男色ディーノ
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男色ディーノ | |
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プロフィール | |
リングネーム | 男色ディーノ |
本名 | 不詳 |
ニックネーム | ゲイレスラー |
身長 | 179cm |
体重 | 95kg |
誕生日 | 1977年5月18日(31歳) |
出身地 | 広島県尾道市生口島 |
所属 | DDT |
デビュー | 2002年 |
男色ディーノ(だんしょくディーノ、1977年5月18日 - )は、DDTプロレスリング所属のプロレスラー。本名不詳。広島県尾道市生口島出身。身長179cm、体重95kg。リングネームは漫画「魁!!男塾」のキャラクター 男爵ディーノ に由来する。
目次 |
[編集] 経歴
大阪学院大学経営科学部卒。同校の学生プロレス団体OWF(大阪学院大学プロレス研究会)に入団以来、現在まで同じリングネーム、キャラクターを貫いている。学生時代はプロレスに打ち込むあまり留年に留年を重ね、支払った学費の総額から「ミスター1000万」の異名を取る。
2002年1月8日のタイガーハート戦をもって学生プロレスを引退、同年5月CMAプロレスに入団。葛飾区金町地区センターで行われた、対高田慎一対SHURA対虎龍鬼対ジャンクハンター吉田対安倍健二戦でプロデビューを果たした。プロデビュー当初はプロレスだけでは飯が食えず、同団体所属レスラーのジャンクハンター吉田が経営する編集プロダクションに入社しテレビゲーム好きが高じた知識を生かしてファミ通XBOX、ゲームラボ、映画秘宝、宝島社のPC関係ムックなどで雑誌ライター業をこなした。その経歴を活かし、現在ではPCゲームの情報サイトである「4gamer.net」で連載記事「男色ディーノゲイムヒヒョー」を執筆している。
IWAプロレス退団後、DDTプロレスリングに移籍。そのキャラクターのユニークさからプロレスリング・ノア、ZERO-ONE MAX、大日本プロレス、マッスル、リキプロなど他団体のリングにも次々登場し、プロレス界で異彩を放つ人気レスラーとなっている。
レイザーラモンHGから2007年戦いたい相手としてラブコールを受けている。どちらも男色家のキャラクターであるため、ペニスを取るか取られるかパンクラスの試合のようになるだろうとの事。
[編集] 特徴
大学時代から一時中断した時期をはさみつつも、一貫してゲイレスラーのキャラクターで活動している(あくまでも実際にはノーマルであるとされるが、本人は「ガチ」であると主張している)。
使用する技の大半が自分の股間を押し付けたり相手の体をまさぐるものであり、肉体的よりも精神的なダメージで対戦相手を追い込むことを得意とする。コスチュームはMEN'Sテイオーのそれに酷似しているが、決定的に異なるのは男性器の部分に大きく「男」とプリントされている点である。得意技として二重に履いたタイツの間に相手の顔を入れ、逆さ吊りにしてマットに叩き落とす「男色ドライバー」などがある。
ときどきイケメンレスラーを求めて他団体に参戦したりもする。入場時には毎回観客席に乱入し、好みの男性客を物色してディープキスをお見舞いしたり逃げまどう客にカルピスをぶちまけるなどするため、男性が観戦する際は注意が必要である。なお女性は安心かと言うとそうではなく、女性に対してはグーパンチを見舞うこともあるらしく注意が必要。
[編集] エピソード
- 彼が在籍していた当時、大阪学院大学は学費が非常に高かった。そのため「留年しても卒業したのだから実家は金持ちだろう」というのが定説になっている。
- 両親にはこの職業は秘密だったらしく、親にバレたら引退と以前からブログなどで公言していた。しかし2006年7月1日DDT興行地元広島にて親バレ、父親は備後弁で質問を質問で返したという。その直後にモバイルゴングのコラムにて引退をほのめかしていたが、同年8月のDDT主催・ビアガーデンプロレスにおいて、自らプロデュースした試合中に現役続行を宣言。サプライズゲストとして出場した実母からも事実上の了承を得た。
- レスラーの中ではZERO1-MAXの藤田ミノルがお気に入りで、2006年1月の新木場大会においては当初日高郁人・藤田組VSディーノ・ランジェリー武藤組というカードが組まれていたが、勝利者チームにリゾートホテルのペア宿泊券が贈呈されるという言葉にディーノが欲情し、一方的な要求により、新木場コミッショナー(崔領二)との協議の結果、クジでパートナーを決定するという異例の「タッグパートナー組み直し」が挙行され、結果、ディーノには待望の、藤田には最悪の、ディーノ・藤田組に決定し、試合は行なわれた。ランジェリー武藤の膝が悪化したために藤田・ランジェリーの両者リングアウトによって試合には敗れホテル宿泊券獲得には至らなかったが、藤田のケツを追い回した挙げ句半分以上を露にしたことで、ディーノの欲求は満たされた様であった。同じくZERO1-MAXの大森隆男との試合においては、試合には敗れたものの爆笑の渦を巻き起こし相手の魅力も十分引き出したとして高い評価を得た。
- 中嶋勝彦のファーストキスの相手でもある。
- GPWA新プロレス連盟第1回大会では、CS放送(それも日本テレビ系列の日テレG+での)生放送中にもかかわらず入場時に実況席の蛯原哲にキスをし(しかもその模様は地上波放送のプロレスリング・ノア中継でも流れている)、試合中も何も恐れずいつも通りの戦い(?)を見せ、更にはKUDOと5分以上にわたるディープキスを交わしたまま控え室に直行した(途中、勝利者インタビューをしに来た矢島学も襲ったが、労働災害扱いされた)。
[編集] 得意技
- 男色ドライバー
- 相手の顔をタイツの中に入れてのドリル・ア・ホール・パイルドライバー。改良型の生男色ドライバー、ゴッチ式男色ドライバー、ツームストン式の男色ドライバー2等も存在する。
- 漢固め
- 男色ドライバーで落とした後、股間で相手の顔を抑える押し付け式体固め。
- 男色デストロイ
- カナディアン・デストロイの男色バージョン。
- 男色ナイトメア(別名:男色インターネット)
- 「ナイトメア!」の掛け声の後、仰向けになった相手の顔の上でタイツを脱いでのスクワットによる精神攻撃。タッグ戦ではたまに攻撃されて相手の顔にお尻を押し付け、結果的にカウントを取ることも。
- リップロック
- いわゆるキス。長い間していると相手の意識が落ちることがある。
- 男色クロー
- 相手の急所を掴む。スピニング・トーホールドやインディアン・デスロックのような技など多彩なバリエーションがある。
- 男色スクリュー
- 相手の股間を掴んでドラゴンスクリューのように回転する。
- 男色スパイダー
- スパイダージャーマンのように相手と自分をコーナーに座らせ、自分は逆さになり、下で倒れてる別の相手の股間を触る。
- 男色回転体
- 序盤で相手の上で腹を軸にして回転するあまり意味の無い技。回転した後は体のあちこちを弄る。
- 男色満員電車
- 相手の尻を後ろからさり気無く触る。タッグ戦ではカットする時にすることもある。
- 男色列車
- 座りこんだ相手にタイツを下ろした状態で突進し、リング上を往復しつつ前後から股間をあてがう。
- あてがい
- コーナーで攻撃を受けて座っている相手に股間を押し付ける。
- シャイニングあてがい(以前は、シャイニングチンザードと呼ばれていた)
- シャイニング式のあてがい。現在はこちらが正調のあてがいになっている。
- コックボトム
- 相手の片手をタイツの中に入れてのロックボトム。その直後に男色ナイトメアをすることが多い。
- パイプカッター
- 相手の股間を掴んでダイヤモンド・カッターのように落とす。
- 男色スタナー
- 相手の股間を掴んでスタナーのように叩きつける。
- コンプリート♂ショット
- 相手の股間を掴んでのコンプリートショット。
- マ・ラヒストラル
- ラ・マヒストラルで抑えて手で股間を掴む。
- ファイト一発(男色バージョン)
- 「ファイト!」の掛け声と共に相手の顔面を殴り、「一発!」の掛け声で股間で後ろを向いた相手のお尻を突く。その後相手はコーナーポストまで吹っ飛ばされフラフラになり、振り返ったところで男色ドライバーをくらうハメになる。
- 男色ベアハッグ
- フライングメイヤーで相手を投げ、「死ねー!」と言い、座った状態の相手の後ろから組み付き身体をまさぐる精神的攻撃。
- ディーノの隠れた得意技。一時期この技でマッスル坂井と抗争を繰り広げていた。ディーノの場合は下からかける。
- お互いの顔が股間に当たるように落ちるダイビング・ボディプレス。
- スゥィート♂チン(スイちん)
- 股間へのスウィート・チン・ミュージック。
- アルゼン♂チン(アルゼンちん)
- 股間を掴んでのアルゼンチンバックブリーカー。
- カリ4の字
- 股間を掴みながらの腕4の字固め。
- 前述の通り非常に特殊な試合をするディーノだが極希に(猪俣潤の引退試合など)厳しい攻撃をすることがあり、その際に連発で出す。最近は通常の試合で出すこともある。
- 夜の蒼魔刀
- HARASHIMAとのKO-D無差別級選手権で披露。シャイニングあてがいの蒼魔刀バージョン。
- 俺ごと掘れ
- グレン“Q”スペクターとの合体技。パートナーの「俺ごと掘れー!」の掛け声と共に相手の背後に取り付いた状態のパートナーごとファイト一発をする。ゲイであるグレン以外では成立しない技なのでもう出ないと思われていたが2006年5月4日にゲイになれるサングラスと帽子の力でゲイになったミラノコレクションA.T.とのタッグで久しぶりに出した。元ネタは小川直也と橋本真也の合体技「オレごと刈れ」。
- 殺人WARスペシャル / リバース
- 「リバース」はタイツを下ろし正面から抱擁する精神攻撃。矢郷良明の殺人コブラツイストに対抗して開発された。
[編集] タイトル履歴
- DDT
- KO-D無差別級(第21代)
- CMLL認定KO-Dタッグ(第15代、パートナーはグレン“Q”スペクター)
- アイアンマンヘビーメタル級(第102、108、115、119、125、127、133、145、147、149、166、169、738代)
- GAY世界アナル級(第2代) - ディーノによる自作ベルト
- IMGP王座(初代)
- KO-Dエクストリーム選手権(第5代)
- OWF
- OWFヘビー級(第16、18代)
- OWFタッグ(第10代、パートナーはボビー・マクガイヤー)
- NWAタッグ(第7代)
- その他
- 世界レノマ級(第2代)
[編集] 入場曲
- スリル / 布袋寅泰