長居公園
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長居公園(ながいこうえん)は、大阪市東住吉区にある総合公園である。
ここは1928年に一旦公園として整備されることが計画されていたが、太平洋戦争の影響で整備が一旦中断した。その後競馬場、競輪場が設置されたが、廃止された1959年から本格的な都市公園として整備されるようになり、スポーツと自然が共有する総合公園としてリニューアルされた。1997年に国民体育大会(なみはや国体)が開催された。
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[編集] 競馬場、競輪場について
長居公園が整備される以前の戦後初期、当地には競馬場と競輪場が設置されていた。競馬場は別称を「大阪競馬場」といい、1948年に大阪府と大阪市などの市町村が中心となって設立した「大阪府都市競馬組合」が交互に主催して、戦災復興を目指して競馬(現在の地方競馬相当)の競走を開催していた。また競輪場は別称を「大阪中央競輪場」といい、1950年に大阪市営でオープンし、特別競輪などのビッグレースも開催。大阪住之江競輪場や、岸和田競輪場と並ぶ、大阪府の競輪の主要会場として長らく使われた。
しかし、競馬、競輪とも厳しい経営環境から永続して開催することが困難になったこと(特に競馬場は競輪ブームによる売り上げ難も絡んだ)や、当地を都市公園として整備していく再開発が進められたことも災いし、競馬は1959年、競輪も1962年を持って廃止された。
[編集] 施設紹介
- 陸上競技場(長居スタジアム)、第2陸上競技場(共に日本陸連第1種公認)
- 長居球技場
- 長居庭球場
- 相撲場
- 障害者スポーツセンター
- 軟式野球場
- 長距離走路
- 自然史博物館
- 長居植物園
- 郷土の森
- 長居ユースホステル(陸上競技場内)