無責任艦長タイラー (アニメ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
無責任艦長タイラー | |
---|---|
ジャンル | スペースオペラ |
テレビアニメ | |
原作 | 吉岡平 |
監督 | 真下耕一 |
シリーズ構成 | 川崎ヒロユキ |
キャラクターデザイン | 平田智浩 |
メカニックデザイン | 伊藤浩二(ラアルゴン帝国) 増尾昭一(惑星連合宇宙軍) |
アニメーション制作 | タツノコプロダクション |
製作 | タイラープロジェクト |
放送局 | テレビ東京系列 |
放送期間 | 1993年1月25日 - 1993年7月19日 |
話数 | 全26話 |
OVA: 特別編 | |
監督 | 真下耕一 |
キャラクターデザイン | 平田智浩 |
メカニックデザイン | 伊藤浩二・増尾昭一 |
アニメーション制作 | 童夢 |
発売日 | 1994年10月1日・11月2日 |
OVA: シリーズ | |
監督 | 吉永尚之 |
キャラクターデザイン | 河南正昭 |
メカニックデザイン | 重田智 |
アニメーション制作 | スタジオディーン |
発表期間 | 1995年9月1日 - 1996年8月1日 |
話数 | 全8話 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
無責任艦長タイラー(むせきにんかんちょうたいらあ)は、1993年1月25日から7月19日にかけて、テレビ東京系6局で毎週月曜日の18時から18時30分までの時間帯に放映されたアニメ、またはその後に制作されたOVA。原作は吉岡平のライトノベル「宇宙一の無責任男」シリーズ。
目次 |
[編集] テレビアニメ版
1993年1月25日から7月19日にかけて、全26回がテレビせとうちをキー局として放映された。アニメの実制作はタツノコプロ、製作はキングレコード、バップ、メディアリングからなるタイラープロジェクトとテレビせとうち、ビックウエスト。
作品表現や宣伝・販売の手法について実験的な要素が数多く盛り込まれ、後に一般的になるビデオなどメディアでの販売を前提としてテレビ放映を行うテレビアニメの先駆者となった。テレビアニメと並行して関連CDやビデオを発売し、同時にCDショップで無料配布したタイラー新聞、テレホンサービスの「8585(パコパコ)ダイヤル」、各種イベント開催などメディアミックス展開を積極的に展開し、関係各社にメディアミックスに関する多くのノウハウを提供する事となった。
テレビアニメ作品としては成功といえるだけの収益を挙げ、関連作品も制作されている。だが、原作と比較した場合、主人公タイラーの設定などが象徴的ではあるがアニメ向きの設定へと大幅な改変が行われており、換骨奪胎とも言えるほどの内容であった。このため、原作ファンの内でも原作ストーリーに忠実なアニメ化を期待していた層からは非常に賛否両論が激しい作品となった(逆を言えば、原作小説を未読のアニメファン層からは概ねそれなりの高評価を得た作品である)。だが、結果的には自身もアニメファン(というよりオタク)として名高い原作者の吉岡平により、後に小説シリーズそのものが大幅にリライトされ、アニメの路線に近いものへと変えられてゆく事になる(そのリライト版の小説のあとがきで、「今だから語れるが、当時アニメ版には非常に不満があった。しかし時間もたち多数の外伝シリーズなどの執筆を経たのちは、逆にアニメ版の影響を多大に受けるようになっていた。」との心境の変遷を、原作者本人が実際に語っている。)。
[編集] あらすじ
時は未来、地球と惑星ラアルゴンとの戦争のさなか、主人公の放浪者ジャスティー・ウエキ・タイラーは楽な仕事がしたい!と、地球軍に入隊してしまい、あれよあれよという間にオンボロ駆逐艦「そよかぜ」の艦長にまで出世してしまう。
けれども持ち前の強運で数々の難事件を乗り切り、気づけばラアルゴン帝国の大艦隊を「そよかぜ」1隻で撃退するまでになる。そして、ラアルゴン帝国の皇帝ゴザ16世のアザリンはタイラーに興味を持ち始める……。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] キャスト&登場人物
[編集] 駆逐艦そよかぜのクルー達
- ジャスティ・ウエキ・タイラー少佐(艦長・20歳):辻谷耕史
- 本作主人公。「楽がしたいから」という理由で軍に入隊。年金課に配属され、年金を届けに行ったハナー元提督宅にてテロリストの立て篭もりに遭遇しこれを解決。二等兵から少佐へ特進し『駆逐艦そよかぜ』の艦長に就任する事となる。
- ユリコ・スター少佐(情報部将校・19歳):天野由梨
- ミフネ中将の秘書をしていたがタイラーのお目付け役として『そよかぜ』に搭乗。無責任な振る舞いのタイラーに対していつも怒っており、何度かビンタも食らわす。
- マコト・ヤマモト大尉(副艦長・25歳):速水奨
- そよかぜ副長。規律が服を着て歩いているような性格で、ミフネやフジに色々入れ知恵されたりもしていたが、タイラーを誤解して尊敬するようになってしまう苦労人。
- キョンファ・キム中尉(通信士・18歳):三石琴乃
- そよかぜの通信士。サバサバした性格でクルーの中では一番タイラーに近いと言えるが、決めるときは決める。
- ハロルド・カトリ中尉(操舵士・20歳):成田剣
- 日系三世で日本の文化を重んじる金髪青瞳の美青年。そよかぜの操舵士でその操縦技術は超一流。ブリッジに常駐しているにも関わらず、周りのクルーが個性的すぎるせいか影が薄い(そんな彼の為にドラマCDでは救済話が作られた)。
- ヒデザブロー・キタグチ軍医少佐(軍医・自称33歳):八奈見乗児
- 自称・元産婦人科医。酒豪で、工業用メチルアルコールを飲んでしまったため失明し、義眼をしている。33歳を自称しているが外見はどう見ても年齢以上。背丈は高く体格もいい。腕は確かで、酒を飲むと更に腕に磨きがかかる。
- コジロー・サカイ少尉(戦闘機パイロット・19歳):岩田光央
- 極度の女性恐怖症。自らを撃墜王と豪語する自信家だがそれだけの腕は持っている。
- ユミ・ハナー&エミ・ハナー ニ飛曹(戦闘機パイロット・17歳):かないみか
- ハナー元提督の娘。二卵性双生児で外見的特長の見分けは結び目。タイラーを「心の広い方」と言い尊敬している。戦闘機の操縦技術はかなりのものを持つ。
- ハルミ伍長(看護兵・3歳(製造年数。肉体は20歳相当)):岡本麻弥
- そよかぜの看護兵。敵艦撃破の恩賞として軍上層部から配属されたが、その実はラアルゴン帝国のスパイアンドロイド。タイラーを暗殺しようとするが彼の優しさに触れる内人間的な感情が芽生え、タイラーに好意と愛情を抱くようになる。そよかぜの男性クルーのマドンナ的存在。
- カール・ビョルン・アンドレセン中尉(内火艇艇長・28歳):柴本浩行
- 通称『赤毛のエイリーク』。かつては強襲揚陸艦の艦長だった(作中では触れられていない)。そよかぜの古参兵でクライバーン達荒くれ集団を統率する。ニヒルでクール、規則を嫌う荒くれ者だが女性に対しては紳士的な一面もあり、デートや告白の際はタキシード・花束という正装にも。プレイボーイでありながら純情な男。
- ミッキー・クライバーン特務曹長(海兵隊リーダー・32歳):中田和宏
- そよかぜの古参兵。モヒカンと顔面の生傷がチャームポイント。単細胞で野蛮な性格だがハルミの前では頬を染める可愛らしい一面も。アンドレセンとは付き合いも長く、二人でよくつるんでいる。
- 海兵隊(カンパニー)
- チャーリー(30歳):桜井敏治(OVAでは中嶋聡彦)
- 人生をどこかで間違えたおじさん。ソウル音楽をこよなく愛し、ED1でもラジカセ片手にノリノリで踊る姿が見られる。海兵隊の中で唯一メカに精通しており、作中では『バーチャルもぐら叩き』や『盗聴機』を作った。
- ブンタ(29歳):(OVAでは上田祐司)
- 日本のやくざタイプで任侠道に徹したニヒルな男。左眼に眼帯、首からお守りをぶら下げている。花札も所有。
- ジェイソン(?歳):(OVAでは岡野浩介)
- ジェイソンマスクにチェーンソー、ドクロのペンダントがトレードマークの、何を考えているのかわからない変な奴。幼児体験で何かがあり顔を見られるのを極端に嫌う。無口で近寄りがたい外見だが、いざ口を開けてみれば田舎なまりの間の抜けた喋り。
- エンジェル(23歳)
- ハードゲイの男方。右耳にピアスをしている。おかま的な動きはしないが、そよかぜが左遷命令を受けた際、命令変更の申請が無事受理されるよう花占いに祈りを込めるなど、ちょっと乙女っぽい姿を見せた。
- 山田(19歳)
- 気が優しくて力持ち。柔道では大器と言われていたが気の優しさから大成せず。糸目で、めったな事がなければ目を開かない。
- スネーク(25歳)
- 変態で、名前のごとく動きがしなやかで舌が長い。
- エンペラー(21歳)
- 元ハーレーの族でヤクの売人。グラサン・チョビヒゲ・リーゼントで特攻服を思わせる服装、といういかにも族な出で立ち。
- ラッツ(27歳)
- ナイフ使いの名人。小柄な体格を生かし、動きがアクロバット的で素早い。手先が器用。
[編集] その他主要人物
- アザリン:笠原弘子(ラアルゴン帝国皇帝ゴザ16世・16歳)
- ル・バラバ・ドム:関俊彦
- シア・ハス:三田ゆう子
- ナク・ラ・ワング:塚田正昭
- ユッター・ド・ロナワー:西尾徳
- セッシュウ・ミフネ中将:麦人
- ススム・フジ中将:西村知道
- ロベルト・J・ハナー元提督:西川幾雄
[編集] その他サブキャラ
- ノリコ:川村万梨阿
- レナンディ:高木渉(25、26話)
- 情報部の地上勤務となったユリコの部下。
- ベティー:小宮和枝
- 入隊志願者の適性試験を行うバーチャル試験官。タイラーに「ベティーちゃん」と名付けられる。
- 面接官:田中和実
- 入隊志願のタイラーを受け持った面接官。タイラーの話術にまんまと乗せられる。
- ア・ラゴン:中田和宏
- ハナー宅を占拠したテロリスト。醜い顔を気にしているが、タイラーに「人間は顔じゃない、心だ」などと諭され涙を流す。
- ラ・デューク:成田剣
- ハナー宅を占拠したテロリスト。タイラーに「すっごいハンサム」と言われる程の美形。ユミ・エミに化粧を施されまんざらでもない様子だった。
- タナール:仲野裕(4話)
- ドナン提督:円谷文彦
- 殺し屋:千田光男
- 亡霊:大木民夫
- かつてフジの策略にはめられ自殺した元そよかぜ艦長。亡霊となって現艦長を呪い殺そうとするが、タイラーとヤマモトが責任を押し付け合う情けない姿に呆れ果て消滅。
[編集] スタッフ
- 監督:真下耕一
- シリーズ構成:川崎ヒロユキ、真下耕一
- 脚本:川崎ヒロユキ、渡辺麻実、木村直人、金巻兼一
- 絵コンテ・演出:真下耕一、澤井幸次、小林哲也、高村彰、もりたけし、藤川茂、千葉大輔
- キャラクターデザイン:平田智浩
- メカニックデザイン:伊藤浩二、増尾昭一
- 作画監督:平田智浩、村田俊治、磯野智、横山彰利、鈴木俊二、井口忠一、黄瀬和哉、土器手司、湖川友謙、高木弘樹
- 原画:有馬次呂、菊地洋子、寺岡憲司、川名久美子、松本憲生、上妻晋作、他
- 美術監督:佐藤勝(プロダクションアイ)
- カラーデザイン:池さゆり
- 撮影監督:池上元秋(スタジオコスモス)
- 編集:森田清次
- 現像:IMAGICA
- 音楽:川井憲次
- 音響監督:松川陸
- 効果:野口透(アニメサウンド)
- 調整:長井俊親
- スタジオ:ニュージャパンスタジオ
- 録音製作:ザックプロモーション
- 制作デスク:堀川憲司
- 演出助手:大野和寿
- タイトル:マキ・プロダクション
- プロデューサー:岡崎千代(テレビせとうち)、田口智幸(ビックウエスト)、久保真(タイラープロジェクト)、由井正俊(タツノコプロ)
[編集] サブタイトルリスト
- なぞの無責任男
- いよっ! 花の年金生活
- 艦は出ていく シコリは残る
- 敵だ!ピンチだ! 降参だ!
- Hではじまる 白衣の天使
- トカゲの しっぽのしっぽ
- 紳士協定 がまんがまん
- 命短し、 殺せや乙女
- 花占いに 祈りを込めて
- 心眼、近眼、 ドガンドガン
- 左遷されて 女ざかり
- そよかぜが消えた日
- 予習・復習・不勉強
- やさしさの方程式
- キンキン危険な病原菌
- ストレンジ ラブ
- 仁義なき脱出
- 告白の行方
- 眠れる森の美少女
- よきに計らえ善後策
- パコパコ ジュニア!
- たったひとりの軍隊
- 宇宙で一番長い日
- プッツン プッツン ピチパチ プッツン
- マイウェイが切なくて
- 掟ひろきうつはもの
[編集] ビデオアニメ版
テレビアニメの好評を受けて、1994年に全2話の「TYLOR The Irresponsible Captain AN EXCEPTIONAL EPISODE ひとりぼっちの戦争 Tylor's War」と、1995年に全8話の「TYLOR THE IRRESPONSIBLE CAPTAIN」(地上より永遠に)が発売された。前者のスタッフはテレビ版に準ずるが、後者はアニメの実制作もスタジオディーンに変更となり、監督が吉永尚之、キャラクターデザイン・総作画監督が河南正昭、メカニックデザインが重田智といったようにスタッフも大幅に入れ替えられている。
[編集] 特別編
「TYLOR The Irresponsible Captain AN EXCEPTIONAL EPISODE ひとりぼっちの戦争 Tylor's War」
- 監督・脚本・絵コンテ:真下耕一
- 演出:澤井幸次
- キャラクターデザイン・総作画監督:平田智浩(グラビトン)
- メカニックデザイン:伊藤浩二
- メカニック作画監督:増尾昭一(グラビトン)
- 作画監督補:越智信次
- 美術監督:佐藤勝(スタジオ美峰)
- 美術:スタジオ美峰
- 色彩設定:池さゆり
- 撮影:スタジオコスモス
- 撮影監督:池上元秋(スタジオコスモス)
- 編集:森田清次(森田編集室)
- 現像:IMAGICA
- 音楽:川井憲次
- 音響監督:松川陸
- 特殊効果:千場豊(マリックス)
- コンピュータアート:藤代悟(ビンゴ)
- スタジオ:ニュージャパンスタジオ
- 音響製作:ザックプロモーション、鈴木祐子
- アニメーション制作:童夢
- 企画・製作:タイラープロジェクト(キングレコード、バップ、メディアリング)
[編集] OVAシリーズ
「TYLOR THE IRRESPONSIBLE CAPTAIN」(6話+2話「地上より永遠に」)
各キャラにスポットが当てられた物語が、最終話「地上より永遠に」へと繋がっていく。主役は以下の通り(1話:アザリン、2話:コジロー、3話:アンドレセン、4話:タイラー、5話:ユリコ、6話:ヤマモト)
各巻テーマソングは全て「T's WORKSHOP」(渡辺瑛美と岩崎琢のオリジナルユニット)が手掛けている。ドラマCDの劇伴も岩崎によるもの。
スタッフ
- 監督:吉永尚之
- 音楽:渡辺俊幸
- キャラクター原案:平田智浩
- キャラクターデザイン・総作画監督:河南正昭
- メカニックデザイン:重田智
- 作画監督:河南正昭、柳沢テツヤ、奥村吉昭
- 脚本:山邑圭、渡辺麻実、木村直人、吉永尚之
- 演出:山内富夫、青木康直、横山広行
- 絵コンテ:吉永尚之、須永司
- 美術設定:加藤浩
- 美術監督:佐藤勝
- 美術:美峰
- 撮影:沖野雅英
- 編集:森田清次
- 音響監督:斯波重治
- 音響制作:オムニバスプロモーション
- アニメーション制作:スタジオディーン
- 製作:タイラープロジェクト
- テーマソング:T's WORKSHOP
キャスト (メインキャストはTV版参照)
- チャーリー:中嶋聡彦(TV版の桜井敏治からの変更)
- ブンタ、ゲイツ、技師、他:上田祐司
- ジェイソン、他:岡野浩介
- ロナワー:大木民夫(TV版の西尾徳からの変更)
- オスカー:平田康之
- ムサシ:草尾毅
- ルウ:堀裕晶
- ミランダ:島本須美
- ヤマシタ、教官:谷口節
- カールソン:松島みのり
- ボブ:伊倉一恵
- 工作員A:千葉繁
- コグレ夫人:池田昌子
- バルサローム:大塚芳忠
- 栗栖参謀:渡部猛
- 統幕議長:岩田安生
- 第一方面軍司令:佐藤政道
- 試験官:勝生真沙子
- ねーちゃん:平松晶子
各話リスト
|
|
[編集] ミュージック・クリップ
コンセプトは「みんなのうた」。シリアス・コメディ・パロディ・実験的な映像等、作風も内容もバラエティに富んでいる。 セル版VHS・LDに特典映像として収録。後に全曲+新作1本を収めたVHS・LDが発売された。インスト・ボーカル共に曲は全てサントラCDに収録されている。新作の14を除き、キャラクターデザインは平田智浩。
- 「Strange Lover」
- 「艦隊出撃!」
- 「A Tribute To Dom」
- 「Passing Days」
- 「銀河無責任タイラーガー」
- 「バカンスリゾート」
- 「いい玄関のお城」
- 「軍人ヤマモト」
- 作・編曲:川井憲次
- 作画監督・原画:井口忠一/絵コンテ・演出:小林哲也
- 「キュンと桃色左胸」
- 「ハ・ル・ミ・セクシー」
- 作・編曲:川井憲次
- 作画監督・原画・絵コンテ・:平田智浩/演出:高村彰
- 「愛が消えた夜」
- 作・編曲:川井憲次
- 作画監督:磯野智/原画:嵯峨敏/絵コンテ・演出:澤井幸次
- 「うつせみの…」
- 作・編曲:川井憲次
- 作画監督・原画・絵コンテ・演出:上妻晋作
- 「Dreams Come True」
- 「SA・MU・RA・I」
[編集] 主題歌・イメージソング
[編集] 各主題歌・サポートソング
- TV版OP「just think of tomorrow」
- TV版ED「ダウンタウンダンス」
- (歌:佐々木真里 作詞:石嶋薫 作曲:山浦克己 編曲:丸尾めぐみ)
- 特別編OP「船乗り」
- 特別編ED「千億光年つないで」
- (歌:佐々木真里 作詞:杉山麻理子 作曲・編曲:飯塚昌明)
- OVAシリーズ(作詞・作曲・編曲・演奏・歌:T's WORKSHOP(岩崎琢&渡辺瑛美))
- 公式サポートソング「時を越えて」
- ED1~6「ずっといしっしょだよ」「自由の翼」「REQUIEM」「EVE」「EVERY DAY AND NIGHT」「空と海がひとつになる場所」
- ED7・8「あなたをずっとみつめている」
- 「時を越えて - REMIX VERION -」
- (特別参加:古本新之輔)※「地上より永遠に」主題歌シングルのみに収録
- タイラー公式サポートソング「君は世界で一番に素敵な人だと思う」
[編集] イメージソング
MUSIC FILE1
MUSIC FILE2
- 「Passing Days」
- 「銀河無責任タイラーガー」
- 「いい玄関のお城」
MUSIC FILE3
- 「キュンと桃色左胸」
- (歌:かないみか 作詞:木本慶子 作曲:菅井えり 編曲:丸尾めぐみ)
- 「Dreams Come True」
- 「Don't be so irresponsible」
MUSIC FILE4
- 「そして自由になろう」
- (歌:佐々木真里 作詞:福山恭子 作曲・編曲:飯塚昌明)
- 「俺達ゃ海兵隊」
- 「恋、したみたい」
- (歌:岡本麻弥 作詞:木本慶子 作曲:小松研多郎 編曲:小松研多郎&丸尾めぐみ)
- 「In Your Eyes」
- (歌:佐々木真里 作詞:Bill Doughty 作曲:中村裕介 編曲:坂下秀実)
MUSIC FILE5
- 「just think of tomorrow(英語バージョン)」(歌:佐々木真里)
- 「Silent Doll」
- (歌:三石琴乃 作詞:木本慶子 作曲・編曲:川勝陽一)
- 「あり"FURETA"恋」
- (歌:Queen Cream Zone 作詞:木本慶子 作曲・編曲:小松研多郎)
MUSIC FILE6
- 「1.2.3.4.5 GET Ready!(「ダウンタウンダンス」英語バージョン)」(歌:佐々木真里)
- 「君はBaby Heart」
- (歌:Queen Cream Zone 作詞:木本慶子 作曲・編曲:丸尾めぐみ)
- 「哀歌」
MUSIC FILE7
- 「船乗り【声優Version】」
- 「銀河の神話」
- 「Who are you?明日を越えたら」
MUSIC FILE8
- 「舟が港に帰る時」
- 「Love me more」
- 「いざ征けヤマモト!」
- 「気付いてないのはアナタだけ」
- 「Keep on smiling」
- 「operator bule」
- 「SKY HIGH」
- 「風は愛☆愛はあなた」
- 「Tough&Rough」
- 「普通の生き方」
- 「お先に失礼!!」
- (作詞・作曲・歌:佐々木真里 編曲:飯塚昌明)
- 「祈り」
[編集] 関連商品
[編集] 映像ソフト
DVD
- 無責任艦長タイラー DVD-BOX I 「~素敵に無敵!出世の花道~」
- TVシリーズ1話~14話
- TVシリーズ情報ビデオ「抜け駆け編」
- OVA情報ビデオ「特別編な情報版」
- 「just 15 minutes station 1」(TVシリーズレンタル版特典映像)
- 無責任艦長タイラー DVD-BOX II 「愛は戦争より強し~アザリンVSパコパコ~」
- TVシリーズ15話~最終話
- OVA「特別編・ひとりぼっちの戦争」
- 新OVAシリーズ情報ビデオ「オープニング・セレモニー」
- 「just 15 minutes station 2」(TVシリーズレンタル版特典映像)
- 無責任艦長タイラー DVD-BOX III 「駆逐艦そよかぜ~艦旗は降りず~」
- 新OVAシリーズ全8話/メモリアル・エディション/ミュージック・クリップ/超秘蔵映像集
VHS/LD(各特典詳細)
一連の実写映像には公式サポーターの冨永みーなとニュースキャスターつくし哲也・コメ宏に扮した柴本浩行が主に出演、番組進行を務める。
- LD-BOX 無責任大百科全集1
- DISK6+SP1/無責任グラフィック大全(パッケージ、ポスター等のイラスト集。全32p)
- LD-BOX 無責任大百科全集2
- DISK6+SP1/無責任読本(辻谷耕史による「ひとりぼっちの戦争」製作レポート。全20p)
- TVシリーズ
- VHSセル版 S1~13(特典:ミュージック・クリップ)
- VHSレンタル版 R1~7(特典:実写番組「just 15 minutes station」出演:冨永みーな&柴本浩行。他)
- LD L1~13(特典:ミュージック・クリップ+吉岡平連載小説「謎の電波星雲」(そよかぜクルーの人格が入れ替わるドタバタ物)/ジャケット内側:設定資料&スタッフコメント/L13封入 録音終了後キャストインタビュー)
- OVA特別編 ひとりぼっちの戦争
- VHSセル版 前後編/レンタル版全長版
- LD 前後編
- OVAシリーズ(全8話)
- VHSセル版 SV1~6/「地上より永遠に」前後編
- VHSレンタル版 RV1~3/「地上より永遠に」
- LD LV1~6/「地上より永遠に」前後編
- VHS/LD ミュージック・クリップ (セル版に収録した物+新作1本)
- VHS 情報版 抜け駆け編 (TVシリーズ放送に先駆けて発売された情報ビデオ/司会:冨永みーな、柴本浩行、井上伸一郎/佐山郁子、他アニメ関係者/キャストインタビュー)
- VHS/LD メモリアル・エディション(LD特典:「タイラー新聞」第一面目録)(出演:冨永みーな、笠原弘子、辻谷耕史)
- VHS 特別編な情報版 (OVA特別編情報ビデオ/出演:冨永みーな、柴本浩行、辻谷耕史、笠原弘子、岩田光央)
- VHS オープニング・セレモニー (OVAシリーズ情報ビデオ/出演:冨永みーな、各話インタビュー:笠原弘子、岩田光央、柴本浩行、天野由梨/他)
- 非売品VHS おしゃべりな無責任!?(アニメV全員サービス。「特別編」本編映像&トーク/声の出演:冨永みーな、笠原弘子、辻谷耕史)
[編集] CD
シングル
- TV主題歌OP&ED
- OVA特別編主題歌
- OVAシリーズ公式サポートソング&第1話ED
- OVAシリーズ「地上より永遠に」主題歌
アルバム
- 無責任艦長タイラー MUSIC FILE "SENTEHISSYOU"
- 無責任艦長タイラー MUSIC FILE2 "ICHIRENTAKUSYOU"
- 無責任艦長タイラー MUSIC FILE3 "SEIRENKEPPAKU"
- 無責任艦長タイラー MUSIC FILE4 "GADENINSUI"
- 無責任艦長タイラー MUSIC FILE5 "TENSHINRAMMAN"
- 無責任艦長タイラー MUSIC FILE6 "UNPUTENPU"
- O.V.A 無責任艦長タイラー 特別編 MUSIC FILE7 "ONTOROUROU"
- 無責任艦長タイラー MUSIC FILE8 "HYAKKARYOURAN"
- 無責任艦長タイラー サウンドノート1 ヤア!ヤア!ヤア!
- 無責任艦長タイラー サウンドノート2 デライトフル
- 新OVAシリーズ 無責任艦長タイラー 地上より永遠に
- 新OVAシリーズ 無責任艦長タイラー テーマソングコレクション完全版
非売品CD (各ソフト封入のポイントを集めたら貰える特典。トーク&ドラマ)
- 無責任CDシングル 全6枚
- 辻谷耕史、笠原弘子、吉岡平、土方ゆな、白山隆彦、小林治
- パーソナリティ:冨永みーな/「平の部屋」:吉岡平、笠原弘子/ドラマ「A COOL DAY'S NIGHT」:辻谷耕史、天野由梨、かないみか、岩田光央、岡本麻弥、笠原弘子
- パーソナリティ:冨永みーな/「平の部屋」「ショウ・ハヤミの部屋」:速水奨、吉岡平/ドラマ「A COOL DAY'S NIGHT」:辻谷耕史、天野由梨、かないみか、岩田光央、岡本麻弥、笠原弘子
- パーソナリティ:冨永みーな/ゲスト:山崎千恵子/「無責任芸能特選」辻谷耕史、速水奨、岩田光央、三石琴乃、関俊彦、三田ゆう子、笠原弘子、山崎千恵子/ドラマ「真昼の決闘」:辻谷耕史、速水奨
- 月瀬ゆうか、吉岡平、関俊彦、冨永みーな
- 冨永みーな、岩田光央/ドラマ「忘れじの雨に唄えば」:柴本浩行&岡本麻弥
- 無責任CD 全3枚
- 『いつも心にタイラーを』ほぼ完全実況版/冨永みーな、岩田光央
- 『8585ダイヤル』ほぼ完全収録版/パーソナリティ:本多知恵子/ゲスト:吉岡平、冨永みーな、笠原弘子
- 『おめで鯛からおめでとう』ほぼ卒業記念盤/辻谷耕史、速水奨、関俊彦、かないみか、中田和宏、笠原弘子、三田ゆう子、他/未発表ドラマ…ドラマ発掘!?「男たちの香り」:柴本浩行&中田和宏/ドラマ発掘!!「できるかな」:笠原弘子、三田ゆう子
- おたのしみシングルCD
- 「新銀河無責任シアター第368話『乙女座の怪人』」:中田和宏、柴本浩行、かないみか、三石琴乃、高田由美、野中民美代
- TAKE UOT PARTY・海賊版(タイラープロジェクト主催、ニュータイプ編集部協賛で1996年2月25日・東京渋谷Egg-manで開催された「TAKE OUT PARTY」のライブ模様を収録)
非売品カセット (アニメV全員サービスの「オリジナル・バーチャル・ラジオ・プログラム」)
- 無責任艦長タイラー『特別編』な情報版
[編集] その他
- 書籍
- NEWTYPE100%COLLECTION 無責任艦長タイラー Newtylor ISBN 4048524933
- 宇宙一の無責任男シリーズデラックス 無責任艦長タイラー読本 ISBN 4829172665
- CD-ROM
- 無責任艦長タイラー クリック・モーション・コミック(Mac/Win:設定資料・パッケージ原画・ムービー等を収録)
- 食玩 (発売元:フルタ製菓)
- 無責任艦長タイラー シップモデルチョコ(麦チョコ&シップモデル入り)
- 「駆逐艦そよかぜ」「空母鳳鸚」「戦艦肥前」「巡洋艦ドローメ」の全4種/スタンド付・無彩色
- 無責任艦長タイラーガム青リンゴ味(50円。ガム&ステッカー入り)全10種
- 無責任艦長タイラーチョコ(ウエハースチョコ&カード入り)全20種
- イラストは描き下ろしだが、シール・カード共に絵柄は使い回し。表にキャラorメカのイラスト、裏に各話ストーリー紹介。当時バーコードバトラーが流行っていた為か、カード下部にはバーコードが印刷されている。
- 無責任艦長タイラー シップモデルチョコ(麦チョコ&シップモデル入り)
[編集] タイラー新聞
キャンペーンの一環として無料配布されていた情報ペーパー。後に有料の定期購読制になる。
作品情報だけでなく、キャストやスタッフへのインタビュー、収録レポート、読者投稿イラストの掲載など、無料配布物にしては充実した内容となっている。一方で、タイラーとは関係のない記事が載っていたりライターの文章が無責任で投げやり気味だったりと、それが無責任でデタラメな「タイラーらしい」紙面構成になっていると言える。
無料配布版には漫画家こにししのぶによる熱血漫画「タイラー野郎」(タイラーファンの漫画家・五二四秀部の物語)が掲載された。「MUSIC FILE 5、6」のブックレットでもこにしによる「タイラーマスク」を見る事が出来る。
- 『無料配布版』 CDショップ等の店頭で1992年12月から毎月配布されていた。基本形体はB5版・4p。「LDメモリアル・エディション」に封入されたタイラー新聞目録では1994年4月発行の第16号までを確認出来る。『号外』も何号か存在し、市販ソフト封入、タイラー関連イベントでの配布、雑誌掲載などがされた。
- 『ポスター版』正式名称は「ポスター・サイズド『タイラー新聞』」。通常の無料配布版とは別に、フルカラー特大サイズの情報ポスターとして店頭に貼られた。『OVA特別編』のスケジュールに合わせ1994年5月から隔月で全3号発行された。
- 『定期購読版』 全8号・A4版全4p(号数は25~32)。1995年7月から1996年9月まで隔月発行された。「遊び大好き新聞」と称され、原作者やキャストによる執筆等を掲載。定期購読第1次申込特典はクリアファイル2種、第2次申込特典はバックナンバーと特製生写真。
- 『月刊OUT連載版』「月刊OUT of タイラー新聞」として1993年11月号から1995年2月号まで全15号、毎月連載されていた。見開き2p。掲載誌が「OUT」という事もあり内容もいつも以上にアバウトな印象で、平気で別作品の話題をする等好き放題にやっているが、タイラーファンにとって有益な情報も多く取り上げている。1995年2月号で連載を終了したが、読者からの復活を望む声が多く、また次なるプロジェクトも控えていた為か、数ヵ月後の6月号で復活する予定だった。だが月刊OUTが5月号で休刊する事が急遽決まり「月刊OUT of タイラー新聞」の復活は、遭えなくOUT休刊号での復刊第1号のみに終わった。
[編集] ラジオ放送
TVシリーズ終了間もなく1993年10月9日『タイラー無責任倶楽部』が放送開始(文化放送毎週土曜25:30~26:00)。番組パーソナリティは冨永みーな。放送スタイルはOP・トーク・ドラマ・トーク・EDで構成され、トーク部分は基本的にタイラーとは無関係に進行する。ドラマが始まる11月6日までは前夜祭企画として本編出演声優がゲストに招かれた(第一回ゲストは辻谷耕史&笠原弘子)この枠の前身番組は40年以上続いた「百万人の英語」(当時は大晦日を除きほぼ毎日放送されていた。)、この枠の後番組は「大学受験ラジオ講座生ワイドJランド」(23:00~26:00)だった。 (1994年4月2日まで放送。)
[編集] ラジオドラマ
「本編では描かれなかったがこんなエピソードもあった」という前提で、毎回2人のキャラクター(役者)にスポットを当てて綴られるサイドストーリー。物語の時間設定はTVシリーズ中盤前半辺りに位置する(ヤマモトはまだタイラーを艦長とは認めておらず、ハルミがスパイである事も周知されていない)
前衛的・大衆演劇的な作りを心掛け、効果音や距離感は実際の役者の演技によるリアルな芝居で表現されており、「舞台に近い芝居」をコンセプトにしている。「アバウトな台本」という事もあり演技の自由度も高く、役者の一対一ならではの掛け合いが楽しめるだけでなく、役者のアドリブ度を知る参考になるドラマになっている。小道具には、一升瓶、カルピスソーダ、ワイングラス、ティーカップ、缶コーヒー、新聞、タバコ、おもちゃの光線銃、お菓子、鯛焼き、等様々な物が用いられ、芝居の臨場感が伝わる演出がされている。
当初の予定は全20話。脚本は木村直人、演出は浅梨なおこが手掛け、録音はTVシリーズと同じニュージャパンスタジオで行われた。10月19日の初収録日は「第1話 あぁ、酔いどれ天国」「第2話 女三人、会議は踊る」「第3話 忘れじの雨に唄えば」が録音され、その模様は『タイラー新聞』にも掲載された。
番組内で放送されたラジオドラマはCDアルバム「MUSIC FILE 5、6」に収録された。CD未収録になっていたドラマは非売品CDへ収録されたが、ラジオ放送限りでCD化されなかったドラマも存在する。「無責任CD3」に収録されたドラマは放送に先立って録音したがそのままになっていた物らしい。
[編集] 逸話・エピソード
- 某話アフレコ収録日タイラー役の辻谷耕史が風邪を引いていた為、その場で脚本を書き直し本編のタイラーも風邪を引いている設定に変更された。
- OVA特別編クライマックスで掛かる「船乗り」の合唱を歌っているのは、キャストの辻谷耕史、中田和宏、天野由梨、三石琴乃と、プロの男性声楽家。だがそれだけでは上手くなりすぎる為、監督の真下耕一、演出の澤井幸次、作曲の川井憲次、キングレコードのタイラー担当という即席4人が急遽参加する事になった。一人とんでもなく音程を外している人物が居る。
- OVA特別編でクライバーン役の中田和宏が放送禁止用語(「オ○○コ」)を叫ぶシーンがあり、収録本番で叫び終わると顔を真っ赤にし周囲の笑いを誘った。役柄とは違い本人はシャイな性格で、収録テストでは「オドリコ」「オケイコ」と言って言葉を誤魔化していた。
- 1993年8月26日に行われたイベント『真夏の祭典』は当初東京九段会館で開催される筈だったが、開催日間近になり急遽埼玉の大宮市民会館へ会場が変更になった。チケット販売店、新聞広告、ネット等で変更の告知をしたが、それでも九段会館へは会場変更を知らずに約600名ものファンが訪れ、東京から埼玉への場所移動を余儀なくされた。更に開館を前にして大雨に見舞われる(ファンにはスタッフから傘が配られた)が、東京に台風が直撃する前日だった事は不幸中の幸いだった。イベント自体は成功し、ファンにはお詫びの品やタイラー新聞臨時増刊号が配られた。この出来事は『MUSIC FILE4』のドラマでネタにされている。
- 英語版ではTV版ED「ダウンタウンダンス」が、同曲の英語バージョンで流れる(同OPの「just think of tomorrow」は日本語のまま)。また、OVA特別編の「船乗り」は英語版キャストにより新規に録音されたバージョンが流れる。
[編集] 外部リンク
テレビ東京系(テレビせとうち製作) 月曜18:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
無責任艦長タイラー
|