ジャスティス学園
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『ジャスティス学園』( - がくえん)は、カプコンが発売した対戦型格闘ゲームのシリーズ名、またはそれに登場する架空の高校の名前である。1997年に第一作『私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES』(- リージョン・オブ・ヒーローズ)がアーケードゲームとして登場、後に家庭用ゲーム機へも移植された。
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[編集] ストーリー・概要
199X年の日本、各地の高校で多発する謎の暴行事件。事件の真相を解き明かすために生徒たちが立ち上がった!
流浪の格闘家や魔物達ではなく、高校生やその所属高校の教師らが戦う。こういった格闘ゲームには珍しく話の舞台は終始国内であり、登場人物もその大半が日本人である。キャラクターの外見や必殺技などはどちらかというとコミカルな雰囲気のものが多い。
[編集] シリーズ作品
- 『私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES』(アーケード:1997年12月稼動、プレイステーション:1998年7月30日)
- 『私立ジャスティス学園 熱血青春日記2』(プレイステーション:1999年6月24日)
- 『燃えろ!ジャスティス学園』(アーケード:2000年12月稼動、ドリームキャスト:2000年12月7日)
[編集] 私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES
パートナーは初代『ジャスティス学園』の初期状態では同じ高校内のキャラクターからしか選べなかったが、タイムリリースによって自由に選択できるようになった。なお、各ストーリーデモは同じ高校のメンバー2人(同キャラ、素顔あきら、さくらは不可)を選んだ時のみ見られるようになっている。ストーリーには分岐があり、特定のステージでの行動によって、ストーリーのショートカットやエンディング分岐が行われる要素もあった。
プレイステーション移植版は、「アーケードディスク」と「エボリューションディスク」の2枚組構成となっている。どちらもアーケード版での隠しキャラクターは最初から登場、さらに新規キャラクターや、女性キャラクターの衣装違い(体操服ひなたや私服響子など)も追加されている。
- アーケードディスク
- アーケード版をほぼそのまま再現した移植版。ストーリーデモがフルボイスになっている。ただし、家庭用追加キャラクターには独自のストーリーデモはなく、エンディングのみ存在。
- エボリューションディスク
- 家庭用向けに対戦バランスを再調整したバージョン。アーケード版から一部の技の入れ替えやコンボの削除(例えば、ローキックが熱血コンボ始動技にならない)などの変更がなされている。アーケード版にあったストーリーデモなどは削除されているが、その代わりに恋愛ゲーム風のオリジナルモード「熱血青春日記」(後述)を搭載し、オリジナルキャラクターをエディットできる。
[編集] 私立ジャスティス学園 熱血青春日記2
プレイステーションでのみ発売されたオリジナル作品。前作PS版の「エボリューションディスク」の続編とも言えるもので、「熱血青春日記」の内容をさらに広げ、新キャラクターも2人追加されている。
[編集] 燃えろ!ジャスティス学園
グラフィックが大幅に向上し、3人のキャラクターを選択してトリオを組むシステムになった。3人での同時攻撃「正義と勇気のスリープラトン」も実装されている。また、ツープラトンを食らった場合にパートナーに救援を求める「ツープラトン返し」も導入された。
さらにドリームキャスト移植版では、ボードゲーム形式の「燃えろ! 熱血青春日記」も追加された。
[編集] ゲームシステム
ポリゴンで描画された3D格闘ゲームだが、戦闘のフィールドに地形の高低差や行き止まりの壁などは無い。ただし、『燃えろ!ジャスティス学園』では一部のステージに天井が存在する。キャラの移動も前進・後退・ジャンプ程度で、前後の軸移動の概念も一応存在するものの、実質的には2D格闘ゲームに近いシステムとなっている。
ゲーム開始時に2人(『燃えろ!』では3人)のキャラクターを選び、コンビ(チーム)を組んで戦っていく。通常はメインキャラクターが戦い、控えのパートナーとはラウンドが変わる際に交替するかどうかを決めることが出来る。派手な演出の「完全燃焼アタック」や相手を空中に打ち上げて連続技を叩き込む「エアバースト」、2人の協力技「愛と友情のツープラトン」攻撃など、「VS.シリーズ」的な要素が導入されている。
[編集] 熱血青春日記
プレイステーション版に収録されているモードの中でメインになるのが「熱血青春日記」モードであり、これは対戦格闘ゲームに育成シミュレーションゲームの要素をプラスしたモードである。プレイヤーは名前・性別・生年月日を自分で入力し、ジャスティス学園の生徒としてキャラクターを1年間に渡って育成する。チュートリアル的な面もあり、基本操作から応用操作に至るまで徐々に習得できるようになっている。また、さまざまなイベントや定期テストがあり、その結果に応じて新たな技を覚えたり、能力が上下する。恋愛シミュレーションゲーム的な要素もあり、他のキャラクター達と友情を深めたり、場合によっては性別を問わず恋愛関係になったりも。花火大会や体育祭、バレンタインデーといったお約束のイベントも用意されている。作成したキャラクターは他のモードでも使用できる。このモードが好評だったため、『熱血青春日記2』としてプレイステーションオリジナルの続編も発売された。
ドリームキャスト版ではシステムが異なり、学園祭を舞台としたボードゲーム「燃えろ! 熱血青春日記」として登場。4人で対戦する(プレイヤーが足りない場合はコンピュータが参加する)。さいころを振ってジャスティス学園内のアトラクションや教室を巡り、必殺技や能力値を獲得していく。プレイヤー同士がすれ違うと能力値を使った「決闘」になり、勝者は敗者から好きなものを強奪できる。道中で出会うキャラクターと一緒に行動することも出来、決闘ではプレイヤーに声援を送ってサポートする。ボードゲームの対戦を楽しみながら育成することになるが、好感度などの要素は健在。また、必殺技をある程度自由に取得できたりと育成の自由度もあがっている。キャラクターは全員2等身で表現され、決闘シーンなどでは駄々っ子パンチで戦うなどコミカル。最後はCPU操作によるトーナメントが開催され、これに優勝することで勝利へ大きく近づく。
[編集] 登場人物、高校
[編集] 太陽学園高等部
ゲーム内での通称は「太陽学園」(たいようがくえん)。豊かな緑に囲まれた学校。中等部と高等部があり、中等部からの内部進学と試験での選抜によって選ばれる生徒を半々で入学させている。試験では、成績よりも面接の評価を重視するというスタイル。
校内はいつも活気にあふれている。また、熱血型の生徒・教師が非常に多いのも特徴。それ以外は、行事・施設ともにごく普通の高校という印象が強い(ただし、アルバイトは禁止)。パシフィックハイスクールとの合同で行われる体育祭「太P戦」の規模は驚異的。
- 一文字伐〔いちもんじ ばつ〕[Batsu Ichimonji](声:檜山修之)
- 本編の主人公で、熱血漢。短気だが正義感が強く友情に厚く、母親思い。勉強は苦手で運動は大の得意。パンチ技を得意とし、気合いを極限まで溜めて放つという強力な飛び道具をもつ。
- バーニングバツ[Burning Batsu]
- 父・忌野雷蔵との更なる修行でパワーアップしたバツ。熱い思いを内に秘めることで、肉体だけでなく精神的にも大きく成長している。パワーアップした技の一部は敵を燃やす効果があり、2プラトンも気合弾から気合ビームに変更されている。『燃えろ!』に登場。
- 若葉ひなた〔わかば - 〕[Hinata Wakaba](声:半場友恵)
- バツの同級生。快活。格闘技に天賦の才能を持つ、文武両道の天才少女。格闘技は通信教育で身に付けたもの。運動神経も高く、各運動部から助っ人の要請が来るという。
- 鑑恭介〔かがみ きょうすけ〕[Kyosuke Kagami](声:千葉一伸)
- クールな性格。風紀委員だが茶髪で白い学ランを着用。雹の双子の弟で、バツの従兄弟にあたる。華麗な動きで、手刀や蹴り技をメインに戦う。また華道の心得があり、ここでも得意の手刀で草花を切り落としているという。ドラマCDでは、自宅のバスルームは総鏡張りになっている事が明らかになった。
- 本シリーズで唯一対戦型格闘ゲームのプレイヤーキャラクターとして外部出演したキャラクターで、その『CAPCOM VS. SNK 2』ではファイトスタイルに類似性のある二階堂紅丸に対抗意識を持ったような言動が見られた。なお、3ゲージ技「ファイナルシンフォニー-Remix-」ではバツ、ひなたも登場する。
- 委員長〔いいんちょう〕[Iincyo](声:豊口めぐみ)
- その名の通り、バツ達のクラスの委員長。本名は不明。責任感が非常に強い女生徒。マスターズ通信空手で戦うが、ひなた達には遠く及ばないレベル(そのためか、全キャラクターで唯一エアバースト始動技がない)。しかし敵を説教してダメージを与える技は強力。シリーズ初代から登場しているが、プレイヤーキャラクターとして使えるのは『燃えろ!』のみ。
- ひびき蘭〔 - らん〕[Ran Hibiki](声:平松晶子)
- 新聞部所属。PS版『熱血青春日記2』で追加されたキャラクター。常にスクープを求めて校内を走り回る。やや強引な性格だが、嫌味が全くないため友達が多い。カメラのシャッターを焚く、新聞を投げつけるという他に例の無い攻撃をする。『燃えろ!』ではハリセンも使うようになり、ギャグキャラ化が進行している。「ツープラトン返し」時の攻防になると実況をつとめる。
- 『熱血青春日記2』のイベントによると、ケン・マスターズのファンらしい。
- 熱血隼人〔ねっけつ はやと〕[Hayato Nekketsu](声:山崎たくみ)
- 体育教師。PS版初代『私立ジャスティス学園』で追加されたキャラクター。真っ赤なジャージと竹刀がトレードマーク。並外れた熱血漢で生徒に無茶をさせるが、隼人なりに生徒を想っての行動。敵に腕立て伏せを強要する技などは、彼独特。彼のみキャラクターデザインを島本和彦が担当。島本がゲーメストムック用に描き下ろした漫画『私立ジャスティス学園外伝』が初出で、それに便乗し家庭用で追加された(収録されている短編集「炎の筆魂」あとがきより)。『燃えろ!』では「太P戦乱闘事件」を調査中、「雷蔵襲撃事件」を調査していた英雄たちと合流・共闘することとなる。「ツープラトン返し」時の攻防になると解説(どちらかというと煽り役?)をつとめる。
[編集] 五輪高等学校
ゲーム内での通称は「五輪高校」(ごりんこうこう)。スポーツによる青少年の健全育成を掲げ、中高6年間の一貫教育を行っている学校。
何よりもスポーツ重視の学校のため偏差値はほぼ関係なく、試験は運動能力・素質を最優先する。その他スカウトマンが全国から選び抜いた将来有望な逸材および中学の全国レベル選手などを多数入学させている。毎年多数のアスリートを輩出している実績を持ち、生徒数は高等部だけで1800名を数えるという超規模の高校でもある。
- 沢村将馬〔さわむら しょうま〕[Shoma Sawamura](声:うえだゆうじ)
- 野球部所属。正義感は強いが短期で直情径行で負けず嫌い。そのために「燃えろ!」では、ももの策略にはめられ、間接的に九郎の手駒とされてしまっていた。低い身長がコンプレックス。牛乳が嫌い。夏とは幼馴染で、ケンカばかりするが実は好意を抱いている。格闘スタイルは特大鉄バットでの殴打・分身魔球・殺人スライディングなど非常に暴力的。
- 鮎原夏〔あゆはら なつ〕[Natsu Ayuhara](声:津野田なるみ)
- バレー部所属。その長身とハキハキとした性格から女子にもてるが、本人は背の高さを気にしている。将馬とは幼馴染でケンカが絶えないが、密かに互いを意識している。そのためか、ももとの相性は最悪。ボールを叩きつける技が多数ある他、レシーブからの追撃も得意。
- ロベルト三浦〔 - みうら〕[Roberto Miura](声:森川智之)
- サッカー部所属。ブラジル人のクォーター。試合(戦闘)中は物凄く熱くなるが、普段は冷静かつ大人びた性格で、暴走しがちな将馬と夏の押さえ役。ポジションはゴールキーパーだが、一作目のエンディングではジャスティス学園との乱闘で腕を傷つけてしまい、フォワードとしてプロスカウトされる。エアガン収集が趣味で、特技は早撃ち(流石に実弾を撃ったことは無い)。ボールを蹴りつける他にリフティングのような連続技や、吹っ飛んだ敵キャラを空中でキャッチして蹴り飛ばすなど、サッカー部員ならではの技で戦う。
- 軽井沢もも〔かるいざわ - 〕[Momo Karuizawa](声:佐久間レイ)
- テニス部所属。あどけない少女を装っているが、実は暗黒生徒会のメンバー。九郎の指示で将馬に接近、将馬と夏を仲違いさせるべく策を廻らすが、本気で将馬に恋するようになる。性格にかなり難アリ。格闘スタイルは、ボールやラケットでの攻撃のほか、空中から突撃したりジャイアントスイングで相手を投げ飛ばしたりと多彩かつハイパワー。『燃えろ!』に登場。
- 波川流〔なみかわ ながれ〕[Nagare Namikawa](声:三木眞一郎)
- 水泳部所属。善人なのだが表情に乏しく、何を考えているのかわからない。しかし水に入ると人が変わったように鋭い顔つきになる。常に競泳用海パンと水泳帽を着用。空中を泳いで突進する技や、突然人工呼吸を始める技、そしてメインキャラ、流、敵キャラの3人でシンクロナイズドスイミングを行うツープラトン技などコミカルな技を使う。将馬と彼の兄・修一とは幼馴染。『燃えろ!』では大学に進学している。
[編集] 五輪体育総合大学
ゲーム内での通称は「五輪大学」(ごりんだいがく)。『燃えろ!』で新設された大学。スポーツ選手だけでなく、スポーツドクターやトレーナーの育成も視野に入れている。体育学部のほかに、スポーツ医学部、運動生理学部などもある。流の他に、将馬の兄・修一もここに進学している。
- 波川流〔なみかわ ながれ〕[Nagare Namikawa](声:三木眞一郎)
- 五輪高校卒業後、流は五輪大学へ進学、高等部の水泳部でコーチを務めている。ジャージの校章以外、性格や外見などに全く変わりはない。
[編集] パシフィックハイスクール日本校
ゲーム内での通称は「パシフィックHS」。いわゆるアメリカンスクール。この学校の敷地には、ショッピングモールやドライブインシアター、カフェなどの施設があり、もはや学校というより一つの町の規模を誇る。入学者にはアメリカの上流階級の子息が非常に多い。日本からは大使館関係者などの子息が入学している。
- ロイ・ブロムウェル[Roy Bromwell](声:置鮎龍太郎)
- アメフト部所属。頭が良くお金持ちで、アメフト部でも花形のポジションを務めているとあって校内ではスター的存在。祖父が日本との戦争で大きな傷を負った事から日本を嫌っていたが、私立のエンディングで考えを改め、バツ達の親友になる。パンチによるスピーディーな連続攻撃とパワフルな突進技で戦う。国籍はアメリカ。
- 第一作目『私立ジャスティス学園』のエンディングで、成長したロイがアメリカ合衆国大統領になっている姿を見る事が出来る。なお『CAPCOM VS. SNK 2』での恭介に、対テリー・ボガード専用の「海の向こうの友達を思い出す」という勝利セリフがあるが、これはロイの事であると思われる(ロイ自身にも拳にオーラを纏って殴る技、地面を殴って気を走らせる技などテリーに似た技を持っている)。
- ティファニー・ローズ[Tiffany Lords](声:ならはしみき)
- チアリーディング部所属。爆乳美女で、非常にきわどいコスチュームを好む。明るい性格だが淋しがり屋。ロイに思いを寄せている。回転したり飛び跳ねたり、躍動的に動きながら攻撃する。国籍はアメリカ。
- ボーマン・デルガド[Boman Delgado](声:長嶝高士)
- 外見は強面だが、実は敬虔なクリスチャンで紳士的な性格。人助けやボランティアが趣味。暴力や争い事を好まず、止むを得ず戦ってしまった場合は「神よ、お許し下さい。」と神へ許しを請う事を忘れない。なおパシフィックの3人の中で唯一、裕福でない家の出身。ボクシングのような打撃技を使う。国籍はアメリカ。
- 第一作目『私立ジャスティス学園』のエンディングで、ロイとティファニーはアメリカへ帰国するのだが、ボーマンだけは日本に留まっている。
[編集] 外道高等学校
ゲーム内での通称は「外道高校」(げどうこうこう)。略して「ゲド高」。元々の学校名は「男道高等学校」だった。工業地域の中心に建てられているが、周辺の工場が廃れていくにつれて、生徒数は激減。全国から筋金入りの不良が集まる男子校。校内には常に一触即発の雰囲気が漂い、付近の川の河川敷での他校とのケンカは日常茶飯事。醍醐がやってくるまでは授業すらろくにできないという有様だった。校内では飲酒や喫煙の現場は全く目撃されていないという。校門前にある「やまぶき商店」の店主のおばあちゃんの存在は生徒達の心を癒す存在となっている。この店では、一度も万引きが起きたことはない。また学食がないため食料源もここ。校舎のすぐ隣には少年院があり、問題を起こした生徒はこの施設に送られるシステムになっている。
- 風間醍醐〔かざま だいご〕[Daigo Kazama](声:山寺宏一 『燃えろ!』では大塚明夫)
- 外道高校総番長。荒れ放題だった外道高校へ転校、その後学校を短期間でまとめ上げ、まともに授業のできる学校にするという偉業を成し遂げた。正々堂々とした性格の豪胆な人物で、子分たちに慕われている。実は甘党だが、何故か校内で甘いものを食べるときは子分たちに見つからないように隠れる。正拳や蹴りで戦う。左目の大きな傷は忌野 雹と戦った際に出来た物である。
- 第一作目終了後、不覚にも洗脳されてしまった自分を鍛えなおす為、長い修行の旅に出ている。しかし皮肉にも、その修行の間に霧嶋九郎に再び洗脳され、暗黒生徒会の手先になってしまう。
- アーケード版『私立ジャスティス学園』ではエンディングデモなどで姿を見せるだけであったが、PS移植版からついにプレイヤーキャラクターとして参戦。キャラクター選択画面には顔アイコンは表示されないものの、カーソルを画面外まで動かす事で選択できる。
- 一作目『私立ジャスティス学園』では三年生、二作目『燃えろ!ジャスティス学園』でも三年生となっている事、流と対戦して負けると「来年はハタチだな?」と言われる事などから、留年していると推察できる。
- ワイルド醍醐〔 - だいご〕[Wild Daigo]
- 洗脳を受けて暴走してしまった醍醐。辛うじてアキラやエッジ達を認識する事はできる。破壊衝動のままに、ただただ相手を痛めつける攻撃をする。ツープラトン攻撃でこのワイルド醍醐を呼び出すと、自分自身も巻き添えでダメージを受けてしまう。『燃えろ!』に登場。
- エッジ(山田栄二〔やまだ えいじ〕)[Eiji "Edge" Yamada](声:山田義暒)
- 逆立った髪がトレードマーク。不良だが、わりと友好的な性格。しかしキレると手が付けられない。本名で呼ばれるとキレる。ナイフを投げたり、斬りつけたりする攻撃が得意。
- 父と母と姉の四人暮らしであり、エッジを含め全員ヤンキーという、見事なまでの「ヤンキー一家」である。『CAPCOM VS. SNK』では背景で登場している。
- 風間アキラ〔かざま - 〕[Akira Kazama](声:手塚ちはる)
- ライダースーツに身を包む転校生。自称「醍醐の弟」。常にヘルメットを装着し、顔は見せない。兄の醍醐の行方を追っている。性格は少し好戦的でお喋りを好まない。カンフーを使い、追加入力技が多い。『燃えろ!』では聖純女学院に転校している。
- 素顔あきら
- その素顔は女子高生で醍醐の妹である。本来は心優しく弱気な性格をした少女。技性能はほぼヘルメット版と同じ。なお、ヘルメット時は「アキラ」、素顔時は「あきら」のように、カナ表記が書き分けられている。
- 石動岩〔いするぎ がん〕[Gan Isurugi](声:長嶝高士)
- 相撲部所属(ただし、幽霊部員)の大男。人情を重んじる性格。また、食欲が旺盛で大好物はおにぎり。鉄のハラマキ着用(第一作目は木の板)で、九州弁を話す。その高校生離れした体躯と怪力から繰り出される張り手や掴み技は破壊力満点。
- 大家族の長男坊で、たくさんの弟や妹の面倒を見ている事から子供好きという意外な一面も。
[編集] 聖純女学院
『燃えろ!』で追加された高校。女子校で、名家・良家の令嬢が多数入学している。時代遅れと言えるほど厳しい校則があり、全寮制のため生徒は定例休暇での帰省以外の外出には許可証を提出しなければならないという規則まである。校舎が周りを海に囲まれた孤島に建てられているのは、生徒達がサボって逃げ出さないようにする為である。校内に大きな噴水のある庭がある。桜が非常に美しい。
- 風間あきら〔かざま - 〕[Akira Kazama](声:手塚ちはる)
- 前回の事件のあと聖純女学園に転校したアキラ。弱気な性格は直り、正義感の強い女性となった。最初から素顔をさらして戦う。技自体は私立の素顔版とほぼ同じ。
- パワードアキラ[Powered Akira]
- 醍醐から託されたヘルメットをかぶったアキラ。技は一作目『私立ジャスティス学園』のヘルメット版とほぼ同じ(校章は外道高校扱いになっている)。ヘルメットを被った状態のアキラは、(意図してかせずか)性格がさらに好戦的に変わる。
- ザキ(姫崎葵〔ひめざき あおい〕)[Aoi "Zaki" Himezaki](声:折笠愛)
- 5000人もの部下を従えていた元レディース。家族や親戚に無理やり聖純女学院に入れられた。口は悪いが純情な性格で、人情に厚い。鉄の鎖を使用して戦う。エッジと同様本名で呼ばれるのを嫌う。
- 霧嶋ゆりか〔きりしま - 〕[Yurika Kirishima](声:潘恵子)
- 大きい縦ロールヘアーがトレードマーク。非常に心優しいが、弱気。音楽に関しては天才的な才能を持つ。九郎の姉だが、九郎の間違った行動を止められずにいる。バイオリン装備で、音符を具現化させて攻撃する。暗黒生徒会の一員。
[編集] ジャスティス学園
超エリート校で、全寮制。教育方針は「健全な肉体と精神は優れた能力を作る」。授業は個人の能力により変更される形態をとっており、AクラスからJクラスまでに区分される。また制服のデザインもクラスによって異なる。生徒達は制服に発信機を取り付けられ、常に監視された状態で学園生活を送る。寮内でも、規則正しい生活を送ることが義務付けられ、卒業まで帰宅は一切許されない。
- 忌野雹〔いまわの ひょう〕[Hyo Imawano](声:塩沢兼人)
- 忌野雷蔵学園長の養子で生徒会長。学園の実質的な支配者にして、恭介の双子の兄でもある。日本を裏から牛耳るべく暗躍していたが、私立のエンディングで改心し、学園の主権は雷蔵の手に戻り、自身も恭介と和解したが…。刀を駆使した多彩な剣術で戦う。
- 雹役の塩沢兼人は、『燃えろ!ジャスティス学園』のアフレコの一週間後に亡くなっており(新声社刊『ゲーメスト』より)、太陽学園選択時のエンディングはそのことに配慮したものだと思われる。
- デモン雹〔 - ひょう〕[Demon Hyo]
- 腰の愛刀に宿る実父(忌野 霧幻・故人)の怨念が暴走し、心も体も乗っ取られた雹。その力はもはや人智を超えている。
- 霧嶋九郎〔きりしま くろう〕[Kurow Kirishima](声:島田敏)
- 忌野一族を滅ぼす為に裏社会が送り込んだ刺客。表向きはジャスティス学園の一生徒。しかし、裏の顔があり野望のため暗躍する。暗黒生徒会を組織し、ゆりかとももを従える。ゆりかの弟だが、姉を見下している。霧嶋流を名乗り、鍵爪で敵を切り裂く。『燃えろ!』に登場。
- ヴァツ[Vatsu]
- バツの偽者。正体は九郎。バツと九郎の技を併せ持つ。『燃えろ!』に登場。
- 島津英雄〔しまづ ひでお〕[Hideo Shimazu](声:水鳥鉄夫)
- 国語教師。一見さえない中年男性だが、実は島津流空手九段の達人。肩のプロテクターが特徴的。教師になった動機は、実家の道場を継ぎたくなかったから(争い事が嫌いなため)。家事全般が得意。やや厳しいが、生徒と本音で接する優しい先生でもある。響子先生に惚れていて、『燃えろ!』のエンディングで響子と結ばれる。『ストリートファイター』シリーズのリュウに似た技を使う。外見のモデルは宮崎駿(宮崎県は昔の島津藩)。
- 水無月響子〔みなづき きょうこ〕[Kyoko Minazuki](声:三石琴乃)
- 保健教師。メガネと長髪・白衣がトレードマークの美人で、元・某大学病院整形外科助手。しかし家事全般が苦手。英雄先生に好意を持たれているが本人もまんざらではないらしい。『燃えろ!』のエンディングで英雄と結ばれる。美脚から繰り出される足技と、関節を狙う投げを持つ。
- 忌野雷蔵〔いまわの らいぞう〕[Raizo Imawano](声:西村知道)
- 学園長。バツの父。雹に洗脳され操られていた。しかし本来の性格は責任感が強く、生徒思いな教師である。人並み外れた巨体で、あだ名は「猛獣学長」。研ぎ澄ませた爪と怪力で戦う。『燃えろ!』では、九郎に襲われた傷のため戦闘には参加しない。彼の持っていた必殺技の一部は九郎に継承された。
[編集] 玉川南高等学校
ゲーム内での通称は「玉川南高校」(たまがわみなみこうこう)。校章以外、詳細不明。しかし『ストリートファイターZERO』シリーズのキャラクター神月かりんと千歳ケイが通うのもこの高校だという事が判明している。校舎は本作には登場しないが、『ストリートファイターEX PLUS α』ではこの高校の敷地内で戦うステージが登場している。また、漫画『さくらがんばる!』では男女共学校として描写されている。
- 春日野さくら〔かすがの - 〕[Sakura Kasugano](声:笹本優子)
- 『ストリートファイターZERO』シリーズからのゲスト出演。ひなた・夏とは親友でケーキ仲間。『燃えろ!』には登場せず。本シリーズでは血液型がA型ではなくO型となっている。詳細は個人の項目を参照。
[編集] 『ジャスティス学園』のキャラクター達が登場している他のゲーム
※背景での出演はここでは省く。
- 『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』
- 鑑恭介がプレイヤーキャラクターとして登場。また、スーパーコンボ『ファイナルシンフォニー-Remix-』では一文字伐と若葉ひなたも登場し恭介と共に攻撃を行う。
- 『NAMCO x CAPCOM』
- 島津英雄と水無月響子が登場している。
- 『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』シリーズ
- 多数のキャラクターが全作品に登場している。
この他、3D格闘ゲーム『カプコンファイティングオールスターズ』にバツとアキラがプレイヤーキャラクターとして登場予定と発表されていたが、後に開発中止となった。
以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] テーマソング
- 『熱き鼓動』
- 歌:尾藤イサオ
※「私立ジャスティス学園(PS版)」主題歌
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
カプコン対戦型格闘ゲーム
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