鴻上尚史のことばの寺子屋
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『鴻上尚史のことばの寺子屋』(こうかみしょうじ - てらこや)は、文化放送で放送されていたラジオ番組。
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[編集] 概要
2004年10月8日~2005年3月27日は、原則毎週土曜日19:00~20:00(10月のパ・リーグプレーオフ中継やプロ野球日本シリーズの実況中継の影響で、2回ほど別の曜日で放送されたケースもあった。)
2005年4月10日~2006年4月2日は、毎週日曜日12:05~13:00にそれぞれ放送されていたが、文化放送メディアプラスへの移転などにより、一時的に休講していた。しかし、浜松町移転後の2006年7月30日午前2時30分から特別講義と題して、同年10月1日までに3回に分けて1時間ずつ放送された。(10月以降はレギュラー放送に復帰する予定だったが、諸事情で継続にはならず、10月1日放送で正式な最終回となった。)
パーソナリティは、劇作家・演出家の鴻上尚史、アシスタントは、番組開始当初から文化放送の鈴木純子アナウンサーが担当していたが、浜松町移転後の特別講義からは、声優の広橋涼が担当していた。
番外編として、2006年10月7日土曜日18:00~19:30まで「今宵、言葉のレストランへようこそ!」が放送された。
[編集] 主な構成
- 「ラジオCM虎の穴」毎回ラジオCMの課題を、番組スポンサー各社の商品にちなんだ20秒のラジオCMをリスナーから募集し、最終選考に残った作品は3週間後に青二プロダクションの声優陣によるアフレコを経て20秒のラジオCMとなり、作品として放送される(開始当初は塾長である鴻上尚史が師範代を当てる企画があった。)。毎回多くの応募があり、毎年春に行われている「100万円大賞ラジオCMコピー大会」の予選と言えるほど人気のあるコーナーである。
土曜日夜のときの課題作品協賛企業は、ヤクルト本社、ロッテ、松下電器産業、ハウス食品、日本看護協会などが週替わりで参加していた。日曜日昼に移ってからは、文芸社、常盤薬品工業、ロッテ、ハウス食品に混じって映画「悪魔の住む家」も参加していた(ただし、常盤薬品工業の「眠眠打波」の20秒ラジオCMの課題は、レギュラー放送の最終回までに十分な優秀作が見つからず、7月半ばまで募集を続けた。この発表は、7月30日の放送で行なわれた。)。
- 「バナーキングへの道」インターネットプロバイダーのエキサイトとの協力で毎回お題を発表し、そのお題に合うバナー広告をリスナーから募集、優秀作品にはエキサイトのバナー広告として採用される。
- 「著名人を呼んでの言葉の力についてのトーク」日本で活躍している有名人、著名人、CMクリエーターなどを呼んで言葉についてのトークや言葉の力とは何か?などを2週連続で語るコーナー。(ただし、ゲストの都合で2回目の登場が大幅に遅れた人もいた。)
- 「没作品救済企画」ラジオCM虎の穴に寄せられるラジオCMのコピーの中には最終選考に至る前に没になった作品が多くある。これらの没作品をどうすれば採用できる作品になるのかラジオCMコピーを世に輩出しているプロのコピーマン(番組内では師範代と言っている)の協力によりラジオCMを作るためのアドバイスを教えていただけるコーナー。
[編集] 土曜日夜時代
オープニング→1時間目→2時間目(「ラジオCM虎の穴」)→3時間目(著名人を呼んでの言葉の力についてトーク)→エンディング
[編集] 日曜日昼時代
オープニング→1時間目(「バナーキングへの道」)→2時間目(「ラジオCM虎の穴」)→3時間目(著名人を呼んでの言葉の力についてトーク)→エンディング ※2005年11月中「全日本大学駅伝」と「東京国際女子マラソン」のそれぞれ実況中継放送のため2回休止があった。この枠の後番組は「千田正穂のありがとう!」(2006年4月9日~日曜11:00~13:00)
[編集] 日曜日早朝の特別講義
オープニング→1時間目(「バナーキングへの道」)→2時間目(「ラジオCM虎の穴」)→3時間目(「ラジオCM虎の穴没作品をこうすれば、採用できる!!師範代協力によるラジオCMコピーの作り方教えます。」)→エンディング(次回の放送日のご案内と募集テーマのおさらい)※8月にも放送の予定があったが、鴻上さんのスケジュールが調整つかなかったため休止となった。※放送日は7月30日、9月3日、10月1日の日曜日2:30~3:30に放送していた。※
- 7月30日の放送で「ラジオCM虎の穴」の課題テーマで募集した「常盤薬品工業」の「眠眠打波」の抹茶味の課題テーマ発表は残念ながら最終回までに間に合わず、別の形での復活の際に発表となりそう。