ジャパンエナジー水島製油所
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株式会社ジャパンエナジー 水島製油所(みずしませいゆしょ、Mizushima Oil Refinery)は、岡山県倉敷市にあるジャパンエナジーの製油所である。
水島臨海工業地帯に位置し、三菱化学水島事業所や水島港を挟んで対岸にある旭化成ケミカルズ水島製造所などとコンビナートを形成している。ジャパンエナジーの西日本の拠点で、各種燃料油などの石油製品や石油化学製品を生産している。また、構内にはジャパンエナジーグループのペトロコークス水島工場があり、製油所で生産された重油をもとに石油コークスを生産している。
目次 |
[編集] 概要
[編集] データ
[編集] 主な生産品
[編集] 主要設備
括弧内は1日あたりの処理能力。
- 常圧蒸留装置 (205,200バレル)
- 減圧蒸留装置 (109,000バレル)
- 接触分解装置 (52,000バレル)
- アルキレーション装置 (9,000バレル)
- 接触改質装置 (44,000バレル)
- 水素化脱硫装置
- ナフサ脱硫装置 (34,000バレル)
- ガソリン脱硫装置 (35,000バレル)
- 灯軽油脱硫装置 (125,400バレル)
- 直接脱硫装置 (31,000バレル)
- 間接脱硫装置 (70,000バレル)
- 重質油分解装置 (26,000バレル)
[編集] アクセス
[編集] 沿革
日本海側の船川製油所に続く日本鉱業2番目の製油所として建設された。1970年(昭和45年)の増設工事完了時は、日本国内で第二位の規模を有す製油所であった。
- 1960年(昭和35年)7月 - 着工。
- 1961年(昭和36年)6月23日 - 日本鉱業水島製油所として操業開始。原油処理能力は40,000バレル/日。
- 1965年(昭和40年)8月 - 原油処理能力を90,000バレル/日に増強。
- 1968年(昭和43年)7月 - ノルマルパラフィン製造開始。
- 1969年(昭和44年)8月 - 原油処理能力を165,000バレル/日に増強。
- 1970年(昭和45年)10月 - 原油処理能力を192,000バレル/日に増強。
- 1973年(昭和48年)4月 - 潤滑油製造開始。
- 1992年(平成4年)12月 - 日鉱共石発足、同社の水島製油所となる。
- 1993年(平成5年)12月 - 日鉱共石がジャパンエナジーに社名変更。
- 1996年(平成8年)1月 - ISO9001認証取得。
- 1999年(平成11年)2月26日 - ISO14001認証取得。
[編集] その他
[編集] 関連項目
- ジャパンエナジーの製油所 - KOC鹿島・知多・船川
- 新日本石油精製水島製油所