秦野たばこ祭
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秦野たばこ祭(はだのたばこまつり)は、例年9月最終土曜・日曜日に神奈川県秦野市内で開催されている祭である。
最近には、2007年9月29日、9月30日の2日間に第60回を開催。天候に恵まれなかったが、2日間でのべ約15万5千人の人出があった。
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[編集] 歴史
1948年(昭和23年)に葉たばこ耕作者の慰労のために開かれたのが始まりで、以後秦野市の都市化に合わせ祭の性格を変えながらも半世紀の歴史を数えるに至った(1988年、第41回のみ昭和天皇の病気により中止)。
[編集] 概要
1984年に市内の葉たばこ耕作は幕を閉じたが、市の発展に貢献してきた先人の努力と情熱を伝えるためとして現在も祭は続いている。ジャンボ火興しコンテストや花火の打ち上げなどの「火」をテーマにしたイベントや、市内中心部でのパレードなどが行われる。露店も多く出店し市内最大のイベントとなっている。
[編集] 名称について
近年、たばこによる健康被害への認識の高まりにより、祭の名称を変えるべきだとの意見がある。一方、現在の祭は、たばこの喫煙を奨める趣旨ではなく、たばこ栽培やその技術の発展、栽培者の努力が市の発展を支えたことを伝えるものであり、その必要はないというのが実行委員会の見方である。
[編集] その他
2007年には青森ねぶたが特別出演して好評を博した。