうちにスタンバイも値下げするなど、激しい価格競争を繰り広げていた。立地的にも、互いに堺筋を挟んでメガホンを手に、アピール合戦を行っていたほどである。
また、ソフマップの情報誌「ソフマップタイムズ」(ソフマップワールド、ソフマップワールドハイパー、ソフマップドットマガジン、ソフマップデジタルバイヤーズ)にも対抗し、情報誌「ハロースタンバイ」を無料で発行していた。当時人気の高かった声優の椎名へきるや、当時アイドルとして活動していた浜崎あゆみをいち早く表紙に起用するなど、ソフマップに較べるとコアな人気を集めていた(椎名や浜崎が表紙となった号は後にプレミアが付いて古書店で取引きされている)。
その他には、アニメグッズ専門店「あにまにあ」を立ち上げ、大阪(フェスティバルゲート)・京都(新京極)に出店していた。また、テレビ大阪で新世紀エヴァンゲリオンが再放送された際にはスポンサーとなっていた。さらに、ラジオ大阪で「週刊ハロー!スタンバイ」というラジオ番組を持ち、最新ゲーム情報や店舗情報を流していた。
[編集] 過当競争から廃業へ
Windows 95発売当時のパソコンブームの頃は、ソフマップと並ぶほど多数の店舗をでんでんタウンや難波付近にまで出店、さらに、ごく短期間ではあったが東京・秋葉原にも店舗を展開していた(現在「中華そば活力屋」のある場所)。しかし、パソコンブームの陰りと共に価格勝負は激しくなり、過当競争に陥る。また、当時でんでんタウン最大規模の家庭用ゲーム販売店を開店したが、利益の薄い家庭用ゲームでは大店舗を維持できず短期間で閉店を余儀なくされ、大きな痛手を受けた。なお、この店舗は2007年現在、ソフマップの日本橋2号店となっている。
その上、これまたソフマップに対抗するように梅田進出を図り、梅田ロフト隣にビルを新築して梅田店をオープンするも、人の流れが向きづらい場所にあったため客足が伸びず、1年と持たずに閉店となってしまい、結果的にこれがスタンバイにとっての致命傷となった。この店舗ビルはスタンバイ撤退後は回転寿司屋、飲食店などを経て、2004年7月からクラブ「danceteria SAZA E」となっていたが、2007年いっぱいで閉店し、間もなくビルは取り壊された。
新店舗開設がことごとく失敗したことによる痛手に加え、SRGタカミヤからの資本支援を打ち切られたことにより、スタンバイは徐々に店舗数を減らすようになる。「ハロースタンバイ」の配布を中止すると共に新品ハードの販売から撤退し、ソフトや中古品の販売に業態を絞り込むが、それでも業績は好転せず店舗数は次第に減っていった。そしてJR大阪駅前にヨドバシ梅田が開店した2001年、最後の店舗も閉店し廃業した。 最後の店舗となった恵美須町の1号店はその後一時家具店になるなどしたがこれも短期間で閉店し、現在は恵美須町駅出入り口の間近にある好立地の店舗でありながら縁起の悪い物件と見なされているのか、4年以上も空き店舗のままになっている。
[編集] 脚注
- ^ 現在のSRGタカミヤ公式サイトには、スタンバイに関する記述は一切無い。