踊る大捜査線シリーズの登場人物一覧
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踊る大捜査線シリーズの登場人物一覧(おどるだいそうさせんしりーずのとうじょうじんぶついちらん)は、フジテレビ系列にて放映されていたテレビドラマ『踊る大捜査線』及びその劇場版、スピンオフ作品に登場する架空の人物の説明の一覧である。
※役職等は『警護官 内田晋三』放送終了時点(2007年1月)。但し同時点での動向が不明な者は、判明している限りで最新のものである。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次
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[編集] 主要人物
主要人物以外は、湾岸署、警視庁、警察庁、主なゲスト出演者を参照。
[編集] 連続ドラマからの主要人物
- 青島俊作(あおしま しゅんさく)(織田裕二)
- 湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長。
- 室井慎次(むろい しんじ)(柳葉敏郎)
- 広島県警察本部刑事部・警視正(テレビシリーズ時は警視)。
- 恩田すみれ(おんだ すみれ)(深津絵里)
- 湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長。
- 柏木雪乃(かしわぎ ゆきの)(水野美紀)
- 湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長(テレビシリーズ開始時は一般人。第1話で父を殺され、湾岸署の人々とかかわるうちに警察官を志し、途中で採用試験を受け、合格する)。
- 真下正義(ました まさよし)(ユースケ・サンタマリア)
- 警視庁刑事部交渉課準備室課長・警視(テレビシリーズ開始時は警部補、途中で昇進試験を受け警部となる)。
- 和久平八郎(わく へいはちろう)(いかりや長介)
- 元湾岸署刑事課指導員(現役時は同署同課強行犯係・巡査長)。
[編集] スペシャル版以降の主要人物
- 新城賢太郎(しんじょう けんたろう)(筧利夫)
- 警察庁長官官房審議補佐官(刑事局担当)・警視正。
- 草壁(くさかべ)(高杉亘)
- 警視庁警備部警備第一課特殊部隊(特殊急襲部隊、SAT)中隊長・警視正。
- 昭和39年11月4日生まれ。O型。
- 『歳末特別警戒スペシャル』からSATの部隊長として初登場、犯人が立てこもる湾岸署刑事課に突入し、被疑者の鏡恭一(稲垣吾郎)を制圧、拘束する(身柄確保は湾岸署員)。
- 『THE MOVIE2』の冒頭、SATの公開訓練中に犯人役の青島に敗北(なお、犯人役が勝ってしまったことで湾岸署員全員が連帯責任で減俸処分となった)。また、『THE MOVIE2』の事件の際に目の前で恩田すみれへの銃撃・被疑者の逃走を許してしまい、青島と共に独自の判断で被疑者確保に奔走した。この取り逃がした原因は沖田仁美管理官の対応の遅れによるもので、SATが所有するMP5での発砲命令を出さなかったことである。このとき管理官は近くに人がいるかどうか捜査員に聞いており、近くに人がいたため発砲命令を出さなかったのではないかといわれている。『交渉人 真下正義』では真下の指揮の元、現場の最前線指揮官のひとりとして「クモE4-600」を破壊・停止させる為に奔走する。
- 沖田 仁美(おきた ひとみ)(真矢みき)
- 警視庁刑事部捜査一課管理官・警視正。
- 昭和43年1月31日生まれ。A型。
- 本籍・大阪府。自宅は警察庁宿舎。
- 最終学歴・東京大学法学部卒業。
- 『THE MOVIE 2』で初登場。警視庁広報部を利用して自身を上層部に売り込み、女性初の管理官になる。さらなる出世を目指し、いつも広報のカメラを引き連れている。典型的な本庁寄りの考えを持ち、登場時には青島に対して「事件は会議室で起きている」と言い、事件は現場で起きていると言った青島の考えを真っ向から否定している。所轄の捜査員を「使いっ走り」「消耗品」と見下すだけでなく、民間人を囮に使い、捜査員を盾代わりにさせる等、自己保身を最優先する指示ばかりを出した為に犯人を逃してしまうだけでなく、捜査員に重傷を負わせてしまう。それでも越権行為をやめようとしなかった為に、所轄の捜査員だけでなく、特別捜査本部の全員から怒りと不信を買った挙句、新城の進言により本部長を更迭された。この後任には、室井管理官がつく事になり事件を解決へと導いた。
- この台場連続殺人事件の後に開かれた査問会で室井慎次が沖田を守ったため、それ以降は室井のシンパとなり、『容疑者 室井慎次』では新城とともに室井の窮地を救うべく尽力する。
- 『弁護士 灰島秀樹』では、殺人事件の調査中に室井の事件の際に面識のあった灰島秀樹と偶然再会。灰島から被疑者のヒントを貰う見返りとして、博覧会計画反対運動を巡る陰謀の情報を灰島に提供する。ある意味で善に近くなった存在といえる人物。
[編集] スピンオフドラマの主人公
- 木島丈一郎(きじま じょういちろう)(寺島進)
- 警視庁刑事部捜査一課特殊犯捜査一係(SIT)係長 警視。
- 灰島秀樹(はいじま ひでき)(八嶋智人)
- 弁護士・灰島法律事務所所長
- 内田晋三(うちだ しんぞう)(高橋克実)
- 警視庁警備部警護課警護第二係班長・警部(2004年12月24日時点)
[編集] 湾岸署
[編集] 「スリーアミーゴス」
- 神田(かんだ)(北村総一朗)
- 湾岸署署長・警視正
- 秋山(あきやま)(斉藤暁)
- 湾岸署副署長・警視。
- 袴田 健吾(はかまだ けんご)(小野武彦)
- 湾岸署刑事課課長・警部。
- この3名はスリーアミーゴスを参照。
[編集] 刑事課
- 魚住 二郎(うおずみ じろう)(佐戸井けん太)
- 湾岸署刑事課強行犯係係長・警部補。
- 昭和32年5月14日生まれ。AB型。
- 本籍・千葉県。自宅は品川区(『THE MOVIE』のころまで住んでいた千葉県市川市のマイホームには妻と2人の子(息子と娘)が暮らす)
- 最終学歴・国際基督教大学教養学部語学科卒業。
- 資格・フィンランド語1級、ノルウェー語3級、デンマーク語3級、ソムリエ1級
- TVシリーズ第1話の冒頭で殺人事件が発生しているのにその殺人事件の捜査よりも健康診断のことを気にする管理職という、「踊る」のコンセプトを象徴するような形で登場する。袴田課長同様、典型的な中間管理職。夫人のアンジェラはフィンランド人。真下が昇進した一時期係長職を奪われ、係長代理に降格した事も。実は妻がフィンランド人だというのは当初の設定にはなく、TVシリーズ第7話において「柏木雪乃が英語が出来る」という会話の中で佐戸井がアドリブで「僕、フィンランド語が出来るんだよ」といったところそれが採用され、そこから設定がどんどん膨らんでいったものである。ちなみに、主要キャスト陣で唯一劇中にキスシーンが登場する。『THE MOVIE2』の時点では夫人と別居中とのこと。夫人役にはリアリティーを追求するため役者ではない本物のフィンランド人(フィンランドからの留学生)を起用したところ、その後役を演じた留学生が本国に帰ってしまったために出演して貰うことが出来ず、やむを得ず別居という設定になってしまったものである。
- 中西 修(なかにし おさむ)(小林すすむ)
- 湾岸署刑事課盗犯係係長・警部補。
- 昭和33年4月15日生まれ。A型。
- 本籍・静岡県。自宅は埼玉県飯能市(新築)
- 最終学歴・日本大学商学部卒業。
- 特技・ギター、ボウリング、手相見
- TVシリーズ第1話から登場。勝気なすみれに手を焼く盗犯係長。すみれを呼ぶときはいつも決まって「恩田君恩田君恩田君!」と名前を連呼する。これは、第1話の脚本を見た小林すすむが自分の出番が少ない事に気づき、何とか目立とうとして連呼したのがきっかけである。だが、その後話数が進むにつれて、脚本にも「恩田君恩田君恩田君!」と書かれてしまっている。
- THE MOVIE2のエンドクレジットの中で新築中の自宅の前で記念写真を撮る中西一家が一瞬映っているが、背景に映っている家は中西を演じている小林すすむが実際に新築した家である。
- 緒方 薫(おがた かおる)(甲本雅裕)
- 湾岸署刑事課盗犯係・巡査部長。(テレビシリーズ時は湾岸署地域課所属・巡査部長)
- 昭和45年6月26日生まれ。B型。
- 本籍・岡山県。自宅は湾岸署待機寮。
- 最終学歴・国士舘大学政経学部卒業。
- 資格・柔道三段
- 特技・剣道、合気道、空手、ボクシング、短距離走、バドミントン
- TVシリーズ第1話から登場。当時は湾岸署の地域課勤務で主として湾岸署の玄関で立ち番をしていた。その後青島刑事に憧れて刑事に出世する。機動隊にいたことがあり、あらゆる格闘技に精通している武闘派。
- 平成10年10月に一度刑事見習いになるが、まもなく再び地域課に戻る。その後、平成10年12月に刑事課強行犯係(見習い)になり、平成15年4月に刑事課盗犯係になる。
- 森下とは仲は良いものの、どちらが先に刑事になるかとライバル視していた。その後、共に刑事になった後も、なおもライバル関係は続いている。
- 『THE MOVIE』で不祥事を起こした神田署長に対し「(取調室に)行きなさい」と言うおいしい役回りを貰った。しかし『THE MOVIE2』では同じセリフを真下に言われてしまっている。
- 『交渉人 真下正義』では森下とともに爆弾魔による地下鉄占拠事件(TTR事件)のための検問にかり出されている。さらに『警護官 内田晋三』では検問中に検問の手前でUターンした内田晋三を不審者と間違え確保してしまう。
- 森下 孝治(もりした こうじ)(遠山俊也)
- 湾岸署刑事課強行犯係・巡査部長(テレビシリーズ時は湾岸署地域課所属・巡査部長)
- 昭和45年8月31日生まれ。O型。
- 本籍・秋田県。自宅は東京都江東区。
- 最終学歴・大東文化大学経済学部卒業。
- 資格・柔道三段
- 特技・パントマイム、暗算、マラソン
- TVシリーズ第1話から登場。当時は湾岸署の地域課勤務で主として湾岸署の玄関で立ち番をしていた。
- 平成9年10月に一度刑事見習い(湾岸署刑事課強行犯係所属)になるが、緒方への配慮(?)から平成9年12月には再び地域課に戻る。その後、平成12年12月に刑事課盗犯係(見習い)になり、平成15年4月に刑事課強行犯係になる。
- 平成13年にお見合い結婚(実は地域課時代に補導した少女という噂もある)。平成15年冬、第1子を儲ける。
- 『交渉人 真下正義』では緒方とともに爆弾魔による地下鉄占拠事件(TTR事件)のための検問にかり出されている。さらに『警護官 内田晋三』では検問中に検問の手前でUターンした内田晋三を不審者と間違え確保してしまう。
- 同じ秋田出身の室井に憧れており、いつかは室井の下で一緒に仕事をしたいと願っている。
- 仙波(前原実)
- 湾岸署刑事課暴力犯係係長
- 川村(真柴幸平)
- 赤羽(佐藤正行)
- 黒田(山口年美)
- 湾岸署刑事課暴力犯係係員
- 緑川(赤池公一)
- 湾岸署刑事課暴力犯係係員
- 第2話、歳末SPでは刑事課から転びながら逃げている
- 知能犯係係長(安藤親広・プロデューサー)
- 湾岸署刑事課知能犯係係長
- 鑑識係係長(志田尚二・持ち道具担当スタッフ)
- 湾岸署刑事課鑑識係係長
- 武(竹沢一馬)
- 湾岸署刑事課盗犯係の刑事
- 刑事(北見誠)
- 湾岸署刑事課盗犯係の刑事
[編集] 各課長
- 袴田健吾(小野武彦)
- 湾岸署刑事課課長・警部
- 袴田健吾を参照。
- 下出(清水宏)
- 湾岸署警務課課長・警部(テレビシリーズ第1話時)。
- 『湾岸署婦警物語』では警察学校の教官として登場。
- 高橋(田山涼成)
- 湾岸署交通課長・警部。
- 『歳末特別警戒スペシャル』で青島が湾岸署に再赴任してきた際、署長らに強引に押し切られ青島を交通課に押し付けられる。『湾岸署婦警物語』では馴染みの土木業者に安易に道路使用許可を与えてしまい、しかもそれに伴って必要になる伝達を関係機関に行わなかったことで、結果的に逃走中の殺し屋と出会った篠原夏美を最大の危機に陥れてしまう。
- 警務課長(山崎一)
- 『歳末特別警戒スペシャル』『湾岸署婦警物語』『THE MOVIE』に登場。
- 生活安全課長(石井愃一)
- 『歳末特別警戒スペシャル』『湾岸署婦警物語』に登場。
- 地域課長(山崎大輔)
- 『歳末特別警戒スペシャル』『湾岸署婦警物語』に登場。
- 会計課長(池田武志(『歳末特別警戒スペシャル』、『湾岸署婦警物語』)→温水洋一(『秋の犯罪撲滅スペシャル』、『THE MOVIE』))
[編集] 観光者相談係
- 山下 圭子(星野有香)
- 湾岸署観光者相談係・巡査長(テレビシリーズ時は交通課・巡査)。
- 昭和49年11月10日生まれ。AB型。
- 本籍・東京都。自宅は警視庁女子寮。
- 最終学歴・富士短期大学卒業。
- 資格・保母(保育士)
- 特技・カラオケ
- テレビシリーズ第1話からの登場。交通課の時からずっと恋人がいないようで江ノ島署署長との縁談も叶わずじまい。
- 『THE MOVIE2』では神田署長と不倫。発覚後は傷心旅行へ旅立っている。
- 渡辺 葉子(星川なぎね)
- 湾岸署観光者相談係・巡査長。
- 昭和52年1月12日生まれ。O型。
- 本籍・東京都。自宅は警視庁女子寮。
- 最終学歴・実践女子短期大学卒業。
- 『歳末特別警戒スペシャル』からの登場。当時は交通課・巡査
- 特技・日本舞踊(星名流名取)、美味しいお茶を入れること、カラオケ
- 吉川妙子とともに「THE MOVIE 2」で使用されている湾岸署観光者相談係のモニター映像である『お台場観光案内 - おすすめスポットランキング』にも出演している。
- 吉川 妙子(児玉多恵子)
- 湾岸署観光者相談係・巡査長。
- 昭和49年5月7日生まれ。A型。
- 本籍・千葉県。自宅は千葉県船橋市。
- 最終学歴・亜細亜大学卒業。
- 『歳末特別警戒スペシャル』からの登場。当時は交通課・巡査
- 資格・普通自動二輪車運転免許、小学校教諭第1種免許
- 特技・インターネット、カレー作り
- 渡辺葉子とともに「THE MOVIE 2」で使用されている湾岸署観光者相談係のモニター映像である『お台場観光案内 - おすすめスポットランキング』にも出演している。
- ガールズ7(橘凜、津乃村真子、千崎若菜、広澤草、川田希、柴田かよこ、木村陽子)
- 『THE MOVIE2』で登場。観光者相談係の新人婦人警官。「ガールズ7」は愛称。
[編集] 交通課
- 岸本巡査長(畠山明子)
- テレビシリーズでは湾岸署警務課警務係に所属。第1話ではパトカーを借りに来た青島に上司のハンコがないと貸せないと拒否する。『湾岸署婦警物語』では産休を取っており、エンディングで交通課に復帰。
- 藤田 千草(かんだゆきこ)
- 元湾岸警察署交通課。O型。
- テレビシリーズ第1話からの登場。平成9年に一身上の都合により退職し、4年制大学に入学。
[編集] 生活安全課
- 篠木(谷村好一)
- テレビシリーズ第6話に登場。湾岸署生活安全課保安係係長。青島と和久に張り込みを依頼する。
- 八木(宇梶剛士)
- テレビシリーズ第6話に登場。湾岸署生活安全課保安係。青島たちと一緒に柏木雪乃を調べていた。雪乃に対して強硬な態度をとるが、本庁には従順な刑事。
- 捜査員(村山青児)
- テレビシリーズ第6話に登場。湾岸署生活安全課保安係の捜査員。
[編集] その他
- 婦警(井上美紀)
- テレビシリーズ・スペシャル版各話に出演。110番受理台から事件発生を伝達している。
- 警官(林和義)
- テレビシリーズ第1話の捜査一課現場検証にて室井慎次を犯行現場まで案内した警官。『THE MOVIE2』ではレインボーブリッジの封鎖許可を待つ警官として登場。
- 警官(増田英治)
- 各話に度々登場。
[編集] 警視庁
- 真下警視庁第一方面本部長(有川博)
- 真下正義の父親。犯人に撃たれて重態の息子を病院に見舞う。階級は警視正。『THE MOVIE2』時点では、息子・正義の台詞によれば警察庁所属と思われる。さまざまな登場人物の会話の中ではテレビシリーズの初期から『THE MOVIE2』まで出てくるのだが、実際の出演はテレビシリーズ最終話で安西昭次に拳銃で撃たれ病院で治療を受けている息子を見舞うワンシーンのみの出演。
- 島津警視庁生活安全部長(浜田晃)
- 元警視庁刑事部捜査一課課長・警視正(テレビシリーズ第1話から『THE MOVIE』まで)。ノンキャリア組の叩き上げ。『容疑者 室井慎次』では警視庁生活安全部長・警視長になっており、安住に従う警視庁幹部の1人として室井を苦しめる。
- 一倉 正和(小木茂光)
- 警視庁刑事部捜査一課課長・警視正
- 昭和38年11月28日生まれ。B型。
- 本籍・神奈川県。自宅は公務員宿舎。
- 最終学歴・東京大学法学部卒業。
- 特技・剣道、バスケットボール
- テレビシリーズ第6話で初登場。室井と同期のキャリア。当時は警視庁薬物対策課の管理官として大麻の密輸ルートを内偵中に湾岸署と関わることになる。その後警察庁情報通信局管理課課長、中国管区警察局広域調整部長、警察庁警備局外事課長、警察庁長官官房国際第一課課長補佐と順調に出世していたが、過去の部下の不祥事(横領事件)が発覚したため責任をとらされて降格し、『THE MOVIE2』では本来ノンキャリアがつくべきポジションである警視庁刑事部捜査一課課長として登場した。『容疑者 室井慎次』にも登場し、安住に従う警視庁幹部の1人として室井を苦しめる。
[編集] 幹部(テレビシリーズ)
- 警視庁刑事部長(佐々木敏)
- TVシリーズ第3話に登場。建設省の深見と同級生で事件揉み消しを室井に押付けた。TVシリーズ第8話にも登場。
- 科学捜査研究所幹部(平野稔)
- 科学捜査研究所幹部(野村昇史)
- いずれもTVシリーズ第8話に登場。
[編集] 幹部(スペシャル)
- 警視庁刑事部長(西岡徳馬)
- 歳末特別警戒スペシャルに登場。湾岸署占拠事件により設置された本庁対策本部にて陣頭指揮を執る。階級は警視長。
- 町屋忠正(辻萬長)
- 歳末特別警戒スペシャルに登場。湾岸署に投入されるSATに警視庁警備部長として直接指示を出す。『交渉人 真下正義』、『逃亡者 木島丈一郎』にも刑事部長・警視長として登場。
- 警視庁警務部長(村上幹夫)
- 歳末特別警戒スペシャルに登場。
- 警視庁警務部人事課長(岸本功)
- 歳末特別警戒スペシャルに登場。青島の人事がどうなっているのかという室井からの問い合わせに当初の約束通り湾岸署に戻す発令がなされていると返答した。
[編集] 幹部(映画)
- 川野 純一郎(川辺久造)
- 警視総監。
- 『秋の犯罪撲滅スペシャル』で初登場(但し編集の都合で実際に登場するのは完璧版のみ)。すみれと純子の接触を抑えよと室井に指示を出す。『THE MOVIE』では本庁に設置された指揮本部から各幹部を指揮した。
- 警視総監(江原達怡)
- 『THE MOVIE 2』に登場
- 吉田 敏明(よしだ としあき)(神山繁)
- 元警視庁副総監(階級は警視監)。
- 昭和14年1月16日生まれ。AB型。
- 本籍・広島県。自宅は港区。
- 最終学歴・横浜国立大学経済学部卒業。
- 『THE MOVIE』で初登場。息子が警察内の隠語を使って「自分の父親は会社の副社長だ」と周囲に語っていたことからその同級生である坂下始らによって一般企業の副社長と間違えられ誘拐される。和久と昔なじみ。若い頃に室井と青島と同じように捜査本部にやってきた管理官と所轄の捜査員という立場で出会い、当初は激しくぶつかり合ったがその後分かり合う仲になった。『THE MOVIE2』の事件直後に退官した。ちなみに青島がお守りをもらったという「吉田のお婆ちゃん」は吉田の実母。2人の息子がいる。
- 安住 武史警視庁副総監(大和田伸也)
- 階級・警視監
- 『THE MOVIE』で初登場。当時は、警察庁警備局長として公安に事件の独自捜査を命じた。『THE MOVIE2』では同刑事局長として広報とイメージアップの目的で沖田仁美を捜査本部長に指名、『交渉人 真下正義』では新設の警視庁組織犯罪対策部長として、クモE4-600地下鉄暴走事件を含む弾丸ライナー事件の対策本部を仕切り、『容疑者 室井慎次』では警視庁副総監として警察庁長官の座を巡り池神警察庁次長と対立する。
また、海上保安庁の三田村和也警備救難部長と親戚である。(海猿)[要出典]
- 多田野刑事部長(河西健司)
- 『秋の犯罪撲滅スペシャル』で初登場。初回版では都合により出番がカットされていたが、完璧版で出演。『THE MOVIE』では公開捜査になった副総監誘拐事件のマスコミ発表を行う。『THE MOVIE 2』ではSAT公開オペレーションの本部長を務めている。『容疑者 室井慎次』では神村巡査の一件で責任を追及される。階級は警視長。
- 金子総務部部長(寺泉憲)
- 『容疑者 室井慎次』に登場。安住の右腕。
- 菅野警備部部長(矢島健一)
- 『交渉人 真下正義』で初登場。当時は公安部部長。『容疑者 室井慎次』にも登場。
- 横山 邦一(大杉漣)
- 警察庁警備局公安課長・警視長。
- 『THE MOVIE』に警視庁公安部長として登場。青島に内部資料を極秘で見せるため湾岸署に出向く。警察内部の極秘調査を担当するという職務上、顔は身内に見せられないらしい。『容疑者 室井慎次』では警察庁警備局公安課長として諜報と裏工作を行なう。
- 大村警察庁警備局長(並樹史朗)
- 『THE MOVIE2』において、「C.A.R.A.S.」(Criminal Activity Recognition Advanced System)導入を推進する幹部の1人。
- 『容疑者 室井慎次』では警察庁の警備局長・警視監として室井を苦しめる。
[編集] 刑事部捜査一課
- 室井慎次
- 警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査担当管理官(警視)。
TVシリーズにおける室井の部下
- 益本捜査員(中根徹)
- 1話では機動捜査隊所属だったが、4話では捜査一課に所属。室井に事件情報の報告を怠った為に9話では青島が刺されることとなる。青島を大声で怒鳴ったり、電話口で露骨に不快な態度を示すなど、ほとほと青島が大嫌いらしい。『逃亡者 木島丈一郎』にも登場する。
- 捜査員(渥美博)
- 一課で唯一室井に従順。テレビシリーズ第1話から出演。
- 事件の重要情報を見逃し、室井への伝達を怠る。
- 捜査員(佐々木蔵之介)
- 捜査員(小須田康人)
基本的に捜査一課の刑事は全員室井に反感を抱いており(捜査員1だけはカバンを持ったり何かと従順であったが)、室井の指示に対して反抗的である。
- 捜査員(西ノ園達大)
- 『THE MOVIE』に出演。
『逃亡者 木島丈一郎』における稲垣憲次管理官 (段田安則)が指揮する特別捜査本部の捜査員。
- 捜査員2(眞島秀和)
- 捜査員3(佐藤拓之)
[編集] 刑事部捜査一課特殊犯捜査一-二係(第一特殊犯捜査・SIT)
- 大林中隊長(隆大介)
- 『THE MOVIE』に登場。警視庁刑事部捜査一課第一特殊犯捜査(SIT)専任管理官(警視)。現場から叩き上げのノンキャリアであり、本庁幹部にしては珍しく横柄ではないが、上層部の命令には絶対逆らわない従順な男。形式上は木島の上司になる。
- SIT捜査員(津田寛治)
- 『THE MOVIE』に登場。大林の命で青島に大量の検証写真を見せ徹夜させる。
- SIT女性捜査員(久世星佳)
- 副総監の娘になりすまし被疑者に接触。
- ※久世本人は宝塚退団後の初映画出演・しかも『踊る』劇場版への出演ということで相当に燃えていたが、会議室のモニター越しのみの出演(それも撮影は民生用デジカムのみ)で同作の本広克行監督も「申し訳ない」と平謝りだったという。
- 浅尾 裕太(東根作寿英)
- 警視庁刑事部捜査一課特殊犯捜査一係(SIT)警部。
- 『交渉人 真下正義』で初登場。木島とは対照的に、極めてまっとうな刑事のいでたちをしている。『逃亡者 木島丈一郎』の事件の2ヶ月前に異動で木島の部下になったばかりで、いつも木島に振り回されている。『逃亡者~』では逃避行を続ける木島を追跡し、『交渉人~』では木島とともに地上班の一員として弾丸ライナーを追跡した。
- 年齢はおそらく30代の前半だと思われるが、ノンキャリアの場合では警部まで昇進することは通常困難なため、国家公務員II種試験から採用された準キャリアだと考えられる。基本的には穏やかで真面目な性格だが時々逆ギレする。妻(婚約者?)に逃げられたらしい。
[編集] 刑事部交渉課準備室
- 真下正義
- 警視庁刑事部交渉課準備室課長。
- 小池 茂(小泉孝太郎)
- 警視庁刑事部交渉課準備室CICルーム係長・警部(特任)。
- 昭和50年7月10日生まれ。AB型。
- 本籍・神奈川県。自宅は東京都港区。
- 最終学歴・東京工業大学大学院 情報理工学研究科 博士課程修了。
- 初登場時は『THE MOVIE2』に登場する監視システム「C.A.R.A.S.」(※)の開発者として民間企業から出向した技術捜査官であったが、『交渉人 真下正義』では正規の警察官として特任され、交渉課準備室に配属。真下直属の部下となり、情報分析を行うCICルームを束ねる係長となる(『THE MOVIE2』から1年足らずでどうやって任官し警部まで昇進できたかは不明。現実にはまず不可能)。
- ※Criminal Activity Recognition Advanced Systemの略称
- 倉橋 大助(ムロツヨシ)
- 警視庁刑事部交渉課準備室(交渉人補)・警部補
- 12月23日生まれ。
- 『交渉人 真下正義』で初登場。交渉課準備室設置当初から真下の直属の部下としてサポートする。『逃亡者 木島丈一郎』では稲垣管理官の下、木島の逃亡ルートの分析を行なうほか、同時に警察署内裏金事件で隠されていた極秘の裏帳簿を探し当てた。
- 宮武 久美子(神野美紀)
- 警視庁刑事部交渉課準備室CICルーム(オペレータ)・警部
- 渡辺 敬祐(石田剛太)
- 警視庁刑事部交渉課準備室CICルーム(オペレータ)・警部補
- 三島 希美(清水智子)
- 警視庁刑事部交渉課準備室CICルーム(オペレータ)・警部補
- 上戸伸也(古山憲太郎)
- 警視庁刑事部交渉課準備室CICルーム(オペレータ)・警部補
[編集] 科学捜査研究所プロファイリングチーム
TVシリーズ第8話に登場した警視庁科学捜査研究所のプロファイリングチーム(※実際のプロファイリングチームは事務職の警察技官であるが、劇中では「専門職採用の警察官」という設定になっている)
- 中央(袴田吉彦)
- 警視庁科学捜査研究所プロファイリングチームのリーダー格で、「刑事が捜査する時代は終わった」と和久を馬鹿にする。犯人に接する態度が機械的であった為、取調中に逆上した犯人に暴行された。
- 専修(山下徹大)
- 警視庁科学捜査研究所プロファイリングチームの一員。金髪で顎鬚を生やした顔で、挙動不審な言動をするので、一見すると警察関係者には見えない。
- 法政(永堀剛敏)
- 警視庁科学捜査研究所プロファイリングチームの一員。眼鏡のデジカメおたくで、和久のことを「天然記念物」呼ばわりした。
[編集] 爆発物処理班
- 班長(松重豊)
- 警視庁警備部爆発物処理班班長・警視。TVシリーズ第2話で初登場。レインボーブリッジでは渋滞に巻き込まれた。『交渉人 真下正義』ではクライマックスシーンで爆弾を処理するため再登場。笹塚の小料理屋『笹美』の常連でもあり、木島とは飲み友達。木島の事を「きじやん」と呼ぶ。『逃亡者 木島丈一郎』では部下と共に『笹美』に居座り、電話連絡などで木島をバックアップした。本名は不明。仕事前には部下と共に「うぃーす」と気合いを入れる。爆弾処理後の決めぜりふは「一丁上がり!」。
- 班員(斎藤あきら)
- TVシリーズ第2話に登場
- 班員1(永峰寛)
- 班員2(平山祐介)
- 交渉人 真下正義に登場
[編集] 警備部警護課
- 石田光男(神尾佑)
警護課第4係 機動警護班 隊員 バツイチ。出動時には3歳の娘の写真をお守り代わりに装備する。寡黙で意志が強く、不言実行タイプ。警護課の誰からも慕われている。
- 『警護官 内田晋三』に登場
[編集] 警察庁
[編集] 幹部
- 警察庁長官(渥美國泰)
- 『秋の犯罪撲滅スペシャル』完璧版に登場。初回放送版では都合により出番がカットされていた。『THE MOVIE』にも登場。
- 警察庁次長(原田清人)
- 『THE MOVIE』に登場。
- 警察庁長官官房長(和田周)
- 『秋の犯罪撲滅スペシャル』初回版では都合により出番がカットされていたが、完璧版で出演。『THE MOVIE』にも登場。
- 池神警察庁次長(津嘉山正種)
- 階級・警視監
- 『歳末特別警戒スペシャル』で初登場。当時は警察庁警備局長。室井と共に異動しているようで、蛇のようにねちっこく陰険な警察高官。監察では所轄のことを低く見ており上層部には手心を加えている。『秋の犯罪撲滅スペシャル』、『THE MOVIE』にも警察庁刑事局長として登場。『THE MOVIE』では刑事局長として室井を最も苦しめる命令を下した上、査問委員会に喚問し、降格させた。『容疑者 室井慎次』では警察庁次長として登場し、再度室井を利用して、警察庁長官の座をめぐり安住警視庁副総監と対立する
- 警察庁長官官房総務審議官(篠原大作)
- 『THE MOVIE』に登場。
- 榊原警察庁長官官房審議官(刑事局担当)(中原丈雄)
- 階級・警視監
- 昭和26年10月19日生まれ。A型。
- 本籍・熊本県。自宅は東京都品川区。
[編集] 刑事局
- 坂村警察庁刑事局刑事企画課長(升毅)
- TVシリーズ第11話に初登場。当時は警察庁監察官・警視正。青島と龍村の癒着疑惑を調査、最終的に査問委員会に青島と室井を喚問し、処分を下した。
- 『THE MOVIE2』では同監察官として神田署長と山下圭子巡査長の「ただならぬ関係」を調査に再度来訪。
- 『逃亡者 木島丈一郎』では警視庁警務部人事一課監察官室(警視正)として町屋刑事部長の極秘の命により、Nシステム漏洩の調査を行い、漏洩者が稲垣管理官であることを突き止める。
- 『容疑者 室井慎次』では警察庁刑事局の刑事企画課長・警視長として捜査本部を解散させるため新宿北署に怒鳴り込んでくる。
- 今野警察庁刑事局長(大河内浩)
- TVシリーズ第11話に初登場。当時は坂村監察官とコンビで活動する監察官。
- 『容疑者 室井慎次』では警察庁の刑事局長・警視監として室井を人事のカードに利用する。
- 警察庁刑事局長(テレビシリーズ)(中山仁)
- TVシリーズ第10話に初登場。青島と室井を査問委員会にかけて処罰した高官。室井の意見に危機感を感じている。階級は警視監。
- 警察庁刑事局監察官(須永慶)
- TVシリーズ第10話に登場。青島と龍村との癒着問題を取り上げ室井に圧力をかけてくる。
- 警察庁刑事局監察官(望月太郎)
- TVシリーズ第10話に登場。
[編集] 警備局警備第一課
- 室井慎次
- 当時、警察庁警備局警備第一課課長(警視)。
- 内田晋三
- 警察庁警備局警備第一課。
- 中野(野仲イサオ)
- 歳末特別警戒スペシャルに登場。警察庁警備局警備第一課。室井の部下だが、命令には従順。大統領夫人警護の現場で室井の秘書を行う。『湾岸署婦警物語』にも室井の部下として登場。『THE MOVIE』にも登場し、署長会のゴルフコンペの司会をつとめている。
- 渡瀬(光石研)
- 秋の犯罪撲滅スペシャルに登場。主席監察官となった室井の腹心で所轄差別を好むが室井の命令には従順。
- 演じる光石研は『踊る大予告編』において亀川プロデューサー役としても出演している。
[編集] 主なゲスト出演者
[編集] 連続ドラマ
- 田中 文夫(近藤芳正)
- 第1話に登場。保険会社「港南保険」の営業担当。挙動不審だったことから緒方薫に職務質問を受け、合鍵の束を持っており、その理由が不明だったことから不審人物として湾岸署に任意同行を求められ取り調べを受けることになった。最初は本来の担当である盗犯係のすみれが取り調べを始めたが、以前から追っていた犯人が見つかったと言うことで飛び出していき、代わりに強行犯係の青島が取り調べることになった、青島が湾岸署に赴任して初めて(そして刑事として初めて)取調べを行った相手。取り調べ自体は容疑不十分ということですぐに保釈されたのだが、その取調べ翌日に港区台場レインボーブリッジ付近会社役員・柏木満男(柏木雪乃の父親)殺人事件の犯人として自首してきた。金に困ってではなく、つまらない日常生活に飽きたらずコソ泥を続けており、たまたま忍び込んだ会社のオフィスで柏木満男に見つかったため(殺人のような凶悪犯罪を犯すつもりは無かったのだが)結果的に殺してしまった。その後、殺人罪で懲役10年の判決を受けて府中刑務所で服役している。1997年当時33歳。
- 暴れる男(山崎邦正)
- 第1話に登場した隠れゲスト。湾岸署内で取調室から連れ出されようとするところを激しく抵抗している。(エンドクレジットにも一切の表示が無いが、公式本『踊る大捜査線湾岸警察署事件簿』によればそれは正式なオファーがあっての出演ではなく飛び入りでの参加だったためとのことである。)。
- 小学生(森廉)
- 第1話に登場。ゲーセンで万引きしようとして湾岸署に通報され、青島とすみれに事情聴取される。万引きの理由は『お金がない!』である。マセたところがある極めて生意気な悪ガキ。後に『歳末特別警戒スペシャル』にも登場して、青島が入ったビーポ君をからかったため、(軽く)柔道の足技をくらう。1987年生まれ。実の親子で親子役を演じている。
- 小学生の母親(森幸子)
- 第1話に登場。万引きした小学生を引き取りに湾岸署に現れる。実の親子で親子役を演じている。
- 店員(鈴加明)
- 第1話に登場。湾岸署管内のゲームセンターの店員。ゲーム機から金を取ろうとした小学生を万引きとして通報する。
- 佐々木 典子(篠原涼子)
- 第2話に登場。レストランで痴話ゲンカの末、振られた腹いせに元恋人の髪の毛を切った女性。被害者の元恋人が告訴したため青島が事情聴取することになったが被害者が告訴を取り下げたためすぐに釈放され、「警察は嫌いよ」と捨て台詞を残して去っていく。後に『秋の犯罪撲滅スペシャル』で再登場したときには青島の捜査協力者になっている。1973年生まれ。
- 山部 良和(伊藤俊人)
- 第2話に登場。物理学の研究者。警官殺しの犯人で、過去に和久の取調べで暴行された恨みから、和久に爆弾付きのリクライニングチェアーを送りつけた。最終回では青島たちに拳銃の売買場所を教える。1971年生まれ。
- 保険のおばちゃん(松本留美)
- 第2話に登場。刑事よりもしつこく怖ろしい保険外交員の女性。入るというまで追いかけてくる。
- 雪乃の主治医(佐々木勝彦)
- 第2話、第4話に登場。厚生中央病院の医師。青島に雪乃の失声症の原因を話す。
- 深見 哲也(橋龍吾)
- 第3話に登場。某有名私立大学の学生(裏口入学)。女子中学生からカバンを引ったくり怪我を負わせ、警察に勾留されたために高級官僚である父親に泣きつく。引ったくりの前にも2度逮捕されているが、父親が揉み消したため記録には残っていない。その後、父親のコネで某民放局に就職したという。1975年生まれ。
- 深見 一郎(清水章吾)
- 第3話に登場。建設省(放送当時)官房次官。息子の事件を政治力で揉み消そうとした。
- 奥井弁護士(真実一路)
- 第3話に登場。権力に媚びた悪徳弁護士。
- 女子中学生(水川あさみ)
- 第3話に登場。深見哲也にカバンを引ったくられ、擦り剥き怪我を負った。
- 大木 茂(井上慎一郎)
- 第4話に登場。捜査一課が追っていた重要事件の逃走被疑者。1975年生まれ。
- 野口 達夫(伊集院光)
- 第5話に登場。すみれ(と言うよりピンクサファイア)のストーカー。1994年にすみれを襲って逮捕され、2年で出所。その後、1997年に再び逮捕される。1967年生まれ。
- 『弁護士 灰島秀樹』では、再出所後に秋葉原でピンクサファイアのフィギュアを巡り殺人事件を起こして逃亡。沖田仁美が同事件を捜査している際に灰島と偶然出会い、灰島から得たヒントにより三度逮捕された。
- サラリーマン(きたろう)
- 第5話に登場。援助交際容疑で湾岸署に連行され、すみれに足を踏み付けられる。
- 女の子(小池栄子)
- 第5話に登場。サラリーマンの援助交際希望者の1人。
- 岩瀬 修(布川敏和)
- 第6話に登場。雪乃の元恋人で麻薬の密輸を行っていて警察にマークされていた。1966年生まれ。
- 篠原 ともえ(篠原ともえ)
- 第6話に登場。春の交通安全キャンペーンの中、「湾岸署1日署長」を行う美少女アイドルとして本人役で登場。
- 真行寺のおばちゃん(石井トミコ)
- 第6話に登場。張り込み現場の隣人。後に『秋の犯罪撲滅スペシャル』で青島の捜査協力者として再登場。
- 大河内(浅野和之)
- 第7話に登場。警察庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課・厚生労働省出向。和久に「えらくなれ」と言われた人。平成14年4月、和久の娘と結婚し、娘婿になる。
- 墨田 綾子(佐伯伽耶)
- 第7話に登場。岩瀬の恋人で大企業・初芝貿易の対米営業課のOL。1972年生まれ。
- 龍村(真木蔵人)
- 第7話に登場。六本木の中華料理店のオーナーだが、実はその店は非合法会員制カジノである。六本木の裏社会で生きる者達(通称モグラ)のドンで、街の裏世界の事情に通じている。過去に和久に世話になったらしく、その秘密の情報源である。魚好きで、情報提供の見返りに和久から希少な魚の図鑑を受け取り、それに目を輝かせるという変わった男である。自分のデスクの横に置いてあるアクアリウムが、彼のオフィスの特徴にもなっている。ドラマ終盤で、青島に対してかつて和久の部下を殺害した犯人の情報を提供する見返りに、軽犯罪者を見逃すという取引を持ちかける。定年退職間際の和久を慮る青島は決断に苦しむが、自分の警察としての信念を曲げない事を龍村に宣言し、取引を断る。その後龍村は、湾岸所に「あなたの後輩(青島)は正しいが、退屈だ。和久さん、あなたにそっくりだ」と皮肉を書いたFAXをよこすと共に、その情報を警察に提供する。
- 愛(西秋愛菜)
- 第8話に登場。一人で留守番をしている時に空き巣犯の久保田に入られ、湾岸署ですみれに保護された時は怯え切った表情を見せるが、雪乃と接している時から心を開いていく。
- 久保田 稔(石塚英彦)
- 第8話に登場。倉庫の作業員。和久がプロファイリングに対抗して特定した殺人容疑者だが、実はすみれが追っていた窃盗犯だった。応接室でのそそっかしい態度で青島に"質問に答えろ!!"と胸倉を掴まれるが和久になだめられる。1961年生まれ。
- 渋谷 優太(岡安泰樹)
- 第8話に登場。大学生。プロファイリングチームの犯人像に一致した殺人事件の被疑者。プロファイリングチームの人を見下した取り調べに対して怒り殴りかかる。その後、青島になだめられた後で自分が本当に犯人だと自供した。1974年生まれ。
- 中村(梨本謙次郎)
- 第8話に登場。本庁の捜査員のような服装で湾岸署に出入りするが、実は新聞記者。青島に情報提供者として協力する。事件の情報は所轄の刑事よりも詳しい事から、警視庁記者クラブ所属と思われる。
- 青年(つぶやきシロー)
- 第9話冒頭に登場する自殺志願者。青島と和久に説教を受けたのち、保護される。1976年生まれ。
- 武下 純子(安永亜衣)
- 第9話に登場。不倫相手の男・吉田進一郎が妻・みどりを殺害した品川区主婦撲殺事件を受け、湾岸署に保護された不倫相手の女。ワイドショーのレポーターなどマスコミからの取材攻勢を受ける。高飛車な性格。
- 佐伯 五郎(阿部サダヲ)
- 第9話に登場。会社員。品川区主婦撲殺事件の被害者・吉田みどりの兄。事件の原因を作った武下純子に復讐するため、武下純子が保護されていた湾岸署にナイフを持って侵入。この時、純子をかばった青島を刺した。1961年生まれ。
- レポーター(大木凡人・平松あゆみ・奥山瑛二)
- 第9話に登場。品川区主婦撲殺事件で保護された武下純子を取材するため執拗に追いかけ、湾岸署に乗り込んでくる。しかし途中に大物俳優の結婚が発表されたため、一斉に散っていった。
- 結婚式場の男(渡嘉敷勝男)
- 第10話に登場。本職は理髪師。恐喝犯(結婚資金不足のため)。青島達が追っていたところ、すみれと警察官僚とのお見合い現場に出くわし、すみれ(着物着用)の回し蹴りで身柄を確保された。1969年生まれ。
- 岩本(伊藤芳則)
- 第10話に登場。階級は警視で丸の内署の所属。警察の広報誌に載った恩田すみれの写真に一目ぼれしてお見合いすることになったキャリア警察官。お見合いをしたものの、同じホテルで青島らが犯人を取り逃して追いかけ回している所に出くわしてしまい、着物姿で犯人に回し蹴りを食らわしたすみれにおびえて、お見合いは破談になってしまう。
- 安西 昭次(保坂尚輝)
- 第10話、第11話に登場。最終エピソードの犯人。白波船舶の廃棄鉄鋼運搬船の作業員だが、その傍ら東南アジアから密造銃の密輸、密売を行っていた。かつて和久が八王子署にいたころその部下を銃で殺害し国外逃亡する。その数年後日本に舞い戻り、街中で通りがかりに職務質問した真下を銃撃して瀕死の重傷を負わせた。また安西を捜索中、偶然遭遇した青島と恩田に躊躇うことなく銃撃を加えるなど、かなり危険な男である。その直後現場で数発の銃撃戦が展開され、その際に青島が安西に向けて発砲した事により、警察上層部が青島に処分を下す口実を作ってしまう。
- ちなみにその安西と青島たちが遭遇した場所は、安西がたびたび通うイメクラで、真下のファンであるその店の従業員が安西の顔を憶えていたため警察に通報した。その従業員によると、安西は婦人警官のプレイでいたぶられると興奮するという性癖を持っているらしい。安西との銃撃戦の後、警察幹部は室井に直接青島を処分することを命じるが、室井は幹部達の目を欺く芝居を打った後、上の命令を無視して、青島に自分も足で捜査することを告げる。
- 室井は安西が銃を密売する店を丸ごと買い取り、安西への包囲網を作る。現場に現れた安西を、室井と、スタッフ、客に扮した数十名の捜査員が銃口を向けて包囲する。同時に安西は正面に立つ青島に対して銃を向けるという緊迫した場面となるが、遂に安西は降伏し確保に成功する。安西は取調室において、彼を長年追い続けていた和久の前に引き出される。和久は取調べを青島に引き継ぐことを安西に告げ、その後対面した青島に対して、安西はいつもの不逞な調子で「あんたみたいな警官がいると分かっていたら、帰ってこなかった」と呟く。小説版には「安藤昭次」という名前で登場。1969年生まれ。
- マイケル(マキシ・プリースト)
- 第10話、第11話に登場。龍村の経営するカジノのディーラー。
- 織田裕二が唄う同作品の主題歌「Love Somebody」に参加している縁で本編にも出演。
- 白石(堀真樹)
- 第11話に登場。イメクラ店員。真下の個人サイトの利用者で、安西の情報を青島たちに提供。
- イメクラ店長(武野功雄)
- 第11話に登場。なぜかオネエ言葉。後に青島の捜査協力者で再登場(再登場時はホストクラブ店長になっている)。
- 東京拘置所所長(中丸新将)
- 第11話に登場。青島の名演技と室井の超法規的措置にまんまと騙される。
- 東京拘置所所員(井出勝巳)
- 第11話に登場。
- 山本(山本シュウ)
- 第11話に登場。カジノバー「ONE EYED JACK」のオーナー。同バーでは毎週水曜に非合法な武器の売買が行われていた。
- 吉田のおばあちゃん(原ひさ子)
- 第11話ラストシーンに登場。練馬署桜交番管内に住むひとり暮らしの老婆で、この家に入ろうとしたこそ泥を交番勤務だったころの青島がつかまえたことで知り合いになり、刑事になることになった青島にお守りをくれた。実は『THE MOVIE』で誘拐される吉田副総監の母親。孫も警察官(勝どき署勤務)。『湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル 』では、柏木雪乃に道を尋ねるおばあちゃんとして出演。
[編集] 踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル
- 鏡 恭一(稲垣吾郎(SMAP))
- 不審人物として湾岸署に任意同行され、署内にあったライフル銃を奪い、湾岸署をジャックする。海峰小の女性教諭・美香に傷を負わせた張本人で、実は湾岸署管内で起きた殺害事件の犯人。薬物常習者で、キレると駄々をこね暴れだす。髪型に異常に気を遣っており、セットには3時間かける。最終的にSATに制圧・確保される。1971年生まれ。
- 不良少女(広末涼子)
- 東京ジョイポリスのチケット売り場で、反町隆史のライブチケットを女子高生からカツアゲをしていて捕まった。まだあどけなく今時な性格をしているギャル。湾岸署をジャックした鏡恭一と面識がある。1980年生まれ。
- 藍原 誠治(伊藤英明)
- すみれがスチュワーデスだと偽って参加した合コンで知り合った男性。すみれが刑事だとばれた後もスキーに誘おうと湾岸署にやって来たが、そこで湾岸署ジャック事件に巻き込まれてしまう。男気のある好青年で、鏡にライフルを向けられた時も必死にすみれを守ろうとする。すみれが刑事でもかまわないと言って腕時計をプレゼントとして渡そうとするが、振られて返されてしまう。
- 北見(仲間由紀恵)
- 湾岸署管内で発生した大凪駅前マンション殺人事件の被害者・北見幸之助(71歳)の孫娘。北見は苗字で名前は不明。事件のショックで失声症になるが、同じ経験を持つ雪乃の話を聞き心を開く。
- 美香(原沙知絵)
- 美香は名前で姓は不明。湾岸署管内にある港区立海峰小学校の教諭。校内に侵入してきた不審者(鏡恭一)に手を切られる。この時、真摯に応対した青島に好意を抱く。実は寿司屋「和之竹」の娘。『初夏の交通安全スペシャル』にも登場。
- 寿司屋の大将(六平直政)
- 名前は不明。湾岸署管内の寿司屋「和之竹」の大将。美香は娘。『歳末特別警戒スペシャル』では何度も宴会を延期され、湾岸署刑事課へ出張し寿司を握っている際に鏡恭一による籠城事件が発生し、それに怒り勇敢にも鏡恭一に襲いかかろうとした。『初夏の交通安全スペシャル』や『THE MOVIE2』にも登場。店は気分で開けるらしい。
- 現金輸送車強奪犯(古田新太)
- ナイフ1本で現金輸送車を襲って興和銀行内に立て篭り、通りがかりの青島と和久に教科書通りの逮捕術で身柄を確保される。1964年生まれ。
- 三井一郎(三上市朗)
- 人身事故で捕まり、湾岸署へ連行されてくる赤い服の男。ナイフの収集マニア。
- 益子署長(浅沼晋平)
- 青島が異動した杉並北署の署長。警視庁が出した青島の湾岸署に辞令の人事通達を2ヶ月以上も放置し、室井に「警察官を書類の中に埋もれさせるな」と叱責される。
- 魚住 アンジェラ(エレナ・イヴァノヴァ)
- 魚住二郎湾岸署刑事課強行犯係係長の妻でフィンランド人。夫の魚住が妻の浮気を疑って尾行したり写真を撮ったりしたために夫婦げんかになってしまい、年末の忙しい湾岸署に乗り込んで来て、そのまま篭城事件に巻き込まれる。なお、浮気疑惑自体は翻訳のアルバイトのために会っていた大使館員の親戚を浮気相手だと思ってしまった魚住の誤解から出たものでありそのことが明らかになったため事件中にけんかは和解している。魚住の発言の中ではテレビシリーズ時から出てくるのだが、実際の出演は『歳末特別警戒スペシャル』のみ。『THE MOVIE2』の時点では別居して本国に帰ってしまった事になっている。演じているのは本物のフィンランド人だが役者ではなくフィンランドからの留学生である。これははリアリティーを追求するため工夫であったのだが、その後役を演じた留学生が本国に帰ってしまったために『THE MOVIE2』には出演して貰うことが出来ず、やむを得ず別居という設定になってしまったものである。
- 車上狙い(平賀雅臣)
- 車上荒らしで三井一郎から赤いセカンドバッグを盗んで和久平八郎に逮捕されて湾岸署に連行されてくる。そのセカンドバッグの中に入っていた登山ナイフが殺人事件に使われたためその犯人と疑われたが、ナイフは盗んですぐにフィリピン人の窃盗団に売り払っていたため殺人事件とは無関係であった。『THE MOVIE』でも恩田すみれに逮捕された窃盗犯として再登場しており、『THE MOVIE2』にも窃盗犯として逮捕される形で出演している。
[編集] 踊る大捜査線 番外編 初夏の交通安全スペシャル
- 篠原 夏美(内田有紀)
- 『踊る大捜査線番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル 』の主人公。登場回数はこの番外編の1回のみ。映画「ダーティハリー」が好きで刑事になりたくて警察官になる。物語の冒頭で警察学校を卒業したばかりの新人として、湾岸署交通課に巡査として配属される。青島と同様に自分の信念を貫いて行動するトラブルメーカーぶりから、周囲から「女青島」と呼ばれるようになる。『歳末特別警戒スペシャル』で杉並北署時代の青島俊作の上司であった篠原浩三は父親であり、もともと父親から青島の話は聞かされていたが、青島と直接会ったのは『番外編』の終盤が初めてである。また『歳末特別警戒スペシャル』と『初夏の交通安全スペシャル』に登場する女子アナの綾波麗は大学時代の友人である。
- 桑野 冴子(渡辺えり子)
- 勝どき署交通課・巡査部長で、産休の岸本巡査長に代わり湾岸署に出向している。鬼教官として夏美の指導を行う。ルールを重んじる堅物として周囲の人間からは恐れられる存在だが、根は人情家。青島の行動を否定的に見ており「1年以内に殉職確実」と評しているのに対し、室井のことは「本当の警察官」と賞賛している。
- 篠原 浩三(谷啓)
- 杉並北署捜査資料室長・警部。『歳末特別警戒スペシャル』で初登場。交番勤務時代の青島とは同僚であった。篠原夏美の父親。
- 綾波 麗(あやなみ うらら)(近藤典子)
- 『歳末特別警戒スペシャル』で初登場。某テレビ局勤務の女子アナウンサー。オーストリア大統領夫人来日時にテレビ中継でレポーターをしていた。篠原夏美とは大学時代の友人で、局のプロデューサーの飲酒運転の揉み消しを求めた。名前の由来は『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイのもじり。
- 香山 亮子(西牟田恵)
- 自殺未遂を起こした女性。
- 片岡(本宮泰風)
- 殺し屋。レミントン357弾(デザートイーグル)で銃殺事件を引き起こし赤のトランザムで逃走したが、警ら中の夏美によって確保される。
[編集] 踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル
- 相良 純子(大塚寧々)
- 湾岸署管内で発生した放火殺人未遂事件の教唆犯。柏田郁夫に金を渡して恋人(というよりヒモ)である橋本正史を焼き殺そうとする。海外に逃亡しようとするが成田空港で捕まってしまい、新城の命令で青島たちが引き取りに行くことになったが、途中で立ち寄ったドライブインで発生した強盗事件の混乱に乗じて逃亡してしまう。実は恋人・橋本正史に暴力を受けており、すみれに助けを求める。1969年生まれ。
- 柏田 郁夫(宮藤官九郎)
- 放火殺人未遂事件の実行犯。放火事件の被害者である橋本正史とは何の関係もなく相良純子から金を貰って放火を実行した。フリーター。1979年生まれ。
- 橋本 正史(山本密)
- 放火殺人未遂事件の被害者。相良純子の恋人(というよりヒモ)で、相良純子に何度も暴行を加えていた。
- 東京消防庁火災調査官(萩原流行)
- 放火現場で青島と敵対。放火事件における消防と警察の縄張り意識を持ち出し、捜査に来た青島たちを恫喝して現場から追い返した。
- 南(池内万作)
- 新城管理官の直属の部下。新城の命令で青島たちと相良純子を引き取りに行くが、帰途に立ち寄ったドライブインで2人組の強盗にあっさり人質にされる。
- りんかい線職員(高木ブー)
- 東京テレポート駅員。無銭乗車しようとした和久を呼びとめる。
- 従業員の女(長野里美)
- 強盗(デビット伊東)
- 青島たちが立ち寄ったドライブインを襲った2人組の強盗の兄貴分。
- 強盗(定岡正二)
- 青島たちが立ち寄ったドライブインを襲った2人組の強盗の弟分。
- 女子社員(畑野浩子)
- 三芝エレクトロニクス社の女子社員。暴行されかけたところを青島に助けられた。
- 部長(深水三章)
- 三芝エレクトロニクス社のシステム営業部長。
- 暴行犯(島田洋八)
- 社内連続暴行事件の被疑者で、三芝エレクトロニクス社の課長職。潜入捜査中の青島に逮捕された。
- 銀行幹部(大塚周夫)
- 三芝エレクトロニクス社の顧客。潜入捜査中の青島を「理想の営業マンだ」とほめる。
- 女を泣かせた男(大倉孝二)
- 初老の制服警官(沼田爆)
- 収賄の容疑で室井の取り調べを受ける。
[編集] 踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!
- 日向 真奈美(小泉今日子)
- 湾岸署管内で起きた猟奇殺人事件の犯人。元看護婦。インターネット上で犯罪研究サイトを主催しており、原田邦夫(猟奇殺人事件の被害者)や坂下始ら副総監誘拐事件の実行犯たちもそのサイトの参加メンバーであった。世界中の犯罪に精通しており「プロファイリングももう時代遅れだ」などと語っているが、警察署に死刑台があり、警察署で死刑が執行されると思いこんでいるなど、裁判制度などには詳しくないようである。真下と雪乃が行なったインターネットのチャットによるおとり捜査の末、その正体に迫ったが、肝心の時に同時に起こっていた副総監誘拐事件の犯人からの電話がかかってきたため誘拐事件の捜査を最優先した混乱の中で逃げられてしまう。その後自分から湾岸署に乗り込んできて「なぜ早く自分を逮捕しない。すぐに自分を死刑にしろ。」などと叫んで暴れまくったが、その場に居合わせたニセ警察官である河原崎宗太の勇気ある(?)行動により身柄を確保される。逮捕後、湾岸署の地下に拘束されているときに青島の依頼により吉田副総監誘拐事件のプロファイリングを行ったが、本職のプロファイリングチームと異なり犯人が単なる子供であることを見抜き正しい犯人像を言い当てた。
- 坂下 始(北山雅康)
- 副総監誘拐事件実行犯の1人(リーダー格)で、19歳の少年。日向真奈美が運営していた犯罪研究サイトの参加メンバーのひとりで大企業の社長を誘拐する架空の犯罪計画を話し合っており、他の副総監誘拐事件実行犯ともこのサイトを通して知り合う。湾岸署管内の団地住まいで同じ湾岸署管内に住む吉田副総監の息子とは同じ高等学校に通っていたが、当時吉田副総監の息子が自分の父親のことを警察内の隠語を使って「自分の父は会社の副社長だ」と話したのを字面通り受け取ってしまって本物の会社の副社長だと思いこんだために吉田副総監を標的にした誘拐事件を実行に移す。
- 『プロジェクトK』によれば、罪を償ったのちに会社を立ち上げ、良い業績を挙げているという。
- 本広克行監督、ユースケサンタマリア主演の映画『UDON』にも登場(この映画は『踊る大捜査線』と同じスタッフで製作されている)。同作品中では、自らの行ったことを悔いて1人巡礼をしていたが、いつの間にかうどん巡礼になってしまい、「香川のうどん屋制覇」の称号を手に入れた。
- 中倉 繁(小梶直人)
- 副総監誘拐事件実行犯の1人で、会社員。もともと日向真奈美が主催する犯罪研究サイトの参加者で、リーダー格の坂下始ともこのサイトを通して知り合い架空の誘拐事件を計画して話し合っていた。
- 葉山 誠二(一条康)
- 副総監誘拐事件実行犯の1人で、予備校生。もともと日向真奈美が主催する犯罪研究サイトの参加者で、リーダー格の坂下始ともこのサイトを通して知り合い架空の誘拐事件を計画して話し合っていた。
- 河原崎 宗太(正名僕蔵)
- 湾岸署内窃盗事件(但し領収書を除く)の犯人。実はテレビシリーズの第3話ですでに登場しており、湾岸署の地下の留置場で青島やすみれと顔を合わせているが、当時は単に「看守」とのみクレジットされている。『秋の犯罪撲滅スペシャル』にも出演し、制服の支給を受ける警察官の列に並んでいる。シリーズ中ずっと警察官の格好で出演していたが、実は警察官ではなくコスプレマニアの窃盗常習犯で、警察官だけでなく、消防官やパイロットなどさまざまな制服を使ってこそ泥をはたらいていた。着ていた制服は通販で購入したものである。勝どき署で不審者として事情聴取されたこともあるが『THE MOVIE』で日向真奈美の逮捕に協力したことがきっかけで見つかってしまいようやく逮捕された。『プロジェクトK』によれば出所後もまた懲りずに制服姿で盗みを働いていたが、湾岸署内で制服姿でいた時に神田署長と出会いその態度に感銘を受けて初めて改心する。現在は下北沢で趣味を生かしてコスプレショップを経営している。
- 坂下始の母親(大塚良重)
- 息子を守るため、自宅に踏み込んできた青島を包丁で刺す。
- 吉田副総監の妻(深谷みさお)
- 女性看護師(木村多江)
- 負傷後青島が入院した病院の女性看護師。一刻も早い復帰を目指してリハビリを行なう青島を見守る。
[編集] 深夜も踊る大捜査線
- いずれも本人役で出演。本シリーズの設定上、フジテレビ本社は湾岸署の管轄内となっているため、刑事ドラマを撮影する許可をもらいに湾岸署に来るが、神田署長は自分のことを取材に来たのだと勘違いしてしまう。
[編集] 踊る大ソウル線
- イ刑事(イ・ヘスク)
- 和久が八王子署時代に研修で来て知り合った刑事。
- チョ刑事(チョン・ヘヨン)
- 元ミスコリアの刑事。
[編集] 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
- 増田 喜一(岡村隆史)
- 若い女性の首筋に噛み付くという手口の連続婦女暴行犯。犯行は口にドラキュラのような入れ歯を付けて行っていた。湾岸署入口で行なっていた献血に並んでいた女子高生の首に噛み付こうとして、誤って魚住の腕に噛み付いてしまい、そのまま身柄を確保された(なお、岡村登場のシーンをコメディにしたく無かったことからセリフはない)。
- 江戸 りつ子(小西真奈美)
- 殺人事件の目撃者。殺された会社役員の会社に勤めている。殺人を目撃したことで仕事を休もうとしたが、沖田に焚き付けられ、青島とすみれの警護の元、会社主催のパーティに出席する(実際は犯人をおびき出すための囮)。警察の作戦は失敗に終わったが、警護の御礼にと新品のコートを青島にプレゼントする。このときの出来事が沖田に所轄の仕事を否定され落ち込んでいた青島を立ち直らさせた。間接的に青島が初心を取り戻すきっかけとなった人物。
- りつ子の上司(高嶋ちさ子)
- スリ一家
- ペアルックを着た、「絵に描いたような幸せそうな家族」を演じている。この一家は実は本物の家族ではなく、スリの常習犯である「母親」がスリをやりやすくするために父親とその子供(こちらは本当の親子)を雇ったという関係である。
-
- 母親(山下裕子)
- この「母親」だけが本物のスリであり、TVシリーズ第6話にすでに湾岸署で恩田すみれに取り調べを受けているスリの常習犯として登場している。「秋の犯罪撲滅スペシャル」にも登場してテレビシリーズと同様に湾岸署で恩田すみれに取り調べを受けており、「スリを辞めたくても辞められない。この指を切り落としてくれ。」などとすみれに訴えている。
- 父親(原田修一)
- リストラで無職になり金に困っていたため2人の子供とともに本職のスリである「母親」に雇われた。
- 長男(神木隆之介)
- 妹と一緒に道を尋ねるふりなどをしてスリの標的の注意をそらせる役目を果たしていた。
- 里佳子(向井地美音)
- スリ一家の娘。すみれが一家を逮捕した際ひとりだけ行方不明になってしまう。
- 国見 昇(マギー)
- 会社員連続殺人事件の犯人グループの1人で、元はリストラされたサラリーマン。拳銃を持っており、雪乃を脅して拉致し、さらに逃走の際、すみれに向かって発砲し重傷を負わせる。工事中の蒲田トンネルを隠れ家のように利用していたが、スリ一家に財布をすられたことを切っ掛けにそれが捜査本部に知られてしまう。
- 高橋 健三(入江雅人)
- 会社員連続殺人事件の犯人グループの1人で、元はリストラされたサラリーマン。最初に捜査本部に電話をしてくるが、応対した沖田仁美のあまりに高圧的な態度にキレて電話を切ってしまう。
- 三島 龍也(森下能幸)
- 会社員連続殺人事件の犯人グループの1人で、元はリストラされたサラリーマン。捜査本部に電話をしてきたときに最初に真下が相手をすることになる。国見と一緒に雪乃を連れ回していた。
- 中島 高志(木村靖司)
- 会社員連続殺人事件の犯人グループの1人で、元はリストラされたサラリーマン。SMプレイに通じており、殺人事件の被害者をロープを使ってSMプレイ特有の複雑な縛り方で縛ったり、アジトに使用していた廃ビルの中にロープを張り巡らしたりしていた。
- 瀬川 吉雄(三宅弘城)
- 会社員連続殺人事件の犯人グループの1人で、元はリストラされたサラリーマン。東北出身者。殺人事件の目撃者である江戸りつ子を追いかけてカジノパーティーにひそんでいたが、そこで「蒲田(カマタ)」のことを「カメダ」と聞こえるように発音していたため捜査本部が混乱することになる。
- 女子高校生(小松彩夏)
- 台場連続婦女暴行事件の被害者の1人。『逃亡者 木島丈一郎』では木島と遼が逃亡開始前に立ち寄ったファストフード店「フレッシュネス・バーガー」の女性店員として登場。
- 事務職員(近江谷太朗)
- 湾岸署警務課の制服事務職員。
- 刑事(鈴木一功)
- 近隣の所轄から捜査本部に応援にやってきた刑事。
- 国土交通省職員(池田成志)
- レインボーブリッジを封鎖しようとした警察に許可を取るように求める。
[編集] 交渉人 真下正義
[編集] TTR(東京トランスポーテーション・レールウェイ)
- 片岡文彦(國村隼)
- TTR総合指令室総合指令長。
- クモの巣のように張り巡られたTTR全路線の運行を指揮する総責任者。強面で仕事には厳しい。母と2人暮らしで、自分の母を「お母様」と呼ぶ。
- 矢野君一(石井正則)
- TTR広報部・広報主任。
- 「広報は常に明るく愛想よく」がモットー。地下鉄やTTRに関する情報を真下に提供する。お喋りが過ぎてよく片岡に叱られる。電車マニアでHOゲージの鉄道模型を収集している。妻子持ち。
- 長田篤嗣(岩杉宏二)
- TTR総合指令室運輸指令長。
- 蒲生克哉(樋渡真司)
- TTR総合指令室電力指令長。
- 山越考雄(小林隆)
- TTR総合指令室施設指令長。
- 清水将介(中村育二)
- TTR総合指令室車両指令長。
[編集] その他
- 弾丸ライナー
- 事件の犯人。台場連続殺人事件(『THE MOVIE2』)解決を報じるニュース番組で真下のインタビューを見て、真下に挑戦状を叩きつける。フリーゲージトレイン「クモE4-600」を乗っ取り、携帯電話を使って遠隔操作をしながら、黒いカエル急便の車両で都内を逃走する。
- デモンストレーションで葛西第二公園のゴミ箱を爆破させる。その後TTRの車両基地を爆破したのち、最終目標として雪乃がいる新宿シンフォニーホールにオシロスコープ付き時限爆弾を仕掛ける(後に爆弾処理班に解体され未遂に終わる)。真下と雪乃のイヴ当日の行動を知っていたり、カエル急便車両内に真下の写真があることなどから、恐らく真下のストーカーではないかと推測される。
- 厳重なセキュリティで守られている警視庁のサーバーをハッキングしたり、TTRのサーバーに時限式プログラム(スリーピング・ボム)をセットして自動列車運転装置(ATO)を無効化したりするなど、相当の技術を持っており、「第一級クラッカー」に認知される。
- 新宿シンフォニーホール爆破失敗後、カエル急便車両内に仕掛けられた爆弾で自爆。物語最後まで姿を現すことはなかった。遺体は発見されなかった模様で、『容疑者』の作中で新宿北警察署の刑事課で読まれていた新聞に「消えた!?弾丸ライナー」と書かれており、生死不明という扱いになっている。
- なお亀山千広プロデューサーの発言によれば、真下の事件は複数犯である可能性があるとのことであり、「弾丸ライナーは犯人グループの中の1人に過ぎない」か「弾丸ライナー自体が複数人で構成されたグループである」と言うことになる。
- なお、真下と交渉している場面の弾丸ライナーの声は複数のスタッフおよび水野美紀が演じた声を加工して作ったものである。
- 羽田 裕一
- TTRのコンピュータシステムの構築に関わった会社の1つ「デジタル・グローバル・ライナー(DGL)」の元社員。1996年、24歳の時に警視庁にいたずら電話をしたことが発覚し身柄を確保されたが、厳重注意を受けた後釈放される。当時の声紋が真下の携帯電話に掛かってくる「弾丸ライナー」のものと一致するが、羽田本人は釈放後間もなく交通事故で死亡しているという。ちなみにDGLの頭文字は「Dan Gan Liner(弾丸ライナー)」と一致するため、何らかの関わりがあるものと思われる。
- 熊沢 鉄次(金田龍之介)
- かつてTTRに在籍していたが、最新のコンピュータシステムの導入に伴って必要が無くなり引退した「線引屋」(列車ダイヤを組む専門職。現実の鉄道業界では「スジ屋」と呼ぶのが一般的。視聴者にわかりやすくするための言い換えと思われる)。
- 片岡 智代(八千草薫)
- 片岡文彦の母。新宿シンフォニーホールのエントランスで息子を待つ。
- 前主 十路(西村雅彦)
- 10年ぶりに凱旋帰国した伝説の指揮者。新宿シンフォニーホールで開催された「クリスマス・イヴに聴くラヴェルのボレロ」で指揮を執る。名前は、正しくは「まえぬし かずみち」と読むが「マエストロ」にかけてあり、本広克行が演出をつとめていた西村雅彦の初主演作である『MAESTRO』とリンクしている。
- スノーマンズ交響楽団の打楽器奏者の1人(今井朋彦)
- 「ボレロ」でシンバル演奏を担当する。彼が演奏するシンバルが、コンサートホールに仕掛けられた爆弾の起爆スイッチになっていたため、鳴らす寸前で木島ら捜査員に取り押さえられ阻止される。
- 笠井 信輔(笠井信輔)
- 軽部 真一(軽部真一)
[編集] 容疑者 室井慎次
[編集] 新宿北警察署
- 工藤 敬一(哀川翔)
- 警視庁刑事課強行犯係巡査部長
- 昭和39年生まれ。
- 東京都出身
- 一見強面の風貌だが人情味のある刑事。室井の事を、親しみをこめて「あんちゃん」と呼ぶ。実家は新宿の繁華街にあるとんかつ屋で、育った地域にアジア系外国人が多かったことから、日常会話程度なら韓国語、タイ語、中国語、フィリピノ語が話せる。自ら「取調べが苦手」と語る。独身。
- 早坂 卓治(田鍋謙一郎)
- 工藤とペアになって行動していることが多い。
- 鈴木 英夫(水谷あつし)
- 倉本 二郎(長坂周)
- 向田 敬介(海老原敬介)
- 山下 祐介(須永祐介)
- 警視庁刑事課強行犯係巡査長
- 神村 誠一郎(山崎樹範)
- 地域課巡査
- 沖縄県西表島出身。
- 新宿北署管内の交番に勤務する巡査。黒木孝夫と面識があり、目撃情報などから黒木殺害の容疑をかけられる。勤務していた交番での7回目の事情聴取の際に、逃走し、追いかけられて新宿大通りの車道を走り回った挙げ句に交差点に進入してきたトラックにはねられ、即死した。桜井杏子と交際しており、黒木殺害の犯人では無かったが、桜井杏子に頼まれて押収した覚醒剤を横流ししていたり、駐車違反をもみ消したりホストクラブの借金を棒引きにしたりしていた。
[編集] 津田法律事務所
- 小原 久美子(田中麗奈)
- 弁護士
- 昭和55年生まれ。
- 東京都出身
- 最終学歴・日本大学。
- 弁護士になってまだ半年の新米弁護士。津田の指示で室井の担当弁護人となる。元陸上部という体育会系で、普段は明朗快活とした印象だが、過去にストーカーに襲われナイフで頬を切られた苦い経験がある。この事件の際に、警察による不誠実で的外れな対応を受けたことが原因で、警察を嫌うようになった。その件については、後に室井が謝罪している。また、細身の外見によらず大食漢である。
- 津田 誠吾(柄本明)
- 弁護士
- 昭和25年生まれ。
- 静岡県出身
- 最終学歴・立教大学。
- 津田法律事務所・所長。市役所に勤める公務員だった父親を喜ばせるために訴えられた公務員を守る裁判を得意とするようになる。潜水艦事件のとき青島の弁護を行い無罪に持ち込んだ。しかしそのことで対立した自衛隊の反感を買い、さまざまな妨害を受けたために仕事が無くなってしまう。それに対して何もしなかったことから事務所にいた弁護士も全て出て行ってしまい、妻も子供を連れて出て行ってしまった。その後新米弁護士の小原久美子がやってくるが、自分は何もせず全て任せきりにしている。
- 事務員(しのへけい子)
- 津田法律事務所の事務員
[編集] 灰島法律事務所
- 篠田 真一(吹越満)
- 弁護士
- 灰島法律事務所のNo.2。事務所のマネージャー的な役割を担っており、灰島のスケジュール管理、事務所の金銭管理、マスコミ向け取材時など公の場でのスポークスマン役などをつとめる。灰島からゲーム機を取り上げるのも彼の役目。ミーティング時は事務所の特徴である舞台状テーブルには着かず、全員を見渡すような位置を取る。他のメンバーからも実質的なリーダーとして信頼されており、個人的な悩みの相談を受けたりもしている。
- 灰島の片腕として働いているが、心から忠誠を誓っているわけではなく、彼の精神的な脆さも心得ている。そのため、灰島が仕えるに値しなくなったと見るやすぐさま反旗を翻し、他のメンバーを引き連れて灰島の敵に回ったこともあった。
- 事務所の受付嬢とも浮名を流すプレイボーイで5回の離婚歴があり、現在そのうち3人の元妻と裁判中。弁護士としての腕もかなりのもので、灰島が得意とする聴衆の心情を煽るテクニックも使いこなすが、「自分の弁護は苦手だ」と弱音を吐く一面もある。
- 髪型、特に前髪の形には強いこだわりがあるようだがセンスは独特で、同じく個性的な髪型の根本、流川とは互いに変だと言いあっている。
- 河野 脇子(松永玲子)
- 弁護士
- 灰島一派の紅一点で、白のスーツに無表情で濃い目のメイクが特徴。他人の過去を調べ上げ陥れるのが大好き。灰島のロースクール時代の話を聞いて彼の下で働くことを決意したと語っており、弁護士として灰島を深く尊敬しているようである。また、密かに男性としての好意も抱いているらしく、彼から気まぐれで食事に誘われた時には不似合いなほど派手な赤いドレスを着てきて、不気味な口調でアプローチをかけていた。ショッピングが趣味。
- 渡部 広太(佐藤恒治)
- 弁護士
- コンピューターに強く、インターネットなどを駆使して灰島の裁判相手の調査をするのが主な任務。その能力は高く買われているが、最近では人の過去や後ろめたいことを探ることに快感を覚えるようになってしまい、このままでいいのかと悩んでいる様子。
- ボソボソとした不気味な口調で姿勢が悪く、灰島事務所の中でもとりわけ暗い印象の人物。
- 根本 強兵(野間口徹)
- 弁護士
- 常に流川と行動を共にし、尾行や証拠写真の収集など諜報的な任務を担当。携帯しているデジカメで事あるごとに写真を撮っている。髪型はマッシュルームカット。
- 流川 茂(村上航)
- 弁護士
- 根本とともに諜報的な任務を担当し、事あるごとにデジカメで写真を撮っている。外跳ねの効いた髪型が特徴。
[編集] 東京地方検察庁
- 窪園 行雄(佐野史郎)
- 検事
- 室井を特別公務員暴行陵虐罪の容疑で逮捕、取調べを行なう。
- 千田 実(野元学二)
- 検察事務官
- 窪園付きの検察事務官。
[編集] その他
- 黒木 孝夫(田中圭)
- 被害者
- 食品輸入会社勤務。新宿3丁目の路上で殺害されているところを発見される。神村誠一郎と面識あり。桜井杏子と付き合っていたが、邪魔に思うようになった彼女が頼んだ石本一馬によって刺殺されてしまう。
- 神村 静江(田仲洋子)
- 神村誠一郎の母親。
- 沖縄県西表島在住。灰島らの策略で担ぎ上げられ、息子の事故を世間にアピールするための記者会見に現れる。
- 検事総長(品川徹)
- 検事総長
- 新城の父親とは旧知の仲。足が悪いのか車椅子に乗っている。新城の依頼により東京地方検察庁に拘留されていた室井を釈放させた。
- 深江 功太郎(高橋昌也)
- 民自党相談役
- 元・警察庁長官で、政界に身を投じ副総理まで務める。室井が警察を辞めるのと引き替えに警察庁と警視庁の対立を終わらせようとした。その経歴や鷹揚とした政治力からモデルは後藤田正晴と考えられる。
- 桜井杏子(木内晶子)
- 無職
- 昭和59年生まれ
- 東京都出身
- 「THE MOVIE」で初登場。この時点では単なる「ウエイトレス」として名前の設定は無かった。
- 教師をしている父親のもとで大切に、しかし厳しく育てられる。ずっと父親がつとめている学校に通っており、一日中父親の目の届くところにいた。高校1年生のとき初めてアルバイトをすることを許されてクイーンズスクエア横浜内の喫茶店でウエイトレスをしていたのだが、そこが「THE MOVIE」で青島らが追っていた猟奇殺人事件の囮捜査の現場になってしまったため事件に関わってしまう。そのために父親からアルバイトを禁止されその後は再び家と学校の往復だけの生活になる。
- そうやって厳しく育った反動で男関係は奔放になり、神村誠一郎と黒木孝夫の二人と二股交際していただけでなく石本一馬とも関係を持っていた。更にホストクラブにはまって多額の借金を抱えていたり、覚醒剤にまで手を出したりしていた。神村には駐車違反の揉み消しや借金の帳消し、押収した覚醒剤の横流しをしてもらっていた。
- 黒木が邪魔になり、石本に殺害を依頼した。最終的には全ての真実を知られ、新宿北署に逮捕される。
- 桜井 宗男(モロ師岡)
- 高等学校教諭
- 桜井杏子の父親。大久保にある私立高校の副教頭。娘を溺愛しており、事件を知って大金を積んで灰島を雇い、娘に捜査の手が及ばないようにし向けた。
- 石本 一馬(伊達暁)
- 新宿歌舞伎町の風俗店店員。桜井杏子とつきあっており、桜井杏子に頼まれて黒木を刺殺し、室井に闇討ちして警察手帳を奪い取った。番組のラスト部分桜井杏子の父親の自供により新宿北署に逮捕された
- 東京拘置所刑務主任(矢嶋俊作)
- きくよし食堂店員(武田まる美)
- 野口 浩太郎(山浦栄)
- 室井の学生時代の恋人・故野口江里子の父親。
[編集] 逃亡者 木島丈一郎
- 稲垣 憲次(段田安則)
- 警視庁刑事部捜査一課管理官(警視)。台東署管内で起きた警察官殺害事件の特別捜査本部長。一見敵をとろうと正義感をみせているようにしているが、その警察官との間にはある密約があり、それを上層部からばれないように指揮を買って出た。木島とは同期。
- 吉村 遼(篠田拓馬)
- 台東署管内で起きた立て篭もり事件に巻き込まれた少年。実は警察官殺害事件の目撃者で、犯人と稲垣の双方に狙われていた。チキンカツが好物。タバコの煙が苦手。両親は離婚し、同居している父親は家を空けがち、友達はおらず孤独な性格。木島の親友。
- 鵜飼 美津子(森口瑤子)
- 東京笹塚の小料理店「笹美」の女店主。以前ある事件の後遺症でPTSDに罹り、木島の世話になった。その過程で木島は恋心を寄せるが、木島が照れ性な為に恋愛は全く進行してはいない。
- 坂上 隆司(高橋和也)
- 遼を人質にした立て篭もり犯で、警察官殺害事件の実行犯。
- 古田(廣川三志)
- 警視庁台東警察署会計課長で警部。裏金の秘密を守るため殺されるがその秘密をSDメモリーカードに隠していた。
- 運転手(野呂真治)
- 木島が乗った車の運転手をつとめた。
- 売店のおばちゃん(野口かおる)
- 大宮駅の売店のおばちゃん。
- ドライバー(お宮の松)
- 木島と吉村遼が配送を手伝ったカエル急便のドライバー。
- 山城(梅宮辰夫)
- 元刑事で木島の大先輩。現在は引退して青森で農業を営んでいる。逃亡中の木島を助け、遼にドカジャンを貸す。木島より長生きするのが夢。木島に車を貸してくれた。
- 警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査(三-十)係 捜査員(眞島秀和)
- 同捜査員2(佐藤拓之)
- 新潟県警察・刑事(菅原大吉)
- 新潟県警察・警察官(ガンビーノ小林)
- 青森県警察・刑事(大西武志)
[編集] 弁護士 灰島秀樹
- 芦川 淑子(石田ゆり子)
- 東京湾海洋博覧会計画に反対する千葉県・神ヶ浦町住民の代表。夫を亡くしており、夫の故郷で現在住んでいる自分の家が建設用地にかかるということで代表に祭り上げられた。灰島秀樹は淑子に幼い頃に亡くした母の面影を重ね、淑子に好意を抱く。
- 芦川 直道(中村咲哉)
- 芦川淑子の1人息子。人見知りな性格だが、灰島には何故かよくなつく。かつて喘息を患っていたが、都会から父の故郷である神ヶ浦町へ移り住んだことで喘息が治まった経緯がある。灰島から愛用の携帯ゲーム機(「クモ E4-600」のキーホルダー付き)を譲り受けた。
- 瀬籐 賢三(野村宏伸)
- 千葉県議会議員。海洋博覧会反対運動で芦川淑子に信頼を寄せられており共に反対運動の先頭に立つ。表向きは海洋博・テーマパーク双方に反対しているが、速水と裏でつながっており長期的にはテーマパークを完成させようと画策し、更にその謝礼金で次の知事選に出るつもりだった。
- 木下 輝子(深浦加奈子)
- 弁護士。海洋博覧会協会の代理人。過去に灰島ととある民事裁判で争って負けたことがある。
- 速水 龍人(長井秀和)
- IT企業大手「ワンダー・コーデック」社長。海洋博覧会の予定地と同じ場所にリゾート型テーマパークを建設する計画を進めており、灰島に1億円で海洋博覧会潰しを依頼する。灰島同様ゲーム好きで、灰島と意気投合する。設定・服装などから、モデルは堀江貴文と思われる。
- 三善 博之(春海四方)
- 千葉県議会議員。
- 安田 宗孝(伊東四朗)
- 民自党所属の衆議院議員。東京湾海洋博覧会協会の会長を務めている。
- 灰島法律事務所 受付担当(佐藤めぐみ)
- 神ヶ浦町住民の1人(でんでん)
- 神ヶ浦町住民の1人(真下有紀)
- 神ヶ浦町住民の1人(福井博章)
- 劇中の様子から察するにこの三人の趣旨は単に賠償金・慰謝料目当てで環境保護の観点は皆無のようである。
- 車イスの老人(鈴木清順)
- 灰島らが弁護した架空投資詐欺裁判の原告の1人。
[編集] 警護官 内田晋三
[編集] 実際の警察制度との違いについて
踊る大捜査線シリーズで描かれている警察は、それまでの刑事ドラマではほとんど描かれることの無かったキャリア制度や本庁と所轄との関係を描くなど、それ以前の刑事ドラマで描かれていた警察よりは現実の警察社会を忠実に反映しているとはいえるものの、全ての点で現実の警察組織を忠実に反映しているというわけではなく、階級と職名の関連等もあくまで「架空」のものであり、現実の警察組織とは大きく異なっている点もある。室井慎次と真下正義の階級に関しては室井慎次、真下正義を参照。
- 草壁(中隊長)
- 沖田仁美
- 警視庁刑事部の「管理官」は、警視の階級の警察官をもって充当するポストである。
- 池神警察庁次長、安住警視庁副総監
- 実際の人事では、警察庁次長は次期警察庁長官の望める有力ポストであるが、警視庁副総監のポストから警察庁長官・警視総監へ至るためには、さらに数段階のキャリアを経る必要がある。 なお、警視庁副総監と警察庁次長とは同じ警視監という階級ではあるが、実際は警視庁副総監より警察庁の局長や大阪府警本部長の方が人事上上位職であり、それらのさらに上位に位置する警察庁次長を相手に次期警察庁長官の地位を争うということはない。
[編集] 参考資料
シナリオガイドブックシリーズ
- 登場人物についての公式の人物設定などが収録されている。
- 踊る大捜査線 湾岸警察署事件簿 (キネマ旬報社キネ旬ムック 1998年10月31日)ISBN 4-87376-505-6
- 踊る大捜査線THE MOVIE シナリオガイドブック(キネマ旬報社キネ旬ムック 1999年4月17日)ISBN 4873765129
- 踊る大捜査線THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!シナリオガイドブック(キネマ旬報社キネ旬ムック 2003年9月16日)ISBN 4873766028
- 「交渉人 真下正義」シナリオガイドブック (キネマ旬報社キネ旬ムック 2005年6月22日) ISBN 4873766184
- 「容疑者 室井慎次」シナリオガイドブック (キネマ旬報社キネ旬ムック 2005月10月17日) ISBN 4873766222