ピスタチオ
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?ピスタチオ | |||||||||||||||||||||
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ピスタチオ |
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Pistacia vera L. (1753) | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ピスタチオ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Pistachio |
ピスタチオ(英:Pistachio、学名:Pistacia vera)は、ウルシ科カイノキ属の樹木。およびそれから採ったナッツ。
[編集] 特徴
原産は地中海沿岸。農耕文明の初期以来、この地に自生していた原種を食用に栽培してきたもので、現在の生産量はイランが世界一である。
長径3cmほどの楕円形の殻果は、成熟すると一辺が裂けた独特の形状となり、熟すと落木する。 熟した種子を殻果ごと焙煎し塩味をつけたものを食用とする。
種子はピスタチオグリーンと呼ばれる緑色が残り、味は他のナッツ類と異なる独特の風味があり、「ナッツの女王」とも呼ばれる。また殻を割るパチンという音も心地よく、肴として用いられる。
ナッツとして食べる他に、緑色を活かして、ペーストにして製菓材料に用いたり、ケーキの飾りつけに用いたりする。
[編集] 発がん性カビ毒の付着
2002年7月、日本に輸入されたイラン産のピスタチオナッツについて、発癌性物質のアフラトキシンが相次いで検出された。[1]アフラトキシンはカビ毒(マイコトキシン)の一種であり、天然の発癌性物質の中でも最強の毒性を持つ。