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ED5100形は、かつて越後交通が所有していた直流用電気機関車である。
[編集] 概要
ED5100形は1957年に定山渓鉄道が三菱電機に発注した50tの箱型電気機関車である。 定山渓鉄道ではダム建設用の資材の運搬に使用されたが、1969年に定山渓鉄道が廃線になり、翌年長野電鉄に入線し貨物列車の牽引などに活躍した。その後長野電鉄が1979年に貨物営業を廃止した為、同年9月に越後交通に譲渡され、越後交通長岡線が廃線になる1995年まで貨物列車牽引の主力として使用された。 外見は国鉄EF58形電気機関車を小さくしたような形で、青地に黄色帯の塗装をしていた。 発電ブレーキ,保温用ヒータのついた砂まき管など勾配と寒冷地に対する装備がされていた他、 空転検出装置や高速度遮断器等も装備されていた。
[編集] 主要諸元
- 全長:13,800mm
- 全幅:2,830mm
- 全高:4,100mm
- 運転整備重量:50.0t
- 電気方式:直流1500V(架空電車線方式)
- 軸配置:B-B
- 台車形式:三菱LB-149
- 主電動機:MB-266-BFVR形(200kW)×4基
- 歯車比:17:81=1:4.765
- 1時間定格出力:800kW
- 1時間定格引張力:8900kg
- 1時間定格速度:
- 動力伝達方式:歯車1段減速、吊り掛け式
- 制御方式:抵抗制御、2段組み合わせ制御、弱め界磁制御
- 制御装置:KL35形電磁空気単位スイッチ式
- ブレーキ方式:EL14AR空気ブレーキ、発電ブレーキ、手ブレーキ
[編集] 関連項目
長野電鉄の車両 |
現役の車両 |
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過去の車両 |
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事業・貨物列車用の車両 |
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