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スウェーデン - Wikipedia

スウェーデン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スウェーデン王国
Konungariket Sverige
スウェーデンの国旗 スウェーデンの国章
国旗 国章
国の標語 : För Sverige i tiden
(スウェーデン語: スウェーデンのために、時代と共に)
国歌 : 古き自由な北の国
スウェーデンの位置
公用語 スウェーデン語(事実上)
首都 ストックホルム
最大の都市 ストックホルム
元首
国王 カール16世グスタフ
首相 フレドリック・ラインフェルト
面積
総計 449,964km²54位
水面積率 8.7%
人口
総計(2005年 9,010,005人(84位
人口密度 20人/km²
GDP(自国通貨表示)
合計(2005年 2兆6,756億スウェーデン・クローナ
GDPMER
合計(2005年 3,838億ドル(19位
GDPPPP
合計(2005年 2,381億ドル(???位
1人当り 42391.710ドル
独立
 - 日付
カルマル同盟より
1523年6月6日
通貨 スウェーデン・クローナSEK
時間帯 UTC +1(DST: +2)
ccTLD SE
国際電話番号 46

スウェーデン王国(スウェーデンおうこく)、通称スウェーデンは、北ヨーロッパスカンディナヴィア半島にある。スウェーデン語ではSverige(スヴェーリエ)といい、スヴェーア族の国の意。西にノルウェー、北東にフィンランド、南西にカテガット海峡を挟んでデンマーク、東から南にはバルト海がある。現王家はベルナドッテ家スウェーデン・アカデミーによるノーベル賞授与は世界的権威がある。

歴代国王は王位につく際に、自分の統治をモットーとして表明する習慣になっている。現国王カール16世グスタフのモットーは「För Sverige i tiden (スウェーデン語: スウェーデンのために、時代と共に)」である。(右下の表中では国の標語となっている。)

目次

国名

正式名称は、Konungariket Sverigeスウェーデン語: コゥーネゥンガリケト・スヴェリエ)。通称、Sverige

日本語の表記は、スウェーデン王国。通称、スウェーデン。他に、スエーデンという表記もされる。また文化面では、英語の形容詞形スウィディッシュが使われる。漢字による当て字は、瑞典で、と略される。

歴史

詳細はスウェーデンの歴史を参照

古代はスウェーデン・ヴァイキング(ヴァリャーグ)として主に東方で活動した。ヨーロッパ文化やキリスト教も受容し、13世紀頃にはフォルクンガ朝が現在のフィンランドを含む地域を統一。1397年にデンマーク・ノルウェーとカルマル同盟を結んで同君連合となる。

1523年カルマル同盟から離脱し王政となる(ヴァーサ朝)。16世紀宗教改革ではプロテスタントを受容し、バルト海地域へ進出する。17世紀グスタフ2世アドルフ(獅子王)の時代にバルト帝国を建国する。新大陸にも植民地を築き、王国は最盛期を迎える。1654年プファルツ朝に王朝替えするもバルト帝国を維持。しかし18世紀初頭にカール12世はバルト海の覇権を争い、ピョートル1世の時代のロシア帝国大北方戦争で戦って敗れ、沿岸の領土を失い一時没落する。18世紀後半にホルシュタイン=ゴットルプ朝グスタフ3世が中興させるも、ナポレオン戦争の経過によって、フィンランドを失った。

1809年革命立憲君主制が成立、1814年キール条約ノルウェーを併合。1818年よりフランス人ベルナドット元帥(カール14世ヨハン)が国王に即位しベルナドッテ朝が始まる。ウィーン体制ではノルウェー同君連合1814年-1905年)を結ぶが、1905年に分離。19世紀半ばにスウェーデン王の推奨した汎スカンディナヴィア主義が頓挫し、北欧は小国化に向かう。1932年社会民主労働党政権となり、以降のスウェーデンは福祉国家路線が支配的イデオロギーとなった。武装中立政策を取り、第一次世界大戦第二次世界大戦の両大戦にも参加していないが、両大戦とも義勇軍を組織していた事は事実である。第二次大戦の中立違反の政策は、戦中も戦後も、国内外から批判を浴びている。ただし、当時は連合国も枢軸国も国際法を守っておらず、一方的に批判されることではなく、デンマーク、ノルウェー、フィンランド人の反ナチスレジスタンスを匿い、ユダヤ人を保護したことは、人道にもっとも重きを置いた決定と言える。

東西冷戦中は、ノルディックバランスを構築し、アメリカ寄りの政策と中立主義政策を行き来したが、冷戦終結後は、中立主義を放棄し、1995年欧州連合 (EU) に加盟した。

政治

スウェーデンの政治スウェーデンの政府も参照。

立憲君主制元首である国王は、国家の象徴であり、儀礼的職務のみを行う。

スウェーデンの立法機関たる議会リクスダーゲン (Riksdagen) と呼ばれる。1971年両院制から一院制に変わった。2006年総選挙時の定数は349議席で、議員の任期は4年。議員の選出方法は比例代表制による。次回選挙は、2010年9月の予定。

行政府の長は、首相。議会の総選挙後に、国会議長が副議長及び各党の代表者を招集し、新首相を推挙し、議会の過半数の反対でないことで承認される(反対票を投じないまでも、賛成できない議員は、投票を棄権する)。その後、国王の臨席する任命式において国会議長が新首相を任命し、新首相は同時に各大臣を任命し組閣を行う。このように、1974年改正後のスウェーデン憲法では、通常の立憲君主国の君主が有する首相任命権を始めとする全ての官吏任命権を形式的にも失っている。国王の権能は情報閣議による大臣からの情報収集(いわゆる内奏)や外国使節の接受などもっぱら儀礼的な機能に限られている。そのためもはや立憲君主制ではなく、象徴君主制という新たな統治形態であるとする学説もある。

政党

2006年9月の選挙で議会に議席を獲得した政党は以下の7党。新聞や議会のホームページではしばしられる。

国防

徴兵制度(19才~47才の男子が対象。女子は対象外である。)が実施されている(平成18年6月現在)。兵役拒否を希望する男子に対して介護や医療などの代替役務を課すことにより、「良心的兵役拒否」が認められている。冷戦期にはノルディックバランスに則った中立政策を保ち、兵器体系も専守防衛のための独特のものとなった。独自開発兵器も多い。スウェーデン軍は陸海空三軍と郷土防衛隊からなり、国防省の管轄下にある。

詳細はスウェーデン軍の項を参照。

福祉

しばしば着目されるスウェーデンの政策[要出典]:

  • 高齢者福祉(高齢者特別住宅、在宅ケア)
  • 障害者福祉
  • 女性就労(男女平等政策、高い女性労働率)
  • 家族政策(事実婚、同棲(サンボ)制度)
  • 環境保全(大気汚染、ゴミ処理)
  • 育児制度(育児休業制度、
     保育サービス、両親保険・家族給付)
  • 教育政策(小中一貫教育)
  • 雇用政策(勤務時間の短縮)
  • 経済政策(年金制度、税金制度、保険制度)

スウェーデンは、豊かな福祉国家として著名である。長年にわたる社会民主労働党政権の下で構築された社会保障制度が整い、税金制度や高齢者福祉など、社会政策が各国の注目と賞賛を浴びている。

十数年前は、スウェーデンといえば老人介護や障害者ケアが優れた福祉国家というイメージだけがまだ強かったが、最近では、小学校では成績を付けない国、ゴミ焼却でダイオキシンをほとんど出さない国、コンピュータ先進国というように、福祉以外の面も広く知られるようになってきた。

また国民の1%に当る人間に断種手術を行ったこと、その殆どが福祉手当ての停止、あるいは収容所からの出所の条件として半強制的に行われたことが明らかになり保護主義の行き過ぎの例としても引用される[1]。各国が社会政策を学ぼうと注目するスウェーデンは、「社会科学の実験国家」だとも言われている。時代状況の変化に対応し、実に簡単に制度(法律)が変更される。そのため、スウェーデンの研究は絶えずこの変化を追いかけ、変更された意図を正確に捉え、その目的と意義を探る必要がある。低所得者層、高齢者障害者失業者等、社会的弱者もあるレベル以上の生活をすることが保障される。

しかし、その一方で問題点も指摘されている。特に、高いレベルでの福祉を実施していくには高額の税金の徴収が必要であり、特に若者の間では批判が根強い。事実、国民の税負担は70%近くにも達し、労働者は給料のおよそ50~60%を税金として差し引かれる。消費税の税率も25%と非常に高く、また医療保険や国民年金の60%強が企業側の負担であるとされている。このような重税感から国民の勤労意欲の減退に加え、若年層を中心とした人材の海外流出といった矛盾も噴出しており、一見優れたようにみえる高福祉政策もさまざまな課題をかかえているのである。また、国家が介護などに積極的に関わることで、年老いた親とその子、さらに孫との関わり合いは薄れ家庭の絆が薄れる事態も起こっているとされる(ただし、フランス、アメリカや日本など他の先進国にも共通の問題ではある)。さらに、福祉に資金を注ぐことは、その他の分野に対する資金はおろそかになると言うことであり、特に治安対策などでは後手に回っており、犯罪発生率は日本の数倍に上る。[2]

地方行政区分

詳細はスウェーデンの県ランスティングをそれぞれ参照

日本の県に相当するスウェーデンの地方自治体には2種類あり、その一つは国会と政府の出先機関であるレーンスウェーデン語: län)で、もう一方は県民の代表たるランスティングスウェーデン語: landsting)である。

レーンの総数は21で、ランスティングのそれは20であり、両者の境界線はほぼ一致する。ゴットランドは島という性格上、レーンの境、市の境、ランスティングの境が偶然一致してしまった特異な例である。レーンは、国会の決定に従い、政府の指示のもとで地域的に必要とされる行政を行うのがその主な役割。その最高議決機関である執行委員会は中央政府によって指名される執行委員長(日本の都道府県知事に相当)と、ランスティングを通じて住民により選挙で選ばれた委員で構成される。これに対してランスティングの主な役割は、県民の精神的・身体的健康の増進と公衆衛生の維持、県内にある学校等教育関連機関の指導・監督及び支援、県内で行われる文化的活動の支援にある。ランスティングの最高議決機関は県民から選挙で選ばれた議員によって構成される県(ランスティング)議会(スウェーデン語: landstingsfullmäktige)である。ランスティングの役割は地域によって細かい部分には差があり、レーンとの役割分担の度合いもそれぞれの地方によって細部は異なる。県庁所在地はレジデンススタード(スウェーデン語: residensstad)と呼ばれ、県の行政機関が集中している。

各県は日本の市に相当する基礎自治体である複数のコミューンスウェーデン語: kommun)[3] に分割される。2007年現在、コミューンの総数は全国で290である。最高議決機関は市(コミューン)議会(スウェーデン語: kommunfullmäktige)であり、その議員は当該コミューンの市民によって、4年毎に9月下旬に行われるリクスダーゲンや県議会(ランスティング)の総選挙と同時に選挙で選ばれる。スウェーデン国籍非取得者であっても、同一コミューン内に3年以上滞在していれば、滞在先のコミューンとそのコミューンが所属している県のランスティングについては選挙権がある。

市内の人口密集地はテートオート (tätort) と一般に呼ばれるが、市役所やコミューン議会が置かれている市の中心地は特にセントラルオート(スウェーデン語: centralort)と呼称される。嘗てはスウェーデンにも「町」や「村」といった行政区分もあったが、現在は存在しない。日本の政令指定都市に置かれている「区」と同様の組織は一部のコミューンに設けられる事もあるが、さほど一般的でない上に、規模もごく小さい。「区」に近い概念としてスタッツデール(スウェーデン語: stadsdel)という表現があり、市内にあるそれぞれ人口密集地内の各地域を指す「地区」といった意味合いで使われる。

スウェーデンには以前、「教会市(スウェーデン語: kyrkokommun)」や「教区(スウェーデン語: församling)」という教会が課税権を持つ行政区分があったが、町や村と同様に行政区分としては教会市も教区も現在は存在しない。但し、教区という区分は人口統計や歴史学の研究等、ごく限られた範囲では利用される事もある。

地方行政区分とは別に歴史的、言語的に繋がりのあるランドスカープスウェーデン語: landskap)と呼ばれる25の地方がある。詳細はスウェーデンの地方を参照

スウェーデンの地図
スウェーデンの地図

主要都市

順位 都市名 人口[4] 面積
(km2)
人口密度
1 ストックホルム 782,855 188 4,164.12
2 イェーテボリ 490,961 451 1,088.61
3 マルメ 278,319 156 1,784.10
4 ウプサラ 185,494 2,185 84.89
5 リンシェーピング 138,805 1,436 96.66
6 ヴェステロース 133,274 962 138.54
7 オレブロ 129,482 1,380 93.83
8 ノーショーピング 125,463 1,503.61 82.95
9 ヘルシングボリ 124,301 347 358.22
10 ヨンショーピング 122,524 1,489 82.29
11 ウメオ 110 587 2,331 47.44
12 ルンド 103,693 430 241.15
13 ボロース 100,570 915 109.91
14 スンズバル 94,549 3,209 29.46
15 イェヴレ 92,456 1,615 57.25

地理

スカンディナヴィア半島の中央、東側に位置する。半島西部はスカンディナヴィア山脈が南北に連なっているが標高は2,000m程度しかないなだらかな山脈である。ボスニア湾バルト海に沿って平野部はあるが、それほど広大ではない。南部のスコーネ県を除き厳しい冬である。また夏も全般的に冷涼としている。湖沼も多く、中南部に最大のヴェーネルン湖と2番目に大きなヴェッテルン湖が位置する。肥沃な地はスコーネ県しかなく、中部から北部は農業には適さず酪農が主である。

経済

17世紀にヨーロッパで最初の紙幣が発行され、中央銀行であるリクスバンクが設置されたことで知られている。

スウェーデンの経済の最大の特徴は公務員が多いことである。公的部門の人数は実に33%を超え全体の3分の1にも達する(日本は9.5%)。労働参加率は高く特に女性の労働参加率が高い(スウェーデン76%、日本48%)。そしてその女性の社会進出の場になっているのが公務員の福祉部門である。つまりスウェーデンにとって福祉国家と男女平等はそれ自体が国家と経済を支える重要な柱となっているのである。

農林水産業

国土の8割が冷帯に属し、コムギの栽培が可能な地域は北緯60度以南に過ぎない。農地は国土の6.5%であるが、農業従事者は国民の1.5%に過ぎない。しかしながら、高い生産性によって、穀類の自給率は121%(2002年)に達している。果実類と野菜類、油脂類を除く各項目の自給率はいずれも80%を上回る。穀類の生産量ではコムギ(241万トン、以下、2004年)、オオムギ(169万トン)のほか、えん麦(93万トン、世界シェア10位)が際立つ。

国土の65.9%は森林(針葉樹林)に覆われている。このため、針葉樹に限定すれば世界第5位の生産量(610万立方m、世界シェア5%)を占める。

製造業

通信機器メーカーのエリクソンが有名。

SAAB(サーブ)は一般には自動車メーカーとして知られるが、元来は航空機メーカーで、ビゲンドラケングリペンといった戦闘機サーブ 340などのターボプロップ旅客機を開発した実績を持つ。2006年現在、民間機部門からは撤退し、自動車部門はオペルと統合予定のGM100%子会社である。(詳細は該当項目参照のこと)もうひとつの自動車メーカー、ボルボ (VOLVO) の乗用車部門はフォード・モーターの傘下。

ボフォースは、第二次世界大戦以前から存在し世界的なシェアを持つ重火器の老舗メーカーである。対空砲艦砲対潜ロケット等の製造に長けている。Sタンクもしくはバルカンタンクの名前で知られている戦車Strv.103はこの企業が主体となって開発された。

北部の都市キルナは鉄鉱石の産地として有名であり、これを背景とした鉄鋼業が盛んである。生産される鋼材はスウェーデン鋼と呼ばれ、国際的にも日本の安来鋼と並んで硬く上質の鋼材として評価が高い。

他に火薬メーカーのノーベル社、ヨーロッパ第2位の家電メーカーエレクトロラックス社、プロ用カメラ・レンズ製造のハッセルブラッド社などが挙げられる。

その他

  • イケア - 世界最大の家具チェーン。
  • ヴィゲーンズ - 帽子のブランドとして世界各国でその名を知られている。
  • ファッションブランドWESCは世界の多くの国に展開している。
  • H&Mは世界22カ国で展開する衣料品チェーンである。
  • ハスクバーナ - チェーンソーメーカーとして日本でも知られているが、オフロードバイクの生産も行っており、モトクロス選手権やスーパーモタード選手権でもトップメーカーとして活躍している。

国民

言語

スウェーデン語 (svenska) であるが、北部のラップランドではサーミ語も話されている。スウェーデン語は隣国のノルウェー語デンマーク語と類縁関係(ゲルマン諸語)にあり、スウェーデン語話者とノルウェー語話者は相互に意思疎通ができる会話程度は可能であると言われる。近年移民を受け入れており、様々な人種、民族が移住してきている。世論調査によれば、スウェーデン人を自認する人は90%、在住外国人は10%であった。しかし、その外国人のうち北欧人は6割おり、スウェーデンの価値観だと、同朋意識を持つ居住者は96%ということになる。

テレビ番組に米国製番組の字幕版が多く、幼少期より英語番組を見て育った若者は文化面も含め一定以上の米国英語の使用が可能。[5]

宗教

福音ルーテル教会国教である。実際に、その人口の8割が福音ルーテル協会に所属している。

文化

よく見られる伝統的な色づかいの家屋
よく見られる伝統的な色づかいの家屋

文化的嗜好(国民性)

古代からドイツの圧倒的な影響を受けて来たことが影響しているためか親独感情が比較的強い。

民族音楽

クラシック音楽

フランス・アドルフ・ベルワルドヴィルヘルム・ペッテション=ベリエルヴィルヘルム・ステーンハンマルヒューゴ・アルヴェーンなどの作曲家が挙げられる。デンマークカール・ニールセンノルウェーエドヴァルド・グリーグフィンランドジャン・シベリウスなどと比べてクラシック音楽全体の知名度は劣るが、近年では北欧全体におけるそれぞれの自国の文化を保護・支援する制度が充実しているため、これらの作曲家のレパートリーも多く取り上げられるようになって来ている。

また合唱のレヴェルは世界最高水準を誇り、エリック・エリクソンが長く指揮者を務め、世界的な評価を誇るスウェーデン国立放送合唱団やエリック・エリクソン室内合唱団などがある。

ポピュラー音楽

昔日は世界第3位の音楽輸出大国と言われたこともあった。1960年代にはスプートニクスがエレキインスト界を席巻した。1970年代後半にABBAが世界中を席巻し、「スウェーデンのビートルズ」ともいわれた。1980年代にはヨーロッパロクセットなどが世界的レヴェルの人気を博した。1990年代中期に現れたエイス・オブ・ベイスは1994年に、ザ・サイン(The Sign)を全米シングルチャートの年間第1位にするという偉業を成し遂げている。

以降も、カーディガンズなど有名バンドを発信し、スウェーデンのポピュラー音楽は日本でも親しまれていた。日本国内のポピュラー音楽にスウェーデンのスタッフが関わることも多く、原田知世パフィージャニーズ事務所所属のNEWSなどの楽曲に関わっている。

そうして一時は欧州を越えた国外にその名を知らしめもしたが、1990年代も半ばを過ぎて合衆国のポピュラー音楽がアフリカン・アメリカンラテンアメリカ系ないしその血を引く者達を主力とするダンス・ミュージックの独壇場となってゆくにつれてしだいに凋落の時を迎え、特に若者を聴衆とした音楽がヒップホップの要素を必須とするという世界的な傾向に伴って、近年では欧州においても往時のような知名度はなく、大市場であった日本における知名度もほぼ無くなっている。

スポーツ

手厚い国庫負担によって国民の半分が何らかのスポーツに関与している。

特にサッカーが盛んで、FIFAワールドカップでは地元開催の1958年大会で準優勝、1950年ブラジル大会、1994年アメリカ大会では3位に入っている。ラーションリュングベリイブラヒモビッチなど欧州のビッグクラブで活躍する選手も輩出している。

ウィンタースポーツも盛んに行われており、特にアイスホッケーはサッカーを凌ぐ人気スポーツである。NHLデトロイト・レッドウィングスに所属するヘンリク・ゼッターバーグは国民的スター。彼が原動力となり2006年トリノオリンピックアイスホッケー世界選手権の両方で金メダルを獲得した。

陸上では2004年アテネオリンピックで男子走高跳、男子三段跳、女子七種競技で金メダルを獲得するなど跳躍競技を中心に強い。他にボート競技、卓球繋駕速歩競走など。テニスは国技とされ、日本で言う国技館のようなテニス会場がある。

世界遺産

詳細はスウェーデンの世界遺産を参照

スウェーデン国内には、ユネスコ世界遺産リストに登録された文化遺産が11件、自然遺産が1件、複合遺産が1件ある。

聖ルシア祭

スウェーデンでは旧暦冬至に当たる毎年12月13日聖ルチア祭が行われ、「一番大切な冬の行事」と言われている。イタリアシチリア生まれの女性聖者である聖ルチアは貧しい人々に財産の全てを提供した純粋な人と言われている。貧民の生活に光を与えた彼女は、光の聖人として、また農耕の守護神として親しまれている。光の明るさを表す単位ルクスは彼女の名前に由来している。

冬至は一番日が短い日であるが故、日が長くなり始める日。日が長くなることを祝う古来からの民間信仰に、キリスト教の光の聖人がいつの間にか一体となって現在に至る。

長く暗く寒い三重苦の北欧の冬に一筋の光を投げ込むのが聖ルシア。この日の朝、女の子がいる家庭では白いドレスに蝋燭の冠を被った娘が父親にサフランパンとジンジャークッキーを持って行き、枕元でサンタ・ルチアの曲を歌う。父親はルシアのような光に包まれた娘に起こされる。

近年では職場や学校、教会などで聖ルシア祭が行われ、蝋燭の冠を被ったルシア姫を先頭に同じく白いドレスを着た女の子と星の使いに扮した男の子が行列を作ってサンタ・ルチアなどの歌を歌う。頭に載せたり手に持った蝋燭の淡い光が日の光を切望する北欧の人たちの気持ちを代弁しているようでもある。行列の後はサフランパンやジンジャークッキー、コーヒーやグレッグと呼ばれるホットワインが振る舞われる。

なお、イタリア語読みでルチアだったものが、スウェーデン語読みでルシアに変化している。

祝祭日

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

日曜日と重なっても振り替え休日にはならないが、祝日の前日が休みになっていたり、労働法により半日休暇を許可されていることが多い。

キリスト昇天祭もメーデーと重なる5月1日になる場合があるが(2008年など)、この場合でも振り替え休日は発生しない。

日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日 元日
1月6日 公現祭(東方の三博士の来訪記念日) Trettondedag jul
復活祭2日前 聖金曜日 金曜日
復活祭翌日 イースターマンデー 月曜日
5月1日 メーデー Forsta maj
復活祭39日後 主の昇天(キリスト昇天祭) Kristi himmelsfards dag 木曜日
6月6日 建国記念日 2005年より法定休日
夏至祭前日 夏至祭前日 金曜日
6月20日から6月26日の間の土曜日 夏至 midsommardagen 元々は6月24日
復活祭50日後 聖霊降臨後の月曜日 Annandag pingst 2004年まで法定休日
11月1日 万聖節 Allhelgonadagen
12月24日 クリスマスイヴ
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシング・デー
12月31日 大晦日

交通

詳細はスウェーデンの交通を参照

鉄道

スウェーデンの鉄道は、政府が株式を100%所有するエスイー (SJ, Statens Järnväg) が全国の旅客輸送を担当している他、トーグコンパニーエット (Tågkompaniet) 、コネックス・スヴェリエ(Connex Sverige, Veolia Transport Sverigeに社名変更中)等の政府とは資本関係のない会社が一部地域の旅客鉄道輸送を担っている。線路はスウェーデン産業省の外局である鉄道線路庁 (Banverket, バーンベルケット) が所有・管理している。空港連絡鉄道としてはアーランダ空港とストックホルム中央駅をアーランダ・エクスプレス (Arlanda Express) が20分で結んでいる。貨物輸送はやはり政府が株式を100%所有するグリーン・カーゴ (GreenCargo) を中心に、ノルウェーの運送会社が筆頭株主のヘクター・レール (Hector Rail) 等によって運営されている。

地下鉄ストックホルムにのみあり、ストックホルムス・ロカールトラフィーク (SL, Stockholms Lokaltrafik) が運営している。ストックホルムス・ロカールトラフィークは郊外へのコミュータートレインも運行している。どちらもエスイー等、他の鉄道事業者とは乗り入れていない。

路面電車ストックホルムヨーテボリマルメノーショーピングの各都市で運行されており、特にヨーテボリノーショーピングの二都市では複数路線が市内の広い地域をカバーしている。

バス

スウェーデンの各都市で運行されている公共交通機関としてのバスは地方自治体であるランスティングレーン (län) がその出資母体となる株式会社として運営されている場合が多い。地方自治体とは資本関係のないバス会社も多数あるが、そのほとんどは観光目的の観光バスや都市間を結ぶ高速バスを運営している。

各都市で運行されているバスは市内の2拠点間を市中心部にあるバスターミナルを経由して(起・終点としてでなく)走っている。各都市には主要路線のバスが必ず経由するようなメインのバスターミナルが最低一つはあるが、そのようなターミナルが必ずしも日本のように駅前にあるわけではない。(もちろんバスターミナルが駅に隣接している場合もあり、離れていてもせいぜい500~600メートル程)ストックホルムヨーテボリのような大都市ではそのようなバスターミナルが複数設けられている。

航空

スカンジナビア三国(スウェーデン・ノルウェーデンマーク)のフラッグ・キャリアたるスカンジナビア航空を筆頭に複数の航空会社が国内・国外への旅客便を運航している。スカンジナビア航空は他の航空会社に先駆け、アンカレッジ経由で西欧・極東間の便を就航させた事でも知られている(いわゆる「北回りヨーロッパ線」)。貨物便としてはスカンジナビア航空の他に、アメリカ系のUPSドイツ系のDHLが航空貨物便として乗り入れている。(UPSとDHLはスウェーデン国内の陸上輸送へも進出している。)

スカンジナビア航空以外でスウェーデン国内を拠点としている航空会社としては、マルメ・アヴィテーション (Malmö Avitation) 、スカイウェイズ (Skyways) 、ゴットランズフリーグ (Gotlandsflyg) 等の航空会社がある。多くは国内・国外への両方ともに運行しているものの、ほとんどはヨーロッパの各都市への便に限られている。

道路

スウェーデンの道路は所有区分によって一般道 (allmän väg) とその他の道路 (övriga vägar) に分けられる。一般道は国が所有し、スウェーデン産業省の外局である道路庁 (Vägverket) が管理している。一般道はヨーロッパ道路 (Europavägar) 、国道 (Riksvägar) 、県道 (Länsvägar) 、その他の一般道 (Övriga allmänna vägar) に分類される。ヨーロッパ道路は例外的に国連欧州経済委員会 (UNECE) が事務的な管理を担当している(スウェーデン国内の部分についてはスウェーデン政府が所有し、整備を担当)。その他の道路は各市の所有であったり、道路の設置されている土地の所有者に帰属している場合もある。その他の道路には市道 (kommunal väg) か私道 (enkild väg) 分類される。一般道はスウェーデンの道路法 (Väglag, SFS 1971:948) によって定義、建設・整備の責任等が定められている。その他の道路は土地及び建物法 (Plan- och bygglag, SFS 1987:10) にその規則が定められている。

2007年8月1日からストックホルム中心部では、出入りする国内登録車両に対して、時間帯に応じた進入税 (trängselskatt) が課税されるようになった。この税金の目的は中心部の交通量を減らし、そのことによって公共交通機関たるバスの定時性を保持すると同時に、排ガスによる住民の健康を保護するなど中心部の環境保全にある。

著名人

詳細はスウェーデン人の一覧を参照

脚注

  1. ^ 例えば、米本昌平・橳島次郎・松原洋子・市野川容孝『優生学と人間社会―生命科学の世紀はどこへ向かうのか』講談社〈現代新書〉、2000年、108-140頁
  2. ^ 長期滞在者の手引き別冊 在スウェーデン日本国大使館
  3. ^ kommunの訳語は一般書では「市」と表記(翻訳)されており、研究書では「コミューン」と音をそのままカタカナ転写するのが一般的である。具体的には一般書として『スウェーデンの分権社会』 (ISBN 4-7948-0500-4)、『スウェーデンの作業療法士』 (ISBN 4-7948-0475-X)、研究書としては『スウェーデンハンドブック』 (ISBN 4-657-97523-4)、『北欧の政治』 (ISBN 4-657-98946-4)、『スウェーデンの政治』 (ISBN 4-657-94626-9) の各書を参照してください。
  4. ^ 人口は2007年6月30日付のスウェーデン統計局(Statistiska centralbyrån)による統計結果。面積はナショナルエンスィークロペディーン(Nationalencyklopedin)調べの数値。人口密度は小数第三位を四捨五入。
  5. ^ 北欧通信第3号 スウェーデン人から見た日本像 [1]

参考文献

  • 岡沢憲芙・宮沢太郎編 『スウェーデンハンドブック』 早稲田大学出版部 1997 ISBN 4-657-7523-4
  • 岡沢憲芙・宮沢太郎編 『スウェーデンハンドブック第2版』 早稲田大学出版部 2004 ISBN 4-657-7523-4
  • 岡沢憲芙・奥島孝康編 『スウェーデンの政治』 早稲田大学出版部 1994 ISBN 4-657-94626-9 (Waseda libri mundi 10)
  • 岡沢憲芙・奥島孝康編 『スウェーデンの経済』 早稲田大学出版部 1994 ISBN 4-657-94627-7 (Waseda libri mundi 11)
  • 岡沢憲芙・奥島孝康編 『スウェーデンの社会』 早稲田大学出版部 1994 ISBN 4-657-94626-9 (Waseda libri mundi 12)
  • 岡沢憲芙 『スウェーデンの挑戦』 岩波新書 1991 ISBN 4-00-430177-7
  • オロフ・ペタション著、岡沢憲芙・斉藤弥生・木下淑恵訳 『北欧の政治』 1998 早稲田大学出版部 ISBN 4-657-04512-1 (スウェーデン語の原書は1995年初版)
  • 武田龍夫著 『北欧の外交』 東海大学出版会 1998 ISBN4-486-01433-2
  • 武田龍夫著 『北欧』 中央公論社 1995 ISBN 4-12-002416-4
  • 武田龍夫著 『物語 北欧の歴史』 中公新書 1993 ISBN 4-12-101131-7
  • 百瀬宏・志摩園子・大島美穂著 『環バルト海』 岩波新書 1995 ISBN 4-00-430408-3
  • 百瀬宏・熊野聰・村井誠人編 『北欧史』 山川出版社 1998 ISBN 4-634-41510-0
  • 伊藤和良著 『スウェーデンの分権社会』 新評論 2000 ISBN 4-7948-0500-4
  • 河本佳子著 『スウェーデンの作業療法士』 新評論 2000 ISBN 4-7948-0475-X
  • ヤン・カールソン著、堤猶二訳 『真実の瞬間』 ダイヤモンド社 1990 ISBN 4-478-33024-7 (スウェーデン語の原書は1985年初版)

関連項目

外部リンク

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