霞が関コモンゲート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
霞が関コモンゲート(かすみがせきコモンゲート)は、東京都千代田区霞が関三丁目の旧文部科学省、会計検査院庁舎を中心とした再開発事業の地区名称。霞が関R7プロジェクトという仮称で呼ばれてきたが、2007年6月29日に正式名称が霞が関コモンゲートに決定したと発表された。
目次 |
[編集] 概要
旧文部科学省庁舎及び会計監査院庁舎のPFIによる建て替えである中央合同庁舎第7号館整備等事業と、独立行政法人都市再生機構が行なう霞が関三丁目南地区第一種市街地再開発事業とを併行して行う大規模プロジェクトで、以下の4つの施設などが建設されている。PFI事業部分は、新日本製鐵グループが民間事業者として選定されている。
- 東館(霞が関コモンゲート東館)
- 西館(霞が関コモンゲート西館)
- 金融庁、霞山会館、民間のオフィス・店舗等が入居する地上38階・地下3階建ての超高層ビル。
- 旧文部省庁舎
- アネックス(霞が関コモンゲートアネックス)
- 店舗等が入居する、広場に面した低層(地上2階建て)の施設。
超高層ビルの東館、西館は、隣接する日本最初の超高層ビル霞が関ビルディングの高さ(147m)を上回っている。
[編集] 建築概要
[編集] 全体
- 敷地面積:24,232.08m²
- 建築面積:13,556.40m²
- 延床面積:253,424.54m²
- PFI事業者:霞が関7号館PFI㈱(出資企業:新日鉄エンジニアリング、大成建設、東京建物、豊田通商等)
- 保留床取得者:霞が関開発特定目的会社(出資企業:東京建物、公共建物、豊田通商、新日鉄都市開発、日本土地建物)
[編集] 東館
- 階数:地上33階、塔屋1階、地下2階
- 高さ:最高部156.67m、建築物156.67m、軒高155.82m
- 延床面積:132,253m²
- 構造:S造
- 設計:久米設計、大成建設、新日本製鐵
- 施工:大成建設、新日本製鐵、日本電設、三菱重工業JV
- 着工:2005年1月7日
- 竣工:2007年10月2日
[編集] 西館
- 階数:地上38階、塔屋1階、地下3階
- 高さ:最高部175.78m、建築物175.78m、軒高173.63m
- 延床面積 : 118,713m²
- 構造:S造
- 設計:久米設計、大成建設、新日本製鐵
- 施工:大成建設、新日本製鐵、日本電設、三菱重工業JV
- 着工:2005年1月7日
- 竣工:2007年10月2日
[編集] 関連項目
- 霞が関地区の超高層ビル
[編集] 商業施設の詳細
- 西館1階から3階まで
- 1階
- 2階
- カフェ&レストラン
- BARISSIMO
- スープストックトーキョー
- おむすび権兵衛
- ベリーグッドマン
- TRATTORIA CARMEN
- オーガニックハウス
- 上島珈琲店
- 3階
- ショールーム
- TEIJINショールーム
[編集] 民間入居企業
[編集] 外部リンク
- 霞が関R7プロジェクト(霞が関三丁目南地区第一種市街地再開発事業・中央合同庁舎第7号館整備等事業) 地区名称は『霞が関コモンゲート』に決定 - 東京建物株式会社、pdfファイル