M19 (天体)
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M19 (NGC6273) | |
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星座 | へびつかい座 |
観測データ | |
種別 | 球状星団 |
赤経 (RA, α) | 17 h 02.6 m (J2000.0) |
赤緯 (Dec, δ) | -26° 16' (J2000.0) |
距離 | 28000 光年 |
視等級 | +7.2 |
視直径 | 14 |
物理的性質 | |
直径 | 約65 光年 |
絶対等級 | _ |
特性 | _ |
その他の名称 | |
M19 (NGC6273) はへびつかい座にある球状星団。距離約28000光年。1764年にフランスの天文学者シャルル・メシエが発見した。メシエは「星のない星雲。3.5フィートの望遠鏡でたやすく見ることができる」と記している。1784年ウィリアム・ハーシェルはM19を分離して見る。「すばらしい球状星団。非常に明るい」と記している。
直径は約65光年。明るいが、銀河系の中心に近く太陽系からは遠い場所に位置するので小さくまとまって見える。球状星団の中では最も扁平率が高く、望遠鏡を通してもそのいびつな楕円形をした形が分かる。
アンタレスから東にたどると見つけやすい。双眼鏡ではややにじんだ班に見える。条件が悪いと恒星状にしか見えない。口径10cm程度の望遠鏡では中心部がざらざらして星に分かれそうに見える。20cmでは中心部がよく輝いてみえ、周辺部の微星も見ることができる。中心部の星を見るには、口径40cm以上の望遠鏡を使い高倍率で見る必要がある。
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