猟奇的な彼女
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猟奇的な彼女 엽기적인 그녀 |
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監督 | クァク・ジェヨン |
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製作 | シン・チョル パク・クォンソプ |
脚本 | クァク・ジェヨン |
出演者 | チョン・ジヒョン チャ・テヒョン |
音楽 | キム・ヒョンソク |
主題歌 | I believe(シン・スンフン) |
撮影監督 | キム・ソンボク |
撮影 | キム・ソンボク |
編集 | キム・サンボム |
配給 | アミューズ・ピクチャーズ |
公開 | 2001年7月27日 2003年1月25日 |
上映時間 | 122分 137分(ディレクターズ・カット) |
製作国 | 韓国 |
言語 | 韓国語 |
allcinema | |
Variety Japan | |
allmovie | |
IMDb | |
猟奇的な彼女 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 엽기적인 그녀 |
漢字: | 獵奇的인 그女 |
平仮名: (日本語読み仮名) |
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片仮名: (現地語読み仮名) |
ヨッギジョギンクニョ |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
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『猟奇的な彼女』(りょうきてきなかのじょ、英題: My Sassy Girl)は、2001年の韓国映画。原作はキム・ホシクのネット小説。「猟奇的」な彼女とそれに翻弄される男子学生の恋愛を描いたロマンティック・コメディ。
目次 |
[編集] 概要
原作は韓国で1999年8月からパソコン通信「ナウヌリ(nownuri)」に連載されたネット小説である。強引な彼女に振り回される男を主人公にしたこの話が若い世代の反響を呼び、当初3編で終了連載する予定だったが2000年3月まで続き、2000年1月に出版された本も10万部を超えるベストセラーとなったため、映画化されることとなった。しかし原作の人気にもかかわらず低予算で製作が行われたため、様々な部分で予算節約を行った結果エキストラに監督のクァク・ジェヨンはじめ、助監督や美術監督などのスタッフも参加することとなった。また、夕立や女ターミネーターなどの劇中劇の部分も製作会社側はカットすることを望んでいたが、監督の頑張りによって撮影されることとなった。完成した映画は韓国で2001年に公開されて以降6週間連続1位を記録し、その年度の興行収入は2位、動員数は500万人で歴代4位を記録した。また、この作品でチョン・ジヒョンは39回大鐘賞で主演女優賞と人気賞を受賞した。
[編集] 日本での反応
日本では2003年1月に公開。劇場館数が少なかったせいもあり映画のヒットこそならなかったものの、公開終了後も口コミ・雑誌などで評判が広がり続け、DVD・ビデオレンタルでは2004年末ごろまでランキング上位に粘り強く残った。
[編集] 原作と映画の相違点
原作の主人公は「僕」だったが、映画では小説の作者キム・ホシクのハンドルネームである「キョヌ(牽牛)74」からとられた「キョヌ」となっている。また、映画制作側は彼女の名前を教えてほしいと作者に頼んだが、これだけは教えられないと断られ、映画の「彼女」には名前がない。その為、映画でも彼女等が「キョヌ」と呼ぶシーンはあるが、「彼女」の名前を呼ぶシーンの無いよう作られている。
映画版は「前半戦」「後半戦」「延長戦」三部構成となっているが、実は「延長戦」は原作にないアナザーストーリー。
[編集] ストーリー
兵役が終わって復学したキョヌはナンパ大学生。ひょんなことから出会った「彼女」は最強だった。老人に席を譲らなければどつき、援助交際らしきカップルに文句をつける。口ぐせは「ぶっ殺されたい?」。キョヌは彼女に振り回されてどつかれて、体はいつも傷だらけ。彼女には裏事情もあり、実は前カレとの悲しい別れが原因で性格がDV体質になってしまった・・・。根は本当は優しい良い子であるのがわかりキョヌはそれを受け止めるのだが・・・。
[編集] キャスト
- 彼女 - チョン・ジヒョン
- キョヌ - チャ・テヒョン
- キョヌの父 - キム・インムン
- キョヌの母 - ソン・オクスク
- 彼女の父 - ハン・ジンヒ
- ホテルの主人・ホテルの従業員・留置所のヤクザ・地下鉄の駅員他 - キム・イル
[編集] 主題歌・劇中曲
- シン・スンフン『I believe』
- サウンドトラックやDVDにはFull Of Harmonyによる日本語ヴァージョンも収録されている。
- カノン
- ピアノバージョンでよく使われている。
[編集] 主なロケ地
ソウル地下鉄沿線を中心に、ソウル市内や近郊で撮影を行った(DVD特典より)。
- ソウルランド
- 延世大学校、新村地区
- 大学路
- ワールドカップ競技場駅、仁川駅、富平駅、新道林駅 など
[編集] 猟奇ブーム
韓国では1999年8月パソコン通信で『猟奇的な彼女』の連載が始まって以降「ヨプキ(猟奇)」という言葉が流行し、それまで「奇怪な、異様な」というような意味であったものが「かわいらしい、いたずらじみた」「Sassy」といった意味に取られるようになった。さらに、2000年8月に連載が始まったフラッシュアニメ「猟奇ウサギ」や、同年末にデビューした猟奇歌手PSYなど、様々なジャンルに広がっていった。その結果、MBCテレビの「21世紀委員会」が6000人あまりのネット利用者を対象に行ったアンケートで2000年最高の流行語に選ばれ、韓国のポータルサイトのシムマニも2000年の検索キーワードでもっとも多かったのが「猟奇」であるとした。
[編集] 『夕立』
作中でキョヌが感動したと語っている『夕立』は少年と少女の悲しい出会いと別れを描いた作品で、韓国を代表する作家黄順元が1953年に発表した。この作品は国語の教科書にも載っている大変有名なものであるため、『夕立』のパロディー部分は韓国人にとってはとくに笑える部分であるという。
[編集] 関連書籍
いずれも日本語である。
- 小説(日本テレビ放送網) ISBN 4-8203-9827-X
- シナリオブック(アーティストハウスパブリッシャーズ) ISBN 4-902088-56-8
- 漫画(ともに宝島社)
- 第1巻 ISBN 4-7966-4314-1
- 第2巻 ISBN 4-7966-4316-8
[編集] リメイク
[編集] 日本版(テレビドラマ)
詳細は猟奇的な彼女 (日本版)を参照
- 草彅剛と田中麗奈主演によりTBSで連続ドラマ化され、2008年4月20日から放映される。脚本は、「東京ラブストーリー」の坂元裕二。演出は、『いま、会いにゆきます』、「愛していると言ってくれ」の土井裕泰監督。
[編集] アメリカ版(映画)
- ドリームワークスSKG社が75万ドル(約10億ウォン)、全世界での興行収入4%という条件でリメイク権を獲得した。制作はマーヴェリック・フィルムズ。
- 原作のキョヌにあたる主人公をジェシー・ブラッドフォードが、彼女にあたるヒロインをエリシャ・カスバートそれぞれ演じ、監督は今回が初の英語作品であるフランス人のヤン・サミュエルが行った。脚本はビクター・レビン。リメイク版でもオリジナル版と同様に気の強い「猟奇的」な彼女に振り回される姿をコミカルに描いたものである。なお、当初予定されてたタイトルは『Sassy Girl』、監督は『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダ、脚本は『チアーズ!』『シャレード』のジェシカ・ベンディンガー、ヒロイン役は『ダーク・エンジェル』のジェシカ・アルバであったが諸事情で降板したため前述のメンバーで完成した。
- 『My Sassy Girl』として、本国アメリカではFox Home Entertainment社より2008年8月26日にDVD発売予定(ビデオスルー)。日本での劇場公開・発売は未定。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 公式ページ
- アイティジャパンによる紹介
- 韓国の公式サイト
- 猟奇的な彼女の作品紹介、あらすじ
- Yeopgijeogin geunyeo - Internet Movie Database(英語) ※韓国版
- Ryôki teki na kanojo - Internet Movie Database(英語) ※日本版(リメイクTVドラマ)
- My Sassy Girl - Internet Movie Database(英語) ※アメリカ版(リメイク映画)