西山克典
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西山 克典(にしやま かつのり)は日本の歴史学者(ロシア近代史・ロシア現代史)。学位は文学修士(北海道大学)[1]。静岡県立大学国際関係学部教授、大学院国際関係学研究科研究科長・教授。
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[編集] 来歴
北海道大学文学部史学科にて歴史学を学び、北海道大学大学院文学研究科の博士課程を単位取得中途退学する。
北海道大学文学部史学科にて西洋史第一講座を担当する助手として採用され、北海道大学スラブ研究センター研究員も兼任する。その後、札幌市立高等専門学校にて助教授を務める。静岡県立大学国際関係学部に移り、当初は助教授、後に教授となった。大学院国際関係学研究科の教授も兼任しており、研究科長にも就任している。
[編集] 研究
専門は歴史学であり、特にロシアの近現代史を研究対象としている。ロシア革命やロシアでの農民・農奴の社会運動、少数民族の民族運動などを通じて、ロシア帝国からソビエト連邦を経てロシア連邦となる過程を明らかにしている。革命家レフ・トロツキーの原著を翻訳するなど、ロシア語文献の翻訳活動も知られている。近年では、歴史学者として同じくロシア近現代史を研究するハーバード大学名誉教授リチャード・パイプスの著書も翻訳している。
[編集] 略歴
- 1974年 北海道大学文学部卒業
- 1979年 北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得中途退学
- 1979年 北海道大学文学部助手
- 1980年 北海道大学スラブ研究センター研究員
- 1991年 札幌市立高等専門学校助教授
- 1997年 静岡県立大学国際関係学部助教授
- 2003年 静岡県立大学国際関係学部教授
- 2006年 静岡県立大学院国際関係学研究科研究科長
[編集] 著作
[編集] 単著書
- 西山克典著『ロシア革命と東方辺境地域――「帝国」秩序からの自立を求めて』北海道大学図書刊行会、2002年。ISBN 4832962817
[編集] 訳書
- レフ・ダヴィドヴィチ・トロツキー著、西山克典訳『ロシア革命――「十月」からブレスト講和まで』柘植書房、1995年。ISBN 4806803812
- リチャード・パイプス著、西山克典訳『ロシア革命史』成文社、2000年。ISBN 4915730255
[編集] 寄稿
- 西山克典稿「ロシア革命と地域編成――ヴォルガ・ウラル地域」『地域と地域統合の歴史認識 その1』北海道大学スラブ研究センター、1997年。