クリスティアン・ポウルセン
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クリスティアン・ポウルセン | ||
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名前 | ||
本名 | クリスティアン・バガー・ポウルセン | |
カタカナ | クリスティアン・ポウルセン | |
ラテン文字 | Christian POULSEN | |
基本情報 | ||
国籍 | デンマーク | |
生年月日 | 1980年2月28日(28歳) | |
出身地 | ホルヴェク | |
身長 | 182cm | |
体重 | 76kg | |
選手情報 | ||
在籍チーム | セビージャFC | |
ポジション | DH | |
背番号 | 8 | |
利き足 | 右足
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代表歴 | ||
出場 | 54 | |
得点 | 2 2008年3月26日現在 |
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クリスティアン・ポウルセン(Christian Bager Poulsen , 1980年2月28日 - )はデンマーク出身のサッカー選手。ポジションはミッドフィルダー。
豊富な運動量を誇るデンマーク代表ボランチ。守備能力が非常に高く、得点能力も高い。
[編集] 来歴
ビーボアというホルヴェクのチームでプロデビュー、弱小クラブの一員であったために無名の時代を過ごした。しかしチームが財政難のためにコペンハーゲンへと売り渡される。
コペンハーゲンでは移籍初年度のリーグ優勝に貢献するなどチームの核となり大活躍、一躍デンマークのスターになる。さらに、この年のUEFAカップでの活躍を認められシャルケへと籍を移す。この時の移籍金は、デンマークのクラブからの移籍としては破格の約8億円、年俸2億円であった。
シャルケでもコペンハーゲン時代同様チームの中心へと成長、デンマーク最優秀選手に選出されるなどさらなるステップアップを見せた。
2006年には2月にビジャレアルとの4年契約を結び移籍が決まっていたが、夏に更に良い待遇を提示したACミランに移籍することを発表。双方の主張が入り乱れて移籍問題が発生し物議を醸す結果となった。このため、表向きにはミランのフィットネステストに失格したことにより両チームが獲得を見送るという形で決着した。その後セビージャへと移籍した。
代表としては2001年11月のオランダ戦にて初キャップ、この試合で強豪を相手に堂々のプレーを見せ代表定着となる。2002 FIFAワールドカップ、EURO 2004に出場し、それぞれベスト16、ベスト8入りを果たしている。
[編集] フェアプレー精神の欠如
守備能力は高いものの、相手チームのキープレイヤーをマークするにあたって審判の見ていないところでかなり過激な手段をとることが多い。
EURO 2004では彼の執拗なマークを受けたフランチェスコ・トッティに唾を吐きかけられ、トッティが3試合出場停止処分を受けた。
シャルケ時代、UEFAチャンピオンズリーグの試合でポウルセンに執拗なマークとラフプレーをされたミランのカカは上記のトッティの行動に同情するようなコメントをしている。 その試合、カカ自身は喪失感でプレーにまったく集中できず、ポウルセンからすれば占めたものだがミラン選手一団は鼻息を荒くしてポウルセンを批判した。
EURO 2008予選スウェーデン戦において3-3の同点の場面でペナルティーエリア内で相手選手の腹を殴って退場(さらにPK)になった判定をめぐって、観客が主審に殴りかかり没収試合になる発端を作るなど、この手の話題は尽きることがない。その後、ポウルセンは3試合の出場停止に。0-3から追い上げたデンマークだったが本大会出場は厳しい状況に陥った。
良く言えば非常に「ずる賢い」選手ではあるが、彼のフェアプレーの精神に関して対戦した相手の評判はすこぶる悪く、ミランのガットゥーゾらに「一緒にプレイしたくない。自分も同じように熱くさせる選手だが姑息なことをしてまで相手を止めない。一緒にして欲しくない」と言われたエピソードもある。
サッカーにはこうした対人同士での精神的な追い込み、煽りなどがよく見られるが、ポウルセンの場合は完全に殴る蹴るといった直接的な攻撃に出ている為、異常である。
[編集] 所属クラブ
セビージャFC - 現所属メンバー |
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1 パロップ | 2 ハビ・ナバーロ | 3 ドラグティノヴィッチ | 4 ダニ・アウヴェス | 5 ドゥダ | 6 アドリアーノ | 7 ヘスス・ナバス | 8 ポウルセン | 9 ケルジャコフ | 10 ルイス・ファビアーノ | 11 レナト | 12 カヌーテ | 13 デ・サンクティス | 14 エスキュデ | 15 モスケラ | 17 カペル | 18 マルティ | 19 チェバントン | 20 デ・ムル | 21 ケイタ | 22 コネ | 23 ブラールズ | 25 マレスカ | 26 クレスポ | 27 アルファロ | 28 ファシオ | 31 ロロ 監督: マヌエル・ヒメネス |
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