60
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
59 ← 60 → 61 | |
---|---|
素因数分解 | 22×3×5 |
二進法 | 111100 |
八進法 | 74 |
十二進法 | 50 |
十六進法 | 3C |
二十進法 | 30 |
ローマ数字 | LX |
漢数字 | 六十 |
大字 | 六拾 |
算木 | |
位取り記数法 | 六十進法 |
60(六十、ろくじゅう、むそ、むそじ)は、自然数また整数において、59の次で61の前の数である。
[編集] 性質
- 60は合成数であり、約数は1, 2, 3, 4, 5, 6, 10, 12, 15, 20, 30と60である。
- 1 から 5 までの全ての数で割り切れる、最小の数は 60 である。
- 60 は約数を12個持ち、8番目に小さい高度合成数である。一つ前の高度合成数は48、次の高度合成数は120である。
- なお、2桁の自然数の中で72,84,90,96と並び、もっとも多くの約数を持つ。(いずれも12個)
- 時間の単位で、1時間=60分、1分=60秒である。また角度の単位でも、1度(°)=60分(′)、1分=60秒(″)である。このように60を1単位として数えるものは自然界に数多く存在し、六十進法とも呼ばれる。
- 正六角形の中心角と外角は60°である。又、正三角形の内角も60°である。
- 三角関数では sin60° = √3/2, cos60° = 1/2, tan60° = √3 である。また 60° = π/3 rad 。
- 十二進数の50は、十進数では60となる。
- 1/60 = 0.016…(下線部は循環節。循環節の数は 1 )
[編集] その他 60 に関連すること
- 六十進法は、バビロニアで作り出された。(1時間=60分、1分=60秒)
- 六十干支:干支は十干と十二支の組み合わせで、60回で一周する。即ち、年毎では約2世代(60年)、月毎では5年(60ヶ月)、日毎では約2ヶ月(60日)で一周する。
- 60年祭を、英語で“diamond jubilee”という。又、結婚60周年の祝いをダイヤモンド婚式といい、特に西洋では、ダイヤモンドが60周年の記念品や形容詞とされる事が多い。
- 60歳の別名:六十路(むそじ)、還暦、耳順(論語に由来)、下寿。
- 本来は「むそじ(むそぢ)」が60という数、あるいは「60個」という意味を表わした。この場合の「-じ(ぢ)」という接尾辞は、「はたち:20」の「-ち」や9以下の「-つ」という接尾辞と同根である。後に専ら「60歳」という意味で用いられるようになり、「路」という字があてられるようになった。
- カーボン60(C60)
- 60メートル走は陸上競技種目の一つ。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅に、六十谷駅(むそたえき)という駅がある。
- 原子番号60番の元素はネオジム(Nd)。
- 第60代天皇は醍醐天皇である。
- 日本の第60代内閣総理大臣は池田勇人である。
- 日本国憲法第59条4項では「参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取った後、国会休会中の期間を除いて60日以内に、議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができる。」と規定している。
- 新性能電気機関車の第1号は国鉄ED60形電気機関車である。
- サンシャイン60:JR池袋駅東側にある大型ビル。展望台や水族館などがある。