種実類
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種実類(しゅじつるい)とは、かたい皮や殻に包まれた食用の果実・種子の総称。堅果とも。 種実類のうち、木の実は一般には「ナッツ」と呼ばれる。
多くは乾燥するか、種皮・殻を取り除いたものが食用とされる。その後、塩や砂糖、油脂などを用いて調味加工されたものもある。菓子や肴として食べるほか、チョコレートやクッキーなどの製菓材料として、あるいはサラダなどとして食べられることも多い。
[編集] 代表的な種実類
- アーモンド
- カシューナッツ
- ペカン(ピーカン)
- マカダミア
- ピスタチオ
- ピーナッツ(落花生)
- ヘーゼルナッツ
- ココナッツ
- 松の実
- ヒマワリの種
- カボチャの種
- シイ
- クルミ
- クリ
- 銀杏
- ゴマ
- ハスの実
- クコの実
- ブラジルナッツ
※ 乾燥させた大豆にピーナッツのような味付けをした「ソイナッツ」もアメリカをはじめ、普及しつつある。
[編集] アレルギー
ナッツに対してアレルギーを持つ人は少なくない。また、しばしば重篤な症状を起こす。ナッツアレルギーを持つ人は、驚くべきほど少量のナッツ成分を摂取しただけで重篤なアナフィラキシーショックを発症することがある。(ナッツを使用していない食品でも、製造工場でナッツを使用している機器から微量混入があっただけで発症した例がある。)
ラッカセイに対するアレルギーは特に有名である。乳幼児期にラッカセイを含む食事を与えるとラッカセイアレルギーを持つようになるとする説がある。これは、ラッカセイの成分を十分に消化する能力がまだない小さな子供の体は、ラッカセイを異物として処理するためである。ラッカセイはマメ科の植物であるが、ラッカセイアレルギーを持つ人が他の豆類にもアレルギー症状をおこすとは限らない。また、他の種類のナッツのアレルギーを持つ人がラッカセイアレルギーを持つとも限らない。