ノースアジア大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノースアジア大学
大学設置/創立 | 1964年 |
---|---|
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人ノースアジア大学 |
本部所在地 | 秋田県秋田市下北手桜字守沢46番地1 |
キャンパス | キャンパス |
学部 | 経済学部 法学部 |
研究科 | (未設置) |
ウェブサイト | ノースアジア大学公式サイト |
ノースアジア大学(のーすあじあだいがく、英称:North Asia University)は、秋田県秋田市下北手桜字守沢46番地1に本部を置く日本の私立大学である。1964年に設置された。大学の略称はNAU、ノースアジア大。
目次 |
[編集] 沿革
[編集] 略歴
1953年、秋田短期大学(現・秋田栄養短期大学)設置に伴い、学校法人秋田短期大学(現・学校法人ノースアジア大学)を設立する。1964年には秋田県秋田市茨島一丁目(現在の「秋田市茨島体育館」、「茨島地区コミュニティセンター」およびその周辺)に秋田経済大学を経済学部のみの単科大学として開学。1983年、キャンパスを秋田県秋田市下北手桜に移転し、秋田経済法科大学に改称。同時に法学部を設置。移転に伴い、旧キャンパス跡地の一部を秋田市に譲渡する。
[編集] 年表
- 1953年 秋田短期大学(現・秋田栄養短期大学)設置に伴い、学校法人秋田短期大学(現・学校法人ノースアジア大学)設立。古田重ニ良、理事長に就任。
- 1964年 秋田経済大学開学、経済学部を設置。
- 1983年 法学部を設置。それに伴い、秋田経済法科大学へと校名改称。
- 2006年 経済学部経済学科を改組し、同年4月入学者から、経済学部に実践経済学科と実践マネジメント学科の2学科を設置。ただし、くくり募集となる。
- 2006年12月12日 理事会で校名をノースアジア大学とすることを決定。
- 2007年4月1日 ノースアジア大学へ改称。
- 2008年 法学部に観光学科設置(従来の法学部法律学科の定員を減じて、減じた定員を観光学科に割当予定)。同時に、経済学部実践経済学科を経済学科、同実践マネジメント学科をマネジメント学科に改称し、同年度入学生が2年次になった際より適用される。
[編集] 基礎データ
[編集] 所在地
- キャンパス(秋田県秋田市下北手桜字守沢46番地1)
[編集] 象徴
- 大学の理念として「真理・調和・実学」[1]を掲げている。なお、学校法人ノースアジア大学の法人の理念も同じく「真理・調和・実学」[2]である。詳細は『ノースアジア大学 大学案内 法人の理念』、『学校法人ノースアジア大学 法人の理念』を参照。
[編集] 教育および研究
[編集] 組織
[編集] 学部
- 経済学部
- 経済学科(旧・実践経済学科) ※2006年度より経済学科を再編して新設。2008年度入学生より経済学科。
- 公益コース
- 医療・健康コース ※2008年度開設予定
- 金融コース
- 国際コース
- 企業・起業コース
- マネジメント学科(旧・実践マネジメント学科) ※2006年度より経済学科を再編して新設。2008年度入学生よりマネジメント学科。
- (旧)経済学科 ※2006年度より実践経済学科と実践マネジメント学科に再編されたため、募集を停止。
- 経済学科(旧・実践経済学科) ※2006年度より経済学科を再編して新設。2008年度入学生より経済学科。
- 法学部
- 法律学科
- 法職事務コース
- 警察官・公務員コース
- 企業管理職コース
- 観光学科 ※2008年度開設
- 国際観光コース
- 観光行政コース
- 観光企業コース
- 法律学科
[編集] 大学院
大学院は設置されていない。
[編集] 附属機関
- 総合研究センター
- 経済研究所
- 法学研究所
- 教養・文化研究所
- 国際観光研究所
- ビジネスセンター
- 雪国民俗館
- 附属図書館
[編集] 大学関係者と組織
[編集] 大学関係者一覧
[編集] 施設
[編集] キャンパス
[編集] 社会との関わり
[編集] 人事批判と退学処分
[編集] 学長への批判
2007年、『週刊新潮』(新潮社)は、学長の小泉健の気分次第で教職員を降格させたり退職を迫るなど、情実人事が行われているとし、「小泉健理事長が、秋田経法大を乗っ取り恐怖政治を始めた」[3]と報道した。そのため、ノースアジア大学は、新潮社に対し記事撤回と損害賠償を求めることにした。さらに、新潮社への反論内容を記した文書を、学生向けの掲示物として学内に張り出した。
[編集] 学生に対する退学処分
2007年11月16日、その掲示物の2枚を何者かが持ち去ったため、ノースアジア大学は警察当局に通報し、学内に設置された監視カメラの映像から持ち去った法学部学生3名を割り出した。大学当局は剥がした学生1名を退学処分、残り2名を停学処分とし、さらに3名が所属するバスケットボール部には活動禁止を言い渡し、バスケットボール部コーチを引責辞任させた。顧問は事件が発覚した際自ら辞任した。
広報担当で法学部の学部長を務める道端忠孝は「いたずらした場合は処分することも前もって言ってある」[4]と主張しているが、「社会の常識に照らし、あまりに重い処分」[4]と指摘されている。また、学生が所属するサークルの顧問やコーチまで引責辞任させているが、学生が所属する法学部の学部長ら教員には何の処分も下していない。なお、剥がした理由について、学生は「長文だったため、最後まで読みたくて取った」[4]と説明している。
その後、学校は停学処分とした学生2名中1名の復学を認めたが、もう1名を自主退学に追い込んだ。退学処分とした学生については復学を検討中であるが、『秋田魁新報』では復学を認めたと3月17日に報道している。[3]。
[編集] 附属学校
- 明桜高等学校
- ノースアジア大学附属さくら幼稚園
- ノースアジア大学附属のびのび幼稚園
- ノースアジア大学附属のびのび保育園
[編集] 脚注
- ^ 「大学の理念」『ノースアジア大学 大学案内 法人の理念』ノースアジア大学。
- ^ 「法人の理念」『学校法人ノースアジア大学 法人の理念』ノースアジア大学。
- ^ a b 「掲示物破った3人を処分、ノースアジア大――2人は復学」『さきがけonTheWeb|掲示物破った3人を処分、ノースアジア大 2人は復学』秋田魁新報社、2008年3月17日。
- ^ a b c 采沢嘉高「ノースアジア大――掲示はがし退学に――学長批判記事の反論文」『朝日新聞』朝日新聞東京本社、2008年3月16日、39面。掲示はがし退学処分 学長批判記事の反論 ノースアジア大 2008年03月16日(asahi.com)
[編集] 関連項目
[編集] 公式サイト
この項目は、ウィキプロジェクト 大学のテンプレートを使用しています。