サンダカン
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サンダカン(Sandakan)はマレーシア・サバ州にある都市で、州都コタキナバルに次ぐ第二の商業都市である。 中国式には山打根と表す。
周囲にはマングローブ林やオランウータンの保護区が存在する。サンダカンには当時娼館の女将が造った日本人墓地があり、明治から大正にかけて生活の為に身を売られてきた海外売春婦(からゆきさん)が葬られている。
第二次世界大戦中は、日本軍の占領下にあったが、連合軍の激しい空爆を受け、歴史的建造物などはほとんど破壊されてしまった。また、空港建設に使役させていたオーストラリア・イギリス兵捕虜を収容したサンダカン捕虜収容所があり、2500人の捕虜を虐待・死に追いやったサンダカン死の行進が起きた。戦後、宗主国がイギリスに代わり、1947年にコタキナバルへ首都が移されるまで、イギリス領北ボルネオの中心地として、その後も南洋材の積み出し港としても栄えた。また1963年に、サラワク州やシンガポールと一緒にマレーシア(当時はマラヤ連邦)に加わった。
[編集] 交通
[編集] サンダカンを舞台とした作品
- 山崎朋子著『サンダカン八番娼館』筑摩書房1972年 文藝春秋社 文春文庫 147-1 ISBN 4167147017 (1975年1月)