神領車両区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神領車両区(じんりょうしゃりょうく)は、愛知県春日井市にある東海旅客鉄道(JR東海)の車両基地である。面積は179,436m²。敷地は、中央本線春日井駅~神領駅間の北側に並行してあり、出入庫は両駅から可能な配線となっている。
中央本線(名古屋~中津川)の普通・快速列車で運用される車両が多数配置されている。
目次 |
[編集] 歴史
[編集] 所属車両の車体に記される略号
「海シン」・・・東海鉄道事業本部を意味する「海」と、神領の電略「シン」から構成される。
[編集] 所属車両
以下は、2008年(平成17年)1月1日現在の所属車両である。
[編集] 特急形車両
[編集] 一般形電車
- 211系電車
- 213系電車
- 5000番台2両編成14本(H1~H14編成)、計28両が所属している。
- ラッシュ時の関西本線の普通・快速列車を中心に運用される。一部は中央本線では211系5000番台、313系の増結編成として運行される他、東海道本線にも1日1往復が乗り入れる。
- 313系電車
- 1000番台4両編成3本(B1~B3編成)、1100番台4両編成2本(B4~B5編成)、1500番台3両編成3本(B101~B103編成)、1600番台3両編成4本(B104~B107編成)、1700番台3両編成3本(B151~B153編成)、3000番台2両編成16本(B301~B316編成)、8000番台3両編成6本(B201~B206編成)、計100両が所属している。
- 1000・1100、1500・1600番台は中央本線(名古屋~中津川)の快速列車を中心に運用されている。一部は愛知環状鉄道線に乗り入れている。
- 1700番台は基本的に3編成のうち2本は伊那松島運輸区に常駐し、飯田線を中心に運用され、中央本線上諏訪、信越本線長野への乗り入れも行われている。残りの1本は予備編成として神領区に常駐されており、同区の313系3両編成(B101~B107編成)のいずれかが検査に入った際に代走として中央本線や関西本線の運用に入る。
- 3000番台は主に中央本線・篠ノ井線(中津川~松本間)、関西本線(名古屋~亀山)でワンマン列車として運用されている。間合いで中央本線(名古屋~中津川)の増結編成としても使用されている。
- 8000番台はセントラルライナーで運用されるほか、中央本線(名古屋~中津川)の一部の普通・快速列車としても使われる。
- 1100・1600番台、1700番台はそれぞれ2006年度に登場した増備車であり、前者は113系に代わり2006年11月から、後者は115系に代わり2007年3月から、それぞれ運用を開始した。
[編集] 事業用車両
[編集] 過去の所属車両
- 113系電車
- 165系電車
- 3両編成12本(T1~T8、T10~T13編成)、計36両が所属していた。
- 中央本線・篠ノ井線(中津川~松本)や関西本線の普通列車を中心に運用され、東海道本線(東京~大垣)の夜行列車や快速さわやかウォーキング号等の臨時列車にも使用されたが、313系の導入に従って1999年に定期運用を終了した。2001年5月、最後まで残っていた数編成が廃車回送され、同区の165系は全廃された。2008年現在元T8編成が美濃太田車両区に保存されている。