岡田裕介
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岡田 裕介(おかだ ゆうすけ、本名剛(つよし)、1949年5月27日 京都市 - )は、日本の映画プロデューサー、俳優、実業家である。東映代表取締役社長、ティ・ジョイ社長を兼務する。
[編集] 来歴・人物
1949年5月27日、京都市に生まれる。都立日比谷高校を経て、1973年、慶應義塾大学商学部卒業。
慶大在学中の1969年にスカウトされ、テレビドラマ『レモンスカッシュ4対4』(NET)でデビュー。1970年には、『赤頭巾ちゃん気をつけて』(監督森谷司郎、東宝)で自身の実際の卒業年次の一個下の日比谷高生役を演じる。以後も、エリート高級官僚の息子役を演じた『初めての旅』(東京映画)まで、森谷司郎監督作品に主に出演。1974年の岡本喜八作品(『吶喊』)出演以後は、主にプロデューサー業に転じた。
映画プロデューサーとしては、『動乱』(監督森谷司郎、1980年)、『天国の駅』(監督出目昌伸、1984年)、『夢千代日記』(監督浦山桐郎、1985年)、自身も出演した『玄海つれづれ節』(監督出目昌伸、1986年)、『霧の子午線』(監督出目昌伸、1996年)、『千年の恋 ひかる源氏物語』(監督堀川とんこう、2001年)、『北の零年』(監督行定勲、2005年)といった吉永小百合主演作のほか、『眠らない街 新宿鮫』(監督滝田洋二郎、1993年)、『きけ、わだつみの声』(監督出目昌伸、1995年)、『北京原人 Who are you?』(監督佐藤純彌、1997年)など多数手掛けている。
1988年、東映に入社。1990年、東京撮影所長から、のちに取締役、常務取締役、2001年にはシネコンを運営するティ・ジョイ社長、2002年からは東映社長。ほかにテレビ朝日、北海道テレビ放送、東映アニメーションなどの取締役を務める。秋田経済法科大学(現ノースアジア大学)総合研究センター客員教授、政府の海外交流審議会委員なども務めている[1]。2007年、内閣官房「美しい国づくり」企画会議委員を務めた(同年9月21日解散)。
父は東映元社長・現名誉会長の岡田茂、妹はコメンテーター、日本大学総合科学研究所教授の高木美也子である。
[編集] 脚注
- ^ 「美しい国づくり」企画会議サイトの岡田裕介プロフィールを参照。
[編集] 外部リンク
- 東映 公式サイト
- ティ・ジョイ 公式サイト
- ノースアジア大学総合研究センター 客員教授一覧
- Yusuke Okada - Internet Movie Database(英語)