磁鉄鉱
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磁鉄鉱 | |
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分類 | 酸化鉱物 |
組成 | Fe2+Fe3+2O4 |
晶系 | 等軸晶系 |
色 | 黒色 |
条痕 | 黒色 |
光沢 | 金属光沢 |
硬度 | 5.5~6 |
比重 | 5.2 |
劈開 | なし |
ウィキプロジェクト 鉱物 | |
磁鉄鉱(じてっこう、magnetite、マグネタイト)は、鉱物の一種。鉄分を含むため黒色をしており、金属光沢がある。組成 : Fe3O4。比重5.2。モース硬度5.5~6.5。等軸晶系。スピネルグループの鉱物。
天然に産出する磁石として鉄につくのが特徴で、結晶は正8面体をしている。火成岩中にごく普通に含まれる、造岩鉱物の一種である。鉄の重要な鉱石鉱物。
主要産地は、インド、オーストラリア、ロシア、イラン、中国、チリ、ペルー、カナダ、アメリカ(タコナイト)、アフリカ。基本的には、全世界どこでもあるが、きわめて低品位。商業用に使用するには、不純物を取り除き、鉄の含有量を上げる選鉱処理が必要。
砂鉄や餅鉄として自然に採取される磁鉄鉱は、かつて踏鞴製鉄の原料として盛んに利用された。
中医学では、毒性のある辰砂の代用として、鎮静・催眠のために用いられる。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
[編集] 外部リンク
- Magnetite(mindat.org)
- Magnetite Mineral Data(webmineral.com)
- Spinelグループ(地球資源論研究室)