長野電鉄1100系電車
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長野電鉄1100系電車(ながのでんてつ1100けいでんしゃ)は長野電鉄(長電)がかつて保有していた通勤形電車である。元は信濃鉄道買収国電を譲受した木造車モハ1・クハニ61・クハ51(いずれも長電では2代目)で、1961年に日本車輌製造にて鋼体化された。モハ1101・1102、クハ1151の3両が在籍した。
[編集] 概要
同時期に日本車輌が地方私鉄向けに製造したいわゆる日車標準型と異なり、前面は3枚連続窓の非貫通、側面は両開き2扉・連続窓だが、1102の前面はその日車標準型に近い貫通形だった。
逼迫する通勤通学ラッシュに対応するため当時としては大型の車体を有し、1101-1102+1151の同系で3両編成を組んで輸送力編成として使用されていたが、長野線長野~善光寺下間の地下化のため1979年に廃車された。
廃車後、1102は伊予鉄道に譲渡され降圧・非貫通化を受けモハ600形603となり、長電時代と逆に既存2両編成の3連化時の先頭車となって郊外線(高浜線・横河原線・郡中線)で使用されたが、610系の投入により1995年に廃車された。
1101・1151もまた降圧改造を受け豊橋鉄道へ譲渡され、1810系モ1811(初代)-ク2811となって渥美線で使用されたが、1997年の同線架線電圧1500V昇圧により廃車された。
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