ザールラント州
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- ザールラント州
- Saarland
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州旗 州の紋章 -
州都 ザールブリュッケン 面積 2,568.53 km² (第13位) 人口
- 総計
- 人口密度(2005/12/31)
1,050,293 人 (第15位)
408.9 人/km²ISO 3166-2 DE-SL 公式サイト ザールラント州政府 政 治 州首相 ペーター・ミュラー (CDU) 与党 CDU 前回選挙 2004年9月5日 次回選挙 2009年 連邦参議院(上院)
での投票権数3 地 方 市町村数
* 独立市52
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ザールラント州 (Saarland) は、ドイツの連邦州のひとつである。
石炭の産地で、産業の要所であった。フェルクリンゲンの製鉄所跡は、ユネスコの世界遺産に登録されている。第二次世界大戦後はフランスの管理下にあったが、住民投票で独立を拒み、1957年1月1日にドイツに復帰した。
目次 |
[編集] 地理
ドイツの南西部に位置しており、北と東はラインラント=プファルツ州に、南はフランスのロレーヌ地方に、西端はルクセンブルクに接する。近年は、ロレーヌおよびルクセンブルクとの国境を越えた地域協力が盛んである。
[編集] 地方行政
州は、以下の5つの郡、および、郡と同等の都市連合(Stadtverband)からなる。
- メルツィヒ=ヴァーデン郡 (Landkreis Merzig-Wadern) - メルツィヒ (Merzig)
- ノインキルヒェン郡 (Landkreis Neunkirchen) - オットヴァイラー (Ottweiler)
- ザールブリュッケン都市連合 (Stadtverband Saarbrücken) - ザールブリュッケン (Saarbrücken)
- ザールルイ郡 (Landkreis Saarlouis) - ザールルイ (Saarlouis)
- ザールプファルツ郡 (Saarpfalz-Kreis) - ホンブルク (Homburg)
- ザンクトヴェンデル郡 (Landkreis St. Wendel) - ザンクトヴェンデル (St. Wendel)
[編集] その他の都市
- フェルクリンゲン (Völklingen)
[編集] シンボル
州の紋章と旗は、法律によって1956年7月9日に制定され、1957年1月1日から施行された。
紋章は、下部が半円形の盾を4分割して、それぞれにザールラントの州域をかつて統治していた領邦君主の紋章を描く。
- デキスター・チーフ(向かって左上部分)には、ナッサウ=ザールブリュッケン伯の紋章、青地に2本の尻尾をもつ銀の獅子が描かれる。獅子には、金の冠、銀の爪、赤い舌があり、背景には十字型の星が9つちりばめられている。
- シニスター・チーフ(向かって右上部分)には、トリーア選帝侯の紋章、銀地に赤い十字が描かれている。
- デキスター・ベース(向かって左下部分)には、ロートリンゲン公の紋章、金地に3羽の銀の鷲の意匠がある赤い帯が斜めにかけられている。
- シニスター・ベース(向かって右下部分)には、プファルツ=ツヴァイブリュッケン公の紋章、黒地に金の獅子が描かれている。この獅子は、赤い冠、赤い爪、赤い舌をもつ。
州の旗は、黒・赤・金のドイツ国旗の中央に、州の紋章を配置したものである。黒・赤・金は州の色でもある。第二次世界大戦後、ドイツに復帰するまでの間は、フランス国旗と同じ青・白・赤を使って、「スカンジナビア十字」がデザインされた旗を使用していた。
[編集] 関連項目
- ザール (フランス保護領)(1947年~1956年)
- ザール (国際連盟管理地域)(1920年~1935年)
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