JUST A HERO (BOØWY)

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JUST A HERO
BOØWY の アルバム
リリース	1986年3月1日
録音	1985年10月24日-10月28日 MUSIC INN STUDIO 1985年10月29日-10月31日 KAWAGUCHIKO STUDIO 1985年11月15日-11月20日 IZU KITTY STUDIO 1985年11月27日、28日、 12月1日、2日 KRS STUDIO 1985年12月7日 MAGNET STUDIO 1985年12月8日 TOSHIBA EMI STUDIO
ジャンル	J-POP
時間	47分01秒
レーベル	東芝EMI／イーストワールド
プロデュース	布袋寅泰
チャート最高順位
週間最高順位5位 （オリコン）
BOØWY 年表
BOØWY （1985年）	JUST A HERO （1986年）	“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986 （1986年）

『JUST A HERO』（ジャスト・ア・ヒーロー）は日本のロックバンド、BOØWYの4枚目のアルバム。

1986年3月1日に東芝EMI／イーストワールドよりリリースされた。LP初回生産分のみピンナップポスター（LPサイズ）が付属していた。

その後、2005年2月16日にデジタルリマスタリングされて再発売された。また、2007年12月24日には期間限定で紙ジャケット化され再リリースされている。

ちなみに、4曲目の「Plastic Ocean」はCD版にのみ収録されており、LP版には収録されていない。

[編集] 解説

佐久間正英も一部参加しているが、実質布袋寅泰一人で全てのアレンジを仕上げ、初のセルフ・プロデュースと呼べる作品。メンバー自身も全員納得のいく完成度で、BOØWYというバンドで出来る事は全てやりきったというほどの完成度を誇る。作詞の面では前作では松井五郎などの作詞家との合作で作り上げられたが、この作品ではほぼ全て氷室京介が作詞を担当、「イメージの辞書」から紡ぎ出された独特な言葉を織り交ぜた世界が本作品の特徴の一つとなっている。またサウンド面では、今作品で初めて氷室が作曲の際に自身の演奏によるデモテープを作成したほか、製作も前作とは違い布袋が主導していた。その完成度と満足度故にか、本作品の完成直後すでにBOØWYは解散を考えていたという。

[編集] 収録曲

1. Dancing In The Pleasure Land（ダンシング・イン・ザ・プレジャー・ランド）
   • 作詩：氷室京介／作曲・編曲：布袋寅泰
2. Rouge Of Gray（ルージュ・オブ・グレイ）
   • 作詩：氷室京介／作曲・編曲：布袋寅泰

   イントロが印象的な曲。このアルバムのタイトル候補でもあった。

3. わがままジュリエット
   • 作詩・作曲：氷室京介／編曲：布袋寅泰

   詳細は「わがままジュリエット」の項目を参照。

4. Plastic Ocean（プラスティック・オーシャン）
   • 作詩：PAUL JANSEN／作曲：氷室京介／編曲：布袋寅泰

   全英語詩。当時普及し始めであった、CD盤にのみ収録され、アナログ盤には収録されていない。「OH!MY JULLY Part1」、「DOWN TOWN SHUFFLE」と並び、アレンジにDEAF SCHOOLの影響が強く見受けられる曲である。

5. Justy（ジャスティー）
   • 作詩：氷室京介／作曲・編曲：布袋寅泰
6. Just A Hero（ジャスト・ア・ヒーロー）
   • 作詩：氷室京介／作曲・編曲：布袋寅泰

   タイトルの由来はデヴィッド・ボウイのアルバム『ヒーローズ』と、彼の主演映画である『ジャスト・ア・ジゴロ』を足したものと思われる。また、曲間に入るコーラス部分の英詩は、デヴィッド・ボウイの楽曲『チェンジス』の一節を引用している。

7. 1994-Label Of Complex-（1994 レベル・オブ・コンプレックス）
   • 作詩：氷室京介／作曲・編曲：布袋寅泰

   着想はおそらくデヴィッド・ボウイのアルバム『ダイアモンドの犬』に収録されている楽曲「1984年」であると思われる。また、レコード会社の契約上の問題でクレジットに一切の記載はないが、布袋との親交が深かった歌手の吉川晃司が、氷室とのツインボーカルとして参加している。アルバムではノンクレジットであったために吉川の参加を知らないリスナーも多い。

8. ミス・ミステリー・レディ（Visual Vision）
   • 作詩・作曲：氷室京介／編曲：布袋寅泰

   イントロの部分は「禁じられた遊び」を逆再生したものである。

9. Blue Vacation（ブルー・ヴァケーション）
   • 作詩：氷室京介／作曲・編曲：布袋寅泰
10. Like A Child（ライク・ア・チャイルド）
    • 作詩：松井恒松／作曲・編曲：布袋寅泰

    始めは氷室京介が作詞するはずであったが、曲にあった詞が書けなかったため松井恒松が作詞を行った。

11. Welcome To The Twilight（ウェルカム・トゥ・ザ・トワイライト）
    • 作詩：氷室京介／作曲・編曲：布袋寅泰

    歌詞中にある「アレスクラ」とは、ドイツ語で「IT'S OK」という意味である。元々はクリスマスソングとして制作されていたが、アルバムの発売日が大幅にずれ込んだため、歌詞が一部変更された。

※（LP盤では7曲目の「1994-Label Of Complex-」からB面）

[編集] 参加ミュージシャン

• 氷室京介 - ボーカル
• 布袋寅泰 - ギター、シンセサイザー
• 松井恒松 - ベース
• 高橋まこと - ドラム

• 佐久間正英 - シンセサイザー
• 中西俊博 - ヴァイオリン
• 吉川晃司 - ヴォーカル（クレジット記載なし）

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