羽生善治 大逆転十番勝負
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羽生善治 大逆転十番勝負(はぶよしはる だいぎゃくてんじゅうばんしょうぶ)はNHKBS2で1996年5月17日に放送された将棋の特別番組である(再放送は6月2日、8月26日)。 司会は神吉宏充六段。
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[編集] 概要
この番組は1996年当時、七冠王だった羽生善治が10局のうち何局逆転勝ちができるかという番組である。投了図からの対局再開を企画したのが神吉宏充六段である。「なぜあの辺りで投了したの?」と思う将棋ファンはたくさんいる。そこで、投了の1手前から対局を再開する。
[編集] ルール
負けた側を羽生が受け持ち、勝った側を挑戦者が受け持つ。持ち時間は、羽生はナシ(初手から1手30秒未満)。挑戦者もナシだが、2回の考慮時間(1分を1回とする)がある。対局前に挑戦者が振り駒で考慮時間が何回使えるかを決める。「歩」の数が出た分だけ加算される(例えば歩が3枚出れば、3回増えて計5回となる)。ただし、全部「と」が出た場合は5回加算される。つまり挑戦者の考慮時間は3回から7回となる。それを使い切ったら1手30秒未満で指さなければならない。
[編集] 出演者
[編集] 挑戦者ならびに出題対局の内容と結果
- 渡辺徹「関根金次郎対阪田三吉の対局から(香落ち戦)(勝ち阪田)」結果羽生善治の勝ち
- 塩田丸男「木村義雄対升田幸三の対局から(勝ち升田)」結果羽生善治の勝ち
- 中野浩一「木村義雄対大山康晴の対局から(勝ち大山)」結果羽生善治の勝ち
- ジェームス三木「大山康晴対升田幸三の対局から(勝ち升田)」結果羽生善治の勝ち
- 山本直純「大山康晴対中原誠の対局から(勝ち中原)」結果羽生善治の勝ち
- 岡田裕介「中原誠対谷川浩司の対局から(勝ち谷川)」結果羽生善治の勝ち
- 神田紅「中原誠対加藤一二三の対局から(勝ち加藤)」結果羽生善治の勝ち
- 小林恵子「谷川浩司対加藤一二三の対局から(勝ち加藤)」結果小林恵子の勝ち
- 桂三枝「羽生善治対谷川浩司の対局から(勝ち谷川)」結果羽生善治の勝ち
- つのだじろう「羽生善治対佐藤康光の対局から(勝ち佐藤)」結果羽生善治の勝ち