桂邦彦
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桂 邦彦(かつら くにひこ 1942年6月5日 - )は日本のテレビプロデューサー、演出家。神奈川県出身。東京都立新宿高等学校、日本大学芸術学部卒業。趣味は相撲、テニス。
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[編集] 来歴・人物
1961年、TBSに入社。以来、多くの番組を制作。主にビートたけし出演のバラエティ番組を手がけた。代表作は1986年に放送を開始した『風雲!たけし城』。この番組の大ヒットでプロデューサーから副部長に昇進を果たす。野外で出場者に豚汁を振舞うサービスを見せた。この他に審査員や出演者としても活躍した。
その後、1996年から1年間のアメリカ留学を経て、2002年に定年退職、株式会社桂芸能社を東京都港区赤坂のTBSの近くに設立した。
[編集] エピソード
- 『風雲!たけし城』の前に手がけたたけしの番組(『突撃HOTスタジオ!』、『笑ってポン!』、『たけしのお笑いサドンデス』、『たけしのホッカホッカタイム』)はいずれも不発に終わり、ラジオ番組『ビートたけしのオールナイトニッポン』でよくギャグのネタにされた。長いプロデューサー生活でヒットした番組と言えば『風雲!たけし城』だけだったが、良くも悪くもTBSの名物プロデューサーだった。
- 趣味である相撲に関するエピソードとしては、酒に酔うと必ずタレント・スタッフに「相撲を取ろう。」と強要、さらに興に乗れば四股(しこ)を披露していたが、某所で四股を踏んだ際にギックリ腰になり身動きが取れなくなったため以後は控えるようになった。また、担当した『風雲!たけし城』などにも相撲コーナーが作られ、1995年~1997年の『オールスター感謝祭』では前任者であった蔵間竜也の病死に伴い『大相撲赤坂場所』の行司に起用された。
- 酒席での逸話も多く、「トロトロやってると、土鍋で引っ叩くぞ!」などの暴言を吐いたり、「俺はアメリカでユダヤ人と取っ組み合いの大喧嘩をやった。」などの自らの武勇伝を繰り返し何度も語ったり、決して上手いとは言えないカントリー・ミュージックの弾き語り(十八番は『ジャンバラヤ』)を披露したりと酒席を共にする人間にとっては結構迷惑だったらしい。その反面、面倒見が非常に良かったために多くの共演者から親しまれていた。
[編集] 主な担当番組
[編集] TBSテレビ
レギュラー番組
- TVジョーカーズ笑
- 突撃HOTスタジオ!
- 笑ってポン!
- たけしのお笑いサドンデス
- たけしのホッカホッカタイム
- 風雲!たけし城
- 総天然色バラエティー 北野テレビ
- 爆笑!一ッ気族
- ぷるるんクニクニ島
- 王道バラエティ つかみはOK!
- 落語名人会
- 笑林寺
- 笑林寺2
- ピッカピカ天然素材!
- 渋谷ギャグ公開堂
スペシャル番組
- 初笑いうるとら寄席
- たけしの涙と笑いの謹賀新年
- お笑いベストヒット
- 金曜テレビの星!『ダウンタウンのいた~いスペシャル・アジアの国からコニャニャチワ!』
- 39時間テレビ内コーナー『目指せ!次代のコント覇者 第1回お笑いウエスタンカーニバル』
- ウンナンお笑いバトル(初期のみ)
- 日本一のご接待ツアー
- 輝け!芸能人が選んだ全世界アカデミー大賞!!
[編集] その他
[編集] 関連項目
- 神奈川県出身の人物一覧
- ビートたけし
- ダチョウ倶楽部
- 居作昌果…上司
- 湯河原町…在住地