潮崎豪
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本来の表記は「潮﨑豪」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。 |
潮崎 豪 | |
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プロフィール | |
リングネーム | 潮崎 豪 小橋 豪 |
本名 | 潮崎 豪 |
ニックネーム | 期待のヘビー級 |
身長 | 183cm |
体重 | 105kg |
誕生日 | 1982年1月21日(26歳) |
出身地 | 熊本県熊本市 |
所属 | プロレスリング・ノア |
スポーツ歴 | バスケットボール |
トレーナー | 小橋建太 本田多聞 小川良成 |
デビュー | 2004年7月24日 |
潮崎 豪(しおざき ごう、1982年1月21日 - )は、プロレスリング・ノア所属のプロレスラー。熊本県熊本市出身。血液型AB型。東海大学付属第二高等学校卒業。
目次 |
[編集] 略歴
中学・高校ともにバスケットボールに打ち込んでおり格闘技経験はないが、プロレスリング・ノアの第2回入門テストに合格、2003年4月に入団。憧れていた小橋建太の付き人となる。
2004年6月26日のバトルロイヤルでプレデビューした後、2004年7月24日ディファ有明での秋山準&橋誠戦(パートナーは本田多聞)にて正式デビュー。団体初の、ヘビー級からのデビューである。
2004年11月21日、グローバル・ハードコア・クラウン無差別級王者である丸藤正道に、「15分時間切れの場合王座移動」というルールで挑戦するも、時間切れ12秒前に不知火で敗れる。
デビューして6ヶ月、早くも若手レスラーの登竜門である七番勝負を組まれる。相手の得意技を出すなど健闘するが、0勝7敗で終了した。この後もトップレスラーやベテランレスラーとのシングルマッチが組まれ、団体としての期待の高さがうかがえる。師匠小橋建太とタッグを組むことも多い。
2005年8月24日、福島市国体記念体育館大会の対エディ・エドワーズ戦でシングル初勝利。
2005年11月5日、小橋・潮崎組vs佐々木健介・中嶋勝彦組という師弟タッグ対決で爆発。健介、中嶋へジェラシーをぶつけ、果敢に挑んでいった。試合後は悔しさのあまり礼は行ったものの健介との握手は拒否した。
2005年11月、SUWAと共に1ヶ月間、ヨーロッパへ遠征。
2006年1月11日、後楽園大会のKENTAとのシングルマッチにて、フィニッシュ技「go 2 sleep」の膝を顎で受けてしまい、同箇所を骨折。全治3ヶ月の重傷を負って欠場となった。
2006年6月9日、選手会興行にて復帰。当初の復帰予定はまだ先だったが、谷口周平の怪我による欠場で、急遽出場の運びとなった。
2007年12月、無我ワールド・プロレスリングのトーナメントに参戦。準決勝まで駒を進めたが、吉江豊に破れた。
2008年初頭からは、ノアと業務提携を結んでいるアメリカのROHに、無期限の武者修行という形で派遣されることが決定している。
[編集] エピソード
- 2006年3月に日本で公開された「映画・力道山」に、力道山の門下生役として出演した。
- 趣味はS.I.C.など仮面ライダー系のフィギュア収集。鈴木鼓太郎も潮崎のことを「同じ秋葉原を愛する男」と話している。なお鼓太郎と共に社長の三沢光晴を秋葉原に連れて行こうと計画している。
- ヨーロッパ遠征で同行したSUWAによるとヨーロッパで潮崎が食事の準備をしてくれたことでモチベーションが保てたと感謝する発言を残している。
[編集] 主な得意技
ローリング・クレイドル、月面水爆といった小橋建太の若手時代の技を受け継いでいるが、これが「小橋建太のデッドコピー」として悪い方向に向かってしまっているのも事実である。潮崎本人はそのことについて「意識して真似している訳ではないが、一番近くにいる人なので似てきてしまっているのだろう」「使い続けていくうちに、小橋さんではなく、自分のものにしていく」とコメントしている。
- ゴーフラッシャー(変形ファイナルカット)
- ブレーンバスターの姿勢で持ち上げ、豪腕ファイナルカットで相手を叩き付ける技。初出は2007年度に行われた白GHCタッグトーナメント1回戦。命名したのは鈴木みのる。由来はアニメ『戦国魔神ゴーショーグン』のゴーフラッシャーから。
- ドロップキック
- プロレス技の中で最もオーソドックスであり有名な技の1つ。潮崎のそれはジュニアヘビー選手に匹敵するほどの跳躍をするため、非常に打点が高い。川畑の顔面をその場飛び式にも関わらず蹴飛ばした事もある。
- ジャーマン・スープレックス
- ローリングクレイドルからジャーマンへと連続で出す事が多い。谷口と共に仕掛ける鬼嫁殺し3と同型の物も敢行する(ただし相手よりも潮崎にダメージが来ていたと週刊プロレスのインタビューでは答えていた)。
- ターンバックル・ジャーマン
- ジャーマン・スープレックスで相手をコーナー目掛けて投げ捨て、後頭部にターンバックルを強打させる技。潮崎豪のオリジナル技である。2005年11月5日、日本武道館で行われた小橋・潮崎組vs佐々木健介・中嶋勝彦組で中嶋に繰り出した。
- フィッシャーマンズ・スープレックス
- 主につなぎ技に多用され、投げっぱなしの形が多い。フォールするときもブリッジをといて普通にフォールする。デビュー時はホールドしてフォールを取りにいっていたが、次第に威力を優先させるようになっていった。
- ムーンサルトプレス
- 初期から使い続けている技。ただし初期には距離調整の失敗でムーンサルトヘッドバットや、ムーンサルトニープレスに化けてしまう事も多かった。距離調整が成功するようになってからは警戒からか避けられる事が多く、2006年のGPWA興行まではザ・グレート・サスケのセントーンアトミコ並の自爆率であった。GPWAでの成功以来また命中する事も増えては来たが、やはり自爆率は高い。初期は縦飛びではなく斜め飛び(武藤敬司式)であったが、現在は潮崎のジャンプ力を生かし、コーナー近くに相手をダウンさせ(一見「飛び越すんじゃないのか?」と疑問を思わせるほど)、高く飛ぶことによって飛距離を短く、滞空時間が長い美しい弧を描くものに進化している。セカンドロープからライオンサルトを見せることも。
- ムーンサルトニープレス
- ムーンサルト同様にバク宙をし、膝を相手に叩き付ける。デビュー当初は距離感がつかめなかったためか、ムーンサルトの誤爆として膝を叩き付ける、もしくはムーンサルト・ヘッドバッドをしてしまう事が多々あった。しかし距離感を掴んでからはそのような誤爆も無くなってきた。その中、距離調整をしてあえて膝を叩き付けるムーンサルトを使うようになった。これを初期に繰り出した際も誤爆と思われていたのだが、通常のムーンサルトを返された後、足を叩いてからコーナーに上り、膝を叩き付ける形のムーンサルトを使用した試合があったため、狙ってやった物と思われる。狙ったタイプの初出は2005年ヨーロッパ遠征時、しかし2006年GPWA興行にて久しぶりのムーンサルト・プレスを成功させて以来、使用がなくなっている。
- ローリング袈裟切りチョップ
- 小橋とは回転方向が逆で、素早く左回転しながら首筋に空手チョップを叩き込む(小橋は右回転で逆水平)。小橋の長期欠場が始まってから使い始めた技。
- 豪腕ラリアット
- 小橋の欠場後、小橋の技を意識して使うようになったのだが、その中でも威力的に継承されているのが、ラリアットと逆水平チョップの2つ。ラリアットはカウンター式/ショートレンジ式/ランニング式の3種をしっかりと使い分け、ヒット時には少なくともカウント2.9が取れるようなダメージを与える。小橋は「剛腕ラリアット」だが、潮崎は「豪」という名前に引っ掛けて「豪腕」という字を使っている。
- 逆水平チョップ
- 数発で相手の胸板が真っ赤に腫れあがるほどの威力で、秋山準に「チョップだけなら小橋さんに匹敵する」「小橋さん並に喰らいたくないチョップ」と言わしめている。また本田多聞は、小橋のコピーと見られがちなことについて「潮崎なりの工夫をしていて、小橋さんのものとは別もの」と解説している。
[編集] 入場テーマ曲
- KEEP ON GOING