横井弘
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横井弘（よこいひろし、1926年（大正15年）10月12日‐ ）は昭和期の作詞家。
[編集] 経歴
1945年（昭和20年）3月10日の東京大空襲で自宅が全焼し罹災する。 同年召集され入営。茨城での初年兵勤務を受ける。 敗戦のどさくさで帰る家を失くし、知人のいた長野県下諏訪町に家族で引っ越す。 半年後上京し、キングレコードで働く。
1949年（昭和24年）8月8日、ラジオ歌謡で放送された「あざみの歌」で作曲家八洲秀章と組み作詞家デビュー。 2年後の1951年（昭和26年）8月、伊藤久男の歌唱でレコード発売され大ヒットになる。
1950年（昭和25年）、コロムビアに移籍。しかしヒット曲には恵まれず、1953年（昭和28年）、キングに復帰。
三橋美智也「哀愁列車」、「達者でナ」、仲宗根美樹「川は流れる」、倍賞千恵子「下町の太陽」、「さよならはダンスの後に」、「おはなはん」などキングレコードの名曲を作詞した。
1974年（昭和49年）、日本レコード大賞第1回中山晋平・西条八十賞受賞。
長野県八島高原には、あざみの歌の歌碑がある。
[編集] 代表曲
- 『あざみの歌』（昭和26年8月） 作曲：八洲秀章、歌：伊藤久男
- 『裏町のピエロ』（昭和30年8月） 作曲：江口夜詩、歌：若原一郎
- 『哀愁列車』（昭和31年6月） 作曲：鎌多俊与、歌：三橋美智也
- 『俺ら炭坑夫』（昭和32年2月） 作曲：鎌多俊与、歌：三橋美智也
- 『吹けよ木枯らし』（昭和32年10月） 作曲：山口俊郎、歌：石井千恵
- 『おさらば東京』（昭和32年11月） 作曲：中野忠晴、歌：三橋美智也
- 『銀座の蝶』（昭和33年4月） 作曲：桜田誠一、歌：大津美子
- 『赤い夕陽の故郷』（昭和33年11月） 作曲：中野忠晴、歌：三橋美智也
- 『山の吊橋』（昭和34年10月） 作曲：吉田矢健治、歌：春日八郎
- 『心の窓に灯を』（昭和34年11月） 作曲：中田喜直、歌：ザ・ピーナッツ
- 『達者でナ』（昭和35年10月） 作曲：中野忠晴、歌：三橋美智也
- 『川は流れる』（昭和36年11月）作曲：桜田誠一、歌：仲宗根美樹
- 『下町の太陽』（昭和37年11月） 作曲：江口浩司、歌：倍賞千恵子
- 『さよならはダンスのあとに』（昭和40年4月） 作曲：小川寛興、歌：倍賞千恵子
- 『おはなはん』（昭和41年8月） 作曲：小川寛興、歌：倍賞千恵子
- 『ネオン川』（昭和41年9月） 作曲：佐伯としお、歌：バーブ佐竹
- 『虹色の湖』（昭和42年10月） 作曲：小川寛興、歌：中村晃子
- 『砂の十字架』（昭和43年3月） 作曲：小川寛興、歌：中村晃子
- 『下町の青い空』（昭和49年4月） 作曲：遠藤実、歌：森昌子
