キーボードクラッシャー
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キーボードクラッシャーは、2002年頃から各地の動画投稿サイトに投稿されている、PCゲーム「アンリアル・トーナメント」に熱中しすぎてキーボードを乱打し破壊してしまうという動画に出演している、ドイツ人の少年につけられたあだ名ならびにその少年が出演している動画のシリーズのことである。
『キボクラ』または『クラッシャー』となる省略されることがある[1][2]。他のあだ名にはイニシャルを取った「KBC」、「ドイツの少年」、「ドイツ製ボーカロイド」、「暴歌ロイド」などがあり、英語圏では「Crazy German kid」や「Angry German kid」などと呼ばれている[3][4]。
彼の過剰な喜怒哀楽の感情表現、特に怒りに任せてキーボードを破壊する異常なほどの暴れっぷりや、彼のドイツ語が空耳として日本語に置き換えるなどして話題となり、YouTubeやニコニコ動画などの動画共有サービスで様々なMADムービーが作られるようになった。
2008年4月現在、匿名掲示板2ちゃんねるにあるYouTube板のバナーは彼の画像になっている。
[編集] MADムービーの傾向
キーボードクラッシャーのMADムービーには元の動画の字幕を本来の訳や空耳ではない字幕にしてそのまま使うものや、キーボードクラッシャーがスーパーマリオブラザーズやM.U.G.E.N、電車でGO!などをやるストーリー系のものや音楽にあわせて台詞を入れた音楽系ものなどがある。
[編集] 他の動画
彼はキーボードを乱打し破壊してしまう動画だけではなく、他にも様々な動画を投稿している。その様々な動画の中で、「自分の祖先はドイツ人に殺されたから、ドイツ人を殴ると父親がご褒美に10ユーロくれる」というようなことを言っていたり、ドイツ人に見立てた牛のぬいぐるみを殴るなどの暴行した後、ひもで首吊り状態にするなどのドイツ人に対する侮辱行為をしている。また、他に彼が投稿している動画で発せられている彼のコメントによると、彼はロシア系ドイツ人であるとの事。動画の中で歌やラップを歌ったり、下ネタを発言したり、おやつを食べていたり、腹に布団らしきものを入れて友達(か弟)と笑いあっていたり、コスプレをしていたりと様々な動画が存在する。そして最近、ニコニコでは『劇場版 キーボードクラッシャー』という動画が投稿された。
[編集] 外部リンク
- www.slikk.de.vu - 彼の映像の一番最初に表示されるURL。
- 問題の動画 - YouTube - 日本語訳字幕付き。
- [5] - 問題の動画の高画質・高音質・無字幕版。よくMAD動画編集や、字幕をつけるために使われる。