調布駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
調布駅 | |
---|---|
北口 |
|
ちょうふ - Chōfu | |
所属事業者 | 京王電鉄 |
所在地 | 東京都調布市布田4丁目 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
114,647人/日 -2007年度- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)4月15日 |
乗入路線 2路線 | |
所属路線 | 京王線 |
キロ程 | 15.5km (新宿起点) |
◄布田(0.6km)
(1.5km)西調布►
|
|
所属路線 | 相模原線 |
キロ程 | 0.0km (当駅起点) |
◄-(-km)
(1.2km)京王多摩川►
|
調布駅(ちょうふえき)は、東京都調布市にある、京王電鉄の駅である。京王線から相模原線が分岐する京王線の重要拠点駅である。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
島式ホーム2面4線の地上駅で、列車の緩急接続が可能である。昼夜間は原則として京王線の特急または準特急と相模原線の急行、快速の急急接続、および京王線の各駅停車(一部)と相模原線の各駅停車の緩緩接続を行う。
当駅は相模原線の起点駅であるが、引き上げ線がないため、大半の列車が新宿・都営新宿線方面に直通している。当駅で折り返す列車は調布駅~布田駅方の上り本線で停車し、渡り線を使い折り返している。京王線は運転本数が多いためダイヤに支障が出ないよう約2分弱程で折り返す。時間帯によって、当駅止まりの列車は上り本線で折り返しが困難な場合、そのまま回送で新宿方面へ向かうこともある。
駅の西方で京王線と相模原線とは平面交差しているため、相模原線の上り列車が到着中には、京王線の下り列車を入場・発車させられないなど、当駅がダイヤ設定上のネックとなっている。また、列車の遅れが連鎖する要因となっている。
改札口は南口と東口は地下に、北口は地上の駅舎内にある。東口は南北どちら側にも出ることができる。2006年6月中旬までは北口以外は終電を前に閉鎖されていたが(東口は21:15、南口は24:10)、現在は東口が7:00から、北口・南口は始発から開き、すべての改札口が終電まで開くようになった。東口が終電前に閉鎖されていた頃は、終電間近の府中方面と相模原線との乗り換えには南口と北口を結ぶ通路を経由するしかなかった。
現在、後述の地下化工事に伴い、仮橋上駅舎の建設工事が進められている。
ホームからは東口への通路に降りられる階段が1か所、北口・南口を結ぶ通路に降りられる階段2か所が存在する(ホーム間の乗り換えにはいずれかの通路を使う必要がある)。東口への通路と北口・南口を結ぶ通路はつながっていない。北口と南口の間には改札を通らなくても抜けられる地下通路が存在する。
なお、自動精算機は北口にのみ設置されており、南口・東口で精算をする場合はすべて窓口精算である。
京王線の隣の駅の内の一つである布田駅とは600mしか離れていないが、布田駅の調布よりにカーブがあるため、調布よりの一部しか見えない。
[編集] のりば
南口側から、
1 | ■相模原線 | 橋本方面 | |
■京王線 | 待避線 | 京王八王子・高尾山口方面 | |
2 | ■京王線 | 本線 | 京王八王子・高尾山口・多摩動物公園方面 |
3 | ■京王線 | 本線 相模原線から |
明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
4 | ■京王線 | 待避線 | 明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
- 業務上は1・4番線の外側が待避線で2・3番線が本線であるが、事実上京王線府中方面発着の列車同士の緩急接続は朝ぐらいしかなく、その他の時間帯は主に京王線府中方面発着の列車と相模原線の列車の接続で1・3番線が相模原線の列車が使用し2・4番線を京王線府中方面発着の列車が使用する事が多い。
- 線路配置の関係上、2番線から相模原線への進入および相模原線からの4番線への進入はできない。
- 都営新宿線直通はほぼすべてが相模原線との直通となっているため、定期列車では都営車の4番線からの発車はない(2番線からは土休日に高尾山口への急行がある)が、4番線の案内表示にも『都営新宿線』と表記されている。2008年5月18日の不発弾処理の日は臨時ダイヤの都合上、4番線に都営車が多く止まっていた。
- 当駅では朝のみ下り・上り共に京王線の緩急接続が行われるが、それ以降の時間はほとんど相模原線と連絡する。
- このため、相模原線上り列車が本線の3番線へ進入する際の京王線上り列車は、本線の3番線へは進入せず待避線の4番線へ進入する。
[編集] 駅施設地下化工事
上記で述べたように、踏切による混雑、京王線・相模原線との平面交差、当駅での緩急接続などの解消を目的に、駅舎の建て替え・路線の移設工事が行われている。2004年9月に着工し、2014年9月に竣工する予定であり、完成後は前途のようなボトルネックも解消される見込みである。
2008年2月現在、柴崎駅から西調布駅・京王多摩川駅間での地下化に伴う工事が現行路線の直下で進行している(国領駅付近は仮線敷設工事)。
また、当駅周辺には大規模な代替用地がないため、地下化工事にあたっては、現在運用されている路線直下の限られたスペースで行われており、工事帯の確保に苦労を強いられている。
完成後は京成本線・押上線青砥駅のような上下分離型のホーム2階建て構造となる。工事概要は下記リンクを参照。
- 一層部(地下1階):駅事務所、改札、コンコース
- 二層部(地下2階):下り線・島式ホーム(八王子・橋本方面、1面2線)
- 三層部(地下3階):上り線・島式ホーム(明大前・新宿方面、1面2線)
[編集] 利用状況
2007年度の1日平均乗降人員は、114,647人である。
乗降人員の推移
- 1948年度:5,800人(京王帝都電鉄発足年度)
- 1955年度:11,510人
- 1960年度:20,368人
- 1965年度:38,239人
- 1970年度:57,506人
- 1975年度:74,157人
- 1980年度:76,584人
- 1985年度:83,156人
- 1990年度:100,607人
- 1995年度:106,933人
- 2000年度:106,259人
- 2005年度:109,956人
- 2006年度:110,723人
[編集] 駅周辺
駅前には北口・南口ともロータリーがあり、バスが多数発着する。
[編集] 北口
[編集] 南口
- 調布市役所
- 調布市グリーンホール
- 調布市文化会館たづくり
- 調布エフエム放送
- 調布とうきゅう
- 調布サウスゲートビル
[編集] 路線バス
当駅には、南口・北口それぞれにバスターミナルがある。
[編集] 南口
南口には小田急バス・神奈川中央交通・京王バス東が乗り入れる。また、北口のバス停と間違えないために、南口のバス停番号は「1桁」となっている。
各路線の詳細は営業所記事を参照のこと。
[編集] 南口のりば
1 | 小田急 D | 「調01」系統 | 多摩川住宅行 | 京王の調01と同一路線 | |
京王 L | 「調01」系統 | 多摩川住宅中央行 | 小田急の調01と同一路線 | ||
京王 L | 調布車庫行 | ||||
2 | 小田急 D | 「成04」系統 | 仙川駅入口経由 | 成城学園前駅行 | |
京王 L | 「丘31」系統 | 慈恵医大経由 | つつじヶ丘駅行 | ||
3 | 小田急 D | 「玉08」系統 | 二子玉川駅行 | ||
神奈中 ま | 「鶴22」系統 | 鶴川駅行 | (休日朝1本のみで、柿24と異なり若葉台駅を経由する) | ||
小田急 F | 「柿24」系統 | 稲城市役所経由 | 柿生駅北口行 | ||
小田急 D | 「渋26」系統 | 三軒茶屋経由 | 渋谷駅行 | ||
小田急 D | 狛江営業所行 | ||||
4 | 京王 L | 「調21」系統 | 稲城市立病院行 | (1日1本のみ) | |
京王 L | 「調41」系統 | 日活撮影所経由 | 多摩川住宅西行 | ||
京王 L | 「調43」系統 | 京王多摩川駅経由 | 飛田給駅行 | 調布市ミニバス(鬼太郎バス) | |
京王 L | 「調50」系統 | 車返団地折返場経由 | 是政駅行 | (朝3本のみ) | |
京王 L | 「調51」系統 | 車返団地折返場行 |
[編集] 北口
北口には、小田急バスと京王バス東、京王バス中央、京王バス小金井、東京空港交通(通称「リムジンバス」)が乗り入れる。また、南口のバス停と間違えないために、北口のバス停番号は「2桁」となっている。
ロータリーののりばはバスの進行方向順にのりば11・12・13・14と並んでいる。11と14は線路に対して斜めに、12と13は線路に直角にバスが停車する。旧甲州街道ののりばはロータリーの先の信号を渡った西友の前にある。
各路線の詳細は営業所記事を参照のこと。
- 小田急バス(小田急):吉祥寺営業所(A)・世田谷営業所(B)・武蔵境営業所(C)・狛江営業所(D)
- 京王バス東(京王):調布営業所(L)
- 京王バス中央(京王):府中営業所(B)
- 京王バス小金井(京王):小金井営業所(G)
- 東京空港交通
[編集] 北口のりば
11 | 小田急 C | 「調40」系統 | 調布駅北口始発 | 調布飛行場行 | ||
小田急 C | 「鷹51」系統 | 調布駅始発 | 西野経由 | 三鷹駅行・武蔵境営業所行 | ||
小田急 D | 「境91」系統 | 狛江駅・狛江営業所発 | 調布駅北口経由 | 武蔵境営業所行・武蔵境駅南口行 | ||
小田急 D | 「境91」系統 | 調布駅北口始発 | 狛江営業所行 | |||
小田急 C | 「境91」系統 | 調布駅北口始発 | 武蔵境営業所行・武蔵境駅南口行 | |||
12 | 京王 L | 「調33」系統 | 調布駅北口始発 | 飛田給駅北口経由 | 多磨駅行 | |
京王 B・G | 「武91」系統 | 調布駅北口始発 | 自動車試験場経由 | 多磨霊園裏門行・武蔵小金井駅北口行 | 中央(府中)と小金井の担当 | |
京王 B・G | 「武92」系統 | 調布駅北口始発 | 自動車試験場経由 | 武蔵小金井駅北口行 | (平日のみ運行)中央(府中)と小金井の担当 | |
京王・リムジン | 調布駅北口始発 | 羽田空港行 | (空港発の一部は国分寺駅行) | |||
京王・リムジン | 調布駅北口始発 | 成田空港行 | ||||
13 | 小田急 A | 「吉05」系統 | 調布駅北口始発 | 杏林大学病院前経由 | 吉祥寺駅行(※) | |
小田急 A | 「吉06」系統 | 調布駅北口始発 | 神代植物公園経由 | 吉祥寺駅行(※) | ||
小田急 C | 「調31」系統 | 調布駅北口始発 | 神代植物公園・野崎八幡・天文台前経由 | 調布駅北口行 | (循環) | |
小田急 C | 「調32」系統 | 調布駅北口始発 | 武蔵境営業所行 | |||
小田急 C | 「鷹56」系統 | 調布駅始発 | 神代植物公園経由 | 塚行・三鷹駅行 | ||
14 | 小田急 A | 「吉14」系統 | 調布駅北口始発 | 三鷹市役所経由 | 吉祥寺駅行(※) | 京王の吉14と同一路線 |
京王 L | 「吉14」系統 | 調布駅北口始発 | 三鷹市役所経由 | 吉祥寺駅行(※) | 小田急の吉14と同一路線 | |
京王 L | 「調34」系統 | 調布駅北口始発 | 神代植物公園経由 | 深大寺行 | (循環) | |
小田急 A | 「調35」系統 | 調布駅北口始発 | 杏林大学病院行 | 京王の調35と同一路線 | ||
京王 L | 「調35」系統 | 調布駅北口始発 | 杏林大学病院行 | 小田急の調35と同一路線 | ||
京王 L | 「調36」系統 | 調布駅北口始発 | 武蔵野市場経由 | 柴崎折返場行 | 調布市ミニバス北路線 | |
西友前 | 小田急 D | 「境91」系統 | 武蔵境駅南口始発 | 調布駅北口経由 | 狛江営業所行・狛江駅行 | |
小田急 B | よみうりランド始発 | 新宿駅西口行 | (季節運転で休日のみ。) |
※吉祥寺駅行きは夜間時間帯には「吉祥寺駅中央口」行となる。
[編集] 周辺のバス停
- 旧甲州街道上の若干府中よりに進んだところに、調布銀座および調布の停留所がある。
- 当駅のロータリーに入らず、調布の停留所を経由する系統も存在している。
- 明治大学付属明治高等学校・中学校へのスクールバスが発着している。
[編集] 歴史
[編集] 隣の駅
- 京王電鉄
- ■京王線
- ■相模原線
- ■急行
- つつじヶ丘駅(京王線) - 調布駅 - 京王稲田堤駅
- ■通勤快速・■快速
- つつじヶ丘駅(京王線) - 調布駅 - 京王多摩川駅
- ■各駅停車
- 布田駅(京王線) - 調布駅 - 京王多摩川駅
- ■急行
- イベントなどの開催時には、通常の隣の停車駅との間にある以下の駅に停車する事がある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 京王電鉄 調布駅
- 街はぴ 調布駅 - 京王沿線口コミ情報サイト
- 調布駅付近連続立体交差事業概要
- 調布駅付近連続立体交差事業について
京王線・京王新線 |
---|
京王線新宿 - 笹塚 - 代田橋 - 明大前 - 下高井戸 - 桜上水 - 上北沢 - 八幡山 - 芦花公園 - 千歳烏山 - 仙川 - つつじヶ丘 - 柴崎 - 国領 - 布田 - 調布(>>橋本方面) - 西調布 - 飛田給 - 武蔵野台 - 多磨霊園 - 東府中(>>府中競馬正門前) - 府中 - 分倍河原 - 中河原 - 聖蹟桜ヶ丘 - 百草園 - 高幡不動(>>多摩動物公園) - 南平 - 平山城址公園 - 長沼 - 北野(>>高尾山口方面) - 京王八王子 京王新線:(本八幡方面<<)新線新宿 - 初台 - 幡ヶ谷 - 笹塚 |
京王相模原線 |
---|
(本八幡・新宿方面<<)調布 - 京王多摩川 - 京王稲田堤 - 京王よみうりランド - 稲城 - 若葉台 - 京王永山 - 京王多摩センター - 京王堀之内 - 南大沢 - 多摩境 - 橋本 |